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北へ

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アスファルト様が、ハヤト様に会いたいと連絡がきた。

私もお父様も一緒に会うことにした。

「お父様、お兄様、お姉様、お久しぶりです。」

「アスファルト君、、少し痩せたね。」

「ここまで遠かったよね。よくきてくださいました。」

「まず、食事でもしましょう。」

出された食事はとても色合いがキレイな野菜が多かった。


「素敵ですね」

「これ全てお父様が作ったの。有機野菜でね。みんなが喜んで食べてくれる。」


「美味しいです。」

「よかったわ。」

お茶の用意をして、話をすることになった。

「お姉様、とてもキレイですね。」

「嬉しいわ。」

「お兄様に愛されてるんですね。」

「かわらず、、」

そこへ、可愛い双子がやってきた。


「いらっしゃいませ。」

「我が家にようこそ」

男の子と女の子がお礼をした


「お邪魔をしています。可愛い子たちだね。ハヤト様たちの?」

「はい。双子を産みました。わざわざ連絡するのもと思いまして、、、」

「いえ、、、お祝いもせずに、、、申し訳ありません。」


「お母様、私たちは、部屋に戻ります」

「ありがとう、わざわざきてくれたんだね」

「はいっ」

「可愛いな」


「お父様、、申し訳ありません。伯爵を潰しそうです。」

「アスファルト君は頑張ってくれたよ。ナラリどう?」

「ナラリも頑張ってくれました。ドレスも新しいもの買わずに、リメイクをして、質素な生活をしてくれています。
経営も頑張っていますが、私たち二人では、お父様の力が及びません。」

「それでどうするんだ?」

「ナラリと離婚して、借金を返していこうと思う。」

「ナラリは?」

「まだ答えを聞いていません。帰ったら、、、」

「サラリ。ハヤト。私は、あいつらに手を貸すつもりはない。
でも、ナラリは、昔に比べて成長したようだ。一度チャンスをあげたいと思う。だめか?」

「いえ。お父様の言う通りに、、、」

「アスファルト君。ナラリを連れてきて、くれるか?話をしたい。
アスファルト君と二人でやり直し、サラリに心から謝ることができるか?それを見たい。」

「私たちが離婚しないということですか?」

「アスファルト君に全て借金を背負わすなんてあり得ないからな。
そんなナラリなら助けるつもりはない。キラリは、ビスコくんのところ、元妻は、知らない。」

「わかりました。」

「今日はゆっくりしましょう。ここまで大変だったでしょ。ゆっくり話をしましょうよ。」


「ありがとうございます」


お兄さんとお姉さんといろんな話をし、
翌日、家に戻った。




「ナラリただいま。」

「おかえりなさい。」

「決まった?君の気持ちを聞かせて

「私、、、まだ決めれない。でも、お姉様に謝りたいの。私が経営についてから、サラリお姉様は、とても勉強熱心だったのがわかった。
それにこの前あった時、お姉さまは綺麗だった。心も体も、、、なのにわたし、、、」

「きちんと話をしたら、わかってくれるよ。わかってくれなくても何回も諦めずに謝るんだ」

「うん。私から手紙を書くわ。」


ナラリは、
手紙を書いた。

「サラリお姉様へ。
ナラリは、一度お姉さまに会って話がしたいです。ナラリ」

短い文だけど今までにはなかった。

「ナラリへ。
アスファルト様と一緒に来てください。楽しみにしています。
サラリ」


返事が返ってきた。

そして、二人で北へ行った





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