2 / 9
2◆カムイ視点
ラヴィニアは、私に次の指示を出した。
『カムイよ、魔女に会って人間になる秘薬を貰いにいきましょう。声出なくなるけど!』
「え、声出なくなるの嫌なんだけど………」
『私とは会話できますよ!』
「普通に嫌かな」
『ぐはっ!』
ラヴィニアに鋭利な一撃が炸裂。
ラヴィニアは涙目になった。
そんなことより、私は思うの……声出ないのは嫌だなって。
「秘薬の副作用で声出なくなるの?」
『いえ、結果的に秘薬の代価として声を奪われます』
「なるほど………よし、脅して秘薬貰おう!」
『ふぁっ!?』
私は、とりあえず魔女を脅してみようと結論を出した。
私が声を失わないためには仕方ないことだよ。
ラヴィニアのビックリしている声が聞こえたけど、気にしない気にしない!
「たのもー!」
私は、まるで道場破りのように魔女の店に入っていった。
魔女の店といっても、見た目は館である。
「ちょっと!ここ、道場じゃないわよ!?王子なら礼儀正しくしなさいよ!」
プンプン怒りながら出てきた魔女……魔女?
女の人を想像していたけど、魔女は男だったよ。
お胸が私と同じように真っ平らだ。
でも、どうやらオネェな魔女のようだから余計なことは言わないことにしよう。
さて、早速魔女を脅そう!
「いいから殺らせろ!」
あ、ちょっと脅しの言葉間違えたかも………。
そう思っても遅かった。
「や…ヤらせろ!?え、エッチ!ケダモノ!あたしが魅力的だからって、こんな…こんな……っ!いいわよ結婚しましょうダーリン!!♡」
「えっ!?」
魔女は一瞬困ったみたいな反応をして、すぐに嬉しそうに私に飛びついてきてキスを迫ってきた。
キスはなんとか回避したけど、私が驚愕してキスも回避したから魔女はショックを受けたような瞳でみつめてくる。
私が変な言い方したから、魔女も変な捉え方したのだろうね。
「「………」」
気不味い沈黙が流れる。
「とりあえず、離して?」
「今の、求婚じゃなかったの?」
ちょっと悲しげに魔女は聞く。
罪悪感を感じながらも私は答えた。
「………求婚ではないよ」
「………あたしのことを弄んだのね!」
「弄んではいないよ!?」
私は、変な誤解を解くことにしばらく苦労した。
「なるほど、事情はわかったわ。じゃあ、あたしにいい男紹介してくれたら、秘薬をタダであげるわよ♡」
『いけません!ちゃんと代価として声を差し出しましょう!』
「私の兄が恋人募集中だから、兄紹介するよ」
『カムイ!?』
私は兄を魔女に紹介する代わりに、声を失うことなく秘薬をゲットした。
ラヴィニアがちょっと不貞腐れていたけど、声出ないのは不便なんだからね!
………ちなみに、魔女に兄を紹介したら、そのまま恋人になったらしい。
魔女は魅力的な美人だったから、一目惚れしたんだと兄に惚気けられたよ。
『カムイよ、魔女に会って人間になる秘薬を貰いにいきましょう。声出なくなるけど!』
「え、声出なくなるの嫌なんだけど………」
『私とは会話できますよ!』
「普通に嫌かな」
『ぐはっ!』
ラヴィニアに鋭利な一撃が炸裂。
ラヴィニアは涙目になった。
そんなことより、私は思うの……声出ないのは嫌だなって。
「秘薬の副作用で声出なくなるの?」
『いえ、結果的に秘薬の代価として声を奪われます』
「なるほど………よし、脅して秘薬貰おう!」
『ふぁっ!?』
私は、とりあえず魔女を脅してみようと結論を出した。
私が声を失わないためには仕方ないことだよ。
ラヴィニアのビックリしている声が聞こえたけど、気にしない気にしない!
「たのもー!」
私は、まるで道場破りのように魔女の店に入っていった。
魔女の店といっても、見た目は館である。
「ちょっと!ここ、道場じゃないわよ!?王子なら礼儀正しくしなさいよ!」
プンプン怒りながら出てきた魔女……魔女?
女の人を想像していたけど、魔女は男だったよ。
お胸が私と同じように真っ平らだ。
でも、どうやらオネェな魔女のようだから余計なことは言わないことにしよう。
さて、早速魔女を脅そう!
