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ウサギの子とかわいいリボン
しおりを挟むまっしろウサギの、ウサギの子。
ちいさなウサギの子は、ももいろのかわいらしいリボンがだいすき。
お母さんウサギから、もらったリボン。
しろいもふもふのくびもとにくるりとまけば、ほらねぴったり。
だいじなだいじなかわいいリボンは、いつもウサギの子といっしょ。
よくはれた、ある日のこと。
お日さまの下で、ウサギの子がげんきにあそんでいたら、イタズラ好きな風さんがぴゅーっとリボンを、お空へまいあげてしまいました。
まって、まって!
ウサギの子はリボンを追いかけます。
でもリボンの方が早くて、あっというまに見えなくなってしまいました。
いっしょうけんめいに追いかけて走った先。
そこに、木の根にすわったリスさんがいました。
こんにちは、リスさん。
リスさん、あたしのリボンを知らない?
お母さんにもらった、ももいろでかわいい、リボンなの。
リスさんは言いました。
こんにちは、おじょうさん。
この木の上にひっかかっていたリボンなら、しってるよ。
きれいなリボンだったからベッドにしようと手にしたら、そのあとどんぐり見つけて手放した。
そうしたらそのまま風があっちの方へ、ぴゅーっととばして行ったよ。
ありがとう!
ウサギの子はまたリボンを追いかけます。
進んだ先に穴をほっている、いぬさんがいました。
こんにちは、いぬさん。
いぬさん、あたしのリボンを知らない?
お母さんにもらった、ももいろでかわいい、リボンなの。
いぬさんは言いました。
こんにちは、おじょうさん。
じめんにおっこちていたリボンなら、しってるよ。
すてきなリボンだったから、しっぽにつけたらうれしくなって、ぶんぶんしたんだ。
するとリボンが外れて、いきおいよく、むこうの方にとんで行ったよ。
ありがとう!
ウサギの子はさらにリボンをおいかけます。
しばらく進むと、岩の上でねこさんがひなたぼっこをしていました。
こんにちは、ねこさん。
ねこさん、あたしのリボンを知らない?
お母さんにもらった、ももいろでかわいい、リボンなの。
ねこさんはねむそうに言いました。
こんにちは、おじょうさん。
ひらひらしたリボンなら、しってるよ。
とんできたから、おもちゃだと思ってぺしぺししたよ。
たのしかったな。
でも、つかんだらそれきりひらひらしなくなってね。
つまらなくなってそのまま置いてきたのさ。
この岩からちょいと先だよ、まだそこにあるといいね。
ありがとう!
ウサギの子はぴょんとそのばしょにむかいます。
あった!
ウサギの子は、はねながらリボンの元へむかいます。
しかし、またぴゅーっと風さんがリボンをお空へまいあげました。
まって、まって!
ウサギの子はひっしに追いかけました。
けれど、またしてもリボンは見えなくなってしまいました。
そろそろお日さまがにんじんいろにそまるころ。
お家にかえらなければいけないじかんです。
ウサギの子は、とぼとぼとお家にかえります。
お家のまえには、お母さんウサギのすがたがありました。
おかえりなさい、かわいい子。
ほら、お庭にリボンをわすれていたわよ。
すこしよごれていたから、あらっておいたの。
なんと、風さんがウサギの子のお家までリボンをはこんでくれていたのです。
ウサギの子はおおよろこびで、とびはねます。
ももいろでかわいいリボンを、お母さんウサギにつけてもらって。
しろいウサギの子と、ももいろリボンは、これからもずっといっしょです。
おしまい。
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