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「……は?」
私の口から、情けない声が漏れた。
目の前に立っているのは、間違いなくララさんだ。
王都でヴィルフリード王子の隣に寄り添い、可憐に微笑んでいたはずの男爵令嬢。
それがどうして、潮風に吹かれる港町の定食屋に、ボロボロの格好で現れるのよ。
「あ、あの……。一人なんですけど、大丈夫でしょうか? お金なら、少しはありますっ」
ララさんは不安そうに、小さな布袋をぎゅっと握りしめている。
……危ないわね。そんな風に「お金あります」アピールをしたら、この街のハイエナどもに一瞬で剥ぎ取られるわよ。
というか、それより何より!
ここで私の正体がバレたら、即座に王都へ強制送還、そして「呪いの魔導書(愛のポエム)」を読み聞かされる地獄が待っている。
「い、らっしゃいませー……。お一人様、カウンターへどうぞー……」
私はとっさに顔を背け、低い声で応対した。
ハンチング帽をさらに深く被り、鼻の頭にわざと煤をつけて汚れを足す。
大丈夫よ、今の私は「鉄鍋亭のエド」。
公爵令嬢の面影なんて、一ミリも残っていないはず。
「ありがとうございます。……あの、店員さん、どこかでお会いしたことは……?」
「ないわよ! 一切ないわ! 私はこの店で生まれ育ったようなものなんだから、さあ座った座った!」
私はララさんの背中を押し、強引に席へ座らせた。
心臓がバックバクよ。
彼女は「ふぇっ」と変な声を上げたけれど、お腹が空きすぎているのか、すぐにメニューにかじりついた。
「おい、エド! 注文取りに行かねえで何してんだ! こっちの卓が荒れてるよ!」
マーサさんの怒声が飛んできた。
見れば、店の奥で酔っ払った漁師たちが、派手にジョッキをぶつけ合っている。
そのうちの一人が、ふらふらと立ち上がり、ララさんの席に近づいていった。
「おぉ……。見ねえ顔だが、えらく別嬪さんじゃねえか。お嬢ちゃん、一人か? 俺たちが楽しく飲ませてやるよぉ」
「ひっ……! あの、やめてください。私はただ、ご飯を食べにきただけで……」
出たわね、お約束の絡み。
ララさんは涙目になって震えている。
私はフライパンを持って助けに入ろうとしたけれど、それより速い「音」が店内に響いた。
「――そこまでにしろ。酒の匂いが鼻について、飯が不味くなる」
低くて、地を這うような声。
漁師の肩を掴んだのは、数日前に「カモメの歌亭」で出会った黒ずくめの男――ゼクスだった。
「あぁ!? なんだてめぇは! ……あ。て、てめぇ、用心棒のゼクスかよ!」
「名前を憶えてもらっているのは光栄だが、今は非番だ。静かに飲むか、今すぐ海へ叩き出されるか。三秒で選べ」
「……ちっ、運の悪い。行くぞ、野郎ども!」
ゼクスが凄むと、漁師たちは蜘蛛の子を散らすように店を出ていった。
相変わらずの威圧感ね。
でも、彼はその後すぐに「……うっ」と腹を押さえてカウンターに突っ伏した。
「……お兄さん、また胃が痛いの?」
「……。ああ、坊主か。昨日の仕事がハードすぎてな。……白湯をくれ。あと、できればあの『魔法の薬』を……」
私は呆れながらも、こっそり懐から胃薬を取り出した。
ゼクスはそれを奪い取るように飲み込み、ようやく人心地ついたような顔をする。
その様子を、隣の席からララさんが目を輝かせて見ていた。
「……あ、あの! 助けていただいて、ありがとうございました!」
「礼には及ばない。……おい、坊主。この嬢ちゃんは何者だ? こんな殺伐とした店に来るようなタマじゃないぞ」
「知らないわよ。さっき迷い込んできた迷子よ。……お姉さん、注文は?」
私がぶっきらぼうに尋ねると、ララさんは「あ、はい!」とメニューを指差した。
「この『ガッツリ肉盛り定食』をください! それから、人探しをしているんです。赤髪で、とっても綺麗で、でも時々すごく怖い公爵令嬢様を探していて……!」
「……ぶふぉっ!」
私は自分の唾液でむせた。
ゼクスが怪訝そうな顔で私の背中を叩く。
「……坊主、大丈夫か? 汚いぞ」
「だ、大丈夫よ! それよりお姉さん、そんな人、この街にいるわけないでしょ。公爵令嬢が定食屋に来るわけないじゃない」
「そうですよね……。でも、ヴィル様が『彼女は肉の匂いに引き寄せられる習性がある。南へ向かえ』って……」
(あの王子、私のことを肉食獣か何かだと思ってるのかしら……!?)
