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儀式
しおりを挟む別荘に着くと、お姫様抱っこをしてくれた。
「カンナ。ゆあみをしておいで。」
と下ろしてくれた。
全身をくまなく、洗ってもらい、香油でマッサージをして、ツヤツヤつるつるになった。
可愛い下着とナイトドレスの上に、簡易的なドレスを着た。マロンに見てもらいたくて、自分で買ってきたもの。
今から夕食をマロンと2人でとるのだ。
マロンがいる部屋に行くと、
いつもよりラフな格好のマロンがいた。
何回も公爵で見たけど、いつもここまでラフではなかった。
髪を少し湿っていて、前髪が下がっていた。
いつもと違うマロンだから、ドキドキした。
「カンナ。ゆあみをして、すっきりした?」
「はい。マッサージが気持ちよくて、、、」
カンナもいつもと違う。うちに泊まって居ても、ゆあみ後の姿は、見たことがないから、初めての姿に、ドキドキした。可愛すぎる。。。泊まって居た時に、この姿見てたら、抑えられなかっただろうな。
「良かった。さぁ。夕食を食べよう。今日は、コース料理ではなく、オムライスにしてもらった。隣に座って食べよう。」
「オムライス好きなんですよ。」
「知ってるよ。」
「なんで?」
「いつもうちで食べる時のカンナの顔、幸せそうだったよ。」
「バレてましたか。マロンの家のオムライスは、本当に美味しくて、」
2人は仲良く並んで食べた。
今日の宝石工場の話をして盛り上がった。マロンは、私には優しく話をしてくれる。
食べ終わると、使用人が、シャンパンを用意してくれて、
「今日は、もう帰りますので、お二人でゆっくり楽しんでください。明日のお昼は、サンドイッチを作ってありますので、、、」
「ありがとう。」
グラスには、色とりどりのフルーツの入っていて、注ぐと宝石みたいだった。
「綺麗。これから宝物が増えていく感じだね。」
「月に照らしてごらん。すごく綺麗になるよ」
「ほんとだぁ。かわいい。」
「カンナ。今日の儀式を受け入れてくれて、ありがとう。乾杯」
と口をつけた。。甘くて、キラキラして、、素敵なシャンパンだった。
「美味しい。素敵。」
「思い出のシャンパンになるな。」
「うん。毎年。結婚記念日には、飲もうね。」
「一つずつ増えていくのがいいね。これからも一緒に歳をとれるといいな。」
とカンナにキスをした。
キスも初めての2人ドキドキした。
2人は抱きしめあった。
「カンナ。小さい頃から、結婚するのはカンナしか考えられなかった。やっと結婚できる。」
「マロン様。私も小さい頃からずっとお慕いしていました。これからも貴方1人を愛します。」
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