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12:使命
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要塞戦艦との通信が途絶えた。
ガイツ・ガヴォートは戦慄する。
全長三八〇メートルの巨体が、制御を失ってゆっくり降下していった。
そこに、タイダリアスとカーミヤが近づいてくる。
艦を挟み込む気だろう。
彼はゲヴェルトを要塞戦艦に向けて急がせた。
「消耗の激しい機体はラデガスに! 戦える者は私に続け!」
「お供します、少佐!」
部下のゲヴェルトが続いた。
「死体に群がるハエどもを駆除してやりましょう!」
半数近くのゲヴェルトが、ガヴォート機の後を追う。残りのゲヴェルトは巡洋艦ラデガスへと向かった。幸い、ラデガスも収容を求める機体も攻撃されなかった。
敵艦二隻のCIWSが射撃を始め、継戦可能な仲間が何機か撃墜された。
が、やられる寸前に僚機が放ったバズーカはタイダリアスの銃座を破壊し、誘爆させて大ダメージを与えた。
ガヴォート機はその隙に要塞戦艦へ足を着ける。艦体が海面に不時着するのとほぼ同時で、水飛沫が視界を覆った。
すると警告音がして、ガーネットタロンがロンガーロールを手に突進してきた。
マチェットを装備して、敵機に牽制の斬撃を放つ。
ガーネットタロンはそれを得物で防ぎ、鍔迫り合いに持ち込む。
キータサ・ズマの声がした。
「もうおやめなさい」
「ふざけるな!」ガヴォートは怒鳴る。「この艦にはまだ仲間が乗っている! かれらを見捨ててなるものか!」
拮抗を崩し、ガヴォート機は蹴りを繰り出した。
それをガーネットタロンは寸でのところで躱し、側面からロンガーロールを振り下ろしてくる。
斬撃をシールドで防ぐと、重く鋭い音と衝撃が全身に走った。
「我々の目的は敵の殺戮ではない」
またキータサが言う。
「この戦艦には不審点がある」
「そんなものは貴様らの妄想だ!」
「では納得のいく答えを――」
ガヴォート機は言葉を遮るように刃を払い、蹴撃を繰り出した。
ガーネットタロンは掌で蹴りを受け止め、問いかける。
「艦首側に二十二基、弾道ミサイルの垂直発射管と思しきハッチがあるでしょう? あれは何?!」
「答えを聞いてどうするつもりだ!?」
ガヴォートは掴まれた足を、ゲヴェルトのパワー任せに引き剥がすと斬りかかった。
ガーネットタロンがガードと共に答える。
「もしあれがコブナスの憲法に、いえ、人道に反するものであれば、看過はできない!」
「フン、仮に貴様らの望みどおりの結果だったとして、何ができると――」
ガヴォートの言葉は、ガーネットタロンの投げ技によって絶たれた。
ガーネットタロンは切り結ぶロンガーロールを手放し、急速に懐にはいってきたのである。
ゲヴェルトは要塞戦艦の甲板に叩きつけられ、ガヴォートもしたたかに背を打たれる。
この隙に、ガーネットタロンがまたライフルに持ち替え、銃口を向けてきた。
「望みどおり?」キータサが言う。「我々の望みは、要塞戦艦が本当に防衛のためだけに造られた艦であること……」
「それが貴様らの正義か……」
ガヴォート機は立ち上がり、武器を取ろうとして、動きを止める。
アラートが響いて、その先を見た。
あの黒いヴィマーセが、対戦艦ライフルを構えていた。
ガーネットタロンが言う。
「要塞戦艦は制圧完了……。退きなさい、ガヴォート少佐。そして対談の場を設けるよう伝えなさい」
ガヴォートは歯ぎしりして、仲間の様子をサブモニターで見た。
何機か撃墜されて、残った者たちも劣勢のようだ。
彼は撤退信号を全機に出す。
僚機たちはぎくりと小さく震え、敵機との距離を取り、ラデガスへと飛んだ。
ガヴォート機もフライトユニットを噴かし、飛び去る。
ガーネットタロンと黒いヴィマーセはこちらが巡洋艦に収容されるまで睨みを効かせていたが、攻撃はしてこなかった。
ラデガス艦内で、ガヴォートは激しいむかつきを覚える。拳を強く握り、雪辱を誓った。
