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浮気野郎に目に物見せる
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「エレオノーラ、お前とは婚約破棄だ!俺はカレンを愛してる!これは真実の愛なんだ!」
王子ヨルンは浮気相手のカレンを抱きしめて、婚約者のエレオノーラを睨みつける。
「あらまぁ、では婚約破棄ということで慰謝料を請求しますわね」
「い、慰謝料?」
「あらぁ、お忘れですの?私達の婚約は王家と我が家の政略結婚。王家はどうしても我が家の財力が欲しかったのですのよ。だから、頭を下げてまで私の婚約者にヨルンを差し出したの。もしもヨルンが何かやらかして婚約が白紙になれば、我が家への莫大な慰謝料を払うと契約書まで書いていますのよ」
エレオノーラの家は王家よりもかなり裕福なのだ。
「慰謝料はちょっと………」
ヨルンは渋った。
そんなヨルンに、エレオノーラは優しく微笑む。
「そうね、ゲームに勝てたら慰謝料をなくしてもいいですわよ?」
「本当か!?」
「えぇ、じゃあ準備するから後日会いましょう」
「わかった」
後日。
そこには、30人のカレンがいた。
ヨルンが驚く中、エレオノーラは優雅に紅茶を飲みつつルール説明をする。
「ゲームのルール説明ですわ。ここにカレンさんのそっくりさんを29人集めましたの。真実の愛なら、一発でカレンさん本人を当ててくださるわよね?ハズレたら慰謝料は本来の請求額より倍ですけど、真実の愛ならハズレないから大丈夫ですわよね。では、スタートですの!」
笑顔のエレオノーラに、ヨルンは引きつった表情をしてしまう。
慰謝料倍額なんて聞いていないと焦るが、真実の愛を信じてカレンを探し始めた。
しかし、皆そっくりさん過ぎて誰がカレンかわからない。
皆喋ることも動くことも禁止され、椅子に大人しく座ってじっとしている。
ヨルンは探して探して、探しまくってやっとカレンだと思う可愛い人をみつけた。
ヨルンは自分の勝利を確信する。
こんなに可愛くて美しい人はカレンに違いないと………。
「エレオノーラ、カレンはこの人だ」
「ファ○ナルアンサー?」
「ファイナ○アンサー!」
「………」
「………」
「残念♡ハズレですわ」
「何ーーーっ!?」
エレオノーラは、扇子で口元を隠してクスクス笑う。
「さぁ貴女、ネームプレートのシールを剥がしてくださる?」
カレン含むそっくりさん達は、皆ネームプレートをつけていてシールで名前がわからないようになっている。
ヨルンが選んだ女性はシールを剥がすと、そこにはアマンダと書かれていた。
「残念でしたわね。せっかくだから、もっとカレンさんを探してみます?」
ヨルンを見下す眼差しのエレオノーラに、ヨルンは次こそはとカレンを探した。
しかし、二度目三度目と何度もチャレンジしてはカレンをみつけられなかった。
「本当にカレンはこの中にいるのか!?イカサマじゃないのか!?」
「あらぁ、酷い言いがかりですわね。カレンさん、シールを剥がしてくださる?」
エレオノーラの言葉に一人の女性がシールを剥がした。
そこには、しっかりとカレンと書かれている。
「カレンなのか?」
カレンを抱きしめようと笑顔でヨルンは近寄るが、そんなヨルンをカレンは強烈なビンタで迎える。
「ぶへっ!………え?」
「私をみつけてくれないなんて、酷い!私のこと愛してなかったのね!もう貴方なんて嫌いよ!」
怒りに染まった表情のカレン。
「カレン違っ……うぶっ!ぐほぉっ!!」
さらに強烈なビンタがヨルンの顔面を攻撃して、怒りが収まらないカレンはヨルンの股を蹴り上げて帰っていった。
「あらあら、フラレてしまいましたわね。でも婚約の白紙と慰謝料倍額は変わりませんからね」
ちなみに、この慰謝料は協力してくれたそっくりさん達に謝礼としてくばられるので、そっくりさん達はとてもホクホクといい笑顔をしていた。
