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第六章「副隊長編」
風を操る人
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出掛けにわちゃわちゃした俺とウィルは、送迎の馬車に乗り遅れた。
「ごめん……。」
ウィルが責任を感じたのか、赤くなって謝ってきた。
普通に馬車を頼めば済む話だし、そんなに気にしなくていいのに。
「……いや、かえって都合がいい。」
俺はニヤッと笑ってそう言った。
せっかくだしな。
一度やってみたい事があった。
俺の含み笑いに、ウィルが不思議そうな顔をする。
「どうするんだ?」
「とりあえず、町外れの丘まで行こう。」
俺はウィルの手を引いて丘に向かった。
訳がわからない顔をするウィルを、いいからいいからと連れていく。
ちなみにシルクがどうしているかと言うと、多分、ギルに拉致られてると思う。
俺がシルクの服も買わないとと言っていたら、ギルが自分が用意するからいいと言われ、昨日、朝に迎えに行くとシルクに言っていた。
どこかで支度をさせて会場に一緒に行くつもりのようだ。
だからシルクがどんな格好で来るか俺は知らない。
踊り子のドレスとか着せられてたらどうしよう……。
変態ならやりかねないので少し心配だ。
「サーク、どうするんだ?こんなところに来て?」
丘に着くとウィルが心配そうに言った。
俺はにっこり笑った。
「ヴィオール出して。」
「えっ!?ヴィオールで行く気か!?」
「うん。ウィル、操れるでしょ?」
「出来るけど……。」
ウィルは渋い顔をした。
精霊になったとはいえ、竜を人前に出すのはやはり気が引けるのだろう。
「大丈夫。姿隠しを使うから。」
「う~ん。なら良いけど……。」
ウィルはそう言って、ヴィオールを出した。
ヴィオールは久しぶりに素の大きさで出してもらえて、嬉しそうに顔を擦り付けてウィルに甘えている。
甘噛みはしないでよ?ヴィオール?
俺は動きやすいように、着物の裾を捲った。
「ちょっと待てっ!!何してるんだ!?サーク!?」
「は?動きやすいように、裾をまとめてるんだけど?」
「なんで足をさらすんだっ!!」
「え?でも、着物で走ったり、用を足したりする時はこうするんだぞ?」
「だからって……っ!!」
裾を順番に捲り上げて帯に挟んだ俺を、ウィルが真っ赤になって見ている。
まぁ文化の差だから仕方ないけど、別に卑猥な事をしている訳じゃないんだけどな~。
「サーク……俺…今日、結構、ギリギリで我慢してるんだ……。これ以上、惑わせないでくれ……。」
「う~ん、そう言われてもな~。」
「もういい!早く乗ってくれっ!!」
めちゃくちゃ照れてるウィルにそう言われ、俺はヴィオールに近づいた。
ヴィオールは何をしようとしているかわかっているらしく、前足を畳んで地面に首を伸ばし、乗りやすいようにしてくれた。
「凄いな、ヴィオール。お利口さん。」
俺は首を撫でながらひょいと跨がった。
その後ろにウィルが身軽に飛び乗る。
「さすが!馬上の貴公子!」
「おだてても許さないからな。」
「まあまあ。帰ってから何でも叶えてあげるから。」
「覚えてろよ、サーク。」
ウィルは今日は口が悪い。
物凄く照れているのだ。
俺は姿隠しの術を使い、ウィルはヴィオールに指示を出す。
ヴィオールが翼を広げ、助走をつけ出した。
「わっ!わっ!……うわあぁっ!!」
不安定なヴィオールの背中で、ドシドシ歩く振動に俺は叫んだ。
おっかなくて、その首にしがみつく。
考えてみたら、前は飛んでいるところに乗ったのであって、飛び立つ背中に乗ったのは初めてだ。
羽ばたく翼の風も強く、俺は悲鳴を上げた。
「ぎゃあああぁぁ~っ!!」
「サーク!しっかり!飛べば安定するからっ!!」
ウィルはこの状況なのに、竜の骨格の一部をつかんでヴィオールの背で中腰になっている。
何、その体幹の強さ??