◇
ブラックヴィマーセは、対賊隊の巡洋艦が失せて見えなくなったところで対戦艦ライフルを下ろし、タイダリアスへと帰投した。
周囲にも伏兵の気配や敵影は無く、戦闘終了と判断していいだろう。
が、こちらの被害は決して軽いものではなかった。
アトギソンのズワルトは喪失し、カーミヤのライドール隊も結構な数がやられた。バッド=リー機とシフリン機も傷が目立ち、無事といえるのは自機以外にはガーネットタロンとエメラルドライン、ナイトフェザー、それにカーミヤくらいである。
とくにタイダリアスはひどかった。かろうじて稼働してはいるものの、要塞戦艦の主砲と、CIWS誘爆のダメージは外装を引き裂き、内部を露出させている。バイタルパートにも被弾している。見ていて痛ましい傷だった。
クルーにも少なからず犠牲者がいると思うと、艦内に戻るのが恐かった。
そんな時、指揮所から通信が入る。
「八時の方角よりライドールが接近中です」
新手か? それとも――。
身構えていると、オペレーターが続けた。
「あの時のシルバーヴィマーセです。ブラックヴィマーセとの通信を求めています」
「……ブラックヴィマーセ、対応をお願い」
ガーネットタロンが言った。
「了解しました」
ブラックヴィマーセは振り返り、シルバーヴィマーセを待つ。
まもなく銀色の輝きが蒼穹の中にきらめいた。
シルバーヴィマーセは誘導に従って着艦し、ブラックヴィマーセと向き合う。
ブラックヴィマーセは対戦艦ライフルのプレートバレルをスライドさせ、携行状態にしてからハードポイントにマウントした。
ラジービは仲間たちが通信を傍受できるよう設定変更してから、シルバーヴィマーセと回線を繋ぐ。
「わたしたちの戦闘を見てたのか?」
「見てた」
シルバーヴィマーセ――そのパイロットが答えた。最初に現れた時と同じ声色だった。
「……あの戦艦……」シルバーヴィマーセの顔がカーミヤに向く。「味方だったんだ」
「対賊隊に騙されて攻撃してきたけどね。教えてくれて助かったよ」
「役に立てたならよかった」
「けどそれは――見返りを求めてのことだろう?」
彼の問いに、相手は答えなかった。
シルバーヴィマーセはゆっくりと腕を伸ばし、海の彼方を指差す。
「エリア・パル……あたしはそこから来た」
「確か、港町の……」
「そこで匿う準備をしてるよ。三隻とも入渠できる造船所跡もある」
シルバーヴィマーセがフライトユニットを展開する。
「あたしたちが欲しいものはたくさんあるからさ……。みんなで話し合って決めて」
「もうすこし詳しく……せめて降りて、顔を見せてくれないか?」
「じゃあエリア・パルで待ってる」
制止も聞かず、シルバーヴィマーセは飛び去った。
その背を見送って、ラジービはため息をつく。
「……これで二度目か……」
艦内に戻ると、意外にも整然とした状態の格納庫がラジービたちを迎えた。クルーたちが片付けを頑張ってくれていたお蔭だろう。その中にはファリーダや、包帯を巻いた者の姿もあった。
機体を降りてパイロットたちを顔を合わせると、
「みんな、無事だったんですね!」
とファリーダが駆け寄ってきた。
彼女はこちらを見回し、にわかに顔を曇らせる。
「アトギソンさんは……?」
「ここにいるぜ」
その言葉と共に、アトギソンが姿を見せた。彼は頬と服に血の跡をつけ、髪のセットは乱れていた。
いつもの伊達男らしからぬ風体に、ラジービは訊ねた。
「大丈夫ですか? お怪我を……?」
言いかけて気づいた。
彼の血ではない。
アトギソンはやや気まずそうに顔を逸らし、答えた。
「機体が吹っ飛んだ後、要塞戦艦の上に降りたんだ。そこで、タイダリアスやカーミヤの白兵戦部隊より先にドンパチとな……」
「艦内はどうだった?」キータサが問う。「あの戦艦、どうも怪しくてね」
「怪しんで正解ですよ、艦長」
アトギソンはきびすを返し、要塞戦艦の方を指差す。
「みんなも見といたほうがいい」
要塞戦艦内では、タイダリアスとカーミヤのクルーが入り乱れて清掃作業を行っていた。
