4 / 5
第1章 始まる恋 編
4話 動き出す荒波
しおりを挟む
俺たちは6年生となった。
本当に仲の良い友達もでき、学校が終わっては家につき次第、ゲーム機を持ち友達の家に集まることが増えていった。(参加は全員男子)
―とある日の友達の家―
この日は、放課後に遊ぶのではなく、土曜日の午前中に集まっていた。
放課後よりも長く遊べるので小学生の俺からすれば、土曜日と言う日が最高に待ち遠しかった。
小学生の遊ぶ内容は、外でサッカーやドッジボール、部屋でゲーム(DMなど)やカードゲームをすることが多かった。
特に集まることが多いのが 林樹《はやし いつき》の家であった。
樹は、運動神経がよく、かっこいいやつだった。当然女子からの人気も高い。
その日は、8人が集合し、最初にサッカーをして楽しみ、友達である樹の部屋に戻ってゲームをすることとなった。
俺は、昔では想像もつかないようなことが今現在起こっていることに素直に嬉しいという気分が、友達の家を来るたびに感じていた。
そして、
友達①「DMでマリカートしねぇ?」
樹「いいね」
友達②「でもさ、なんか物足りないよな」
隆之「物足りない?」
友達②「そう なんかもうひとひねり面白いことしたい」
友達③「じゃあさ、最下位のやつが好きな人を言うってやつは?」
友達②「いいね! それだ!」
なぜかみんなそれに賛成していたが、俺は嫌だとは言えず渋々することとした。
だが、絶対に負けられない。そう思った。
負けたら恥ずかしいどころじゃない。
手が汗ばんでたため、服に汗を吸収させるために、服に手を掴み汗を拭う。
俺は、必死になってマリカートをした。
結果として、俺は最下位になるのを防いだ。
最下位になったのは樹だった。
樹「まじかよー 最悪だ!」
友達②「いつき誰が好きなだよ 教えろよ」
友達③「いないとか無しだぞ」
隆之「........」
樹「言わないとだめだよな?(笑)」
友達②「もち」
樹「..........」
友達③「はやく」
樹「分かったよ........あゆみだよ」
隆之「.....あゆみ?」
友達②「それって、ひなたあゆみのこと?」
樹「.......そうだよ あぁーまじではずい(笑)」
友達①「まじか意外だな」
友達③「確かに最近仲いいよな」
友達②「告白しなよ(笑)」
樹「.........もうここまできたらやってやるよ!」
友達②「まじか かっけぇ」
友達①「すげぇな」
隆之「........」俺は思考停止していた。
多分顔に出ていたのだと思う。
でも、みんなは樹に集中していたのでバレていないかった。
自分の大切な友達が歩を。
放心状態だった。
友達②「いつ告白するんだよ(笑)」
樹「んー、...修学旅行で告るわ(笑)」
友達①「めっちゃ楽しみだわ」
樹「でも不安やわーー」
友達③「大丈夫やろ 両思いだと思うけどな」
隆之「………」
こんな感じの話が正午12時頃まで続き、お開きとなった。
―修学旅行(前日談)―
修学旅行では1泊2日で奈良・京都・大阪に行くこととなっていた。
運命の日だった。
修学旅行の班は、男女2人ずつのペアで行動することになっていた。
同じ班のメンバーは、男子は、俺(明智 隆之)と林 樹(はやし いつき)、女子は、日向 歩(ひなた あゆみ)と高山 美咲(たかやま みさき)であった。
高山美咲は、歩と一番仲の良い存在でおのずとこの2人が修学旅行中一緒に行動するのは目に見えていた。
美咲の髪はロングで肘の上まである。
上品な女子で動作全てに品があった。
なぜ、俺がこのメンバーにいるのかと言うと、樹に同じメンバーになるように頼まれていたからであった。
樹「たかゆきさ、今度の修学旅行の班一緒にならん?」
隆之「俺が?」
樹「あぁ、たかゆきってさ、あゆみと仲いいから話して告白の時間とか作ってくれそうかなって」
隆之「.....そうだったな 告るんだったな」
樹「頼む!」
隆之「.....分かったよ」
樹「ありがとう!!」
俺は、もどかしさに苛まれていた。
答えが出ない。
俺たちの行き先は、まず奈良に行き、東大寺や鹿公園などを見て、京都に行き、清水寺・金閣寺など1日目は、観光と言う名の勉強がメイン
2日目は、大阪のテーマパークUSNに朝から行き、昼の16時ごろまで遊び、その後帰宅と言う流れであった。
そして、告白は2日目のUSNの終わりに決行することとなった。
本当に仲の良い友達もでき、学校が終わっては家につき次第、ゲーム機を持ち友達の家に集まることが増えていった。(参加は全員男子)
―とある日の友達の家―
この日は、放課後に遊ぶのではなく、土曜日の午前中に集まっていた。
放課後よりも長く遊べるので小学生の俺からすれば、土曜日と言う日が最高に待ち遠しかった。
小学生の遊ぶ内容は、外でサッカーやドッジボール、部屋でゲーム(DMなど)やカードゲームをすることが多かった。
特に集まることが多いのが 林樹《はやし いつき》の家であった。
樹は、運動神経がよく、かっこいいやつだった。当然女子からの人気も高い。
その日は、8人が集合し、最初にサッカーをして楽しみ、友達である樹の部屋に戻ってゲームをすることとなった。
