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【威厳と忠義】
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将軍邸 二条御所
将軍 足利義輝が居る二条御所に三好長逸が軍勢を引き連れやって来た。
「訴状を持って参りました。将軍にお取り次ぎ下さい」
「ただいま取り次ぎますので、しばらくお待ち下さい」
三好長逸は松永久秀が京に居ないこの日にわざわざ訴状を渡しに行くと伝えてから来た…それは三好家を警戒している将軍側を油断させるためだ。
将軍側は、三好家ツートップの一人松永久秀が不在の時に襲撃は無いと思うはず…
三好長逸は松永久秀が出した案を将軍側を油断させる道具に使うだけで結局は全て自分の計画通りに動く。
取り次ぎを見送り、将軍足利義輝が居るのを確認した長逸は攻撃命令を出した‼
「待機させた鉄砲隊から攻撃させろ」
三好軍の鉄砲隊が大量に現れて二条御所の四方の門から突撃して攻撃を開始した…この奇襲に将軍側は慌てて反撃に出るが次々に撃ち殺される‼
将軍側は、三好長逸の思惑通り松永久秀の留守中に襲撃は無いと油断していたため迎え撃つ準備が出来ていなかった…
逃げるにも御所はすでに三好勢に包囲されている。
戦国の武将なら敵に囲まれたこの状況で助かる事が無いと自分の最後を悟る…
敵の刃に掛かるよりは自刃を選ぶ者が多い戦国時代で足利義輝は自刃などする気はなく将軍の威厳を持って正面から戦い討ち死にするつもりだ…
だがその前に今日まで世話になった家臣達を集め最後の盃を交わす。
「いままでのお前達の忠義…礼を言う」
「…我々は義輝様に命を預けた身…何処までもお供します!」
「…命の要らぬ者だけ残れ」
「家臣一同義輝様と討ち死にする覚悟が出来てます‼」
最後に目にもの見せてやる!!!!!
ウオー!!!
ワアァー!!!!!
三好に怒りを露にする家臣達だが…足利義輝が家臣達に降伏を促す…
「…命を粗末にするな、忠義なら充分果たしている‼」
「おそれながら征夷大将軍・足・利・義・輝・の居ないこの世に未練はありません…」
家臣達が次々に声を上げる…
「私を義輝様の家臣として死なせて下さい!」
「武士として義輝様に仕えて幸せでした…」
「三好の外道を一人でも多く道連れにして殺ります‼」
皆が討ち死にの覚悟を口にして、義輝の前に跪き頭を下げた。
「将軍! 鬼畜を殺しに…参りましょう…」
家臣達の覚悟は義輝に説得されようと、変わる事は無いだろう…義輝は胸を熱くし涙ぐむ…
「…ばか共が…本当にそれで良いのか…」
「我々は、死んでも義輝様の家臣…地獄の底まで御供します!! 」
家臣達の揺るぎ無い覚悟と忠義に将軍足利義輝は心を決めた!!
「そこまで言ってくれるか…わかった……
お前達がいれば地獄に行っても怖いものなしだ! これから三好の鬼畜どもを切り捨てる…
お前らぁー!!俺について来い!!!
いざ・地・獄・に・出・陣・だぁー!!!」
ウオ~~!!! ヨッシャアァーー!
ワアァー!!!!
叫びだす家臣達… その雄叫びが魂を震わし家臣達の顔が見る見るうちに鬼の形相になる!!
三・好・を・こ・ろ・せ・ぇーー!!!!
勇ましく出撃する義輝の家臣達だが三好の鉄砲隊に次々にに撃ち殺される…
怯むなぁー!!
すすめぇー!
仲間の屍を飛び越え家臣達が、まだ次の弾を込め切れ無い先頭の鉄砲隊を切り殺す!
死ねぇ~!!
三好の鬼畜どもぉー!!!
友の無念‼思いしれぇ~~!!
これが将軍の怒りだぁー!!!!
義輝側の鉄砲隊も参戦しだが充分な準備が出来てないため直ぐに弾丸が尽きる…義輝の家臣達はすでに少数…だが義輝を狙う三好軍兵士の前に勇敢に立ちはだかる。
死ねぇ~‼三好の外道がぁー!!!
ウオォー!!!
義輝様を守れぇー!!!
三好を切りまくれぇー!
義輝の親衛隊は神がかった強さで三好の兵士を切り捨てる‼
しかしその強さも長くは続かない腕を切られ足を切られ気付けば誰もが傷だらけだ…
義輝の薙刀が折られた!すかさず脇差しを抜くが力尽き倒れる…
義輝様ぁーー!!!
