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婚約交換
しおりを挟む「ちょっと待て、
後継ぎたいと言ったのは、キラリだぞ。」
「そんなこと言いましたか?ナラリが継げばいいのよ。今から教えたらいいのよ。わたしでもできたのに、ナラリならできるでしょ。」
「そうね。ナラリならいいわ。」
「ちょっと待ちなさい。次女であるサラリが継ぐべきだろ。」
お母様は、わたしが答える前に言いだした。
「サラリは出て行くのよ。その予定は変わらない。ナラリが継ぐのよ。」
「はい。お父様、大丈夫です。」
お母様は、私を嫌っている。この家にいない方がいい。
「お姉さまは似合っていますわ。ハヤト様とお似合いよ。」
くすくすと妹が言う。
お父様は、ため息をつきながら、
「ビスコ様はキラリを嫁にもらってくれるんだね。」
「はい。伯爵令嬢は代わりないですし、うちに来てもらえるなら、問題ないです。」
「わかった。ハヤト様とは婚約解消にしてもらうが、慰謝料を払うからな。それでいいな。キラリ」
「はい。ハヤト様には、お金を払っておいてください。多めに。私の悪口を言われてはかないませんから。」
「わかった。」
ビスコ様が帰っていき、
三人で仲良く喋っていた。
「サラリがいなくなれば、私たちは、気持ちが楽だわ。これでこの家のお金は、私たちが、全て使えるのよ。」
お父様は、聞いていた。3人の会話を、、、
その後、執務室に呼ばれた。
「サラリすまない。お前が俺に似てしまったから、、、目が悪いなんて、、、メガネをさせてしまって、、、」
「お母様は、私の顔が嫌いと言って幼き頃にメガネを与えました。外したら怒られたのです。」
「目が悪くないのか?」
「はい。伊達メガネです。あのお父様。メガネは外すつもりはありません。
私の中身を見てほしいのです。
ハヤト様に迷惑をかけてしまってはいけませんから、わたしとの婚約は進めないで下さい。
私は、家を出ようと思います。」
「ダメだ。私の大事な娘だよ。」
「この家から早く出た方がいいと思います。幸い、お父様に頂いた小遣いはためてあります。会社を作ろうとおもいます。」
「ドレスを何着か買うぐらいの金額しか、、渡していないだろ?」
「お父様、お母様やお姉様のドレスの金額はかなり高いのですよ。」
「そうなのか?なぁ。ハヤト様に一度あってみないか?
婿入りは無くなるから、あちらもどうするかわからないけど、会うだけ会ってみてくれないか?」
「わかりました。お父様に任せます。でも、多分私の容姿にがっかりされますよ。」
サラリは、結婚しなくてもいい。とりあえずこの家から出たい。
でもお父様が心配するのはわかるから、素直にハヤト様に会うことにする。
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