俺は、昔では想像もつかないようなことが今現在起こっていることに素直に嬉しいという気分が、友達の家を来るたびに感じていた。
そして、
友達①「DMでマリカートしねぇ?」
樹「いいね」
友達②「でもさ、なんか物足りないよな」
隆之「物足りない?」
友達②「そう なんかもうひとひねり面白いことしたい」
友達③「じゃあさ、最下位のやつが好きな人を言うってやつは?」
友達②「いいね! それだ!」
なぜかみんなそれに賛成していたが、俺は嫌だとは言えず渋々することとした。
だが、絶対に負けられない。そう思った。
負けたら恥ずかしいどころじゃない。
手が汗ばんでたため、服に汗を吸収させるために、服に手を掴み汗を拭う。
俺は、必死になってマリカートをした。
結果として、俺は最下位になるのを防いだ。
最下位になったのは樹だった。
樹「まじかよー 最悪だ!」
友達②「いつき誰が好きなだよ 教えろよ」
友達③「いないとか無しだぞ」
隆之「........」
樹「言わないとだめだよな?(笑)」
友達②「もち」
樹「..........」
友達③「はやく」
樹「分かったよ........あゆみだよ」
隆之「.....あゆみ?」
友達②「それって、ひなたあゆみのこと?」
樹「.......そうだよ あぁーまじではずい(笑)」
友達①「まじか意外だな」
友達③「確かに最近仲いいよな」
友達②「告白しなよ(笑)」
樹「.........もうここまできたらやってやるよ!」
友達②「まじか かっけぇ」
友達①「すげぇな」
隆之「........」俺は思考停止していた。
多分顔に出ていたのだと思う。
でも、みんなは樹に集中していたのでバレていないかった。
自分の大切な友達が歩を。
放心状態だった。
友達②「いつ告白するんだよ(笑)」
樹「んー、...修学旅行で告るわ(笑)」
友達①「めっちゃ楽しみだわ」
樹「でも不安やわーー」
友達③「大丈夫やろ 両思いだと思うけどな」
隆之「………」
こんな感じの話が正午12時頃まで続き、お開きとなった。
―修学旅行(前日談)―
修学旅行では1泊2日で奈良・京都・大阪に行くこととなっていた。
運命の日だった。
修学旅行の班は、男女2人ずつのペアで行動することになっていた。
同じ班のメンバーは、男子は、俺(明智 隆之)と林 樹(はやし いつき)、女子は、日向 歩(ひなた あゆみ)と高山 美咲(たかやま みさき)であった。
高山美咲は、歩と一番仲の良い存在でおのずとこの2人が修学旅行中一緒に行動するのは目に見えていた。
美咲の髪はロングで肘の上まである。
上品な女子で動作全てに品があった。
なぜ、俺がこのメンバーにいるのかと言うと、樹に同じメンバーになるように頼まれていたからであった。
樹「たかゆきさ、今度の修学旅行の班一緒にならん?」
隆之「俺が?」
樹「あぁ、たかゆきってさ、あゆみと仲いいから話して告白の時間とか作ってくれそうかなって」
隆之「.....そうだったな 告るんだったな」
樹「頼む!」
隆之「.....分かったよ」
樹「ありがとう!!」
俺は、もどかしさに苛まれていた。
答えが出ない。
俺たちの行き先は、まず奈良に行き、東大寺や鹿公園などを見て、京都に行き、清水寺・金閣寺など1日目は、観光と言う名の勉強がメイン
2日目は、大阪のテーマパークUSNに朝から行き、昼の16時ごろまで遊び、その後帰宅と言う流れであった。
そして、告白は2日目のUSNの終わりに決行することとなった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
友達の妹が、入浴してる。
つきのはい
恋愛
「交換してみない?」
冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。
それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。
鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。
冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。
そんなラブコメディです。
女子ばっかりの中で孤軍奮闘のユウトくん
菊宮える
恋愛
高校生ユウトが始めたバイト、そこは女子ばかりの一見ハーレム?な店だったが、その中身は男子の思い描くモノとはぜ~んぜん違っていた?? その違いは読んで頂ければ、だんだん判ってきちゃうかもですよ~(*^-^*)
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
今日の授業は保健体育
にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり)
僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。
その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。
ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる