転生した俺が貴方の犬になるまで

ぶたこ

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転生

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「俺を貴方の騎士にしてください」

 覚えている限りの正式な作法でもって跪き頭を垂れた。下げた視線の先には刺繍の施されたピカピカの革靴。幼い俺の掌よりもちっちゃなその靴を履いているのは、俺の未来のご主人様『クロス・オリバー・ソースイミヤ』。
 彼はつやつやの黒い巻き毛と深碧の瞳、そしてきめ細やかな肌を持つ純和風の美少年で――

――俺の『推し』だ!

***

 自分が生まれ変わったと気付いたのは3歳くらいの頃だった。体の成長が魂の記憶を受け入れられるくらいにまで進んだのがその時期だったのかもしれない。転生に気付いたと言っても最初から前世の記憶バリバリだったわけではない。なんとなく、前は違うところに住んでたなとか、もう一人違うお母さんがいたなとか、その程度の感覚だ。
 そんなぼんやりした子供だったので、小さい頃はよく前世の話をして周囲に驚かれたり笑われたりしていた。ほら、そういうのって地球でもあるだろ? 嘘か本当か分からない、生まれる前の話をする子供。珍しがられるけど、それ以上の発展はあまりない。そもそも同じ世界の話ならまだ信憑性もあるのに、俺の場合は異世界に転生しちゃったもんだから、何を言ってるのかすら通じないことが多かった。なにしろ常識からして違うわけだし。おかげで信じる人は全くいなくて、ただの空想と思われるのが常だった。
 幼い俺の平穏を守る意味で、それは不幸中の幸いと言えただろう。

 そうこうしている内に段々と前世の記憶もはっきりしてきて、ここが地球とは違う世界であることを理解した。人種が違う、建物が違う、言葉も違う、文化も違う――そして、魔法がある。動物は総じて魔力を帯びた魔物ばかり。なわばりに近づくと襲い掛かってくる危険な生物で、ちょっと街から出るとすぐに遭遇するくらいめちゃくちゃ数が多い。その代わり、魔法のおかげで一般人でも割と豊かに暮らしていけるのだ。
 俺は片田舎の小さな街で生まれ、優しくも平凡な両親の下ですくすくと育った。記憶を取り戻すにつれて、色々と試してみたが俺にはこれと言って特別な能力は無いようだった。魔法を使うことはできるが、それはこの世界の皆ができること。もちろん人によって得意不得意はあるし、その意味で言えば俺には魔法を使う才能があるのだろう。そうと分かった俺はテンション上がって魔法を練習しまくったので、同年代の子よりちょっとだけ魔法が上達したりした。でもそれだけだ。飛び抜けたチート能力ではない。前世の知識はチート能力だと思うけどそれを活用する知恵も勇気も俺にはなかった。
 まあでも、町の外へ出なければ平和だし両親は優しいし暮らしは貧しくともお腹は減らないくらい食べられるし、俺は幸せだった。何度も言うがこの世界には魔法があるので衣食住の点で不足を感じることはない。経済とか社会的な文化という意味では前世よりも遅れているし、近所の子供たちは今の暮らしに色々と不満を言っていたが、俺は前世を知っているからこそ今の生活の幸福を理解していた。前世では人間の文明のせいで地球が滅ぶかも、みたいなことになっていたしな。ここにはパソコンやスマホ、車と言った便利な機械は何もないけれど、何の罪悪感もなく自由に生活することができる。それで十分なのだ。

 これでいい、このままこの街で平和に暮らし結婚して子供を作って、結婚できなくても普通に仕事をして近所の友達と助け合いながら生きていけたら。そう思っていた俺を目覚めさせたのはこの小さな街を突然訪問した貴族の一団だった。
 仰々しい深緑の鎧を着た男たちを引き連れて、4頭のトカゲが引く黒い馬車がやってきたのだ。貴族が来たと噂を聞きつけ、俺はワクワクした。今の生活に不満はないが前世に比べると娯楽は少なかったもんだがら、珍しいもの見たさが爆発した。街を取り囲む城壁の上まで行って見物したところ、その馬車はトラックみたいにでっかくて黒い壁が緑色の金属で縁取られたとても高級そうな馬車だった。
 馬車っていうか竜車だよな。便宜上馬車って呼んだけど。ともかく、その竜車はでかすぎてこんなちっぽけな街の入り口は通れなかったらしい。この世界には魔物がいるからどんなに小さな街でも石造りの城壁で取り囲まれている。そしてその入り口は必要な分の大きさにしか作られていない。貴族が使うようなバカでかい馬車は通ることを想定していないのだ。

「すっげー……?」

 野次馬根性丸出しで城壁の上から竜車を見つめていたら、その屋根にでかでかと刻印された紋章に既視感を感じた。あれ? なんか見たことあるぞって思って謎の焦燥感にドキドキしていたら竜車の側面に付いた扉から壮年の黒髪美丈夫が出てきて仰天した。

 俺、あの人知ってる!

