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第二章 美少女とはじめる、むっつりスケベの冒険
第31話 ロック、Eランクへ
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見事課題のツイストコブラを倒した2人。
しかも、特殊個体。
ロックとティナは1つずつレベルアップ。
『【寝技専門】スキルを奪いました。どのスキルと入れ替えますか?』
「あ、そのままにしてたんだった。
【噛み砕き】にする。」
『【噛み砕き】スキルは完全に消滅しますが、よろしいですか?』
「OK」
『【噛み砕き】スキルと【寝技専門】スキルを入れ替えました。』
(寝技、専門…、か…。)
そこに、ティナとゴルドがやってきた。
「ロック、攻撃受けてたけど大丈夫?
痛くない?」
「大丈夫だよ。
少し休めば、ティナのスキルで完全に治ると思う!」
「それならよかった。
かなり上のレベルだったみたいだから…。」
「…あっさり倒しぢまっだな。
いろいろ理解が追いつがないんだが…。
…なにがどうなっだか聞いでも大丈夫だべか?」
「はい!
まず、最初に使ったのが【隠密】というスキルです。
これは、攻撃しない限り自分の存在を気づかれない効果があります。
レベル差が大きいとバレちゃいますけどね。」
「それでおらには見えでたんだな。」
「やっぱり見えてましたか。
次に【麻痺針】スキルを使い、敵を麻痺させました。
【隠密】を使っているので、全身を麻痺させる頭にほぼほぼ命中させられます。」
「聞いたこどねえスキルだな…。
ユニークスキルではないんだべ?」
「違います。
★2です。
前後数秒間動けないというリスクを持ってまして。
麻痺させた後、ユニークスキルを使いました。
すみません、これに関しては言えないんですが…。」
「★5というほどのスキルではねえもんな。
ユニークスキルのこどは言わなくで大丈夫だ。」
「私は【全能力50%UP】を使って援護しました。」
「!!
★4のスキルだな!
ティナもええスキル持っでるんだべな~。」
「もう1つ【慈愛の祈り】というスキルもあって、近くにいる仲間が少しずつ回復するんです。」
「おお…!
A級は厳しいかもしれんが、B級上位になれるスキルだべな。」
「最後に、トドメを刺したのは【噛み砕き】というスキルです。
まさか使うことになるとは思いませんでしたが…。」
「それも聞いたこどないな。
しかも、ロッグ、おめえまさかスキル4つ持ちか!?」
「…。
…実は5つ持ちです。
もう1つのスキルも…、言えませんが…。」
「いい、いい!
言わんでええべ!
すごいな~。
Fランクで特殊個体のツイストコブラ倒しちゃうはずだべ。」
ゴルドの案内で、なんとその日のうちにツイストコブラを倒してしまった一行。
ゴルドのスキルでモンスターの気配を察知しながら走って進んだので、ものすごく時間を短縮できた。
「とにかぐ、これで心置きなぐギルドで活動できるな。
馬車が来るまでまだ何日かあるげども、どうするべ?
先に歩いで帰っとぐか?」
「どうする?ティナ。
僕はこの辺りでレベル上げして、ゴルドさんと一緒に帰ろうかと思うけど。」
「もちろんいいわよ。
私ももっとレベルをあげたい。」
「じゃあ、今日は一緒に野宿しで、明日から別行動にすっか。」
「そうですね。
お願いします。」
「よ~し、じゃあ飯やらテントやら準備すっぞ~!」
ご飯を食べながら、ロックはあることに気付いてしまった。
(1人ずつ交代で見張りをしたとして、ゴルドさんの番になったら…、ティナと同じテントに2人で寝ることになるんじゃ…!?
【寝技専門】って、夜の寝技にも効果あるんだろうか…?