ラジービたちはアトギソンに連れられて、血に汚れた通路を進む。
道中、ラジービは訊ねた。
「捕虜はどうしてます?」
「カーミヤのクルーが見張ってくれてる」
「何か聞き出せた?」
キータサの問いに、アトギソンは首を横に振る。
「いえ、俺はなにも……」
「だが答えのいくつかは、この艦が示してくれるだろう?」
バッド=リーが言った。
「ろくでもない答えの気がするけど……」
シフリンの額に、汗が滲んでいた。
そうやって言葉を交わしながら歩いていると、一行は工作室へ至る。
大規模な部屋だった。工具や作業台、資材が所狭しと、しかし整然と配置されている。
思わずラジービはつぶやいた。
「……工作艦でもないのに、こんな大掛かりな……?」
「あれ……3Dプリンターですよね……?」
ファリーダが言った。彼女の視線の先には、扉のある箱状機械が並んでいた。
同じ方を見たオリヴィンも、口笛を鳴らす。
「すごいネ、大から小まで揃ってる。原料とデータさえあれば、人間用の道具以外にもライドールや艦の部品まで造れるんじゃない?」
「でも、戦艦にこんな設備が必要なんですか?」
「いいや」
ファリーダの問いに、アトギソンは答えた。
「デッドウェイトもいいところさ。兵器はコンパクトに造るのが大事なんだ。だがコイツぁ……」
彼はうつむいて息を吐き出し、キータサに向き直る。
「艦長。これからご覧に入れるもので、この先どうするかご判断ください」
そう言って、彼は皆を艦首側にある設備へと案内した。
重い扉をくぐると、薄暗い鋼の林がラジービたちを迎える。
二十二本の巨大な柱にも見えた。その脇には大掛かりな制御装置と思しき機械が据えてあり、それが何を意味するのか、嫌でもわかってしまう。
ラジービのみならず、この空間に入った全員が顔を引きつらせていた。
「ご覧の通り、ミサイル発射管ですよ……地球を何周もできる、弾道ミサイルだ」
アトギソンが言った。
「このサイズなら妨害の無効化装置が組み込める。……そこまでして撃ちたいものといえば――」
「核兵器、でしょうね」
キータサの言葉に、ラジービたちは背筋が凍る感じを覚えた。
彼女は発射管を睨みつける。
「よおくわかった。この艦の目的、積極的防衛の真の意味が」
侵略戦争。
ラジービの胸中に、その言葉が自然と浮かんだ。
きっと、仲間たちも同じ言葉を思い浮かべただろう。
◇
それから応急修理と負傷者の救護、敵味方から出た死者の葬儀を済ませ、タイダリアスとカーミヤは洋上航行でエリア・パルへと向かう。
タイダリアスは要塞戦艦を曳航し、それをカーミヤが曳航する形だ。
そうしなければならないほど、タイダリアスの状態は悪かった。立て続けに起こった戦闘のダメージのみならず、今までの運用による消耗がここに来て一気に牙を剥いてきたのである。
だがそれでも、タイダリアスはまだ動いていた。
この強襲揚陸艦の使命は、まだ終わっていなかった。
◇
ラジービは格納庫に来て、ブラックヴィマーセを見上げる。
慣れ親しんだ自分の機体なのに、どこか新鮮なのはパワーズウイングを装備したためだろうか。
あの頃から、ずいぶんとカスタマイズしたものだ。
ふと、自分がPMCオペレーターとなって、この機体を購入した時のことを思い出す。
頭部を換装し、ガードパイプを取り付け、急所の装甲化や非純正フライトユニットの搭載……そして現在の対戦艦ライフルとパワーズウイング装備。
ラジービはこの先のことを考える。
これから戦いはまた激化していくだろう。
その最中で、自分とこの機体は生き残れるのだろうか。もし命があったなら、どんな変化を遂げるのだろうか。せめてそれが、悪くないものであってほしい。
不意に、外からの風がラジービの髪を揺らした。
被弾した傷跡から来た風である。
その風に誘われて、彼は甲板の上へ出た。
もう太陽は沈み、周囲に見えるのはカーミヤとタイダリアス、そして星の光くらいだ。
そこに波を立てる音が三つと、潮のにおい。
何気なく要塞戦艦のほうを振り向くと、にわかにぎょっとしてしまった。