ヴィオールは斜面を駆け下りる。
俺は怖くてただしがみついていた。
ふわり、とその振動が消えた。
「サーク!風が足りない!!上昇気流を起こせるか!?」
「わかったっ!!」
俺はヴィオールにしがみついたまま、公式を解した。
ぶわっと下から風が吹き上げる。
「ぎゃあああぁぁっ!!」
ヴィオールが不安定に揺れ、翼をはためかす筋肉の動きがその巨体を揺らす。
何が何だかわからなくて、俺は目を固く閉じていた。
「サーク、もう大丈夫だよ。」
しばらくすると振動はなくなり、とても静かになった。
ウィルの声に目を開けると、一面が雲と空に変わっていた。
「うへぇ~。怖かった……。」
「そうか?慣れれば何て事ないぞ?」
「何か……ウィルが何であんなに上手に馬を操るかわかった気がする……。」
「ん~、でも、馬は馬でまた違うんだけどね。」
「そうなの!?」
「うん。竜は飛んでしまえば安定してるけど、馬は常に振動しているし、筋肉も動いてるだろ?」
「わかるようかわからないような……。」
「まぁいいだろ?そんなことより、空を楽しめばいい。」
そう言ったウィルは、懐かしそうに目を細めていた。
安定したからなのか、座って俺を後ろから抱き締める。
風がウィルの髪を鋤いていた。
「ウィル……綺麗だ…。」
「は!?何をいきなり!?」
「空に帰ったウィルは、凄く自由で、凄く綺麗だ。」
「………ありがとう。」
ウィルは恥ずかしそうにそう言うと、俺の肩に顔を埋めた。
俺たちは、ほんの短い空の旅を楽しむ。
町の奥にある大聖堂が見えてきた。
鐘が鳴っているので、教会での誓いの式は無事に終わったのだろう。
誓いの式は家族だけで行われ、俺達は披露宴からの参加だ。
魔力で教会を見ると、ちょうどサムとライルさん達が教会から出てきたところだった。
「ウィル、近づいて少し教会の上を旋回できる?」
「いいよ。やってみる。」
俺が何かしたいのだと気づいたウィルは、クスッと笑って、ヴィオールを操ってくれた。
俺は公式を解した。
たくさんの花びらが、ヴィオールから下に落ちていく。
下で歓声が上がるのが聞こえた。
「……綺麗だな。」
「ウィルと俺からのサプライズプレゼントって事で。」
「俺は何もしてないぞ?」
「ヴィオールをウィルが操ってくれたから出来たんだよ。ふたりの初めての共同作業って事だな。」
「何だよ、それ……。」
ニッと笑った俺に、ウィルがそっと口付けた。
ちょっと不意打ちを食らってしまったが、ヴィオールも安定していたので、俺も応えた。
空の上でキスしたのは、初めての経験だった。
「ごめん……。」
ウィルが責任を感じたのか、赤くなって謝ってきた。
普通に馬車を頼めば済む話だし、そんなに気にしなくていいのに。
「……いや、かえって都合がいい。」
俺はニヤッと笑ってそう言った。
せっかくだしな。
一度やってみたい事があった。
俺の含み笑いに、ウィルが不思議そうな顔をする。
「どうするんだ?」
「とりあえず、町外れの丘まで行こう。」
俺はウィルの手を引いて丘に向かった。
訳がわからない顔をするウィルを、いいからいいからと連れていく。
ちなみにシルクがどうしているかと言うと、多分、ギルに拉致られてると思う。
俺がシルクの服も買わないとと言っていたら、ギルが自分が用意するからいいと言われ、昨日、朝に迎えに行くとシルクに言っていた。
どこかで支度をさせて会場に一緒に行くつもりのようだ。
だからシルクがどんな格好で来るか俺は知らない。
踊り子のドレスとか着せられてたらどうしよう……。
変態ならやりかねないので少し心配だ。
「サーク、どうするんだ?こんなところに来て?」
丘に着くとウィルが心配そうに言った。
俺はにっこり笑った。
「ヴィオール出して。」
「えっ!?ヴィオールで行く気か!?」
「うん。ウィル、操れるでしょ?」
「出来るけど……。」
ウィルは渋い顔をした。
精霊になったとはいえ、竜を人前に出すのはやはり気が引けるのだろう。
「大丈夫。姿隠しを使うから。」
「う~ん。なら良いけど……。」
ウィルはそう言って、ヴィオールを出した。
ヴィオールは久しぶりに素の大きさで出してもらえて、嬉しそうに顔を擦り付けてウィルに甘えている。
甘噛みはしないでよ?ヴィオール?
