心中雪-my heart is always in the snow-

みほこ

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"ねこ"との暮らし

未知の世界

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私が住んでいたところは川の近くで、いろいろな生き物がいた

川や自然が多く、引っ越しの原因になった
"市の立ち退き要請"
も実は、この川が原因だった

私が3歳のころ、大雨が降り川が氾濫し、1階部分が浸水したことがあった
当時は店舗兼家だったので、被害がひどかった

1Fにいて、父が一生懸命浸水を防ごうとしていたのを覚えている
さらには、家の中にフナや鯉が泳いでいた・・・

もともと動物好きな父は店が浸水しているにも関わらず、魚たちを優先して助けていた

・・・が、自然で育った魚はとても大きく、バケツなどに入れようにも入るサイズではなかった
そのため、一時的に洗濯機に魚を保護し、浸水が治まって、川が元通りになったら川へ戻すことをしていた

川が氾濫したときに父に言われた言葉は今も忘れない

「従妹が一緒に遊びに行った海で、熱中症で倒れて、わずか2センチの水たまり部分で溺れて亡くなった」
「水は怖いものだから、安易に近づかないように」
「うちは水に呪われているのか、水害が多い」

家の中を魚が泳いでいる場面に生きている間に遭遇する人はどれぐらいいるのだろうか?
水槽に飼われている魚ではなく、自分がいつも歩いている家の床が川のようになり魚が泳いでいる
そんな光景を見るのは人生で1度でいい
そう思っていたのに、それから何年後にもっと辛い体験をするとは父も私も思わなかった

猫を保護した翌日
いつもより早めに帰りたくて家路を急いだ

「ただいま!!!!!」

猫が気がかりだったのでランドセルもおろさずに

「ねこは!?????ごはん食べた!????」

と食い気味に父に聞くと

「あぁ、にゃー太にゃーたか。そこで寝てるよ」

と、椅子の上を指さした

「??にゃー太???」

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感想 11

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