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BOOK1(後半)

大切なものはなんだろう?

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結局のところ、僕は書く…。
「へぇ。ゲームよりも大切なものがあるんだ。」
彼女は言う…。
「わからないな…。」
「それは人生自体がゲームのようなものにすぎないって思っているっていうこと?」
彼女は聞く…。
「…。どうだろうか…。そうかもしれないし、そうでないのかもしれない…。」
彼女は、僕の発言を待っている…。僕が、考え考え話すという特性があることを彼女は十分熟知しているから…。
「待って。私はあなたのことをそこまで熟知しているわけではないわ…。」
思考を読んで彼女は言った…。
「へぇ。そうかい。」
僕は目を丸くする…。
実際に丸くするわけではない…。表現的には丸くなる…。でも、実際にも丸くなっているのかもしれない…。
「あなたの瞳孔は素敵だわ…。」
彼女は僕の瞳をほめた…。
「瞳そのものをほめられたことはなかったな…。君はそうやって、いろいろな人の瞳のことをほめて回っているのかい…?」
「あなたは、そんなことまで考えなくてもいいのよ…。私は、ほめたいときにはほめるし、けなしたいときにはけなすのだから…。」
「じゃぁ、今日」
「待って…。別に言い争いをしたいわけじゃないの?あなたは、私が、すべての人の瞳の色をほめる権限を奪おうというの?そういうわけじゃないでしょ?」
彼女はたずねた。当然と言えば当然のように思えた…。
「そうだな…。まったくもって、君の自由なのだと思う…。でも、僕も結局は一人の人間だから、誰かの瞳の色をほめたくなるのかもしれない…。」
「そうなのね…。」彼女は少しさみしそうにほほえんだ…。
「うん。僕は、よくわからなくなるよ…。この世界には君以外にも女の子がたくさんいるし、でも、僕は君のことが嫌いなわけじゃないんだ…。でも、僕は、誰かに、「君のことが好きだ…。」とかは、あまり言いずらい…。なぜだかわからないけれど、僕は、そういう風になっているみたいなんだ…。本当にすまないことだとは思うのだけれど…。」」僕…。
「かまわないわ…。でも、あなたが、本当に、そう思うのならば、あなたは、時々、寝る前でもなんでもいいから、「君のことが好きだ」という練習をするべきだと私は思うわ…。だって、その方が面白いじゃない?」
「そうかな?僕が、寝る前に、「君のことが好きだ」というとして、」
僕は少しだけ考えた…。もう、僕は、「君のことが好きだ」と言ってしまっているんじゃなかろうか?これでは完全に彼女の術中だ…。
「ひっかかったわね…。」彼女は笑った…。

********************

「ねぇ、ダーリン。あなたは、私が、あなたのことを、「ダーリン」って言ったら怒るのかしら?」彼女…。
「いや、別にかまわないよ。僕は、きみのことを「ハニー」というかは限らないけれど…。」
「んもう。本当に意地悪ね…。でも、私は別にそれでもいいわ…。あなたは、「自由」を「大切」にする人だから…。そうでしょ?」
「ポケモンのCMか何かかな?」
「アルセウスあなたももうとっくにゲットしたんでしょ?」
「うん。まぁね…。でも、いまのところ「やれず」にいる…。」
「まぁ、なんてかわいそうなの?私が慰めてあげるわ…。」
そういうと、彼女は、僕に触れた。
官能的な展開か…。これで、果たしてよかったのだっけ?
「何?不満があるならやめるわよ?」彼女は言う…。
「通りすがりの誰かに「彼女がいるのかどうなのか?」聞かれたんでしょ?」
「あぁ、そういうこともあったな…。」
「なんで「私」のことは言えないわけ?」
「それは、「秘密」だからだよ…。」
「ふぅん…。あなたってやっぱり変わっているわ…。」
「へへへへ。」僕は適当に笑った…。別にそれでも、何かが損なわれるような気配はなかったからだ…。
「ねぇ、あなたって、「官能小説家」には、「やっぱり」なりたくないと考えているの?」彼女は聞いた…。
「わからないな…。」
「どうして?」
「「官能小説」の方がいいのかな?というか、そういうニーズみたいなのは、別に、そこらじゅうにあるのかもしれない…。」
「うんうん。」
「でも、そういうの読む人が、小汚い「おっさん」のような人種なのかもしれないとか想像したとすると、ちょっと「気持ち悪いな」とか思ったりはしてしまう…。」
「別に想像しなければいいでしょ?それに、あなた的には、男性なのであれば、別に官能小説の一本や二本くらいは、家に持っていても当たり前なんだと思っていたんじゃなくって?」
「僕は、別に、官能小説を家に持っている感じでもなかったな…。」
「あなたは、「優秀」だもの…。それとも、「特別」って言った方があなた好み?」
「うーん…。」僕は適当に考えた…。どちらでもいいような気がした。

********************

朝起きてみると、僕は裸でベッドの上にいた。まぁ、そういうこともあるだろう。別に僕の家で僕がどんな格好でいようと自由なわけだから。僕は彼女と話がしたいと探す。いつものように
「まったくきみってやつは…。」みたいな彼女の声を聞きたいと思う。そして思う…。なんだか妙に臭うなということを…。一体何の匂臭いなのだろう?幻臭みたいなことだろうか?そういえば、地獄とは、さむくてくさいとか何とか言っていた人がいたことを思い出す。僕は部屋のエアコンをいれる。いれなくても過ごすことはできる。でも、なんとなく今日に限ってはエアコンをいれてもいいような気がした。

