【完結】8私だけ本当の家族じゃないと、妹の身代わりで、辺境伯に嫁ぐことになった

華蓮

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久しぶりに、アルファ様とフレット様が食事をされることになった。

「父上、回復されたようでよかったです。まだまだ頑張ってください。」

「ああ。ありがとうよ。そー言えば、お前の婚約者はどうなった?」

「カンパリー伯爵は、長女を婚約者とすると言い、アリーサではなく、サマリーをつれてきた。
サマリーは、アリーサの代わりにはならないから、家に帰れと言ったら、修道院に入れてくれと言われたので、さすがに体裁が悪いので、父上の看病をしてほしいと頼みましたが、伯爵令嬢では、役に立っていませんよね?逃げ出しましたよね?」

「フレット。なんてこと、、令嬢だったのか?ちゃんと私に言いなさい!サマリーは、今どこにいる?」

「多分、厨房かと、」

「すぐに呼んできなさい!」

その頃、サマリーは、厨房で、アルファ様のおやつを作り、ラッピングをしていた。

「サマリー様。アルファ様がお呼びです。」

と食堂に呼ばれた。

「アルファ様。お呼びでしょうか。今日のおやつは、ココアクッキーです。今出来上がったので、美味しいですよ。どーぞ。」笑顔で進める。

「うまい。フレットも食べてみよ。」

「ああ。うまい。食べたことがないな。」

「それはよかったですわ。ココアには栄養が沢山ありますからね。飲むのが苦手な、アルファ様にはピッタリでしょ。。」と笑顔で言った。

「ああ。いつもサマリーの食事はうまいな。というか、サマリーすまない。君が伯爵令嬢とは知らず、私の看護なんて、させてしまって、、」

「いえ。アルファ様が元気になられてよかったです。
あっ、私はもう必要ないということですね。アルファ様がお元気になってくださり、良かったです。
それでは、私は、ここを出て行きます。」

「出て行ってどうするんだ?」

「修道院に行きます。そこでなら、誰でも受け入れてくれるでしょうから。」

「サマリーは、令嬢として育ってきたのではないのか?」

「私は、母が亡くなってから、あの家の邪魔者だったから、使用人として生きてきました。。」

「だから、手際が良かったのか。執務も詳しい理由はそーゆうことか。ほんとうにすまない。
サマリーが良ければここにいてくれないか?」

「でも、、私、アルファ様の看病のためにしかお役に立てません、、、」

「サマリーは、執務もできるし、、」

「執務と言っても、整理するだけですよ。
私学園に行ってません。だから、、無理だと思います。」

「学園にも行ってない?なら、家庭教師をつけるから、ここで勉強しないか?」

「良いんですか?私なんかが、ここにいて、、」

「ここにいてほしい。」

「では、お言葉に甘えて、お願いしてもよろしいですか?勉強がしたいんです。」

「ああ。明日、街へ行かないか?
サマリーは、街へ行ったことあるか?」

「ないです。」

「じゃあ、明日、私のリハビリがてら、街へ行こう。」
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