灯りの無い巨躯は真っ黒な影だけとなり、あたかもこちらを追跡してくる謎の巨大生物みたいな様相だ。
だが、あの艦が健在であればもっと強大で、実害のある恐怖が振りまかれていただろう。
横向きの主砲で高空から外国の領地を砲撃後、侵攻した土地に停泊すれば、要塞戦艦はそのまま自軍の陣地になる。艦内の生産設備で兵站を工面し、巨体を活かした快適な居住空間は兵員の士気を高いまま保てる……。
それが、キータサやドグダンらが推測した要塞戦艦の運用法だった。
核兵器の搭載を抜きにしても、あまりにも危険な艦である。
ラジービは目を逸らし、息を吐き出して、前を向いた。
◇
ガイツ・ガヴォートは先の戦闘の報告を終え、ため息の後に言った。
「ですから私は最初から反対だったのです。ナグリコフ閣下」
「ウム……まさかカーミヤまで敵の手中に落ちてしまうとはな」
言いながら、ナグリコフは葉巻きタバコを手に取る。
横に控えていた秘書が卓上ライターを持ち上げ、火を点けた。
紫煙をくゆらせて、彼は続ける。
「やはりきみの言う通り、小細工などするべきではなかったようだ……。ダヴィフニス准将の顔を立てるつもりが、墓標を立てることになるとはな」
「ダヴィフニス准将は……私が第二兵站基地所属であった頃からお世話になった方でした……それが――」
ガヴォートは拳を強く握りしめる。
ナグリコフの目が、そちらに向いた。
「ああ……きみの辛みはよくわかるよ」
「……ジューゲルの配備と慣熟訓練を急ぐ必要があります。ヤツらのことだ……ほぼ無傷で奪取した要塞戦艦をみすみす破壊処分するとは考えられません」
「<切り札>を装填していなかったのは幸いだったな……よし、連中の捜索を急がせよう。そう遠くへは行けまい」
「発見の際は、真っ先に私にお報せください。今度こそ叩き潰してみせます」
「ああ。期待しているよ、ガヴォート少佐」
だが、と彼は言って立ち上がった。
「きみはすこし休みたまえ。おっと、勘違いせんでくれ、お払い箱というわけじゃない」
「何かお考えが?」
ガヴォートはにわかに首を傾げた。
ナグリコフは彼の横に立ち、問う。
「可変ライドールについて、どのくらい知っているかね?」
「神経リンクの特性が仇となって中止された計画ということは」
「そうだな……。器用貧乏になりがちなライドールに、必要に応じた形態変化機能を与えて真の万能を目指したプロジェクトだったが――」
「結局完成したのは、可変機とは名ばかりの、大型フライトユニットを背負った機体だと聞いております。ライドールがうずくまる形でユニット内に入り込むことで航空機になるという触れ込みの――」
「その可変ライドールが、言葉通りの変形機構を持ったとしたら……?」
ナグリコフの言葉に、ガヴォートは目を見開く。
「まさか私に、その可変機を……?」
「無論、きみの体に負担がかかるのは承知の上だ。だが、きみほどの才覚の持ち主はいない。すでに試作機は完成しているが……あとはきみの返事次第だ」
そう言われて、ガヴォートは小さな笑みを浮かべる。
そして答えた。
「閣下。私は誉れ高きコブナスの戦士です。その可変機とやらがどのようなものであっても、きっとご満足いただける結果を出してみせます」
「そうか……」
ナグリコフが嬉しげな表情をする。
彼はガヴォートの背を軽く押し、デスクの後ろに広がる夜景を見せた。
「ガヴォート少佐。この景色を忘れるな」
ナグリコフが言った。
「これが、我がコブナス国だ……美しいだろう。平和で、豊かで……。まさに地上の楽園だ……こんな国は世界に二つとありはしない。きみはそんな国を護り、築き上げた英雄というにふさわしい」
彼の言葉を聴きながら、ガヴォートは夜景へと手を伸ばしていた。
指先が冷たいガラスに触れる。
「この国には、不当な差別も、無意味な格差も、不必要な貧困も無い。価値ある人々が生を謳歌する平和の大地だ」
「その平和が、また脅かされようとしているのですね」
「――きみならできる。そして、我々も力となろう」