って何考えてるんだ僕は!!」
もちろん、そんなスキルを活用する場面はなく、朝を迎えた。
ちなみにロックはゴルドさんのテントを使わせてもらった。
ゴルドさんいわく、
「なんがいやらしい顔しでたがら。」
らしい。
翌朝。
ゴルドと別れた2人はレベル上げを開始した。
リザードマンからは剣術系などのいいスキルが奪えそうだが、まだ群れを相手にはできないと判断した。
単体のワニダイルやツイストコブラを中心に倒していった。
麻痺を使って倒しているため、ティナの与えたダメージの半分にあたる経験値はロックに入る。
ティナの成長が遅くなってしまうため、攻撃はほとんどティナに任せた。
とはいえ、高レベルのモンスターには攻撃が通りにくい。
急所攻撃でなければティナには倒せない。
そこで、新しい作戦を決行した。
ティナも距離を縮め、わざと敵に気付かれる。
ワニダイルやツイストコブラは本能的に威嚇のため口を開ける。
それ合わせて麻痺針が発動するようにロックとタイミングを打ち合わせておく。
リスクがあるためロックは渋ったが、
「足手まといになりたくない。
それに、私だけ安全なところから攻撃してたら、経験も積めない。」
とティナが譲らなかった。
だが、タイミングを合わせるのが難しかった。
失敗した時はロックが前衛、ティナが後衛でまともに戦闘をして倒した。
単体の敵を探す時間、ティナ中心の攻撃、ダメージを癒す時間などがかかり、倒せたのは5匹ほどだった。
『レベルが上がりました。』
************
名前:ロック
パーティ:ラフリンクス
Lv:19→21
HP:3543→3941
MP:350→390
体力:336→374
力:340→378
素早さ:358→397
器用さ:340→383
魔力:336→375
スキル:
【寝技専門 ★★】
【成長促進(パッシブ) ★★★★★】
【隠密 ★★★】
【麻痺針 ★★】
【スキルスナッチ ★★★★★ 】
************
************
名前:ティナ
パーティ:ラフリンクス
Lv:15→18
HP:1173→1390
MP:174→208
体力:120→142
力:106→126
素早さ:114→136
器用さ:134→164
魔力:179→215
スキル:
【 】
【慈愛の祈り ★★★】
【全能力50%UP ★★★★】
************
ロックのブレスレットの色が、イエローからレッドへと変わった。
しかも、特殊個体。
ロックとティナは1つずつレベルアップ。
『【寝技専門】スキルを奪いました。どのスキルと入れ替えますか?』
「あ、そのままにしてたんだった。
【噛み砕き】にする。」
『【噛み砕き】スキルは完全に消滅しますが、よろしいですか?』
「OK」
『【噛み砕き】スキルと【寝技専門】スキルを入れ替えました。』
(寝技、専門…、か…。)
そこに、ティナとゴルドがやってきた。
「ロック、攻撃受けてたけど大丈夫?
痛くない?」
「大丈夫だよ。
少し休めば、ティナのスキルで完全に治ると思う!」
「それならよかった。
かなり上のレベルだったみたいだから…。」
「…あっさり倒しぢまっだな。
いろいろ理解が追いつがないんだが…。
…なにがどうなっだか聞いでも大丈夫だべか?」
「はい!
まず、最初に使ったのが【隠密】というスキルです。
これは、攻撃しない限り自分の存在を気づかれない効果があります。
レベル差が大きいとバレちゃいますけどね。」
「それでおらには見えでたんだな。」
「やっぱり見えてましたか。
次に【麻痺針】スキルを使い、敵を麻痺させました。
【隠密】を使っているので、全身を麻痺させる頭にほぼほぼ命中させられます。」
「聞いたこどねえスキルだな…。
ユニークスキルではないんだべ?」
「違います。
★2です。
前後数秒間動けないというリスクを持ってまして。
麻痺させた後、ユニークスキルを使いました。
すみません、これに関しては言えないんですが…。」
「★5というほどのスキルではねえもんな。
ユニークスキルのこどは言わなくで大丈夫だ。」
「私は【全能力50%UP】を使って援護しました。」
「!!
★4のスキルだな!
ティナもええスキル持っでるんだべな~。」
「もう1つ【慈愛の祈り】というスキルもあって、近くにいる仲間が少しずつ回復するんです。」
「おお…!