********************

「やぁ、もう起きたのだね?」彼が言った。
「うん。結局のところ目が覚めちまったらしい。」
「じゃぁ、君も晴れてこちら側の住民ってわけじゃないか?」
「ん?」
「だって、君は昨日きちんと、夜眠くなって、こんな3時20分だなんて早朝に目覚めることに成功したんだろ?」
「目覚めがよかったかどうかでいえば、そんなによくはなかったと思うのだけれど…。」
「君は、不平不満愚痴を言えるようになってきたのだね?」
「?」
「「それっていいことなのかな?」という顔をしている…。」
「…。」
「そうだね…。君はこれまで、「不平不満愚痴」を言わないように言わないようにという風に生きてきたのだものね。偉かったね。そして、その結果として、どうなった?」
「…。」
「君は今、年金を受給して、働かないで暮らしている。特に不自由することもなく…。そうだね…。」
「まぁ、そういうことになるとは思うよ…。」
「でも、君はその代償として、「精神科通院」みたいな風になっていて、ある意味では社会的な信用を失った状態にある。違うかね?」
「まぁ、そうだともいえるな…。」
「やっぱり、「ゼルダの伝説」をやりたいと思う?」
「今はそれほど思わないな…。なぜだろう。君といっていいかはわからないが、あなたと話している分には、気分はひどく落ち着いていて、これといった破壊衝動みたいなものも起きないみたいだ…。」
「君は、時と場合によっては、破壊衝動みたいなものが大切なことなんだと考えている?」」
あらためて問われてみると僕にとっては、「苦笑」みたいなことしか、考えられなかった。僕はいったい何を破壊してきただろう?別に何も破壊していないという気がした。でも、あの日、ラムネの瓶は割れたし、ガラスのコップも割れたのだ…。それはたぶん、事実であって変えようがないことなのだと思った。

********************

「なんでそうなったの?」
誰かが聞いた…。
「わからない。あの日も、僕は「スリル」みたいなものを求めていたのだと思う…。」
「じゃぁ、わざと「割った」んだね…。」
「本当にそうなのかもしれない…。」
「でも?」
「実はそうじゃなくて、「ガラス」が「床」に落ちると「割れる」いう当たり前の現象を確かめたくなってしまったのかもしれない…。」
「じゃ、君が、ガラスのコップを割った時には、「このコップが割れないか確かめてやろう」って思ってたとかそういうこと?」
僕は、RAVEの作者がやっていると思われる、EDENs ZEROとかいうアニメに出てくる青い猫ロボットの声優のことを考える。しゃぶ葉では、運搬車の仕様が猫だった。未来は少しずつ僕のもとを訪れるのかもしれない…。

「ドラゴンクエストはどうだった?」
「いばりすぎだよ。」誰かが言う。
僕は幻聴を聞いている…。
「鼻がかめることも含めて、才能なんだよ。」
僕は彼の言っていることを聞き取ることもできる。
「定光君の場合は、「幻聴」になるのかな?」
僕のことを知る人が言う…。
「わからないな…。医者も別に、「幻聴」みたいなものは聞こえますか?みたいには問診するわけでもないしな…。」
「ふぅん…。」
「なんというか、ここでは、僕は「定光」とは名乗りたくはないかもしれないよ。」
「そうなんだ…。」
「もっと、「自由」であっていい気がする…。僕は自分の名前が気に食わないわけじゃないよ。でも、普通は、小説の主人公には、自分とは違う名前をつけるものだろ?」
「まぁ、そうだよね…。で、どんな小説のどんな主人公にしたいんだい?」
彼が聞いた…。
「うーん。どうしようかな…。たとえば、カイルという名前で、あとは、地衣っていう名前を考えたりはしたようだったな…。あと一つがうまく思い出せないようだ…。」
「君はばかを演じているんだと思うよ…。今日のしゃぶ葉とかでもそうだった。」
「…。」
「「昨日のことだと言いたい」ようだね。」
「まぁね…。」
書くことがなくなったと僕は思った…。しゃぶ葉でのことを書くとして、僕がどこに行けるかはよくわからないという気がした…。それにこの体勢も結構きつい…。僕は体位交換をして、普通に書き進めることにした。昨日は、1月29日だったわけだけれど、結局のところ、僕たちは、一体何に対して乾杯をしたのだろうか?いつものように、yahooで適当に検索子を走らせる。「昭和基地開設記念日」と「人口調査記念日」という二つのレスが返ってくる。「人口調査記念日」?僕は軽く顔をしかめる?国は、「人口調査」を普通にしているっていうことなのだろうか?
「君は「日本」という国がきらいなのかな?」
彼がたずねた…。
「いや、別段、そんなことはないよ。むしろ、「国誉め」とか「所誉め」みたいなことは積極的にした方が、その土地の神が喜ぶのだと聞く…。」
「君はそういう土地神信仰みたいなものを信じているのだね…。」
「そうだな…。わりとそうかもしれない。最近は別段できているわけでもないけれども…。地元のいいところを知っている人間の方が、地元の悪口ばかりを言っている人間よりは魅力的だし、土地神というものがいるのであればたぶん喜ぶんじゃないかって…。」
僕は適当に、人口調査記念日のところをクリックする。そして、知ることになる。1872年の昨日は日本の人口は約3480万人であったということを…。僕は現在の日本の人口を知りたくなる。「日本の人口」で検索する。実際には「日本」とたたくと「人口」がすぐに出てくる。日本の人口は1億2544万人であるとわかる。それは、2022年1月1日現在であるらしい。
「その中に君は着実に含まれている…。」
誰かは言う…。
「まぁ、そうだな…。僕は日本人だからな…。」僕は適当に開き直ったりもする…。
「日本のいいところってどこにあると思う…?」彼はたずねる。まるで、社会の先生みたいだ…。
「自分で調べたらいいんじゃないかと突き放してもいいが、特別に答えてあげよう…。」僕は適当にもったいぶる…。自分の方が偉いんだといわんがばかりに…。
「時々そういうことがあるんだよ。僕は実際にはたいしてえらくもすごくもないのかもしれない。でも、きっと、本当の僕は、すごくえらくて、すごくすごいのかもしれなくてね…。」
彼は無言を貫いている…。
「時々、そうなって、誰かをひどく傷つけてしまうようなことがあるんだ。今はそういうことは減ったように思う…。でも僕は」
「まぁ、そうだよね。誰だってなめられていきていくのはうんざりだ…。」
「日本のいいところだったね…。僕はなんといっても、自然環境豊かなことと、四季があることだなと思うな…。僕的には、温泉があることも捨てがたい。娯楽も充実していて、漫画にアニメにゲームと、日本初のポップカルチャーみたいなものは世界に誇れる文化だと思うな…。」
「「娯楽」は本当に大切な「テーマ」だと思う…。人間が「暇」になって「何」をしなければならないのか、また、「何」なら「しても」いいのかみたいな。「簡単」な「ガイドライン」ですらあった方がいいのかもしれないとすら思うよ…。」
「先生は、これから先に、「暇」な「人」が「増える」ようになると考えている?」
「さぁ、本当にどうなのだろうね?「暇」とか「忙しい」っていう感覚の問題は、実は僕にとっては、いささか難しい「問題」を含むことなのだよ。」
彼はそう言って、少し照れた。

