上 下
39 / 46

ビスコside3

しおりを挟む
そして、数ヶ月後、サラリ様の体調が戻り、本格的にコラボ商品を作ることになった。

コラボ商品は、売れた。
低価格で、男爵、子爵令嬢の婚約者がいるものをターゲットにした。

コラボ商品だけでは、勿体無いと判断した二人は、ブランドを立ち上げることにした。
2人を合わせたことは間違ってなかったと確信した。
私の仕事はここまでだな。と思っていた。

「ビスコ様。この度、カリーナ様を私に紹介してくださり、ありがとうございます。」

「いえ、、良かったです。」


「今度のブランドを立ち上げるにあたり、ビスコ様が社長になってくださらない?」

「何を言ってるのですか?わたしは、商品のことはわからない。サラリ様かカリーナ様どとらかが、社長になった方が良いに決まっています。」

「わたしは、ビスコ様が社長となる方が相応しいと思いますわ。」

「わたしも、ビスコ様は、情報を得ることに長けていますわ。今までそーやって仕事されてきたでしょう?」

「サラリ様は、わたしのことを浮気男と思わないのですか?」

「姉と婚約者交換すると言われた時は、この人も、綺麗な姉のを愛すると思っていた。でも、あなたは、仕事のことしか頭になかった。うちの名前さえあれば良かったのよね?」

「サラリ様にはバレましたか。わたしは、仕事をする上で、キラリでも、サラリ様でもどちらでも良かったのです。
伯爵の名前が欲しかった。それに人を愛することができなかったから、、、」


「でも今は愛する人ができたのでしょう?」


「え?」


「カリーナ様と思い合っている。もちろん不貞はないでしょう。」


「サラリ様、、、、そこまで、、、わたしはまだまだですね。」


「誰も気がついていないわ。
私も、たまたま気がついただけよ。
一瞬、カリーナ様を見る目が、見たことのない柔らかい目だったのよ。
かなり、気をつけて行動してるのね。

話はそれたけど、あなたの能力で、ターゲット女性を決めたわ。
それが一番ヒットの理由よ。だから、社長に相応しいのよ。」


「でも、それは、情報を持っていただけのことですよ。でも、評価をしてくれるなら、素直を受け取ります。社長を引き受けます。」


ビスコ様は、
社長になってくれて、経営してくれた。

ビスコ様は、子爵にもよくきてくれるようになった。

カリーナ様とは別々に、、、


しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

【完結】ミックス・ブラッド ~異種族間の混血児は魔力が多め?~

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:333pt お気に入り:65

愛しているフリはもうおしまい。

恋愛 / 完結 24h.ポイント:560pt お気に入り:1,591

お妃候補に興味はないのですが…なぜか辞退する事が出来ません

恋愛 / 完結 24h.ポイント:965pt お気に入り:3,078

「やっぱり君がいい」と言われましても。

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:433pt お気に入り:4,073

職業選択の自由なんてありません

キャラ文芸 / 連載中 24h.ポイント:1,725pt お気に入り:6

カフェへの依頼

キャラ文芸 / 連載中 24h.ポイント:340pt お気に入り:11

処理中です...