私は内心でヴィルフリードを百回ほど八つ裂きにしたけれど、顔には出さない。
ララさんは、運ばれてきた肉料理を頬張りながら、ぽろぽろと涙をこぼし始めた。
「私、ヴィル様に頼まれて協力してたんですけど……。イーズ様がいなくなってから、ヴィル様がどんどん壊れていっちゃって。毎日、夜中にイーズ様の名前を呼びながらポエムを叫んでるんです……」
「……それは、ご愁傷様ね」
「私、申し訳なくて。せめてイーズ様を見つけて、謝らなきゃって……。でも、私一人じゃ何もできなくて……」
ララさんの話を聞く限り、彼女も彼女で苦労しているみたいだ。
というか、あの大バカ王子のストーカー化が深刻すぎて、私の「絶対に戻りたくない」という決意がさらに強固なものになった。
「嬢ちゃん。人探しなら、腕利きの案内人を雇うことだ。……例えば、そこにいる胃薬持ちの坊主とかな」
ゼクスが余計なことを言い出した。
私は目を見開いて彼を睨む。
「ちょっと、ゼクス! 私は店が忙しいのよ!」
「エド、お前は要領が良すぎる。たまには外で体を動かしてこい。……お嬢ちゃん、この坊主は鼻が利く。そいつを貸してやるから、その代わり飯代を三倍払え」
「いいんですか!? お願いします、エドさん! 私を助けてください!」
ララさんに両手を握られ、私は絶望的な気分になった。
なぜ。どうしてこうなるのよ。
逃亡先で、よりによって「追っ手(ララ)」のガイドを、私自身(イーズ)がやることになるなんて。
「……はあ。わかったわよ。ただし、私の指示には絶対に従うこと。いいわね?」
「はい! よろしくお願いしますっ!」
こうして、私は「自分の捜索ガイド」という、史上稀に見るマヌケな任務を引き受ける羽目になった。
背後でゼクスが「胃薬の予備、持ってるんだろうな?」と呑気に聞いてくる。
私の前途多難な逃亡生活、もとい「自分探し(物理)」の旅が、今ここに幕を開けたのだった。
私の口から、情けない声が漏れた。
目の前に立っているのは、間違いなくララさんだ。
王都でヴィルフリード王子の隣に寄り添い、可憐に微笑んでいたはずの男爵令嬢。
それがどうして、潮風に吹かれる港町の定食屋に、ボロボロの格好で現れるのよ。
「あ、あの……。一人なんですけど、大丈夫でしょうか? お金なら、少しはありますっ」
ララさんは不安そうに、小さな布袋をぎゅっと握りしめている。
……危ないわね。そんな風に「お金あります」アピールをしたら、この街のハイエナどもに一瞬で剥ぎ取られるわよ。
というか、それより何より!
ここで私の正体がバレたら、即座に王都へ強制送還、そして「呪いの魔導書(愛のポエム)」を読み聞かされる地獄が待っている。
「い、らっしゃいませー……。お一人様、カウンターへどうぞー……」
私はとっさに顔を背け、低い声で応対した。
ハンチング帽をさらに深く被り、鼻の頭にわざと煤をつけて汚れを足す。
大丈夫よ、今の私は「鉄鍋亭のエド」。
公爵令嬢の面影なんて、一ミリも残っていないはず。
「ありがとうございます。……あの、店員さん、どこかでお会いしたことは……?」
「ないわよ! 一切ないわ! 私はこの店で生まれ育ったようなものなんだから、さあ座った座った!」
私はララさんの背中を押し、強引に席へ座らせた。
心臓がバックバクよ。
彼女は「ふぇっ」と変な声を上げたけれど、お腹が空きすぎているのか、すぐにメニューにかじりついた。
「おい、エド! 注文取りに行かねえで何してんだ! こっちの卓が荒れてるよ!」
マーサさんの怒声が飛んできた。
見れば、店の奥で酔っ払った漁師たちが、派手にジョッキをぶつけ合っている。
そのうちの一人が、ふらふらと立ち上がり、ララさんの席に近づいていった。
「おぉ……。見ねえ顔だが、えらく別嬪さんじゃねえか。お嬢ちゃん、一人か? 俺たちが楽しく飲ませてやるよぉ」
「ひっ……! あの、やめてください。私はただ、ご飯を食べにきただけで……」
出たわね、お約束の絡み。
ララさんは涙目になって震えている。
私はフライパンを持って助けに入ろうとしたけれど、それより速い「音」が店内に響いた。