********************

1月31日が訪れた。朝起きるとやはり僕は裸だった…。眠いな…。ねぼけまなこでパソコンを立ち上げる。肌寒いので、暖房をいれる…、日の光は部屋にさしこんでいる…。
「いい部屋にすめてよかったね…。」彼女は言う。
「まぁ、そうかもしれない…。」
「昨日は、ネコに会うことができたんでしょ?」
「君はなんでも知っているみたいだな…。」
「私が君のこと何でも知っているとしたら、君は少しこわいと思う…。」
「うーん。どうだろうな。考えたこともなかったな…。僕と君との間に、秘密みたいなことが必要とされているのかとかそういうことかな…。」
「たぶん、そういうことだと思う…。」
「君は僕に隠し事みたいなことがしたいとか思ったりはするのかな…。」
「それって、少しずるいよ…。今質問していたのは私の方であったと思うけど…?」
彼女は少しだけあわてた…。

********************

秘密の力に、秘密の能力…。秘密の目的に、秘密の夢…。そんなものに憧れを抱いていた時期も確かにあったな…。僕は適当に過去を振り返る…。
「ねぇ…。あなたは、秘密があることは「何かやましいことがある」って考えているの?」
「どうだろう…?場合によると思うのだけれど…。」
「じゃ、やっぱり、「秘密」みたいなものは持ちたくないんだ…。めんどくさいから…。」
「そういう場合もあるかな…。」
彼女は何かを言おうとして考えいてる。そして、言わないでいることを選ぶ…。
「僕は、別に誰かを傷つけようと思わない。」
「それで?」
「僕が誰かを傷つけようとしないと思うとする。」
「うんうん…。」
「それで、言うべき真実を黙っている場合が生じるとしたら、それはもしかしたら、「秘密」になるのかもしれないな…。」
彼女は黙って聞いている。
「何か音楽でもかけたほうがいいかな?」
僕は適当に話題を変える…。
「いいけど…。」彼女は言う…。
「ねぇ、夢は見た?」
「いや、見てないと思う…。」
僕は適当に音楽をかける…。少しばかり部屋を音楽が満たすところを想像する…。そして思い出す。i-Podの電源が入らないということを…。
「ごめん。やっぱり、今は音楽をかけることができないみたいだ…。」
「え、私は別にいいけど、あなたは、それでずいぶん不自由そうな思いを抱えているみたいだけど…。」
「どうなんだろうな…。」
「絶対にそうよ…。」
僕は音楽がない生活みたいなことを強いられいたことを思いだす。そして、「強いられていた」みたいな表現は半分嘘で、そういうのを「被害関係念慮」っていうような気もする…。
「僕は i-Podに依存して生きていたいとは思わないんだ。あると便利ではあるけれど…。」
「あ、そう。」
「昨日何食べた?」僕は適当に話題を変える…。
「あなたは?」彼女…。
「カニ鍋とローストビーフのサラダだったな…。ケールの…。」
「へぇ。結構おいしそうなものを食べているのね…。」
「うん。まぁ、たぶんそういうことになるんだと思う…。」
「控えめな表現ね…。」
「そうかな…?」
「ま、私は別にいいけど…。」彼女は笑う…。なら、まぁ、いいのかな…。つられて僕も少しだけはにかみもする…。
「1月が終わるのは少しだけこわかったりするの?」彼女。
「それってどういうこと?」
「なんでもない…。」ちょっとだけ気まずい空気が流れる…。
「受験か何かのことを言っているのかな?」僕は適当な発言をする…。
「あなたは受験の時に大変だった?」
「大変だったかな?」僕はずいぶん過去を思い出す…。大変だったような気もしたけれど、実はそれは、まやかしの過去回想で、現実的にはそれほど大変じゃなかったような気がした。
「二月の受験は、小学生のときと、高校生のときの二回あって、「大変か大変じゃないか」については、「どちらも別に「大変」じゃなかったような気がする…。」」
「へぇ…。あなたは、「後悔」を残さない「人」だから…。」
「そうかもしれない。そういう風になるべく「後悔」を残さない「選択」をして生きていった方が基本的には「いい」と思う…。」
「じゃぁ、応用的には?」
「「応用的には」か…。応用的には、「それ」だけじゃだめなのかもしれないね…。」
「…。」
「自分だけが「ミス」をしないという「判断」を「繰り返していきました。」自分は確かに「ミス」をせずに「生き抜く」ことができました。でも、「周り」は?みたいなことなのかもしれないし…。」
「あなたは周りは敵だらけだと思う…?」
「別にそういう風には思わないよ…。受験の話でしょ?それは…。」
「まぁ、別に、「受験」でも「人生一般」でも私は別にどっちでもいいのだけれど…。」
「でも、君の言っていること方が「正しい」のかもしれなくはある。考えてみたら、あの「受験」というシステムは「限られた座席」を巡った、点取りゲームに他ならなかったと思うし…。」」
「あなたは、そのゲームに勝ち抜いてきたのね…。」
「小学生の時はそうだけど、高校生の時は」
「待って。あなたは何がしたいの?」
「というと…?」
「あなたが、高校生の時はうまくいかなかったということを一生懸命言ったとしても、世の中の人は、「じゃ、なんで浪人しなかったの?」とか、どうしても行きたい大学なら、大学受験自体は、大人になってからでも開かれている道なんじゃないの?ってなるだけだと思うのだけれど…。もちろんあなたの場合は、別に「大学」っていう枠なんじゃなくて「大学院」とかそういう話になるのかもしれないわけではあるのだけれども…。」
「うーん。いずれにしても「金」の「話」になるな…。」
「あなたは、今のところ、「お金」を払ってまで、「大学」だか「大学院」だかの「講義」を聞きたいとまでは思っていないというわけね…。」
「実はそうかもしれない。高校生の時にも、そんなことを「考えてた」のかもしれなくてね…。」
「ふぅん…。それじゃぁあなたも大変だ…。」
「というと…?」
「あなたは、親からの「独立」みたいなものを目指していた…。」
「うん。そうだね…。」
「でも、親からの援助みたいなものでその、ゲームだかなんだかは成り立っていたっていうわけでしょ?」
「まぁ、そうなるんじゃないかな…?」
「あなたは、そんな自分に少なからない劣等感みたいなものを抱いたんじゃない?あるいは抱いていた?」
「よくわからないな…。」
「わからなくなるのも、あなたにとっては重要な資質なのよ。あなたは、過去のことを回想する。そして、「難しい問題」とか、「自分」の「やり方」とか「考え方」では、「どうすることもできなくなる問題」については「きちんと」「わからなく」なる…。」
「うん。僕は君に半分は嘘をついたのかもしれない。「わからないな」といったのは、面目を保つためで」
「私のこと信用していないから?」
「そういうわけでは別にないよ?」
「じゃ、別に言ってくれてもいいんじゃない?」
「うん。言ったって別にいい。」
「私は、あなたが、過去にどんな男の子であったとしても、あなたのことを嫌いになったりはしないよ…。」
「うん。僕があまりよくなかった…。」

