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5◆ステファン視点
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私はステファン・オディール。
オディール国第二王子で、婚約者の名前はクロエ・ユリアス。
クロエと私の関係は………残念ながら冷えているとしか言い様がない。
理由が、クロエは自分にしか興味がない故に、私が仲良くしようと歩み寄っても躱されてしまうんだ。
いくら政略結婚だからって、ちょっとは興味をもてよ!?
私第二だけど王子なんだよ!!
まぁ、そういうわけでクロエとは仲良くない。
私は仲良くしたいんだが、もう流石に諦めている。
私達が通うルシエル学園。
私は3年生で、今は2学期に入ったばかりだ。
来年卒業した後は、私とクロエの結婚式がある。
憂鬱に思いながら、私の教室であるAクラスに向かった。
しばらくすると、担任が一人の少年を連れてクラスに入ってくる。
その少年に、私の胸がドキッと高鳴ったんだ。
「今から転校生を紹介する」
それは季節外れの転校生だった。
愛らしい笑顔が素敵な可愛い少年。
まるで、天使のように彼は可愛い。
………クロエとは大違いだと思った。
「アルマ・シルバーです。よろしくお願い致します」
シルバーは確か子爵家だったと思い出す。
アルマはどうやら、シルバー子爵が養子にした子らしい。
休み時間に、私はアルマと仲良くなりたくて声をかけてみた。
私をみつめる瞳に、私は喜びを得る。
………クロエの瞳には、私は映らないから。
「初めまして、アルマ。私はステファン・オディール。わからないことは私に聞いてね」
微笑みかけると照れたように笑う可愛いアルマ。
歩み寄ってくれないクロエに疲弊していた心が、癒やされるようだった。
オディール国第二王子で、婚約者の名前はクロエ・ユリアス。
クロエと私の関係は………残念ながら冷えているとしか言い様がない。
理由が、クロエは自分にしか興味がない故に、私が仲良くしようと歩み寄っても躱されてしまうんだ。
いくら政略結婚だからって、ちょっとは興味をもてよ!?
私第二だけど王子なんだよ!!
まぁ、そういうわけでクロエとは仲良くない。
私は仲良くしたいんだが、もう流石に諦めている。
私達が通うルシエル学園。
私は3年生で、今は2学期に入ったばかりだ。
来年卒業した後は、私とクロエの結婚式がある。
憂鬱に思いながら、私の教室であるAクラスに向かった。
しばらくすると、担任が一人の少年を連れてクラスに入ってくる。
その少年に、私の胸がドキッと高鳴ったんだ。
「今から転校生を紹介する」
それは季節外れの転校生だった。
愛らしい笑顔が素敵な可愛い少年。
まるで、天使のように彼は可愛い。
………クロエとは大違いだと思った。
「アルマ・シルバーです。よろしくお願い致します」
シルバーは確か子爵家だったと思い出す。
アルマはどうやら、シルバー子爵が養子にした子らしい。
休み時間に、私はアルマと仲良くなりたくて声をかけてみた。
私をみつめる瞳に、私は喜びを得る。
………クロエの瞳には、私は映らないから。
「初めまして、アルマ。私はステファン・オディール。わからないことは私に聞いてね」
微笑みかけると照れたように笑う可愛いアルマ。
歩み寄ってくれないクロエに疲弊していた心が、癒やされるようだった。
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