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18 夜と月(完)
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襲撃事件から半年後、ネルフィア殿下が即位し国王陛下となって間もなく。
クレシュはまたしても昇進し、白の騎士団の副長から団長になった。異例のスピード昇進である。
新国王の兄たるヴェルディーン誘拐を阻止し、更に間接的にはネルフィアが陰謀に陥れられるのを防いだことを深く感謝した新国王の意向である。報償金や勲章も頂いてしまった。
クレシュに押し出されたルーゼル団長はどうなったかというと……赤白青の騎士団の上に立つ制武大臣へと昇進した。
クレシュを罠の出張へ行かせるようルーゼルに圧力をかけ、ヴェルディーン襲撃事件の際には護衛を引き上げさせ再派遣要請の使者を放置させた制武大臣が更迭され、席が空いたのだ。
ルーゼルは、圧力に屈せず襲撃事件やクレシュ殺害未遂事件の捜査を指揮し、現王派の陰謀を明らかにした功績が高く評価された。
彼女の事実解明と、それを握り潰そうとする旧権力の圧力をはねのけたネルフィア殿下の力の両方がなければ、旧悪の一掃とネルフィア殿下即位は成し遂げられなかっただろう。
更にルーゼルは叙爵を受けた。今回の事件で関係者が処断され、空になった爵位が複数できた余波でもある。
彼女は今までは貴族としては侯爵家当主の姪という弱い立ち位置だったが、本人が爵位を持てば圧倒的に強い。
不当な圧力に邪魔されずに必要な仕事ができるって凄く楽で快適、と嬉しそうに笑った。
役職は変わっても相変わらずルーゼルが上司であることに、クレシュは少なからず安堵した。彼女の下で学びたいことはまだまだ沢山あったのだ。
クレシュの下に新しく就いた副長はルーゼルと同年代、つまりクレシュより10歳近く年上。
しかも、クレシュが勇者となり異例の出世で副長の席に座らなければ、彼女が座っていただろうと言われる人物だった。
組織の柵として仕方ないとはいえ、相当の軋轢は覚悟した。
しかし彼女は、「勇者と王子の恋物語の歌劇、見ましたよ。襲撃される王子を救いに馬を疾走させるシーンは感動でした」と言って、挿入歌のサビの部分を歌って見せた。
クレシュの顎がガクンと落ちた。
女性だけの演者の人気歌劇団で、クレシュ達を題材にした演目が評判らしい。彼女は元々その歌劇団のファンで、その演目は何度も見たそうだ。
好意的に見てもらえるきっかけになったのなら、それはそれでよかったのかもしれないと思えないこともないと思っておこう、とクレシュは無理やり自分に言い聞かせた。
ヴェルディーンに話すと「あぁ、知ってる。あの演目、人気みたいだね。一緒に見に行く?」と言ったので更に脱力した。
注目されることに幼少の頃から慣れている元王子は感覚が違った。
演目では、副村長を締め上げるシーンまで再現されているらしい。この再現率の高さ。あの出張の派遣隊の誰かが話したに違いない。
一体誰だ、一言言ってやるとメンバーを思い返すが、あの時はクレシュ殺害未遂事件捜査や魔物討伐依頼の後始末を(山場は越えていたとはいえ)メンバーに丸投げして単身王都へ走ってしまったのだと思い出す。
あの面々には大きな借りがある。これ位の余録が何だというのだ、とクレシュはこみ上げる熱いものを飲み込んだ。
◇◆◇◆◇◆
ある冬の日。
暫く雪が続きようやく晴れた夜は満月で、一面の銀世界を輝かせとても美しい夜だった。
ヴェルディーンがクレシュを誘い、二人で庭の散策を楽しんだ。
木々も白く雪化粧を被っている。
時折パサリと雪が落ちると、雪の粉がふわりと舞い上がり、月光を反射して幻想的な光景を生み出した。
「クレシュは、この景色がよく似合ってる」
「うーん…?まぁ、銀髪だしな」
少なくとも、真夏に太陽の下でサンバを踊るよりは、冬景色の方が似合っている自覚はある。