 その男はオリバー・セージ・ソースイミヤと言ってこの国で1番偉い貴族だ。そして、この国とはソルペッロ皇国――俺が前世で遊んだことのあるRPGゲームに出てくる国だった。
 それに気づいた時、俺は急激に覚った。この世界には俺の『推し』がいて、しかも今ピンチに陥っているのだと。
 覚った瞬間から、俺は行動は決まっていた。すぐに城壁から降りて自分の家を目指した。ここが本当にゲームの世界ならそこに俺の推しがいるはずだから。

 そのゲームとはいわゆる剣と魔法のRPGゲームで、その特徴はオープンワールドと自由恋愛。主人公は自分で容姿を選択することができ、特別な地位を持たない平民からスタートする。だから今の俺がそのゲームの主人公なのかどうか定かではない。ただ、今の俺は赤髪で、たしかデフォルトの主人公が赤髪だった気はしている。前世で遊ぶ時は死ぬほど悩んで容姿を捏ね繰り回していたので今の今まで気付かなかった。しかも、その主人公はモブ型って言えばいいのか、特徴がなくて喋らないタイプ。キャラクターとの会話は選択肢でしていた。
 そりゃ気付かねえよ。

 この世界の名前とか国の名前を聞けば当然ゲームの世界であることに気付いただろうが、考えても見てくれ。日常会話で国の名前や世界の名前を口にすることってあるか? 普通ないだろ。テレビがあったり他国と戦争中だったりしたならそりゃ国の名前も聞くかもしれないが、そんなことはない。俺はまだ7歳の子供で、ここには学校だってない。ゲームの主人公の住む町は『始まりの街』と言って名前がなかったし、祭りだって1年に1回『収穫祭』があるくらい。国の名前を聞く機会なんてなかった。
 教会には神母様がいて、みんなに説教したり子供たちに勉強を教えたりしてくれるけど一々世界の名前を口にしたりしない。この世界のことはただ「世界」と呼ぶ。だって、他の世界のことを知らないし区別する理由がないから、だから名前はいらないのだ。
 唯一、気付く要素があったとすればこの街の外観だ。この街は全体が巨大な岩山でできていて、その表面をくり抜いて住居スペースを作り暮らしているから、ぶっちゃけ特徴はあるし今思えばゲーム画面を思い出すような風景も見かける。だけど、ゲーム画面と実写はやはり違う。敏い奴なら気付いただろうけど、俺は違ったのだ。

 まあ、気付くのが遅れた言い訳はともかく、重要なのは『推し』のことだ。あのゲームはオープンワールドだったからどこに行くのも自由でダンジョンの攻略に順番も関係なかったけれど、特別な自由恋愛イベントがあった。あるキャラクターと親密になり恋仲に発展しそうになると『思い出す』という形でそのキャラクターとの過去イベントが出現するのだ。そう、『幼い頃、実は二人は出会っていた……』というやつが楽しめるのだ。
 それが楽しくて俺は色んなキャラクターを攻略して色んな過去イベントを発生させたので、主人公は幼児の頃から色んな奴と結婚の約束を繰り返すスーパープレイボーイみたいな男になっていた。しかも、相手は男女人種の関係なく全ての人間と恋愛できる。男主人公で男を攻略できるし、女主人公で女も攻略できる。最高だろ?

 そして並居るキャラクターの中で俺の一番の本命だったのが『推し』であるクロス様だった。クロス様はこの国で一番地位の高い貴族の跡取りで優秀な魔法使いで容姿端麗・頭脳明晰と完璧な男で、みんな大好きスパダリ的キャラクターでありながら、実は人見知りでみんなに素っ気ない態度を取るため攻略も至難の業であるところが可愛くて憎たらしいとっても素晴らしいお人だ。
 しかし、何よりも俺を彼に惹きつけたのはその地位でも能力でも容姿でもない。性格だ。ゲーム上の恋愛において相手の地位や能力は二の次だろ? 容姿だって彼だけが特別なわけじゃない。他にも美男美女がたくさんいる。だから性格が一番の惹かれる要因になる。
 彼とはなかなか仲良くなることができないので相当攻略しないとその人物像は分からない。それが明確になるのが過去イベントだ。彼はその地位が故に齢5歳にして誘拐され、死ぬよりも屈辱的な目に遭う。そしてそれを引き起こしたのが彼の信頼していた乳母と召使いであったために、人間不信になってしまうのだ。寸でのところで助けられ事なきを得るものの、彼は誰にも心を開かない冷徹な大人に成長する、その要因となるイベントだった。