********************

そのあと、僕は適当に自慰をして、自分を慰めてその場をやり過ごすことにした。トイレに行こうと思ったら、普通にたってしまったからだった。

「総帥様はたちやすいからだなんずら?」
誰かが言う…。
「僕は、別に、「総帥様」ではないよ…?でも、そういうロールプレイでも別に面白いなら、普通にしちゃうのかもしれなくはあるとは思っていてね…。」
さて、すっきり、いや、正確にいうと、「すっきり」するために、「そういう」ことをしているというわけでもない気がする…。僕はのどにかるいいがらみを覚えた…、
「オナニーをすることは反動が半端ないんずらか?」誰かは言う…。
はんぱないことかな?僕は適当にぼけておく…。もしもオナニーの反動が半端ないものであった場合は、ぼくは、でも、ぶっちゃけた話そういうことだとは思う…。オナニーを連続でしてください…。それが、今回の課題です…。とか言われても困るし…。はっきりいって、オナニーをしたこととかをいちいちこういうところに書くことすら、本当に「いい」ことなのかな?と正直疑問であったりもする…。それに、誤解される可能性はある。
「たったら、すぐに出したくなるものなの?」たとえば、誰かにそんなことを質問されて、「はい」と答えたとすると、結局のところ、
「それじゃ、めちゃくちゃ大変だ…。そもそも「たたない」ようにしてあげないと、いろんなところで「苦労」というか、「気恥ずかしさ」ばかり抱えてしまうのではないか?」みたく余計な考えみたいなのは、普通に抱えられる…。実際のところ、僕はまぁ、でも、問題なのかもしれない。書くことが、枯渇しているから、こうなるのかもしれない。別に、書くことは、枯渇していてもかまわないと僕は思わなくはない。でも、たとえば、そんなことを一生懸命書いてみたところで、「抑制のきかない獣」であるんだなと、誰かには認識されるだけなのかもしれないと思わなくもない…。
「オナニー」について考えることはこのぐらいにしよう。僕は、そのことについて考えることを一旦やめることにした。僕は「オナニー」ができる「体」であることを「証明」する「必要性」に迫られた?誰かはまだ考えている。僕はとことん、その誰かにつきあってやってもいいとも思う…。さて、どうしたものかな…。
「とことん、誰かにつきあったとしても、やはり「体」の「問題」は残るわけでしょう?」
「まぁ、そういうことにはなるな…。」
「なんというか、「あなた」の場合は、「負け犬」なのであって、「日々」「負け」ていっている…。」
「そういう仕事もあるとは思わなくはないけれども?」
「でも、仕事なら「金銭」が「発生」しなければ「おかしい」わけでしょ?」
「「ひと昔前」の「考え方」ならばそうだ…。」
「じゃ、今は、別に「仕事」に「金銭」が「発生」しなくても「かまわない」と「わりきっている」わけ?」
「ある面ではそうだな…。俺は、ひと昔前にワープして、「侍」みたいなものに「ジョブチェンジ」してしまったのかもしれない…。」
「ふぅん…。でも、別に「人」を「切ったり」はできないわけだ…。」
「ゼルダの伝説でもまだ、「人型の魔物」みたいなものは「切って」はいないぜ?」
「じゃぁ、そういう「魔物」が出てきたら困るね…。」
「実のところ、ただの「考えすぎ」に過ぎなくはあると思う…。」
「まぁ、「お兄ちゃん」の「場合」はそういうところがあるからね…。」
「まぁ、「お兄ちゃん」の「場合」は「お兄ちゃん」っていう「属性」が「割り当てられる」と偉く、「困ったもんだな…。」ってなるのかもしれないけれども…。」
「まぁな…。」
