奥様達の秘密のお茶会を覗きに行った旦那様が深淵を覗いてしまったらしい

ミクリ21 (新)

文字の大きさ
1 / 1

旦那様は聞いた!

しおりを挟む
妻が月一で秘密のお茶会に出かける。

どんなお茶会か知らないが、秘密なんて言われたら気になるじゃないか。

ということで、妻を尾行してお茶会会場の御婦人の屋敷に潜入をした。

ちゃんと相手の旦那さんである友人モービスから許可はもらっている。

どうやらモービスも気になっていたらしいが、一人でお茶会に潜入する勇気がなかったらしい。

僕と彼は、妻達の秘密のお茶会を知りたい仲間ということで、二人でお茶会が開かれている庭の茂みに潜んでみた。



そして、さっそく妻含む奥様達の話しがスタートしたわけなのだが………。



「シルビア様の旦那様は肉体が逞しいわよね。やっぱりあっちも逞しいのかしら?」

「えぇ、夫は逞しすぎて、ヤッた翌日には私は屍に成り果てますの」

「あらぁ~!家の夫なんて未だに子供なんじゃないのってぐらい小さいから羨ましいわ!」

なんと、秘密のお茶会ってつまり猥談のことだったようだ。

会場には使用人はメイドだけで、潜んでいることに居た堪れなさを感じる。



「モービスはすごいのよ!モービスのエクスカリバーは立派なんだから!」

「まぁ!モービス様ってあんなに華奢なのに?」

へぇ、モービスって立派なんだ。

なんか悔しいので、からかってやろう。

「モービス、お前アレにエクスカリバーなんて名前つけてるの?」

「やめて聞かないで!?」

恥ずかしそうに真っ赤になるモービス。

ちょっと愉快になっていたのだが……。

「アダムのピストルは普通なんだけど、彼ったら疲れやすいからってワンラウンドしかしてくれないの。だから、マムシドリンクでも盛ってやろうと思ってるのよ」

「!?」

妻が僕のことを話し出して、隣からくすくす笑う声がする。

この野郎……。

「あら!マムシドリンクいいわね。私もモービスに盛ることにするわ!」

「!?」

モービスは、まさか自分もマムシドリンクを盛られると知って絶望顔している。

……まぁ、その、お互いに頑張ろう。



マムシドリンク……けして毒ではないんだ。

かなり強めの精力剤で、違法でもない。

だが、苦くて臭くてギンギンになる代わりにキスは嫌がられるようなものだ。

昔罰ゲームで飲んだのが嫌な思い出である。

あれを、盛られるのか……。



ふと、僕とモービスは気づいた。

……僕の妻とモービスの妻が、こちらをみている。

僕達と彼女達の目が見つめ合っている。

世の中には、深淵を覗く時深淵もまたこちらを覗いているという言葉があるのだが、僕達は今すごくその意味を理解した気がした。

そして、僕達は尻尾を巻いてさっさと逃げ出した。

………妻帰宅の際にどんな顔をして会えばいいのやらと、僕達は頭を抱えたのは言うまでもないのだった。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)

MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

落ち込んでいたら綺麗なお姉さんにナンパされてお持ち帰りされた話

水無瀬雨音
恋愛
実家の花屋で働く璃子。落ち込んでいたら綺麗なお姉さんに花束をプレゼントされ……? 恋の始まりの話。

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

俺様上司に今宵も激しく求められる。

美凪ましろ
恋愛
 鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。  蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。  ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。 「おまえの顔、えっろい」  神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。  ――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。

病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜

来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。 望んでいたわけじゃない。 けれど、逃げられなかった。 生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。 親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。 無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。 それでも――彼だけは違った。 優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。 形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。 これは束縛? それとも、本当の愛? 穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

処理中です...