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序章
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『僕』以外誰もいない音楽室は静まりかえっていた。
手に持っているトロンボーンは冷たく、重かった。自主練習をしようと出したが、今のような気分じゃ良い音は出せない。
やっぱり、ケースにしまおうと考えた僕は座っていた椅子から立ち上がり・・・ポケットに入ってあった紙の切れ端を取り出し、クスリと笑った。
「何だよ、これ」
それはいわゆる『女の子』の字と言う程丸っこくて可愛らしいわけでもない、でも角張った字でもない、『彼女』の字で書かれていた。
『君の音がだいすき。』
その後、僕はちょっとだけ彼女のために泣いてあげた。
手に持っているトロンボーンは冷たく、重かった。自主練習をしようと出したが、今のような気分じゃ良い音は出せない。
やっぱり、ケースにしまおうと考えた僕は座っていた椅子から立ち上がり・・・ポケットに入ってあった紙の切れ端を取り出し、クスリと笑った。
「何だよ、これ」
それはいわゆる『女の子』の字と言う程丸っこくて可愛らしいわけでもない、でも角張った字でもない、『彼女』の字で書かれていた。
『君の音がだいすき。』
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