おじいちゃんと孫の伝説ができるまで…

Kamida

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一章 魔法が使える世界

一話 長閑な日常

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 この世界では魔法が存在し、魔法には属性があり6つ存在する。火、水、風、土、そして、光と闇である。その全ての属性を極め、有りとあらゆる魔術を操り魔法の頂点に立った者を人々は「大賢者」と呼び敬った。


 七つの国が存在し、各国は魔法塔で魔法使いを育て魔法使いの人数で国の大きさと豊かさを示していた。
 その中でもベリルス魔法帝国は、最も古い歴史を持ち大国として世界で名を刻んでいる国の一つである。

 帝国の首都ベリルザールの外れにある広大な森が広がっている。その奥深くに馬小屋のような小さな家が建っていた。そこには少年と老人が住んでいた。

「おーい、ウォーリン。薪を持ってきておくれ」
白く髭の長い長髪の老人が少年に声をかけた。

「はーい!今、取ってくるね!」
少年は、元気よく駆け出し家の裏から薪を数本抱えてきた。7、8歳くらいだろうか。幼い割には端正な顔立ちをしている少年が賑やかな笑顔を浮かべ走ってくる。

「はい!おじいちゃん、持ってきたよ!」
「あぁ、ありがとう。そこに置いといてくれ」

ウォーリンは、腰を掛けていたおじいちゃんの隣に薪をおいた。

「待っていなさい、もう少しで朝ご飯ができるから。今日はウォーリンが好きなメルク鳥のスープだからな!」

「やった!ありがとうおじいちゃん!」

ウォーリンはピョンピョン跳び跳ねながら馬に餌をあげてくるといい走っていった。


 ウォーリンが馬に餌をあげて家に戻るとテーブルにクルミパン、メルク鳥のスープに大きな肉のステーキを並べるおじいちゃんがいた。

「おー、丁度呼びに行こうと思っていたところだったよ。さぁ、沢山食べなさい」

にこやかかな笑顔でおじいちゃん微笑んだ。
「はーい!いただきま~す!」
ウォーリンは、ステーキにかぶりついた。

「ハッハッハ、そんなに焦らんくても肉は何処にも行かんよ」

「だって、このステーキ美味しいんだもん!」
そういいながら、ウォーリンは数枚ステーキをペロリと平らげ、スープとパンを幸せそうに食べていた。おじいちゃんは幸せそうに微笑みながらウォーリンが食べている姿を眺めていた。


 朝食を済ませウォーリンは、日課である夕食に出すための獲物を捕りに森には行っていた。
 ウォーリンは、風系魔法を得意とし、よくおじいちゃんに教わっていた。空にはメルク鳥が優雅に飛んでいる。メルク鳥は、鮮やかな青色の色をしており観賞用としても人気のある高級な鳥だ。飛ぶのが早く捕まえるのが難しい鳥である。そのメルク鳥をあっという間に2匹捕まえ、ウォーリンは満面の笑みを浮かべていた。

「これで、おじいちゃんに褒めてもらえるぞ!」
 すると、奥から物音がした。草影に隠れてゆっくり覗き込むとそこには、大人よりも遥かに大きいジージャーと呼ばれる猪がいた。ウォーリンは、目を輝かせヨダレを滴しながら、
「今日はジージャーのステーキだ~!」
思わす飛び込んでしまった。ジージャーは体は大きいが臆病ですぐ逃げてしまう。しかも、逃げ足と避けるのが物凄く上手い。ウォーリンは、溢れ落ちるヨダレを拭きながら
「ウィンドカッター!」
魔法を放つが避けられてしまう。悩みなから作戦を考えている隙に一目散にジージャーは逃げてしまった。
「そんな~…待て~!」
ウォーリンは慌てて追いかける。
 ウォーリンが走っていると森が開けた。森から出たのだ。
「あっしまった!森から出るなって言われてるんだった!」
ウォーリンは慌てて森に戻ろうとするが遅かった。

「止まれ!」
足を止め振り返ると兵隊が5人立っており震えながら槍や剣を構えている。

「お前、何者だ!」
震えた声で兵隊の1人が訊ねた。

 ウォーリンが住んでいるこの広大な森は、"魔の森"と呼ばれており、誰も入ろうとはしない。しかも、森からは魔物が出ることもあり帝国兵が常に巡回している。
 そのため、普通は居るはずのない少年がいきなり森から出てきたため魔物と思い怖がっているのだろう。
ウォーリンは槍や剣を向けられたため慌てながら

「え、えっとこの森に住んでる者です!」
 すると、
「うっ嘘をつくな!この森に人が住んでるわけないだろ!」
「そうだ!きっと魔物かなんかだろ!」
「法に従いお前を拘束する!」
 帝国法では、安全確保のため森に近づいたものは刑が課せられることになっている。そのため縄でウォーリンを縛り連行しようとした。

「放せ!僕は普通の人間だ!」

「いいから黙って付いてこい!」
引っ張られながら連れていかれそうになった時、

「待て、その子はわしの孫じゃ。離してここから去れ」

「おじいちゃん!」
そこには、おじいちゃんが立っていた。
 しかも、杖を持っている。杖は、薄く金色をしており身の丈程の長さで上には魔法石の原石が乗り、それを枝のようなものがに包んでいた。
「さぁ、早く」
いつもの優しい声ではなく威厳のある声だった。

「おっお前は誰だ!こいつは、帝国の法に乗っ取り連行する!」
兵隊の1人が声を張り上げながら言った。
「そうか、気づかんか…では、この姿だったら分かるかなぁ?」
 おじいちゃんは杖で地面に3回叩いた。すると、淡く光を放ちながらおじいちゃんの姿が変わった。正確にいえば服装が変わった。紺色のフードの付いたマントを羽織り、その下にはいくつもの装飾の付いた洋服を着ていてブーツを履いていた。

「こっこの姿は…」
兵士の1人がが驚きの声を漏らしていると
「もっもしや、あの伝説の…!」

「そう、わしこそが全世界の魔法塔を束ね魔法の頂点に立つ者、そして大賢者の称号を持つ者…」
「マーリン·ブリタニアだ」



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 いかがでしたでしょうか?
 始めて小説を書いたので話の作りが下手くそかもしれませんが、どうか温かい目で見てください!
 更新は遅いかも知れませんが次回もお楽しみに!
表紙はまだ、綺麗に仕上がっていないので仕上がり次第載せます!
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