「凛として清廉で静かに輝いてて、とても綺麗だ。髪だけでなくて」
冴え冴えとした空気の中、月のように厳然と佇む清冽な存在。灰色の目は銀髪と共に月の光を受け、銀色に淡く光って見える。
そのとても美しい存在が、ヴェルディーンには奇跡のように感じられた。
クレシュは時々、夫の感覚がよく分からない。この強面を綺麗と言うのは彼だけだ。
しかし本心からそう思っているようなので、最近では否定するのをやめた。彼にとっては真実なのだから。……そう思うとこそばゆいくなってしまうが。
「ありがとう。……だが私はヴェルディーンの方が綺麗だと思う」
クレシュは、ふぃっと視線を空に向ける。雪雲が去った後の空は澄み渡り、濃紺の夜空には星が散りばめられていた。ヴェルディーンの黒髪と濃紺の瞳のように静謐で美しかった。
クレシュはヴェルディーンのような詩的な表現の仕方は分からない。だが空を見つめ柔らかに目を細めた表情で、ヴェルディーンはクレシュの言いたいことを何となく察してくれたようだった。
ヴェルディーンがクスリと笑う。
「結婚して間もない頃にも似たような会話をしたね」
「……そうだったな」
そうして夫婦はたわいもない思い出話を楽しんだ。
クレシュはこうした散歩を楽しむという概念がなかった。
仕事や鍛練でもないのに、雪の中、しかも夜にわざわざ外に出ようと思ったことはなかった。月や雪を愛でようと思ったこともない。それらはクレシュにとって魅力のないことだった。
しかしこうして、ヴェルディーンに誘われて共に歩き同じものを見ていると、世界は少し違って見えた。より輝いて魅力的に見えた。
ヴェルディーンが、月が美しいと言うと、そんな感覚など枯れていると思っていたクレシュの中にも、美しいなという感覚が生まれてくる。
ただ一緒に、何てことのないものを見て話して、同じ時を過ごすのが楽しかった。
そんな風に感じられることが嬉しい。あぁ幸せだな、と心に染み入った。
月夜の銀世界を、二つの人影が静かに歩いていく。
ヴェルディーンの黒髪と深い紺色の瞳は夜のようだ。恐怖をかきたてる闇ではなく、穏やかで安らかな眠りをもたらす夜。
そしてクレシュの銀髪と灰色の目は月の光を集めたかのよう。
互いを引き立て寄り添う二つは美しい一対だった。
◇◆◇◆◇◆
ヴェルディーンの部屋の窓の外は雪が積もっている。暖炉で薪が崩れガランと音がした。
暖められた部屋のベッドにはヴェルディーン。枕元の椅子にはクレシュがいて、その手を彼の額に当てる。
「朝よりは下がったけどまだ熱いな」
「もう平気だよ」
彼は顔色は良くなったが目はまだ少し熱で潤んでいる。
雪の中の夜の散歩の翌日、彼は軽い風邪を引いてしまったのだ。
「面目ない。クレシュは元気なのに」
「私と比べても」
クレシュは眉尻を下げる。突出して頑健な自分を一般人の比較対象にするのはどうかと思う。
ヴェルディーンを見おろし、ふと、クレシュは気付く。
「いつもと逆だな」
「え?」
「傷の手当てをしてもらっている時と。ヴェルディーンが横になっていて私がここに座っている。新鮮だな」
心配で、それでいて庇護欲が掻き立てられ愛おしさが募る。守ってやりたい、と強く思う。
--ヴェルディーンも、こんな気持ちで自分を見ていたのだろうか。そう思うとこそばゆくなる。
クレシュはヴェルディーンの額の布を取り、水で濯いで絞る。
「さぁ、私の番だ。しっかり看病されてくれ。寝た寝た」
「いや、昼間も寝ていたし。もう暫く話相手になってくれ」
拗ねたようにそう言う彼を見つめて、クレシュは愛おしそうに目を細めると、彼の額に貼り付いた髪を指で避けてやる。
「愛する人には、早く元気になって欲しいんだ」
クレシュの顔が近づき、ふ、とヴェルディーンの額に柔らかなものが押し当てられた。
「さぁ、眠ってくれ」
水で冷やされた布が額に載せられた。少し大きめに畳まれた布は目にも被さってヴェルディーンの視界をふさぐ。
彼は布をどけることも言葉を発することもできず、枕に頭をうずめたまま真っ赤になった。