義輝を庇い覆い被さる家臣…だが容赦ない三好の兵士が家臣ごと義輝を串刺しにする。足利義輝は将軍の誇りと共にその生涯を終えた。
戦いは義輝側が全員討ち死にして決着がついた…しかし義輝勢のおよそ十倍が討ち取られた三好勢、その青ざめた表情は敗者の様だった。
・・すみません、休載します・・
将軍 足利義輝が居る二条御所に三好長逸が軍勢を引き連れやって来た。
「訴状を持って参りました。将軍にお取り次ぎ下さい」
「ただいま取り次ぎますので、しばらくお待ち下さい」
三好長逸は松永久秀が京に居ないこの日にわざわざ訴状を渡しに行くと伝えてから来た…それは三好家を警戒している将軍側を油断させるためだ。
将軍側は、三好家ツートップの一人松永久秀が不在の時に襲撃は無いと思うはず…
三好長逸は松永久秀が出した案を将軍側を油断させる道具に使うだけで結局は全て自分の計画通りに動く。
取り次ぎを見送り、将軍足利義輝が居るのを確認した長逸は攻撃命令を出した‼
「待機させた鉄砲隊から攻撃させろ」
三好軍の鉄砲隊が大量に現れて二条御所の四方の門から突撃して攻撃を開始した…この奇襲に将軍側は慌てて反撃に出るが次々に撃ち殺される‼
将軍側は、三好長逸の思惑通り松永久秀の留守中に襲撃は無いと油断していたため迎え撃つ準備が出来ていなかった…
逃げるにも御所はすでに三好勢に包囲されている。
戦国の武将なら敵に囲まれたこの状況で助かる事が無いと自分の最後を悟る…
敵の刃に掛かるよりは自刃を選ぶ者が多い戦国時代で足利義輝は自刃などする気はなく将軍の威厳を持って正面から戦い討ち死にするつもりだ…
だがその前に今日まで世話になった家臣達を集め最後の盃を交わす。
「いままでのお前達の忠義…礼を言う」
「…我々は義輝様に命を預けた身…何処までもお供します!」
「…命の要らぬ者だけ残れ」
「家臣一同義輝様と討ち死にする覚悟が出来てます‼」
最後に目にもの見せてやる!!!!!
ウオー!!!
ワアァー!!!!!
三好に怒りを露にする家臣達だが…足利義輝が家臣達に降伏を促す…
「…命を粗末にするな、忠義なら充分果たしている‼」
「おそれながら征夷大将軍・足・利・義・輝・の居ないこの世に未練はありません…」
家臣達が次々に声を上げる…
「私を義輝様の家臣として死なせて下さい!」
「武士として義輝様に仕えて幸せでした…」
「三好の外道を一人でも多く道連れにして殺ります‼」
皆が討ち死にの覚悟を口にして、義輝の前に跪き頭を下げた。
「将軍! 鬼畜を殺しに…参りましょう…」
家臣達の覚悟は義輝に説得されようと、変わる事は無いだろう…義輝は胸を熱くし涙ぐむ…
「…ばか共が…本当にそれで良いのか…」
「我々は、死んでも義輝様の家臣…地獄の底まで御供します!! 」
家臣達の揺るぎ無い覚悟と忠義に将軍足利義輝は心を決めた!!
「そこまで言ってくれるか…わかった……
お前達がいれば地獄に行っても怖いものなしだ! これから三好の鬼畜どもを切り捨てる…
お前らぁー!!俺について来い!!!
いざ・地・獄・に・出・陣・だぁー!!!」
ウオ~~!!! ヨッシャアァーー!
ワアァー!!!!
叫びだす家臣達… その雄叫びが魂を震わし家臣達の顔が見る見るうちに鬼の形相になる!!
三・好・を・こ・ろ・せ・ぇーー!!!!
勇ましく出撃する義輝の家臣達だが三好の鉄砲隊に次々にに撃ち殺される…
怯むなぁー!!
すすめぇー!
仲間の屍を飛び越え家臣達が、まだ次の弾を込め切れ無い先頭の鉄砲隊を切り殺す!
死ねぇ~!!
三好の鬼畜どもぉー!!!
友の無念‼思いしれぇ~~!!
これが将軍の怒りだぁー!!!!
義輝側の鉄砲隊も参戦しだが充分な準備が出来てないため直ぐに弾丸が尽きる…義輝の家臣達はすでに少数…だが義輝を狙う三好軍兵士の前に勇敢に立ちはだかる。
死ねぇ~‼三好の外道がぁー!!!
ウオォー!!!
義輝様を守れぇー!!!
三好を切りまくれぇー!
義輝の親衛隊は神がかった強さで三好の兵士を切り捨てる‼
しかしその強さも長くは続かない腕を切られ足を切られ気付けば誰もが傷だらけだ…
義輝の薙刀が折られた!すかさず脇差しを抜くが力尽き倒れる…
義輝様ぁーー!!!
義輝を庇い覆い被さる家臣…だが容赦ない三好の兵士が家臣ごと義輝を串刺しにする。足利義輝は将軍の誇りと共にその生涯を終えた。
戦いは義輝側が全員討ち死にして決着がついた…しかし義輝勢のおよそ十倍が討ち取られた三好勢、その青ざめた表情は敗者の様だった。
・・すみません、休載します・・
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