「――そこまでにしろ。酒の匂いが鼻について、飯が不味くなる」
低くて、地を這うような声。
漁師の肩を掴んだのは、数日前に「カモメの歌亭」で出会った黒ずくめの男――ゼクスだった。
「あぁ!? なんだてめぇは! ……あ。て、てめぇ、用心棒のゼクスかよ!」
「名前を憶えてもらっているのは光栄だが、今は非番だ。静かに飲むか、今すぐ海へ叩き出されるか。三秒で選べ」
「……ちっ、運の悪い。行くぞ、野郎ども!」
ゼクスが凄むと、漁師たちは蜘蛛の子を散らすように店を出ていった。
相変わらずの威圧感ね。
でも、彼はその後すぐに「……うっ」と腹を押さえてカウンターに突っ伏した。
「……お兄さん、また胃が痛いの?」
「……。ああ、坊主か。昨日の仕事がハードすぎてな。……白湯をくれ。あと、できればあの『魔法の薬』を……」
私は呆れながらも、こっそり懐から胃薬を取り出した。
ゼクスはそれを奪い取るように飲み込み、ようやく人心地ついたような顔をする。
その様子を、隣の席からララさんが目を輝かせて見ていた。
「……あ、あの! 助けていただいて、ありがとうございました!」
「礼には及ばない。……おい、坊主。この嬢ちゃんは何者だ? こんな殺伐とした店に来るようなタマじゃないぞ」
「知らないわよ。さっき迷い込んできた迷子よ。……お姉さん、注文は?」
私がぶっきらぼうに尋ねると、ララさんは「あ、はい!」とメニューを指差した。
「この『ガッツリ肉盛り定食』をください! それから、人探しをしているんです。赤髪で、とっても綺麗で、でも時々すごく怖い公爵令嬢様を探していて……!」
「……ぶふぉっ!」
私は自分の唾液でむせた。
ゼクスが怪訝そうな顔で私の背中を叩く。
「……坊主、大丈夫か? 汚いぞ」
「だ、大丈夫よ! それよりお姉さん、そんな人、この街にいるわけないでしょ。公爵令嬢が定食屋に来るわけないじゃない」
「そうですよね……。でも、ヴィル様が『彼女は肉の匂いに引き寄せられる習性がある。南へ向かえ』って……」
(あの王子、私のことを肉食獣か何かだと思ってるのかしら……!?)
私は内心でヴィルフリードを百回ほど八つ裂きにしたけれど、顔には出さない。
ララさんは、運ばれてきた肉料理を頬張りながら、ぽろぽろと涙をこぼし始めた。
「私、ヴィル様に頼まれて協力してたんですけど……。イーズ様がいなくなってから、ヴィル様がどんどん壊れていっちゃって。毎日、夜中にイーズ様の名前を呼びながらポエムを叫んでるんです……」
「……それは、ご愁傷様ね」
「私、申し訳なくて。せめてイーズ様を見つけて、謝らなきゃって……。でも、私一人じゃ何もできなくて……」
ララさんの話を聞く限り、彼女も彼女で苦労しているみたいだ。
というか、あの大バカ王子のストーカー化が深刻すぎて、私の「絶対に戻りたくない」という決意がさらに強固なものになった。
「嬢ちゃん。人探しなら、腕利きの案内人を雇うことだ。……例えば、そこにいる胃薬持ちの坊主とかな」
ゼクスが余計なことを言い出した。
私は目を見開いて彼を睨む。
「ちょっと、ゼクス! 私は店が忙しいのよ!」
「エド、お前は要領が良すぎる。たまには外で体を動かしてこい。……お嬢ちゃん、この坊主は鼻が利く。そいつを貸してやるから、その代わり飯代を三倍払え」
「いいんですか!? お願いします、エドさん! 私を助けてください!」
ララさんに両手を握られ、私は絶望的な気分になった。
なぜ。どうしてこうなるのよ。
逃亡先で、よりによって「追っ手(ララ)」のガイドを、私自身(イーズ)がやることになるなんて。
「……はあ。わかったわよ。ただし、私の指示には絶対に従うこと。いいわね?」
「はい! よろしくお願いしますっ!」
こうして、私は「自分の捜索ガイド」という、史上稀に見るマヌケな任務を引き受ける羽目になった。
背後でゼクスが「胃薬の予備、持ってるんだろうな?」と呑気に聞いてくる。
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