こうして、浮気野郎は莫大な慰謝料を背負ったために国王の怒りを買い、稼ぎのいい鉱山に放り込まれ、慰謝料返済終了まで地上には出られなくなってしまった。
王子ヨルンは浮気相手のカレンを抱きしめて、婚約者のエレオノーラを睨みつける。
「あらまぁ、では婚約破棄ということで慰謝料を請求しますわね」
「い、慰謝料?」
「あらぁ、お忘れですの?私達の婚約は王家と我が家の政略結婚。王家はどうしても我が家の財力が欲しかったのですのよ。だから、頭を下げてまで私の婚約者にヨルンを差し出したの。もしもヨルンが何かやらかして婚約が白紙になれば、我が家への莫大な慰謝料を払うと契約書まで書いていますのよ」
エレオノーラの家は王家よりもかなり裕福なのだ。
「慰謝料はちょっと………」
ヨルンは渋った。
そんなヨルンに、エレオノーラは優しく微笑む。
「そうね、ゲームに勝てたら慰謝料をなくしてもいいですわよ?」
「本当か!?」
「えぇ、じゃあ準備するから後日会いましょう」
「わかった」
後日。
そこには、30人のカレンがいた。
ヨルンが驚く中、エレオノーラは優雅に紅茶を飲みつつルール説明をする。
「ゲームのルール説明ですわ。ここにカレンさんのそっくりさんを29人集めましたの。真実の愛なら、一発でカレンさん本人を当ててくださるわよね?ハズレたら慰謝料は本来の請求額より倍ですけど、真実の愛ならハズレないから大丈夫ですわよね。では、スタートですの!」
笑顔のエレオノーラに、ヨルンは引きつった表情をしてしまう。
慰謝料倍額なんて聞いていないと焦るが、真実の愛を信じてカレンを探し始めた。
しかし、皆そっくりさん過ぎて誰がカレンかわからない。
皆喋ることも動くことも禁止され、椅子に大人しく座ってじっとしている。
ヨルンは探して探して、探しまくってやっとカレンだと思う可愛い人をみつけた。
ヨルンは自分の勝利を確信する。
こんなに可愛くて美しい人はカレンに違いないと………。
「エレオノーラ、カレンはこの人だ」
「ファ○ナルアンサー?」
「ファイナ○アンサー!」
「………」
「………」
「残念♡ハズレですわ」
「何ーーーっ!?」
エレオノーラは、扇子で口元を隠してクスクス笑う。
「さぁ貴女、ネームプレートのシールを剥がしてくださる?」
カレン含むそっくりさん達は、皆ネームプレートをつけていてシールで名前がわからないようになっている。
ヨルンが選んだ女性はシールを剥がすと、そこにはアマンダと書かれていた。
「残念でしたわね。せっかくだから、もっとカレンさんを探してみます?」
ヨルンを見下す眼差しのエレオノーラに、ヨルンは次こそはとカレンを探した。
しかし、二度目三度目と何度もチャレンジしてはカレンをみつけられなかった。
「本当にカレンはこの中にいるのか!?イカサマじゃないのか!?」
「あらぁ、酷い言いがかりですわね。カレンさん、シールを剥がしてくださる?」
エレオノーラの言葉に一人の女性がシールを剥がした。
そこには、しっかりとカレンと書かれている。
「カレンなのか?」
カレンを抱きしめようと笑顔でヨルンは近寄るが、そんなヨルンをカレンは強烈なビンタで迎える。
「ぶへっ!………え?」
「私をみつけてくれないなんて、酷い!私のこと愛してなかったのね!もう貴方なんて嫌いよ!」
怒りに染まった表情のカレン。
「カレン違っ……うぶっ!ぐほぉっ!!」
さらに強烈なビンタがヨルンの顔面を攻撃して、怒りが収まらないカレンはヨルンの股を蹴り上げて帰っていった。
「あらあら、フラレてしまいましたわね。でも婚約の白紙と慰謝料倍額は変わりませんからね」
ちなみに、この慰謝料は協力してくれたそっくりさん達に謝礼としてくばられるので、そっくりさん達はとてもホクホクといい笑顔をしていた。
こうして、浮気野郎は莫大な慰謝料を背負ったために国王の怒りを買い、稼ぎのいい鉱山に放り込まれ、慰謝料返済終了まで地上には出られなくなってしまった。
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