「で、じゃ、このあとの予定としては「ゼルダの伝説」をやっていくという感じでよいの?」
「うーん。特に予定がなければそうなるんじゃないかな?」
「「ゼルダの伝説」は「肉体労働」…。」
「そんなこと言ったら、「タイピング」だって、「オナニー」だって、「肉体労働」になっちゃうんだぜ?」
「…。」
「「オナニー」は「肉体労働」か…。」
「いや、俺は、別に「肉体労働」じゃないと思うよ…。いい加減その話題から離れたい…。」
「じゃ、「ゼルダの伝説」の「話題」にする?」
「まぁ、それでもかまわなくはあるな…。」
「じゃ、まず、「ゼルダの伝説」の「やだった場所」は?」
「あぁ、あの、ネコだかなんだかわからない小型の哺乳類と思われる魔物みたいな奴に攻撃されて、思わず、攻撃しちまうシーンな…。あんなところが、ネットに公開されちまっていたらと思うと、身の毛がよだつぜ…。」
「ふぅん…。でも、あいつは、プレイヤーを攻撃するようにプログラムされていたわけだから、ある意味、あいつを攻撃するかみたいなのはある種の分岐だったんじゃないの?」
「ほんとな…。あれを「切ろうと」するのかどうなのかも「試されている」という「見方」はできなくはないと思う…。」
「…。」
「ゼルダの伝説スカイウォードって、「なぐる」みたいな「プレイ」はできるのかな?」
「さぁ、調べてみたらいいんじゃないの?」
「いや、やっぱやめておく。」
「コインを振ればいいんじゃない?明らかに対立概念との観念なんでしょ?よくはわからなくはあるけれど…。」
そうだな…。俺は適当に10円を振った。
「ほらな…。「裏」が出る。今は「調べるな」ってことなんだと思うぜ…。」
「ふぅん…。」

********************

「昨日は「ポケットモンスター」もやっているんでしょ?」
「うん。ブリダイのBPのところを多少テストした。」
「その言い方ってあんま良くないと思うよ…。だって、それだと…。まぁ、「ただ働き」が好きなら俺は何も言えないけど…。」
「俺は別に「ただ働き」が好きなわけじゃないんだぜ?」
「でも、結果的には「ただ働き」になっているでしょ…。」
「まぁな…。」
「「ボランティア」精神にあふれるってだけかもよ…。」
「うーむ、確かにな…。」
「何も「罪悪感」に「囚われる必要」は「ない」と思うぜ…。」
「うん。俺もそう思う…。だって、もしも、「哺乳類型」の「魔物」を「切っちゃってる」っていうのが、「悩み」だとしても、その前に、もう「コウモリ」型の「魔物」を「切っちゃってる」でしょ?」
「あのゲームって、「魔物」型オブジェクトを切れますかっていう遊びだぜ…。実際そいつは「切っても」「死なない」ように「設計」されていたんだろ?」
「切ると、震えておびえるみたいなギミックだったな…。」
「で、かわいそうになって「持って」みたと…。」
「まぁ、そんな感じだな…。」
「結構楽しんでるじゃん…。」
「あのゲームってそんなに「難しい」ゲームだったかな…?」
「いや、実に「大変」だったぜ…?」
「「簡単」な人にとっては「ものすごく簡単」なゲームに過ぎないのかもしれないけど…。だろ?」
「俺にとっては結構大変だったんだよ。「鳥乗りの儀」にパラセールでの着地…。」
「そっかそっか…。確かに、肩とかも少しこったみたいではあるな…。」
「お前、そんなことまでわかんのかよ…。」
「レオリオの場合は、「わかりやすさ」を「武器」にしている…。あるいは「わかられやすさ」ではあるけれども…。」
「「開いた」「人間」が何をしでかすかなんてことは、「俺」にすらわからないことなんだぜ?」
「「開いた」人間か…。」
「それって、やっぱり、「歯」のことを言っているの?」
「…。」