「いいから殺らせろ!」
あ、ちょっと脅しの言葉間違えたかも………。
そう思っても遅かった。
「や…ヤらせろ!?え、エッチ!ケダモノ!あたしが魅力的だからって、こんな…こんな……っ!いいわよ結婚しましょうダーリン!!♡」
「えっ!?」
魔女は一瞬困ったみたいな反応をして、すぐに嬉しそうに私に飛びついてきてキスを迫ってきた。
キスはなんとか回避したけど、私が驚愕してキスも回避したから魔女はショックを受けたような瞳でみつめてくる。
私が変な言い方したから、魔女も変な捉え方したのだろうね。
「「………」」
気不味い沈黙が流れる。
「とりあえず、離して?」
「今の、求婚じゃなかったの?」
ちょっと悲しげに魔女は聞く。
罪悪感を感じながらも私は答えた。
「………求婚ではないよ」
「………あたしのことを弄んだのね!」
「弄んではいないよ!?」
私は、変な誤解を解くことにしばらく苦労した。
「なるほど、事情はわかったわ。じゃあ、あたしにいい男紹介してくれたら、秘薬をタダであげるわよ♡」
『いけません!ちゃんと代価として声を差し出しましょう!』
「私の兄が恋人募集中だから、兄紹介するよ」
『カムイ!?』
私は兄を魔女に紹介する代わりに、声を失うことなく秘薬をゲットした。
ラヴィニアがちょっと不貞腐れていたけど、声出ないのは不便なんだからね!
………ちなみに、魔女に兄を紹介したら、そのまま恋人になったらしい。
魔女は魅力的な美人だったから、一目惚れしたんだと兄に惚気けられたよ。
あなたにおすすめの小説
「今夜は、ずっと繋がっていたい」というから頷いた結果。
猫宮乾
BL
異世界転移(転生)したワタルが現地の魔術師ユーグと恋人になって、致しているお話です。9割性描写です。※自サイトからの転載です。サイトにこの二人が付き合うまでが置いてありますが、こちら単独でご覧頂けます。
悪役令嬢の兄、閨の講義をする。
猫宮乾
BL
ある日前世の記憶がよみがえり、自分が悪役令嬢の兄だと気づいた僕(フェルナ)。断罪してくる王太子にはなるべく近づかないで過ごすと決め、万が一に備えて語学の勉強に励んでいたら、ある日閨の講義を頼まれる。
シナリオ回避失敗して投獄された悪役令息は隊長様に抱かれました
無味無臭(不定期更新)
BL
悪役令嬢の道連れで従兄弟だった僕まで投獄されることになった。
前世持ちだが結局役に立たなかった。
そもそもシナリオに抗うなど無理なことだったのだ。
そんなことを思いながら収監された牢屋で眠りについた。
目を覚ますと僕は見知らぬ人に抱かれていた。
…あれ?
僕に風俗墜ちシナリオありましたっけ?
オメガに転化したアルファ騎士は王の寵愛に戸惑う
hina
BL
国王を護るαの護衛騎士ルカは最近続く体調不良に悩まされていた。
それはビッチングによるものだった。
幼い頃から共に育ってきたαの国王イゼフといつからか身体の関係を持っていたが、それが原因とは思ってもみなかった。
国王から寵愛され戸惑うルカの行方は。
※不定期更新になります。
その首輪は、弟の牙でしか外せない。
ゆずまめ鯉
BL
養子ゆえに、王位継承権を持たないオメガで長男のレイン(24)は、国家騎士団として秘密裏に働き、ただ義弟たちを守るためだけに生きてきた。
第一継承権を持つアルファで次男のリオール(19)は、そんな兄に「ごく潰し」と陰口を叩く連中を許せなかった。自分を犠牲にしてまで守る価値はないと思っていた。なにかと怪我の多い国家騎士団を辞めさせたかった。
初めて訪れた発情期のとき。約束をすっぽかされたリオールが不審に思い、兄の部屋へ行くと、国家騎士団の同僚──グウェンソード(28)に押し倒されるところを目撃して激高する。
「今すぐ部屋から出ろ!」
独占欲をあらわにしたリオールは、グウェンソードを部屋から追い出し、兄であるレインを欲望のままに抱いた。
翌朝、差し出されたのは特注の首輪──外せるのはリオールのみ。
「俺以外に触らせるな」
そう囁かれたレインは、何年も首輪と弟の執着に縛られ続けてきた。
弟には婚約者がいるのに、こんな関係を続けてもいいのか。
本当にこのままでもいいのか。
ひたすら執着して独占したがる弟と、罪悪感に苛まれる兄。
その首輪は、いつか弟の牙で血に染まるのか──。
どうにかしてレインを落としたいリオールと、弟との関係に悩むレインのオメガバースです。
リオール・グランケット(19)×レイン・グランケット(24)
※この作品は2015年頃に本文を書き、2017年頃にオメガバースに改稿、さらに2026年に手直しした作品になります。読みにくいかもしれません。ご了承ください。
三人称ですが攻めだったり受けだったり視点がよくかわります。攻め視点多めです。