【完結】27王女様の護衛は、私の彼だった。

華蓮

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3迎え

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隣国に向けて出発する日がきた。
隣国には船に乗らないといけなかった。少し不安だけど、楽しみだったので、緊張で、朝早く目覚めたのだった。
朝食もいつもより早く食べ、夜の便までまだ時間があるので、本で読もうかと思ったら、


「アルシード!!」
お母様の声がきこえた。

「アルシード?」

わたしもエントラスに向かった。

「朝早く申し訳ありません。アリエンスを迎えにきました。」

「本当に来たの?」

「もちろん。アリエンス一人では心配なので、、、」


「へえ。頼むわよ。」とお母様は笑顔で答えていた。


「アルシード。久しぶりですね。身長も高くなって、同い年には見えないわ。
今日はごめんなさい。わざわざ家まで迎えにきてくださり、ありがとうございます。」

「アリエンス。久しぶりだね。君はあまり変わらないかな?」

「え!!これでもわたしも可愛いって言われるのよ。」

「嘘嘘。綺麗なったよ。大人になったよ。」

「あー馬鹿にしている!!」

「そんなことないよ。」

「アルシード、中に入ってゆっくりしなさい。旦那様を呼んでくるから、ゆっくりお茶でもしましょ。」

「アルシード。本当にありがとう!一人で船に乗ることは、少し不安だったの。来てくれてありがとう。」

「いやっ。喜んでくれて嬉しいよ。留学は、楽しみだね」

「アルシードは、婚約者はいないの?」

「まだいないよ。」

「好きな子は?」

「どうして?そんなこと聞くの?」

「夜会とか、街とか、いろんなところ連れて行ってもらいたいの。でも、好きな子がいたら、わたしが横にいたら迷惑でしょ、、、」

「かまわないよ。気にするんな。」

お父様とお母様がはいってきて、一緒に話をしたら、ランチの時間になったから、一緒に食べた。そんなことしていると出発の時間になった。
「お父様、お母様、この度はありがとうございます!」

「楽しんでおいで!!」

「アルシード頼むよ。」
「はい。」


二人は家を出て、船に無事乗った。
「アルシード。素敵ね。海ってこんなに広いのね。綺麗だし」

「ああ。これからたくさんのことをみることが、できるから。楽しみだねー。」

「アルシード、少しお話しをしたいけどいい?」

「いいよ。どーぞ。」


「あのね、わたしは半年後に、婚約破棄をするの。」

「半年後?」

「うん。お父様が時間を与えてくれたの。
隣国に行って、もしかしてたら、ラビートの事、恋しくなって婚約破棄を取り消すかも知れないと。わたしはそんなことにはならないような気がするんだけどね。」

「そう。半年後なんだね。」

「私が留学したことはラビートにも話をしていないし、誰も知らないの。学園も長期休みにはいるし、卒業試験も受けてきて、卒業認定はされているの。半年後、ラビートの誕生日が最後なの。それまで、何かしらアクションがあれば、婚約解消にするらしい。」

「アリエンスは、もうラビートとはいいの?あんなに好きだったのに」

「え?好きなの知ってたの?」

「もちろん、好き同士で婚約したんだろ?」

「うん。でも、、王女殿下の騎士になってから、ラビートとは、会ってないの。わたしの誕生日に会う約束してたのに、来なかった。一年、会わなかったら気持ちも冷めるよね?
それに、王妃殿下の瞳の色のカウスとタイピンをしていたの。
それは、私たちの約束だったの。私が贈った、私の瞳の色のカウスとタイピンを一年間つけること、そして、また誕生日がきたら新しいものを贈る。
ずっと幼い頃からしてたの。もちろん私も、ブレスレットをつけるとね。」

「へえ。。」

「ある日、それが王女の色だったのよ。」

「王女に言われてつけてんだろ?」

「そうだろうけど、
休みの日に、私に会い来なかったし、私も何度も連絡したけど、連絡はなかったのよ。」


「そうか。つらかったな。なら、、楽しめ。俺がお姫様を楽しませてあげるから、笑顔でいろよ。」

「ありがとう!!」

「じゃあ。俺は仕事があるから行くな。ここでゆっくりしてもいいし、船の中を探索してもいい。」

船の中を探索した。
とにかく海が綺麗だった。
いるかのジャンプをみえたり、夕陽が綺麗だった。


「ここにいたのか?食事しようか。」

二人で食事を堪能したけど、久しぶりの男の人との食事だった。
そうか。ほんとうに、わたしは一年なにをしていたのかしら?

「どうした?」

「久しぶりにかっこいい男子との食事が嬉しかったのよ。」

「そう。堪能しろよ。一応、俺はモテるからな。」

「そうよね。私が独り占めしたら悪いわね。」

「気にすんな。」

「とにかく美味しわ。」

「いいね。その笑顔。」
アルシードは微笑んでいた。

食事をし、シャワーを浴びて、眠ることにした。

普通なら侍女をつける予定だったけど、どうせなら自分で全てをやれるようになりたかった。
ドレスだけは着せてもらわないといけなかったけど、、、、


起きると海から、太陽が出てくるところだった。
綺麗だった。
こちらの国は、島国で、周りが海に囲まれている小さな国だった。
でも、鉱山資源も豊富で、食事も美味しく、輸出するものが多く、裕福な国であった。


「アルシードありがとう。。迎えに来てくれて。」

「アリエンス。疲れた?大丈夫?」

「大丈夫ですわ。」 

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