********************

なんとういか、やっていることが謎な気がした。僕はオナニーができない身体じゃない…。オナニーをやった場合は、あだ名が「レオリオ」になる?よくわからない世界だ…。
「だから、「オナニー」、いや、原書に準じて「ずりせん」にしておこうか…。いちいち、「ずりせん」の話をネットにあげちゃうなんてことは「品位」を損なうこと以外の何物でもないだろ?「レオリオ」にとっては「重要」な「テーマ」だったのかもしれないけれども…、」

僕は体位を変えることにした。
「体位交換…それだけのことだろ?」
「これって、閉じ込めにすぎないぜ?」
誰かはささやく…。
「君のやっていることは、閉じ込めに似ている…。でも、まぁ普通の常識とか良識みたいなものが単に君を邪魔しているという風に君は捉えるというだけなのかもしれない…。」
「まぁ、そうかもな…。確かに、日本でこの時間この時期に、いきなり、家からふるちんでどこかに行くみたいなことはできないんじゃないかとは思うぜ?…なんの話をしていたんだっけか?」
「「日本」の「話」だろ?あくまで…。」
「「動物」だと「思われてはいけない」みたいな「こと」なのかな?」
「「人間」が「動物」にすぎないなら「打っていい」っていう人が「普通」に出てきちゃうのが、「世の中」ってものだと思うけれども…?」
「そこらへんは認識の差ってものを感じるぜ…。」
「さてな…。」
僕はキーボードケースの上に枕を二つ重ねその上にパソコンを置いてみた。その方がもしかしたら、僕的には楽になるかもしれないなと思わなくもなかったからだった…。
「なんだか、「大道芸人」みたいだな?」
誰かは言った…。
「それに、厳密にいうと、それは、「キーボードケース」じゃなくて、ただの「段ボール箱」だぜ?」
僕は適当に顔を赤らめた…。
「おでこで、タイピングってできるの?」別の誰かはさらにたずねてきた…。
「うーん。おでこでタイピングをする…か…、」
「考えたこともなかっただろ?」
「俺は「タイピング」は「指」でするものという「ところ」で「とまっていて」「普通」に「いい」んじゃないかと思っている…。」
「見解の「不一致」ね…。」
「「おでこ」「タイピング」みたいなものを考える人も、この世界には「必要」なのかもしれないけれども…。」
「…。」
「でも、「今日」のことは、「書けない」んじゃなかったのか?」
「いや、別に「今日」のことだって「書ける」よ…?」
「それが、「有益」な「情報」とは「限らない」か…。」
「…。」
僕は、1月31日を調べた。1月31日で選べるものは、「愛妻の日」、「五つ子誕生の日」と「生命保険の日」の三択だった…、
「じゃ、「五つ子誕生の日」から話す?」
「別におめさんがかまわないなら、こちとらなんだってかまわないぜ?」誰かは言った…。
僕は適当に「五つ子誕生の日」にカーソルを合わせる…。クリックすれば情報が目に飛び込む。それだけのしかけだ…。画面には五つ子誕生の日の情報が出ている…、1976年の話であることが報じられる…。鹿児島市立病院でNHKの政治記者、山下頼充さん夫妻に日本初の五つ子(男児2人、女児3人)が誕生、明るい話題に日本中が沸いた。という過去の出来事が、表示されている…、
「1976年か…。12年前くらいのことだな…。」
誰かは適当にぼける…。僕は計算する必要にせばまれる。2022―1976か…。24に22を足せばいいというだけの簡単な計算というわけだ…。
「へぇ。その五つ子は、生きていれば、現在46歳になっているというわけね…。」
誰かは、計算を終わらせて、呟いている…。
「年齢のことを「つまびらか」に「明らか」にするというのは「どういうもの」なのかな?」
「仕方がないんじゃない?「テレビ」に出るってはっきり言ってそういうことよ…。かっこ何歳って簡単に、年齢とかばらされちゃうものなんじゃない?」
「五つ子」については「気まずさ」しか抱えないので、
「おーい、それはちがうぞー。別に、テレビに出る人すべてが、年齢とか、顔とか、名前とかがばらされるというわけじゃないぞー。」
誰かは適当に反論していく…。僕はとりあえず、「愛妻の日」というのをクリックしてみる…。そこに書かれている文言はこうだ…。
「日本愛妻家協会が英語のI(アイ)と31(サイ)にかけ、毎年1月31日を「愛妻の日」とする活動をしています。「奥さんを大切にする人が増えると、世界はもう少し豊かで平和になるかもしれない」の理念のもと、日比谷花壇は奥様に日頃の感謝を届けるお手伝いを行っております。」
「まず、「愛妻家協会」というものがあるらしい…。そこは、花屋かなんかと連携していて、「愛妻の日に花を贈ろう」という「広告」を打っているみたいだな…。」
「うむ…。」
「愛妻家協会ってなんだろうね…?」
「もうちょっと調べてみようか…。」少しだけ調べてみる。そうすると、日本愛妻家協会のプロジェクトメンバーは五人で、群馬に総本部があるらしいことがわかる…。いろいろな団体がある。「愛妻家協会」があるのであれば、もしかしたら「恐妻家協会」とか「愛夫家協会」みたいなものもあるのかもしれない…。
「「愛妻の日があるのなら、「愛夫の日」も作らなければ、「つり合い」が取れないって考えるってわけね…。」
わからない。でも一応、調べてみることはできるな…。僕は適当に、愛夫の日について、調べてみる…、そうすると、12月3日は妻の日!とかいう記事が出てくる…。そうすると、妻の日を言い出したのは「凸版印刷」でそれが1995年で、3日になったのは「サンクス」とかいう意味が込められているということがわかるし、そこには、「夫の日」が「作られる」ように「地位向上」に「努めましょう」とかいう、文言が並んでいることがわかる…。