ガヴォートは目を閉じ、ナグリコフの言葉を心で噛み締めた。
彼は己の使命を再確認し、決意を新たにした。
ガイツ・ガヴォートは戦慄する。
全長三八〇メートルの巨体が、制御を失ってゆっくり降下していった。
そこに、タイダリアスとカーミヤが近づいてくる。
艦を挟み込む気だろう。
彼はゲヴェルトを要塞戦艦に向けて急がせた。
「消耗の激しい機体はラデガスに! 戦える者は私に続け!」
「お供します、少佐!」
部下のゲヴェルトが続いた。
「死体に群がるハエどもを駆除してやりましょう!」
半数近くのゲヴェルトが、ガヴォート機の後を追う。残りのゲヴェルトは巡洋艦ラデガスへと向かった。幸い、ラデガスも収容を求める機体も攻撃されなかった。
敵艦二隻のCIWSが射撃を始め、継戦可能な仲間が何機か撃墜された。
が、やられる寸前に僚機が放ったバズーカはタイダリアスの銃座を破壊し、誘爆させて大ダメージを与えた。
ガヴォート機はその隙に要塞戦艦へ足を着ける。艦体が海面に不時着するのとほぼ同時で、水飛沫が視界を覆った。
すると警告音がして、ガーネットタロンがロンガーロールを手に突進してきた。
マチェットを装備して、敵機に牽制の斬撃を放つ。
ガーネットタロンはそれを得物で防ぎ、鍔迫り合いに持ち込む。
キータサ・ズマの声がした。
「もうおやめなさい」
「ふざけるな!」ガヴォートは怒鳴る。「この艦にはまだ仲間が乗っている! かれらを見捨ててなるものか!」
拮抗を崩し、ガヴォート機は蹴りを繰り出した。
それをガーネットタロンは寸でのところで躱し、側面からロンガーロールを振り下ろしてくる。
斬撃をシールドで防ぐと、重く鋭い音と衝撃が全身に走った。
「我々の目的は敵の殺戮ではない」
またキータサが言う。
「この戦艦には不審点がある」
「そんなものは貴様らの妄想だ!」
「では納得のいく答えを――」
ガヴォート機は言葉を遮るように刃を払い、蹴撃を繰り出した。
ガーネットタロンは掌で蹴りを受け止め、問いかける。
「艦首側に二十二基、弾道ミサイルの垂直発射管と思しきハッチがあるでしょう? あれは何?!」
「答えを聞いてどうするつもりだ!?」
ガヴォートは掴まれた足を、ゲヴェルトのパワー任せに引き剥がすと斬りかかった。
ガーネットタロンがガードと共に答える。
「もしあれがコブナスの憲法に、いえ、人道に反するものであれば、看過はできない!」
「フン、仮に貴様らの望みどおりの結果だったとして、何ができると――」
ガヴォートの言葉は、ガーネットタロンの投げ技によって絶たれた。
ガーネットタロンは切り結ぶロンガーロールを手放し、急速に懐にはいってきたのである。
ゲヴェルトは要塞戦艦の甲板に叩きつけられ、ガヴォートもしたたかに背を打たれる。
この隙に、ガーネットタロンがまたライフルに持ち替え、銃口を向けてきた。
「望みどおり?」キータサが言う。「我々の望みは、要塞戦艦が本当に防衛のためだけに造られた艦であること……」
「それが貴様らの正義か……」
ガヴォート機は立ち上がり、武器を取ろうとして、動きを止める。
アラートが響いて、その先を見た。
あの黒いヴィマーセが、対戦艦ライフルを構えていた。
ガーネットタロンが言う。
「要塞戦艦は制圧完了……。退きなさい、ガヴォート少佐。そして対談の場を設けるよう伝えなさい」
ガヴォートは歯ぎしりして、仲間の様子をサブモニターで見た。
何機か撃墜されて、残った者たちも劣勢のようだ。
彼は撤退信号を全機に出す。
僚機たちはぎくりと小さく震え、敵機との距離を取り、ラデガスへと飛んだ。
ガヴォート機もフライトユニットを噴かし、飛び去る。
ガーネットタロンと黒いヴィマーセはこちらが巡洋艦に収容されるまで睨みを効かせていたが、攻撃はしてこなかった。
ラデガス艦内で、ガヴォートは激しいむかつきを覚える。拳を強く握り、雪辱を誓った。
◇
ブラックヴィマーセは、対賊隊の巡洋艦が失せて見えなくなったところで対戦艦ライフルを下ろし、タイダリアスへと帰投した。
周囲にも伏兵の気配や敵影は無く、戦闘終了と判断していいだろう。