 彼が助かる要因の一つが主人公、恐らく俺だ。俺が主人公かどうかはともかく、主人公がいなければクロス様は助からない可能性がある。前世では過去イベントがなくてもクロス様は無事大人になってバリバリ働いていた。それはゲームだったからで、現実になれば話は違ってくると思う。ゲームでは過去イベントが後になって出てくるが、現実では当然過去の方が最初に起こる。つまり、俺が将来クロス様と良い関係になろうがなるまいが関係なく過去イベントは強制的に起こるのだ。そしてそのイベントでクロス様を助けなければ、大人になった俺はクロス様に出会えなくなる。ゲームとは真逆の流れになるわけだ。

 絶対に助けたい。

 俺は今までに練習した魔法の力を全力で使って帰宅した。さっきも説明したが、この街は岩山をくり抜いてできているので俺の家も洞穴みたいなものだ。ただし、魔法できちんと整形してあるので壁はつるつるだし床に草も生えていない。家を掘る時に他の家とぶつかったりしないようある程度制限はあるものの、決められたルールを守れば自宅は自由に奥を掘って部屋を作ることができるようになっている。そういうわけで俺の家も奥に向かって長い家になっているのだが、その中で一番奥にあるのが俺の部屋だ。
 俺の部屋は俺が生まれた後で作られたので一番奥にある。一番奥にあるので外の音が届かない静かな空間かと思いきや、実際は割とうるさかったりする。近所の増築する音とか生活音が岩を伝って聞こえてくるからだ。ここ最近、それが顕著だった。今までは大して気にしていなかったけれど、今の俺にはその理由が分かっている。
 俺はベッドに乗り上げて枕の置いてある付近の壁に耳を付けた。今は静かだ。昨日の夜うるさく聞こえていた人の声が全くしない。それを確認してから、俺は全力の魔力を込めてしかし慎重に壁を蹴りつけた。ゴッと鈍い音がしてベッド横の壁に穴が開く。思った通りだ。
 本来なら家を増築する際は町長に申請をして他の家とぶつからないように安全確認を行ってから増築するものだ。だから子供がちょっと殴ったくらいで壁に穴は開かない。しかし、違法な住居は別だ。隠れ家を作るのに一々申請する馬鹿はいない。そうしてこっそり作られた住居は安全性が考慮されていないため、他の家と近すぎる場所に掘られ薄くなった天井や床が抜けたり壁に穴が開いたりする。そんな違法な部屋が俺の部屋のすぐ隣に作られたのだ。うるさくもなるはずだ。

 俺は開けた穴から気配を探りつつそっと隣の部屋を覗いた。真っ暗だ。俺は目に魔力をまとわせて視界を確保した。すると、小さな部屋に男の子がロープで縛られて転がされていた。

 クロス様だ!

 一目見てそうだと分かった。大人の冷徹な雰囲気をまとうクロス様とは違い、子供らしく怯えた表情をする小さな男の子。壁にいきなり穴が開いて驚いたのだろう、麗しい顔が蒼白になっている。俺は人差し指を自分の口の前で立てて見せた。

「しー!」

 暗いけど俺の部屋には明かりがあるので俺の顔は見えたと思う。戸惑った視線を寄こすクロス様を一先ずおいておき、穴から隣の部屋へ入って入口の方を探る。見張りはもっと向こうの部屋にいるようだ。なにしろ洞穴なので一本道にしておけば逃げ場はない。逃げられないかどうか見張る必要もほぼない。というわけで安全を確信したので、俺は風の魔法を使いクロス様のロープと猿轡を切った。

「君は誰?」

 下ったらずな喋り方と怯えたような視線。大人のクロス様とは物凄いギャップがある。クロス様は人を寄せ付けないクールさが売りのキャラクターだった。切れ長の目とか尊大な物言いとか、その鉄面皮で他人との壁を作る人間、それがクロス・オリバー・ソースイミヤ様だ。しかし、過去イベントでは違う。短く切りそろえられた黒い巻き毛も、潤んで輝く深碧の瞳も、主人公に話しかける口調や声も、本当に幼く可愛らしくて前世の俺は胸を撃ち抜かれたのだった。
 それにしても実写の破壊力がヤバい。ゲーム画面では分からなかったが実写になるとクロス様は日本人の顔をしていると分かった。この世界、やたら色んな人種がいると思っていたがクロス様はアジア系らしい。推しの新たな情報を得てしまった。ちなみに俺は彫の深い顔をしていて肌は日焼けしたような浅黒い肌なのでラテン系とかその辺っぽい。前世とは違うだろうから正確なことは分からないけど。