「別に、「誕生日」とかがあるから、別段「作らなくても」「困らない」と「考えている」のが「普通」なのでは?」誰かは適当な意見を述べる…。
「あるいは、基本的には、妻を愛したいのは夫の方なのであって、妻は、夫のことを、年中愛しているものなので、「夫の日」みたいなのはできずらいみたくなっているのかもしれなくはあるな…。」
「「妻の日」にしか「妻」を「愛せない」ならそれは一種の「縛り」になっちゃうのではないかとすら思うのだけれども…?」
「クリスマスが近いこととかに関係しているんじゃないかな…?」
「クリスマスがある12月に、もうひとイベントぐらい、楽しいカップルデーかなんかがあった方がよくない?ぐらいのノリだったのかもしれないよ…。」
「ふぅん…。」
「一応、生命保険の日についても、調べておく…。」
「ま、やりたければどうぞ…。」
「みんなつめたいなぁ…。」
僕は、生命保険の日を適当にクリックしてみる…。日本の生命保険の保険金が最初に支払われたと報じられたのは、1882年(明治15年)であったということがわかる…。
「はい、計算…、」
「18と100と22を足せばいいわけだね…。」
「だから?」
「140年前になるとは思うよ…。」
「へぇだいぶ前だね…。それとも、君にとっては一瞬の出来事なのかな?」誰かは言ってくる…。
「いや、140年は人の一生基準で考えたら、結構な時間だと思う…。それとも、これから140年先の未来についても考えなければならないのかな?」
「君が考えたければどうぞ…。」誰かは僕に対して基本的に冷たい。あるいは、僕の自由意志をどこまでも尊重しているといえる。
「「MDRT」日本会とか、書いてるぜ、「MDRT」って君は聞いたことがあるか?」
「また、そういうのか…。いいよ。調べることは造作もないことだから…。」
調べることは造作もなかった。MDRTとはMillion Dollar Round Tableの略で、卓越した生命保険・金融プロフェッショナルの組織で1927年に発足したらしいことがサイトからわかったりする。MDRTというのを適当に調べると、ポール・クラーク氏だとか、テネシー州メンフィスだとか原一平だとかいうキーワードが出てくる。

「まぁ、そのくらいでいいんじゃないか…。もうすぐ、今日という日の午前中が終わるな…。」誰かは言う…。

Yahooは「日本と米国における生命保険に関する記念日について」という続きの記事へのリンクを提示していて、僕は適当にそのリンクにいってみようかなと思う…。
「「2009年1月に「1月31日」を「生命保険の日」と制定している。」という文言は飛ばすの?」
誰かはささやく…。

********************
その記事を読むと、米国は5月2日が「生命保険の日」なのであり、生命保険の月というものもあって、それは11月なのだというようなこともわかる…。GHQのJ.P.ロイストンという人物名も出てくる…か…。
「当時は農家の方が多く、秋にお米の収穫の時期があり、それを農協に販売して、お金が入る時期との関係から11月が最適な時期だった、とも言われている。」とか書いてあるな…。
一旦ここでセーブにしよう。
僕は、これ以上、「今日の日」について考えることをやめた…。

********************

「結局そのあとバイオハザードを見たんだよ。」
「ふぅん…。」
「ていうか、午前一時に書く小説もいかがなものかと思うのだけれども…。」
「うん、まぁそれはあるよね…。」
「でも、たとえば、君は、バイオハザードを見ながら、実は午前三時が一番やばくて、それは、映画には描ききれないことなんだみたいなブラフを普通に考えたりしただろ?」
「バイオハザードはつづきものだからな…。」
「どんな風に続いてほしいの…。」
「まぁ、あっさりでもこってりでもどんな風でもいい…。」
「恐怖を用いて誰かを支配するということなんだね…。」
「いや、必ずしもそうとは限らない…。」
「ねぇ、君は、「バイオハザード」に一体何を期待していた…?」
「わからないけれど、コ□ナの収束とかそういうことなんじゃないのか?」
「でも、そしてら、君が働かないのか働けないのかはわからないけれど、不労状態にあることの理由の一つはなくなってしまうんじゃないのかな?」
「僕は、無給で働いているだけだぜ?社会保障をもらっているから、別に雇用形態に含まれていないというだけのことじゃないのかな?」
「ふぅん…。」