が、こちらの被害は決して軽いものではなかった。
アトギソンのズワルトは喪失し、カーミヤのライドール隊も結構な数がやられた。バッド=リー機とシフリン機も傷が目立ち、無事といえるのは自機以外にはガーネットタロンとエメラルドライン、ナイトフェザー、それにカーミヤくらいである。
とくにタイダリアスはひどかった。かろうじて稼働してはいるものの、要塞戦艦の主砲と、CIWS誘爆のダメージは外装を引き裂き、内部を露出させている。バイタルパートにも被弾している。見ていて痛ましい傷だった。
クルーにも少なからず犠牲者がいると思うと、艦内に戻るのが恐かった。
そんな時、指揮所から通信が入る。
「八時の方角よりライドールが接近中です」
新手か? それとも――。
身構えていると、オペレーターが続けた。
「あの時のシルバーヴィマーセです。ブラックヴィマーセとの通信を求めています」
「……ブラックヴィマーセ、対応をお願い」
ガーネットタロンが言った。
「了解しました」
ブラックヴィマーセは振り返り、シルバーヴィマーセを待つ。
まもなく銀色の輝きが蒼穹の中にきらめいた。
シルバーヴィマーセは誘導に従って着艦し、ブラックヴィマーセと向き合う。
ブラックヴィマーセは対戦艦ライフルのプレートバレルをスライドさせ、携行状態にしてからハードポイントにマウントした。
ラジービは仲間たちが通信を傍受できるよう設定変更してから、シルバーヴィマーセと回線を繋ぐ。
「わたしたちの戦闘を見てたのか?」
「見てた」
シルバーヴィマーセ――そのパイロットが答えた。最初に現れた時と同じ声色だった。
「……あの戦艦……」シルバーヴィマーセの顔がカーミヤに向く。「味方だったんだ」
「対賊隊に騙されて攻撃してきたけどね。教えてくれて助かったよ」
「役に立てたならよかった」
「けどそれは――見返りを求めてのことだろう?」
彼の問いに、相手は答えなかった。
シルバーヴィマーセはゆっくりと腕を伸ばし、海の彼方を指差す。
「エリア・パル……あたしはそこから来た」
「確か、港町の……」
「そこで匿う準備をしてるよ。三隻とも入渠できる造船所跡もある」
シルバーヴィマーセがフライトユニットを展開する。
「あたしたちが欲しいものはたくさんあるからさ……。みんなで話し合って決めて」
「もうすこし詳しく……せめて降りて、顔を見せてくれないか?」
「じゃあエリア・パルで待ってる」
制止も聞かず、シルバーヴィマーセは飛び去った。
その背を見送って、ラジービはため息をつく。
「……これで二度目か……」
艦内に戻ると、意外にも整然とした状態の格納庫がラジービたちを迎えた。クルーたちが片付けを頑張ってくれていたお蔭だろう。その中にはファリーダや、包帯を巻いた者の姿もあった。
機体を降りてパイロットたちを顔を合わせると、
「みんな、無事だったんですね!」
とファリーダが駆け寄ってきた。
彼女はこちらを見回し、にわかに顔を曇らせる。
「アトギソンさんは……?」
「ここにいるぜ」
その言葉と共に、アトギソンが姿を見せた。彼は頬と服に血の跡をつけ、髪のセットは乱れていた。
いつもの伊達男らしからぬ風体に、ラジービは訊ねた。
「大丈夫ですか? お怪我を……?」
言いかけて気づいた。
彼の血ではない。
アトギソンはやや気まずそうに顔を逸らし、答えた。
「機体が吹っ飛んだ後、要塞戦艦の上に降りたんだ。そこで、タイダリアスやカーミヤの白兵戦部隊より先にドンパチとな……」
「艦内はどうだった?」キータサが問う。「あの戦艦、どうも怪しくてね」
「怪しんで正解ですよ、艦長」
アトギソンはきびすを返し、要塞戦艦の方を指差す。
「みんなも見といたほうがいい」
要塞戦艦内では、タイダリアスとカーミヤのクルーが入り乱れて清掃作業を行っていた。
ラジービたちはアトギソンに連れられて、血に汚れた通路を進む。
道中、ラジービは訊ねた。
「捕虜はどうしてます?」
「カーミヤのクルーが見張ってくれてる」
「何か聞き出せた?」