まったく、この勇者殿は。王子まで倒してどうする。
やはり彼の最愛の勇者は最強無敵なのだった。
クレシュはまたしても昇進し、白の騎士団の副長から団長になった。異例のスピード昇進である。
新国王の兄たるヴェルディーン誘拐を阻止し、更に間接的にはネルフィアが陰謀に陥れられるのを防いだことを深く感謝した新国王の意向である。報償金や勲章も頂いてしまった。
クレシュに押し出されたルーゼル団長はどうなったかというと……赤白青の騎士団の上に立つ制武大臣へと昇進した。
クレシュを罠の出張へ行かせるようルーゼルに圧力をかけ、ヴェルディーン襲撃事件の際には護衛を引き上げさせ再派遣要請の使者を放置させた制武大臣が更迭され、席が空いたのだ。
ルーゼルは、圧力に屈せず襲撃事件やクレシュ殺害未遂事件の捜査を指揮し、現王派の陰謀を明らかにした功績が高く評価された。
彼女の事実解明と、それを握り潰そうとする旧権力の圧力をはねのけたネルフィア殿下の力の両方がなければ、旧悪の一掃とネルフィア殿下即位は成し遂げられなかっただろう。
更にルーゼルは叙爵を受けた。今回の事件で関係者が処断され、空になった爵位が複数できた余波でもある。
彼女は今までは貴族としては侯爵家当主の姪という弱い立ち位置だったが、本人が爵位を持てば圧倒的に強い。
不当な圧力に邪魔されずに必要な仕事ができるって凄く楽で快適、と嬉しそうに笑った。
役職は変わっても相変わらずルーゼルが上司であることに、クレシュは少なからず安堵した。彼女の下で学びたいことはまだまだ沢山あったのだ。
クレシュの下に新しく就いた副長はルーゼルと同年代、つまりクレシュより10歳近く年上。
しかも、クレシュが勇者となり異例の出世で副長の席に座らなければ、彼女が座っていただろうと言われる人物だった。
組織の柵として仕方ないとはいえ、相当の軋轢は覚悟した。
しかし彼女は、「勇者と王子の恋物語の歌劇、見ましたよ。襲撃される王子を救いに馬を疾走させるシーンは感動でした」と言って、挿入歌のサビの部分を歌って見せた。
クレシュの顎がガクンと落ちた。
女性だけの演者の人気歌劇団で、クレシュ達を題材にした演目が評判らしい。彼女は元々その歌劇団のファンで、その演目は何度も見たそうだ。
好意的に見てもらえるきっかけになったのなら、それはそれでよかったのかもしれないと思えないこともないと思っておこう、とクレシュは無理やり自分に言い聞かせた。
ヴェルディーンに話すと「あぁ、知ってる。あの演目、人気みたいだね。一緒に見に行く?」と言ったので更に脱力した。
注目されることに幼少の頃から慣れている元王子は感覚が違った。
演目では、副村長を締め上げるシーンまで再現されているらしい。この再現率の高さ。あの出張の派遣隊の誰かが話したに違いない。
一体誰だ、一言言ってやるとメンバーを思い返すが、あの時はクレシュ殺害未遂事件捜査や魔物討伐依頼の後始末を(山場は越えていたとはいえ)メンバーに丸投げして単身王都へ走ってしまったのだと思い出す。
あの面々には大きな借りがある。これ位の余録が何だというのだ、とクレシュはこみ上げる熱いものを飲み込んだ。
◇◆◇◆◇◆
ある冬の日。
暫く雪が続きようやく晴れた夜は満月で、一面の銀世界を輝かせとても美しい夜だった。
ヴェルディーンがクレシュを誘い、二人で庭の散策を楽しんだ。
木々も白く雪化粧を被っている。
時折パサリと雪が落ちると、雪の粉がふわりと舞い上がり、月光を反射して幻想的な光景を生み出した。
「クレシュは、この景色がよく似合ってる」
「うーん…?まぁ、銀髪だしな」
少なくとも、真夏に太陽の下でサンバを踊るよりは、冬景色の方が似合っている自覚はある。
「凛として清廉で静かに輝いてて、とても綺麗だ。髪だけでなくて」
冴え冴えとした空気の中、月のように厳然と佇む清冽な存在。灰色の目は銀髪と共に月の光を受け、銀色に淡く光って見える。
そのとても美しい存在が、ヴェルディーンには奇跡のように感じられた。