********************

「でも、アトラクションの一つとして、「お化け屋敷」、みたいなものも必要だと思うわけだ…。」
「まぁね…。まぁ、別にあってもなくてもいいけれど、うちのクラスの文化祭の出し物は、ブラックメイズとかいう、暗闇の中での迷路だったな…。」
「でも、君は別にお化け役を買って出るみたいなことはしなかったわけでしょ?」
「まぁ、そういう趣味はあまりないかな…?」
「でも、それが「依頼」だったら…。」
「あぁ、まぁ確かに「節分」とかが近いね…。野原ファミリーみたいな家庭ではどうするんだろうね…?(笑)」
「実は、今の(笑)はあんまり笑えていなくて」
「ゆっきーはだって、半分外国人みたいなものなんでしょ?」
「そうだね…。節分とかいう伝統行事も、必要ない家庭では本当に不必要な不要行事かもしれないな…。」
「一応、2月にはなったのだな…。」
「うん…。」
「で、何について語ろうか?やっぱり「バイオハザード」?」
「じゃ、一応、質問したほうがいいのかな?あの映画の午前三時の心象風景みたいなものについて…。」
「いや、やっぱりやめておく。僕は基本的に、恐怖の拡散みたいなことは本当に好きじゃないんだ…。でも、なぜだか知らないけれど、僕自身は「オカルト」とか「ホラー」みたいなもの、要するに僕は、どこか、「怖いもの知らず」だし、「怖いもの見たさ」みたいなのも抱えている節がある…。」
「「猫勇者」は結局のところ、「地獄」の話になるのかな…?」
「あの漫画の作り方は、少しずれてしまったみたいなところがある…。」
「というと?」
「実は、本当に、書きたくない感じで、よく考えもせずに、非常に倫理的なテーマを扱った挙句」
「ま、でも、「人気が出ないという結果」がきちんと得られたんだからそれでいいんじゃないの?」
「作者は別に、「意図的」にはやってないぜ…。」
「ふぅん…。でも君からすると「意図的」なんだ…。」
「「医者」と「患者」の「パラドックス」の話をしようか…。」
「うん。(アンブレラ社)の人間に毒されたのかな?」
「まず、例えば、僕が医者になったとする。」
「うん。」
「で、患者が誰も来ないとする…。」
「うん。まぁ君は医者じゃないからな…。」
「でも、医者同等のスキルと、知識と、調剤スキルみたいなものがあったとしたらどうなんだ?」
「えっと、「バイオハザード」で「人食い」みたいな奴が出てきたとき、君は、「治療」できないのかな?とかばかり考えていたということ?」
「そういう見方で、「見ている」「人」も「いる」ということだと思うのだけれども…?」
「でも、結局のところ、アンブレラ社のやっていたことといえば、病気の人間に対する人体実験みたいなことでしかなかったんだろ?」
「…。」
「俺は、あの、人間が「鬼」みたいに、ぼこぼこ変わるシーンとか、クワイエットプレイスに出てきたみたいな、異形の化け物を皮をかぶった、手枷をはめられた奴が、ほふるシーンとか…。」
「一番気持ち悪かったのは、「人形」だろ?」
「なぁ、兄弟…。「気持ち悪さ」についてそんなに考えたいのかい?」
「人間が、「何」に「恐怖」し、何に「気持ち悪さ」を感じるかということだって、一つの立派な「テーマ」であると思うよ…。」
「そんなものばかりが、この世界に求められだしたら…か…。」
「人は、果たしてどこに向かっているんだろうな…。」
「カーバンクルみたいなかわいいキャラクターを考えたほうがいいと思う…、」
「まぁ、「かわいい」ものは「かわいい」からな…。」
「でも、「お兄ちゃん」の場合は、「かわいい」「かわいい」と思って人が大切にしていた「人形」みたいなものを「グロテスク」に「狂暴」にみたく「改造」しちゃうんでしょ?」
「「何」なら「射撃可能」で「何」なら「射撃」は「不可能」なのかという「見極め」の「映画」なのかとおもったのだけれども…。」
「まぁ、そもそも、「銃」そのものが「ない」というか、「許されない」「社会」だから、「発砲」みたいなものをあまり「考えすぎない」方がいいと思うぜ?」
「でも、そんなゲームだって、世の中とかゲーセンとかには「普通」に出回っているわけだろ?」
「「気持ち悪い対象」みたいなものを「シューティング」して「何」が「悪い」の?」
「「もしも、人間の中に「シューティングしたい」「精神」みたいなものが残っているのが、むしろ本能というか、普通の生存本能で、それを、うまく「逃がす」必要性がある場合は「気持ち悪い」「対象」みたいなものですら「進んで」「描けなければ」ならないということか…。」」
「それはさすがに考えすぎている気がするのだけれども…。」
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