キータサの問いに、アトギソンは首を横に振る。
「いえ、俺はなにも……」
「だが答えのいくつかは、この艦が示してくれるだろう?」
バッド=リーが言った。
「ろくでもない答えの気がするけど……」
シフリンの額に、汗が滲んでいた。
そうやって言葉を交わしながら歩いていると、一行は工作室へ至る。
大規模な部屋だった。工具や作業台、資材が所狭しと、しかし整然と配置されている。
思わずラジービはつぶやいた。
「……工作艦でもないのに、こんな大掛かりな……?」
「あれ……3Dプリンターですよね……?」
ファリーダが言った。彼女の視線の先には、扉のある箱状機械が並んでいた。
同じ方を見たオリヴィンも、口笛を鳴らす。
「すごいネ、大から小まで揃ってる。原料とデータさえあれば、人間用の道具以外にもライドールや艦の部品まで造れるんじゃない?」
「でも、戦艦にこんな設備が必要なんですか?」
「いいや」
ファリーダの問いに、アトギソンは答えた。
「デッドウェイトもいいところさ。兵器はコンパクトに造るのが大事なんだ。だがコイツぁ……」
彼はうつむいて息を吐き出し、キータサに向き直る。
「艦長。これからご覧に入れるもので、この先どうするかご判断ください」
そう言って、彼は皆を艦首側にある設備へと案内した。
重い扉をくぐると、薄暗い鋼の林がラジービたちを迎える。
二十二本の巨大な柱にも見えた。その脇には大掛かりな制御装置と思しき機械が据えてあり、それが何を意味するのか、嫌でもわかってしまう。
ラジービのみならず、この空間に入った全員が顔を引きつらせていた。
「ご覧の通り、ミサイル発射管ですよ……地球を何周もできる、弾道ミサイルだ」
アトギソンが言った。
「このサイズなら妨害の無効化装置が組み込める。……そこまでして撃ちたいものといえば――」
「核兵器、でしょうね」
キータサの言葉に、ラジービたちは背筋が凍る感じを覚えた。
彼女は発射管を睨みつける。
「よおくわかった。この艦の目的、積極的防衛の真の意味が」
侵略戦争。
ラジービの胸中に、その言葉が自然と浮かんだ。
きっと、仲間たちも同じ言葉を思い浮かべただろう。
◇
それから応急修理と負傷者の救護、敵味方から出た死者の葬儀を済ませ、タイダリアスとカーミヤは洋上航行でエリア・パルへと向かう。
タイダリアスは要塞戦艦を曳航し、それをカーミヤが曳航する形だ。
そうしなければならないほど、タイダリアスの状態は悪かった。立て続けに起こった戦闘のダメージのみならず、今までの運用による消耗がここに来て一気に牙を剥いてきたのである。
だがそれでも、タイダリアスはまだ動いていた。
この強襲揚陸艦の使命は、まだ終わっていなかった。
◇
ラジービは格納庫に来て、ブラックヴィマーセを見上げる。
慣れ親しんだ自分の機体なのに、どこか新鮮なのはパワーズウイングを装備したためだろうか。
あの頃から、ずいぶんとカスタマイズしたものだ。
ふと、自分がPMCオペレーターとなって、この機体を購入した時のことを思い出す。
頭部を換装し、ガードパイプを取り付け、急所の装甲化や非純正フライトユニットの搭載……そして現在の対戦艦ライフルとパワーズウイング装備。
ラジービはこの先のことを考える。
これから戦いはまた激化していくだろう。
その最中で、自分とこの機体は生き残れるのだろうか。もし命があったなら、どんな変化を遂げるのだろうか。せめてそれが、悪くないものであってほしい。
不意に、外からの風がラジービの髪を揺らした。
被弾した傷跡から来た風である。
その風に誘われて、彼は甲板の上へ出た。
もう太陽は沈み、周囲に見えるのはカーミヤとタイダリアス、そして星の光くらいだ。
そこに波を立てる音が三つと、潮のにおい。
何気なく要塞戦艦のほうを振り向くと、にわかにぎょっとしてしまった。
灯りの無い巨躯は真っ黒な影だけとなり、あたかもこちらを追跡してくる謎の巨大生物みたいな様相だ。
だが、あの艦が健在であればもっと強大で、実害のある恐怖が振りまかれていただろう。
