さまざまな時評 ~映画からニュースまで

千田 陽斗(せんだ はると)

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時評Ⅰ

作品の自主規制とラルクについて

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 さいきん、ミュージシャンが逮捕された際の作品回収に反対する署名があり、この署名をソニーミュージックに提出するのに合わせて記者会見も開かれ注目されました。
 これは電気グルーヴCD回収の反対署名が多数集まりソニー・ミュージックレーベルズに提出したという形でニュースになりました。
 皆さんはこれ、テレビやネットでご覧になりましたでしょうか?
 記者会見の模様はYouTubeでも観れますしネット記事にもまとまってますので、表現を志す方にはぜひ目を通してみてほしいです。
 ぼくも、不祥事は不祥事として、作品まで回収してしまうのは反対です。
 ミュージシャンが逮捕された際に作品回収されてしまう流れは、ラルクのメンバーが逮捕された辺り(一九九七年)から出てきたわけですが、当時ラルクが発売予定だった『the Fourth Avenue Cafe』のシングルは発売中止、九年ごしに(二〇〇六年)ようやく販売されました。
 なぜここでラルクの話なのかと言うと、この手の話ではどうしても名前が挙がるアーティストがいくつかいますが、ラルクの件はこの流れのきっかけになっている上にぼくが好きでずっと聞いているからですね。
 この『the Fourth Avenue Cafe』はるろ剣のアニメの曲としても使われていましたが、差し替え しかしラルクが活動再開した際には復活シングルの『虹』が、同じるろ剣の映画の主題歌になりました。
  復活したラルクはメンバーの入れ替わりもありましたが、CMに出たりアルバムやシングルを同時にリリースしたり精力的に活動しました。 
 広告展開ではかなりのイメージチェンジをしていました。
 いま思うとある種の負債を払っていたのかもしれません。
 なお新メンバー加入には、当時は賛否両論あったようです。
 あの回収騒ぎで販売停止になったシングルがけっきょく九年も発売されなかったのです。
  シングルでしか聞けない音源も入っていました。
 ちなみに当時のメンバーで撮ったこの曲のミュージックビデオはいまだ公開されていないので、一ファンとしてもやもやしますね。
 ぼくはラルクのファンとしては新参もので、事件後の一九九八年に『DIVE TO BLUE』と言う曲を聞いたのが聞き出すきっかけでした。
 その楽曲はイントロのディレイのきいたギターの音色や歌詞などに存分に「空」が表現されていて、その深い青の世界にぼくは無限の自由を感じました。
 表現の世界には未知の時空がある。これは悩ましく不自由なぼくたちにとって閉ざしてはいけない可能性なのだと思います。
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