クレシュは時々、夫の感覚がよく分からない。この強面を綺麗と言うのは彼だけだ。
しかし本心からそう思っているようなので、最近では否定するのをやめた。彼にとっては真実なのだから。……そう思うとこそばゆいくなってしまうが。
「ありがとう。……だが私はヴェルディーンの方が綺麗だと思う」
クレシュは、ふぃっと視線を空に向ける。雪雲が去った後の空は澄み渡り、濃紺の夜空には星が散りばめられていた。ヴェルディーンの黒髪と濃紺の瞳のように静謐で美しかった。
クレシュはヴェルディーンのような詩的な表現の仕方は分からない。だが空を見つめ柔らかに目を細めた表情で、ヴェルディーンはクレシュの言いたいことを何となく察してくれたようだった。
ヴェルディーンがクスリと笑う。
「結婚して間もない頃にも似たような会話をしたね」
「……そうだったな」
そうして夫婦はたわいもない思い出話を楽しんだ。
クレシュはこうした散歩を楽しむという概念がなかった。
仕事や鍛練でもないのに、雪の中、しかも夜にわざわざ外に出ようと思ったことはなかった。月や雪を愛でようと思ったこともない。それらはクレシュにとって魅力のないことだった。
しかしこうして、ヴェルディーンに誘われて共に歩き同じものを見ていると、世界は少し違って見えた。より輝いて魅力的に見えた。
ヴェルディーンが、月が美しいと言うと、そんな感覚など枯れていると思っていたクレシュの中にも、美しいなという感覚が生まれてくる。
ただ一緒に、何てことのないものを見て話して、同じ時を過ごすのが楽しかった。
そんな風に感じられることが嬉しい。あぁ幸せだな、と心に染み入った。
月夜の銀世界を、二つの人影が静かに歩いていく。
ヴェルディーンの黒髪と深い紺色の瞳は夜のようだ。恐怖をかきたてる闇ではなく、穏やかで安らかな眠りをもたらす夜。
そしてクレシュの銀髪と灰色の目は月の光を集めたかのよう。
互いを引き立て寄り添う二つは美しい一対だった。
◇◆◇◆◇◆
ヴェルディーンの部屋の窓の外は雪が積もっている。暖炉で薪が崩れガランと音がした。
暖められた部屋のベッドにはヴェルディーン。枕元の椅子にはクレシュがいて、その手を彼の額に当てる。
「朝よりは下がったけどまだ熱いな」
「もう平気だよ」
彼は顔色は良くなったが目はまだ少し熱で潤んでいる。
雪の中の夜の散歩の翌日、彼は軽い風邪を引いてしまったのだ。
「面目ない。クレシュは元気なのに」
「私と比べても」
クレシュは眉尻を下げる。突出して頑健な自分を一般人の比較対象にするのはどうかと思う。
ヴェルディーンを見おろし、ふと、クレシュは気付く。
「いつもと逆だな」
「え?」
「傷の手当てをしてもらっている時と。ヴェルディーンが横になっていて私がここに座っている。新鮮だな」
心配で、それでいて庇護欲が掻き立てられ愛おしさが募る。守ってやりたい、と強く思う。
--ヴェルディーンも、こんな気持ちで自分を見ていたのだろうか。そう思うとこそばゆくなる。
クレシュはヴェルディーンの額の布を取り、水で濯いで絞る。
「さぁ、私の番だ。しっかり看病されてくれ。寝た寝た」
「いや、昼間も寝ていたし。もう暫く話相手になってくれ」
拗ねたようにそう言う彼を見つめて、クレシュは愛おしそうに目を細めると、彼の額に貼り付いた髪を指で避けてやる。
「愛する人には、早く元気になって欲しいんだ」
クレシュの顔が近づき、ふ、とヴェルディーンの額に柔らかなものが押し当てられた。
「さぁ、眠ってくれ」
水で冷やされた布が額に載せられた。少し大きめに畳まれた布は目にも被さってヴェルディーンの視界をふさぐ。
彼は布をどけることも言葉を発することもできず、枕に頭をうずめたまま真っ赤になった。
まったく、この勇者殿は。王子まで倒してどうする。
やはり彼の最愛の勇者は最強無敵なのだった。
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