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ドキドキ出会い編

10.居候じゃなくて、、、

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忙しいカイデンはエドワードとアーヴィングにちゃんと駿にこの世界のこと説明しろよ!と言い残し去っていった。
残された駿達もゆっくりと帰路に着くことにした。



ギルドを後にした3人はみんなの家に向かっていた。
(駿がエドワードとアーヴィングの家と言ったら3人の家だと否定されたので、みんなの家と呼ぶようになりました)






「夕飯はいつものとこで買うか?それともアーヴィングなにか家に置いてあったか?」

「いや、家には何もありませんからご飯を買って帰りましよぅうか。」


という2人の会話を聞いて
「僕が夕飯作りましょうか?」

と駿は何の気なしに言ったのだが、エドワードとアーヴィングは作れるのか!?と驚いて、駿が簡単なものですがと零しても嬉しそうに笑っていた。


「駿の手料理なんて絶対食べたい!俺はラッキーだな!よし、市場で食材を買って帰ろう。駿はこの世界の食材がどんなものか知らないだろう?
せっかくだからアーヴィングと2人で教えてやるよ。
と言っても俺は料理が出来ないから食べた感想しか言えないんだがな。」



「いいですね。駿、私は少しだけなら料理できますのでお手伝いしますよ。ぜひ駿の世界の料理を教えてください。

それから、私は調理する観点でも食材を教えられますのでなんでも聞いてくださいね。もちろん調薬に関しても。」




2人は駿に優しく言いながら、少しギラギラした目で駿の手料理を欲していた。駿は自分の料理がこんなに求めてもらえるなんてと感動して嬉しくなってころころと笑っていた。
それに釣られてほかの2人もはははと笑顔を零すのだった。







そんなこんなで食材を教えて貰いながら市場で買い物をし家にたどり着いた。市場はアジアの国々でよくあるような屋台が並んでいる形式で見て回るだけでも楽しかった。


だが、市場での感想を忘れるくらい驚いたのは着いた家のでかさだった。その家は日本にいた頃御屋敷とか大豪邸とか言われるような大きさで入口には西洋のお城などにある門まであった。

2人が言うには冒険者はランクが上がると金目当てで狙われる可能性もあるとか。もちろん1体1なら下のランクのものに負けるわけは無いが、束になられたらわからないから家は用心して強い作りにしてあるらしい。面白いよね。




「お、おじゃまします。わぁすごい中もこんなに綺麗なんですね。シンプルだけど細部まで上品な感じで素敵です。」




「おほめに頂き光栄です。実は僕がデザインした家なので、嬉しいです。

それと駿。さっきも言ったけどここは駿の家になるんですよ?
おじゃましますじゃなくて!ほかの言葉でいいんですよ?」


「そうだぞ駿。俺らの家でもあるが、これからは駿の家でもあるんだ。

俺は違う言葉で迎えたいぞ!」


「アーヴィングさん、エドさん







ただいま!!」





「「おかえり!」」
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