心中雪-my heart is always in the snow-

みほこ

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みほこの変化

そして…

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バスケの練習は想像していたよりもハードだった

3年から6年まで部員は50人を超えていた

体育館を15分走るランニング
ランニング後はドリブルとパスの練習
その後シュート練習

3年生は先輩のシュートのボールを拾う係

先輩が休憩中に3年生もシュート練習ができた

が!そこでは3年生の縄張り争いがあった

シュート練習できる場所は2箇所
仲のいい人たちが集まってやってた
1箇所だけシュート練習ができる場所があったので初日ということもあり、見様見真似でボールを投げた
なかなか思うように入らず、それでも諦めなかった
10分しかないシュート練習だったのでがむしゃらにボールを投げた

その時、頭に痛みが走った
足元には転がるボール…

後ろに振り返ると今度はボールが顔面に当たった
鼻血が出て、何が起こったのかわからない状況だった
鼻を抑えながら周りを見たらボールを投げたのはさっき一緒に駄菓子屋に行った子…

「あーあ振り返るから顔面に当たったじゃん。早く保健室行ってきなよ」

わざとボールを投げられていた

「なんで?」
「私なにかした?」
「先生見てた?先生に言ったらいいのかな?」

鼻血が出てくるのを手で抑えながら保健室ではなく職員室に向かった

先生に話してみよう
この状況を見たら先生は怒ってくれるかな?
そんな事を考えながら期待を抱いて廊下をトボトボ歩いてった

職員室に着くと担任の先生はいなかった
ただ職員室にいた先生が鼻血を見て保健室に連れてってくれた
途中で
「どうして鼻血出たの?」
と聞かれたが何も言えなかった

家で母の顔色ばかりうかがっていた私は、人の顔色を見て生活するように既になってしまっていたから
先生に話したらもっとやられる
チクリ魔って言われる
そう考え、何も言えなかった

結局仮入部でバスケ部には入部しない事を選んだ

家でも学校でも嫌がらせをされる
私は周りの子にも嫌われている
居場所がない

どうしたらいいんだろう?
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感想 11

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