横向きの主砲で高空から外国の領地を砲撃後、侵攻した土地に停泊すれば、要塞戦艦はそのまま自軍の陣地になる。艦内の生産設備で兵站を工面し、巨体を活かした快適な居住空間は兵員の士気を高いまま保てる……。
それが、キータサやドグダンらが推測した要塞戦艦の運用法だった。
核兵器の搭載を抜きにしても、あまりにも危険な艦である。
ラジービは目を逸らし、息を吐き出して、前を向いた。
◇
ガイツ・ガヴォートは先の戦闘の報告を終え、ため息の後に言った。
「ですから私は最初から反対だったのです。ナグリコフ閣下」
「ウム……まさかカーミヤまで敵の手中に落ちてしまうとはな」
言いながら、ナグリコフは葉巻きタバコを手に取る。
横に控えていた秘書が卓上ライターを持ち上げ、火を点けた。
紫煙をくゆらせて、彼は続ける。
「やはりきみの言う通り、小細工などするべきではなかったようだ……。ダヴィフニス准将の顔を立てるつもりが、墓標を立てることになるとはな」
「ダヴィフニス准将は……私が第二兵站基地所属であった頃からお世話になった方でした……それが――」
ガヴォートは拳を強く握りしめる。
ナグリコフの目が、そちらに向いた。
「ああ……きみの辛みはよくわかるよ」
「……ジューゲルの配備と慣熟訓練を急ぐ必要があります。ヤツらのことだ……ほぼ無傷で奪取した要塞戦艦をみすみす破壊処分するとは考えられません」
「<切り札>を装填していなかったのは幸いだったな……よし、連中の捜索を急がせよう。そう遠くへは行けまい」
「発見の際は、真っ先に私にお報せください。今度こそ叩き潰してみせます」
「ああ。期待しているよ、ガヴォート少佐」
だが、と彼は言って立ち上がった。
「きみはすこし休みたまえ。おっと、勘違いせんでくれ、お払い箱というわけじゃない」
「何かお考えが?」
ガヴォートはにわかに首を傾げた。
ナグリコフは彼の横に立ち、問う。
「可変ライドールについて、どのくらい知っているかね?」
「神経リンクの特性が仇となって中止された計画ということは」
「そうだな……。器用貧乏になりがちなライドールに、必要に応じた形態変化機能を与えて真の万能を目指したプロジェクトだったが――」
「結局完成したのは、可変機とは名ばかりの、大型フライトユニットを背負った機体だと聞いております。ライドールがうずくまる形でユニット内に入り込むことで航空機になるという触れ込みの――」
「その可変ライドールが、言葉通りの変形機構を持ったとしたら……?」
ナグリコフの言葉に、ガヴォートは目を見開く。
「まさか私に、その可変機を……?」
「無論、きみの体に負担がかかるのは承知の上だ。だが、きみほどの才覚の持ち主はいない。すでに試作機は完成しているが……あとはきみの返事次第だ」
そう言われて、ガヴォートは小さな笑みを浮かべる。
そして答えた。
「閣下。私は誉れ高きコブナスの戦士です。その可変機とやらがどのようなものであっても、きっとご満足いただける結果を出してみせます」
「そうか……」
ナグリコフが嬉しげな表情をする。
彼はガヴォートの背を軽く押し、デスクの後ろに広がる夜景を見せた。
「ガヴォート少佐。この景色を忘れるな」
ナグリコフが言った。
「これが、我がコブナス国だ……美しいだろう。平和で、豊かで……。まさに地上の楽園だ……こんな国は世界に二つとありはしない。きみはそんな国を護り、築き上げた英雄というにふさわしい」
彼の言葉を聴きながら、ガヴォートは夜景へと手を伸ばしていた。
指先が冷たいガラスに触れる。
「この国には、不当な差別も、無意味な格差も、不必要な貧困も無い。価値ある人々が生を謳歌する平和の大地だ」
「その平和が、また脅かされようとしているのですね」
「――きみならできる。そして、我々も力となろう」
ガヴォートは目を閉じ、ナグリコフの言葉を心で噛み締めた。
彼は己の使命を再確認し、決意を新たにした。
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