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心の雪解け
修学旅行
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ノートを書くようになって2ヶ月経過していた
Sさんは夏休み明け、第一希望の会社の入社試験を受け一次が受かったと連絡がきた
当時、Sさんは携帯のストラップに飲み物のQooのストラップをつけていた
それを知っていた私は
「手作りでお守り作ったら重いかな?」
と思いながらも、フェルトでQooのお守りを作った
ミシンなど家になかったが、手芸は好きだったので手縫いでぬいぐるみやポーチなどを作ることが度々あったので、そういう細かい作業が好きだった
Sさんとはやはり会えない日々だった
Sさんが決めたことならと私も会いたい気持ちを伝えなかった
伝えられないかわりにノートが増えていった
最初は手紙の感覚で書いていたノートはいつの間にか日記のようになっていき、1日1ページと書くようになっていた
K美に
「Y先輩と会う日教えてくれない?Y先輩からSさんに渡してほしいものがあるんだ」
と伝えると
「今日ちょうど会うよ」
と言われたので、持ち歩いていたお守りをK美に渡した
「これY先輩に渡してくれないかな?Y先輩にはSさんに渡してとメールしておくから」
そういうとK美は
「みほこたち、おかしいよ!なんでつきあってるのに会わないの?就活中だって会えるじゃん」
と言ってきた
うちの母の事を知らないK美は素直に自分の意見として言ったのだと思う
母の機嫌の浮き沈みが激しいから、母にきちんと挨拶をしたSさんが相手であっても、家で電話をすることはできなかった
「そうだね、でも決めたことだから」
Y先輩はスポーツ推薦で大学に行くのが決まっていたし、K美も就職ではなく進学を望んでいる
就活の大変さはわからなかったのだ
私も担任に
「進学はせず、就職を考えているので、そのためにはどのような準備が必要か教えてほしい」
と聞くも、進学校なだけあって就職する生徒へはいいアドバイスは貰えなかったので自分で調べるしかなかった
バイト先の先輩に高校を卒業して就職するには、どうすればいいか?なんて聞いたぐらいだった
「進学校でなんの資格もない人だと、このご時世就職は難しいんじゃないかな?」
そう教えてくれたのは大学に通っている先輩だった
大学4年だったので、就職の厳しさを教えてくれた
それなら、今取れる資格を全部取ろう
そう思い、学校で取れる資格を調べ出した
英検、漢検、秘書検、いろいろあったが卒業までに全部取ろうと計画をたてた
Sさんに無事にお守りも渡してもらって、私の修学旅行の日が近づいてきた
国内への修学旅行だったが、飛行機に乗り、期間も1週間と長い旅行だった
部活の大会や遠征などで地方に泊まることはあっても1週間も家をあけるのは初めての経験だったので修学旅行が楽しみで仕方なかった
そして、修学旅行当日の朝、学校から離れた場所に貸し切りバスが停まった
乗り込もうとするとK美に
「みほこは最後に乗ったほうがいいんじゃない?」
と声をかけられる
私の座席は、バスの後方だったので先に乗ったほうがいいと思うんだけど・・なんて思いながらも
「じゃあ先にK美乗りなよ」
そういって、私は乗り込もうとしていたところを降りた
するとK美がバスの中から外を指さしているのが見えた
指を指していた方向には、汗だくになりながらも自転車を必死にこいでいるSさんの姿があった
何も聞いていなかった私は、なんでこの場所にSさんがいるのかわからなかったし、会えると思ってなかったので嬉しくて走り出した
Sさんは夏休み明け、第一希望の会社の入社試験を受け一次が受かったと連絡がきた
当時、Sさんは携帯のストラップに飲み物のQooのストラップをつけていた
それを知っていた私は
「手作りでお守り作ったら重いかな?」
と思いながらも、フェルトでQooのお守りを作った
ミシンなど家になかったが、手芸は好きだったので手縫いでぬいぐるみやポーチなどを作ることが度々あったので、そういう細かい作業が好きだった
Sさんとはやはり会えない日々だった
Sさんが決めたことならと私も会いたい気持ちを伝えなかった
伝えられないかわりにノートが増えていった
最初は手紙の感覚で書いていたノートはいつの間にか日記のようになっていき、1日1ページと書くようになっていた
K美に
「Y先輩と会う日教えてくれない?Y先輩からSさんに渡してほしいものがあるんだ」
と伝えると
「今日ちょうど会うよ」
と言われたので、持ち歩いていたお守りをK美に渡した
「これY先輩に渡してくれないかな?Y先輩にはSさんに渡してとメールしておくから」
そういうとK美は
「みほこたち、おかしいよ!なんでつきあってるのに会わないの?就活中だって会えるじゃん」
と言ってきた
うちの母の事を知らないK美は素直に自分の意見として言ったのだと思う
母の機嫌の浮き沈みが激しいから、母にきちんと挨拶をしたSさんが相手であっても、家で電話をすることはできなかった
「そうだね、でも決めたことだから」
Y先輩はスポーツ推薦で大学に行くのが決まっていたし、K美も就職ではなく進学を望んでいる
就活の大変さはわからなかったのだ
私も担任に
「進学はせず、就職を考えているので、そのためにはどのような準備が必要か教えてほしい」
と聞くも、進学校なだけあって就職する生徒へはいいアドバイスは貰えなかったので自分で調べるしかなかった
バイト先の先輩に高校を卒業して就職するには、どうすればいいか?なんて聞いたぐらいだった
「進学校でなんの資格もない人だと、このご時世就職は難しいんじゃないかな?」
そう教えてくれたのは大学に通っている先輩だった
大学4年だったので、就職の厳しさを教えてくれた
それなら、今取れる資格を全部取ろう
そう思い、学校で取れる資格を調べ出した
英検、漢検、秘書検、いろいろあったが卒業までに全部取ろうと計画をたてた
Sさんに無事にお守りも渡してもらって、私の修学旅行の日が近づいてきた
国内への修学旅行だったが、飛行機に乗り、期間も1週間と長い旅行だった
部活の大会や遠征などで地方に泊まることはあっても1週間も家をあけるのは初めての経験だったので修学旅行が楽しみで仕方なかった
そして、修学旅行当日の朝、学校から離れた場所に貸し切りバスが停まった
乗り込もうとするとK美に
「みほこは最後に乗ったほうがいいんじゃない?」
と声をかけられる
私の座席は、バスの後方だったので先に乗ったほうがいいと思うんだけど・・なんて思いながらも
「じゃあ先にK美乗りなよ」
そういって、私は乗り込もうとしていたところを降りた
するとK美がバスの中から外を指さしているのが見えた
指を指していた方向には、汗だくになりながらも自転車を必死にこいでいるSさんの姿があった
何も聞いていなかった私は、なんでこの場所にSさんがいるのかわからなかったし、会えると思ってなかったので嬉しくて走り出した
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