心中雪-my heart is always in the snow-

みほこ

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みほこの幼少期

それでもやっぱり

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べちゃべちゃのお粥のような米と惣菜一品これが我が家の定番のご飯だった。
父は友人関係も幅広くバスケサークルに毎週通い土日はうちに仲間を呼んでお酒を飲みながら自宅でカラオケ大会を開催していた。
今思うと、母の嫉妬深さや酒癖の悪さがここで本領発揮した。
けれど母は内弁慶なので家族以外の人には人見知りをする。
自宅ではなく街に呑みに行った時に酔っ払いすぎて交差点の真ん中で寝るという事もあった。
私は子供ながらにお酒を飲む母は苦手だった。
私が小学校入学した時に母は同年代のママ友が作れず、入学式にソバージュロングの髪型に肩パッドの入ったスーツ、赤い口紅で入学式に来た。
周りの友達からは「スナックのママみたい」と言われ何も知らない私は母が褒められたと思い自慢げに自宅に戻りその言葉を母に伝えてしまったのだ。
自分の言動が軽率すぎると今では理解できる。
それからの事は今も昨日のように鮮明に覚えている。
小学3年の夏、市の立ち退き要請を受け父の店が移転することとなった。
今までは店舗兼住居だったのだが、なかなかそういう物件も見つからず、自営業の経営も悪かったという事もあり車を1台手放して立ち退き費用と車を手放したお金で引っ越しの資金とした。
私が言ったのは「転校したくない」これだった。
私は当時いじめられていた。
入学して1ヶ月も経たないうちに朝の通学時に石を投げられた事もある。
下校の時には同級生の男の子に傘の骨組み部分で何度も頭を殴られた事もある。
それでも転校はしたくなかった。
担任の先生が優しかったので、母のような存在だったから。
家では母に貶され、下校中に母が飲むビール500mlを6本買って帰らないと殴る蹴るの日々だったから。
父がいない時間はいつもそうだったので、普通のお母さんとはどういう風に接してくれるものなのかわからなかった。
自分がダメな子だから怒られる、母のいう事は絶対守らなくてはいけない、そういう風に思っていた。
家ではいつも母に怒られていたし、父は仕事や趣味で家にいない事のほうが多く、いじめられていることも知らなかっただろう。
だから唯一話せた大人が担任の先生だった。
その先生と離れたくない!ただそれだけで転校したくない道を選んだ。
結果はどうなるのか、この時はなにも知らなかったし考えられなかった


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