「俺はレネ・ルフィーナ、貴方を助けに来たんだ」
「君が……? どうして」
「隣が俺の部屋なんだ。ここは違法に部屋を作ったせいで壁が薄くなったんだよ。隣からの声が丸聞こえでさ」

 それは半分本当で半分嘘だ。昨夜だって声らしきものは聞こえたが何が起こっているのかまでは分からなかった。でも、それを彼に教える必要はない。俺にとって最も重要なのは彼に人生最大の屈辱を回避してもらうこと。本来ならこの後起こったであろう悲劇を阻止し、彼がトラウマを抱えることなく健やかに成長することこそが俺の望みだ。ゲームでは彼のお父さんが街を訪れてから数日間は壁越しに彼と交流をして、事実を把握した主人公が少しずつ解決に向かうのだがそんな悠長なことはしていられない。彼が襲われる前に素早く助けて素早くお父さんの元に送り届けなければ。俺の『推し』には傷一つつけさせない。絶対にだ。
 俺はさりげなく彼の格好を観察して、まだ事が起こっていないことを確かめた。白いシャツは土埃で汚れているけれど破れたりはしていない。青いズボンとサスペンダーも無事。白い靴下と刺繍のついた革靴も履いている。大丈夫だ。今なら間に合う。

「行こう、俺の部屋から逃げられる」

 そう言って穴から逃げようと彼の手を取ろうとしたら、パッと手を弾かれた。驚いて彼の目を見ると彼は瞳を揺らしながらも真剣な顔をして俺を見ていた。

「僕、ここにいる」
「え? あ、大丈夫! 貴方のお父さんもこの街まで来てるんだよ」
「それは……知ってる。でも、僕は行かない」

 どういうことだ、助かりたくないのだろうか。それともお父さんと喧嘩しているとかそういうこと? でも今はそんな場合じゃ、と俺が混乱しているとクロス様は俺から視線を逸らして俯きながら、自分の胸の辺りに手を置いた。すると緑色の光が放たれて小さな掌に、あの竜車にも画かれていたソースイミヤ家の紋章を刻んだメダルが現れた。

「これを。おとうさ……僕の父に渡して」
「これは」
「ソースイミヤの印。これを見せたら君の話を聞いてくれるはずだから」

 そこまで聞いて俺はハッとした。彼は自分が俺と一緒に逃げたら俺が危険な目に遭うかもしれないと思って、それでここに残るって言ってるんだ。怖くて堪らないはずなのに初対面の俺を気遣って、しかもこんなに大事なものを預けてくれようとしている。
 そうだった、これが俺が彼を好きになった理由。こんなにも幼くて可愛らしい男の子が後々までトラウマになる程怖い目に遭ったというのに、決して色褪せない高潔さと正義感。それはゲームで悲劇が起こった後も同じだった。彼は大人たちに助け出された後、自分を助けてくれた主人公にわざわざお礼を言いに来てくれる。その時の彼はとてもそんな精神状態ではなかったはずだ。その後誰にも心を開かなくなることからもそれは明らかだった。だけど、それでも5歳のクロス様は主人公に笑いかけてこう言うのだ。

『君はまるで僕の騎士みたいだった』

 本来平民は貴族の騎士になることができないのに、主人公が男でも女でもそう言ってくれる。主人公は彼を見つけ出しただけで実際にはそれほど助けになったわけじゃない。彼が酷い目に遭うのも止められなかった。にもかかわらず、クロス様はあえて高く評価することで事実を知った主人公が傷つくことのないようにしてくれるのだ。
 彼はこんなに小さな頃から強くて優しくて自己犠牲を厭わない本物の貴族だ。彼は他人を信頼できない大人にはなるけれど決して冷血漢ではない。それがこの過去イベントで明らかになることだった。
 俺の推し、むちゃくちゃカッコよくない?
 推しの素晴らしさを現実で目の当たりにしたせいか、マジで震えてきた。何この5歳、高スペックすぎるだろ。カッコいい……。でも感動してる場合じゃない。このままメダルを受け取ってパパさんのところへ届けるのは良いとしても、その間にクロス様に何が起きるか分からない。ゲームの流れと同じならまだアレが起こるはずはないのだが、俺が壁に穴を開けてしまったしきっとこの先の展開は変わってくる。もし、クロス様が別の場所に移されでもしたら俺にはどうしようもなくなる。それだけは避けなければ。
 それよりなにより、今は推しと離れたくない。その一心で俺は差し出されたメダルを受け取り、流れるようにその場に跪いた。

「俺を貴方の騎士にしてください」

 そして冒頭に戻る。
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