A級は厳しいかもしれんが、B級上位になれるスキルだべな。」
「最後に、トドメを刺したのは【噛み砕き】というスキルです。
まさか使うことになるとは思いませんでしたが…。」
「それも聞いたこどないな。
しかも、ロッグ、おめえまさかスキル4つ持ちか!?」
「…。
…実は5つ持ちです。
もう1つのスキルも…、言えませんが…。」
「いい、いい!
言わんでええべ!
すごいな~。
Fランクで特殊個体のツイストコブラ倒しちゃうはずだべ。」
ゴルドの案内で、なんとその日のうちにツイストコブラを倒してしまった一行。
ゴルドのスキルでモンスターの気配を察知しながら走って進んだので、ものすごく時間を短縮できた。
「とにかぐ、これで心置きなぐギルドで活動できるな。
馬車が来るまでまだ何日かあるげども、どうするべ?
先に歩いで帰っとぐか?」
「どうする?ティナ。
僕はこの辺りでレベル上げして、ゴルドさんと一緒に帰ろうかと思うけど。」
「もちろんいいわよ。
私ももっとレベルをあげたい。」
「じゃあ、今日は一緒に野宿しで、明日から別行動にすっか。」
「そうですね。
お願いします。」
「よ~し、じゃあ飯やらテントやら準備すっぞ~!」
ご飯を食べながら、ロックはあることに気付いてしまった。
(1人ずつ交代で見張りをしたとして、ゴルドさんの番になったら…、ティナと同じテントに2人で寝ることになるんじゃ…!?
【寝技専門】って、夜の寝技にも効果あるんだろうか…?
って何考えてるんだ僕は!!」
もちろん、そんなスキルを活用する場面はなく、朝を迎えた。
ちなみにロックはゴルドさんのテントを使わせてもらった。
ゴルドさんいわく、
「なんがいやらしい顔しでたがら。」
らしい。
翌朝。
ゴルドと別れた2人はレベル上げを開始した。
リザードマンからは剣術系などのいいスキルが奪えそうだが、まだ群れを相手にはできないと判断した。
単体のワニダイルやツイストコブラを中心に倒していった。
麻痺を使って倒しているため、ティナの与えたダメージの半分にあたる経験値はロックに入る。
ティナの成長が遅くなってしまうため、攻撃はほとんどティナに任せた。
とはいえ、高レベルのモンスターには攻撃が通りにくい。
急所攻撃でなければティナには倒せない。
そこで、新しい作戦を決行した。
ティナも距離を縮め、わざと敵に気付かれる。
ワニダイルやツイストコブラは本能的に威嚇のため口を開ける。
それ合わせて麻痺針が発動するようにロックとタイミングを打ち合わせておく。
リスクがあるためロックは渋ったが、
「足手まといになりたくない。
それに、私だけ安全なところから攻撃してたら、経験も積めない。」
とティナが譲らなかった。
だが、タイミングを合わせるのが難しかった。
失敗した時はロックが前衛、ティナが後衛でまともに戦闘をして倒した。
単体の敵を探す時間、ティナ中心の攻撃、ダメージを癒す時間などがかかり、倒せたのは5匹ほどだった。
『レベルが上がりました。』
************
名前:ロック
パーティ:ラフリンクス
Lv:19→21
HP:3543→3941
MP:350→390
体力:336→374
力:340→378
素早さ:358→397
器用さ:340→383
魔力:336→375
スキル:
【寝技専門 ★★】
【成長促進(パッシブ) ★★★★★】
【隠密 ★★★】
【麻痺針 ★★】
【スキルスナッチ ★★★★★ 】
************
************
名前:ティナ
パーティ:ラフリンクス
Lv:15→18
HP:1173→1390
MP:174→208
体力:120→142
力:106→126
素早さ:114→136
器用さ:134→164
魔力:179→215
スキル:
【 】
【慈愛の祈り ★★★】
【全能力50%UP ★★★★】
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ロックのブレスレットの色が、イエローからレッドへと変わった。
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