俺は動きやすいように、着物の裾を捲った。
「ちょっと待てっ!!何してるんだ!?サーク!?」
「は?動きやすいように、裾をまとめてるんだけど?」
「なんで足をさらすんだっ!!」
「え?でも、着物で走ったり、用を足したりする時はこうするんだぞ?」
「だからって……っ!!」
裾を順番に捲り上げて帯に挟んだ俺を、ウィルが真っ赤になって見ている。
まぁ文化の差だから仕方ないけど、別に卑猥な事をしている訳じゃないんだけどな~。
「サーク……俺…今日、結構、ギリギリで我慢してるんだ……。これ以上、惑わせないでくれ……。」
「う~ん、そう言われてもな~。」
「もういい!早く乗ってくれっ!!」
めちゃくちゃ照れてるウィルにそう言われ、俺はヴィオールに近づいた。
ヴィオールは何をしようとしているかわかっているらしく、前足を畳んで地面に首を伸ばし、乗りやすいようにしてくれた。
「凄いな、ヴィオール。お利口さん。」
俺は首を撫でながらひょいと跨がった。
その後ろにウィルが身軽に飛び乗る。
「さすが!馬上の貴公子!」
「おだてても許さないからな。」
「まあまあ。帰ってから何でも叶えてあげるから。」
「覚えてろよ、サーク。」
ウィルは今日は口が悪い。
物凄く照れているのだ。
俺は姿隠しの術を使い、ウィルはヴィオールに指示を出す。
ヴィオールが翼を広げ、助走をつけ出した。
「わっ!わっ!……うわあぁっ!!」
不安定なヴィオールの背中で、ドシドシ歩く振動に俺は叫んだ。
おっかなくて、その首にしがみつく。
考えてみたら、前は飛んでいるところに乗ったのであって、飛び立つ背中に乗ったのは初めてだ。
羽ばたく翼の風も強く、俺は悲鳴を上げた。
「ぎゃあああぁぁ~っ!!」
「サーク!しっかり!飛べば安定するからっ!!」
ウィルはこの状況なのに、竜の骨格の一部をつかんでヴィオールの背で中腰になっている。
何、その体幹の強さ??
ヴィオールは斜面を駆け下りる。
俺は怖くてただしがみついていた。
ふわり、とその振動が消えた。
「サーク!風が足りない!!上昇気流を起こせるか!?」
「わかったっ!!」
俺はヴィオールにしがみついたまま、公式を解した。
ぶわっと下から風が吹き上げる。
「ぎゃあああぁぁっ!!」
ヴィオールが不安定に揺れ、翼をはためかす筋肉の動きがその巨体を揺らす。
何が何だかわからなくて、俺は目を固く閉じていた。
「サーク、もう大丈夫だよ。」
しばらくすると振動はなくなり、とても静かになった。
ウィルの声に目を開けると、一面が雲と空に変わっていた。
「うへぇ~。怖かった……。」
「そうか?慣れれば何て事ないぞ?」
「何か……ウィルが何であんなに上手に馬を操るかわかった気がする……。」
「ん~、でも、馬は馬でまた違うんだけどね。」
「そうなの!?」
「うん。竜は飛んでしまえば安定してるけど、馬は常に振動しているし、筋肉も動いてるだろ?」
「わかるようかわからないような……。」
「まぁいいだろ?そんなことより、空を楽しめばいい。」
そう言ったウィルは、懐かしそうに目を細めていた。
安定したからなのか、座って俺を後ろから抱き締める。
風がウィルの髪を鋤いていた。
「ウィル……綺麗だ…。」
「は!?何をいきなり!?」
「空に帰ったウィルは、凄く自由で、凄く綺麗だ。」
「………ありがとう。」
ウィルは恥ずかしそうにそう言うと、俺の肩に顔を埋めた。
俺たちは、ほんの短い空の旅を楽しむ。
町の奥にある大聖堂が見えてきた。
鐘が鳴っているので、教会での誓いの式は無事に終わったのだろう。
誓いの式は家族だけで行われ、俺達は披露宴からの参加だ。
魔力で教会を見ると、ちょうどサムとライルさん達が教会から出てきたところだった。
「ウィル、近づいて少し教会の上を旋回できる?」
「いいよ。やってみる。」
俺が何かしたいのだと気づいたウィルは、クスッと笑って、ヴィオールを操ってくれた。
俺は公式を解した。
たくさんの花びらが、ヴィオールから下に落ちていく。
下で歓声が上がるのが聞こえた。
「……綺麗だな。」
「ウィルと俺からのサプライズプレゼントって事で。」
「俺は何もしてないぞ?」
「ヴィオールをウィルが操ってくれたから出来たんだよ。ふたりの初めての共同作業って事だな。」
「何だよ、それ……。」
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