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Echo22:ひと粒のまなざし
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市場の通りには、相変わらず賑わいが満ちていた。
朝の喧騒こそ落ち着いたものの、人の往来は絶えることなく続き、傾きかけた陽射しの下で、屋台の布が風をはらんでふわりと揺れていた。
辺りには、焼きたてのパンの香ばしさに、乾いた香草のすがすがしい匂い、果物の甘酸っぱさや蜜菓子の濃厚な甘みが重なって漂っている。
けれどその隙間からは、陽に焼けた布や革の匂い、土埃の混じる空気、人いきれの熱までもがじわりと滲んでいた。
それはどこか生々しくも、たしかに人の暮らしを感じさせる匂いだった。
どこからか演奏の音も聞こえてくる。子どもの笑い声に混じって、老女の値切る声や、男たちの陽気なかけ声が遠くに滲んでいる。
アリセルは、そのざわめきの中で立ち止まり、隣にいるルネを見上げた。
塔を出てから、ここに辿り着くまでには、それなりの距離があった。
それでもルネは一度も足を止めることなく、歩き通してきたのだ。
長く幽閉されていた彼にとって、それは決して容易なことではないはずだった。
実際、ここに来るだけでも、身体には相応の負担がかかっているに違いない。
大丈夫だろうかと、隣に立つルネの横顔をそっと窺った。
だがルネは軽く目を細め、通りを行き交う人々や、店先に積まれた果物をひとつひとつ眺めている。そこに恐れや戸惑いの色はなく、どこか不思議そうに、そして、ほんのわずかに興味を抱いているようにも見えた。
「何か食べませんか? 少し疲れたので、休んでいきたいなって……。ルネ様は何がお好きですか?」
ルネは一拍の沈黙ののち、再び市場の奥へと目を向けた。しばらく思案していたようだったが、やがて口を開いた。
「……野イチゴ」
それは予想していた言葉ではなかったが、どこか彼らしい選択だとも思えた。
慎ましくて、小さな赤い果実。塔の中では味わえなかったであろう、自然の贈り物。
「はい、探してきますね! そちらに座って待っててください」
通りの端の長椅子を指差して、アリセルは人の流れに踏み出した。
そう遠くない場所に、果物専門の屋台があった。
木の箱に盛られた果物の間、布にくるまれて並べられていたのは、山盛りにされた赤い実だった。粒は不揃いで艶もないが、酸味を含んだ香りには、森で育った果実らしい素朴さと懐かしさがあった。
「その野イチゴをください」
銅貨を渡すと、店の老女は「今朝摘んだのよ」と笑いながら、傍らに置かれていた籠に手際よく詰め直し、差し出した。アリセルは礼を述べ、それを抱えてルネのもとへ戻った。
「お待たせしました。一緒に食べましょう」
ルネの隣に腰を下ろしながらそう言うと、彼は黙って頷いた。
アリセルは籠の中を覗き込み、小さな赤い実をひとつ摘み上げる。そのとき、ユーグがメレンゲを自分の口もとに差し出してきたあの出来事が、胸によみがえった。
アリセルは小さな悪戯心に駆られて、ルネの方へ身を寄せた。
そして摘んだ実を、まっすぐ彼の唇へと差し向ける。
「ルネ様。あーん、してください」
少し弾んだ声とともにそう言うと、ルネは一瞬目を瞬かせた。
何が起こっているのか測るように、アリセルの顔を見る。だがやがて、ほんのわずかに目を伏せて、戸惑いを隠すように小さく口を開いた。野イチゴが唇に触れ、するりと彼の口の中に消えていく。
その様子を見届けてから、アリセルも籠に手を伸ばし、野イチゴをひとつ口に運んだ。ぷちりと小さな実が弾け、甘酸っぱい味が広がっていく。
「美味しいっ。ルネ様も、もう一個。はい、あーん……」
「あ、あの、アリセル……」
もう一粒を摘んで差し出すと、ルネが小さく声を上げた。
「はい?」
「……恥ずかしいから、自分で食べる」
アリセルは野イチゴを持った手を止めた。あれ? と首を傾げかけて、ふと気づく。
――そういえば、ルネ様って、年上なんだった。
塔で初めて会ったとき、その姿があまりに幼くて、壊れもののようで、今まで年下の子に接するみたいにしてしまったけれど、彼は本当は自分より年上の、れっきとした青年だ。
「……あ、ですよね。すみません」
くすりと笑いながら手を引くと、ルネは微かに頬を赤らめながら、もう一粒を自分で摘み取った。
アリセルはその様子にそっと目を細めたが、ふと、視界の端に小さな影が動いたのに気づいた。
そちらへ目を向けると、いつの間にかすぐそばに小さな少女が立っていた。
年の頃は五、六歳だろうか。淡い水色のワンピースが陽を受けてきらきらと光り、その髪には小さな花飾りが結ばれている。少女は背伸びするようにして、じっとルネの顔を覗き込んでいた。
「おにいちゃん」
声をかけられ、ルネが顔を上げる。
「おにいちゃんの目、宝石みたい」
少女は、にっこりと笑った。その笑顔は無邪気そのもので、ただまっすぐに好意を向けている。
「ねえ、ずっと見てたんだよ。おにいちゃん、とっても綺麗ね。すき!」
屈託のないその一言に、アリセルは思わず顔を綻ばせた。
ルネは固まったまま動かず、返す言葉も出てこないようだった。
少女は、そんな彼の様子などまるで気にする様子もなく、母親の呼ぶ声に手を振って答えると、くるりと踵を返して駆けていった。
最後にもう一度振り返って、小さな手をぱたぱたと振ってみせる。少女の背を見送ってから、アリセルは口を開いた。
「とっても可愛らしい子でしたね、ルネ様」
応える気配はなかった。アリセルが顔を向けると、ルネはうつむいたまま、肩を小さく震わせていた。前髪に顔は隠れていたが、頬を一筋の涙が伝っていた。
アリセルは、ふっと小さく微笑んだ。
手を伸ばし、隣にいる彼の頭をそっと自分の方へ引き寄せる。額が肩に触れた瞬間、ルネの身体はわずかに強張ったが、それでも拒むことなく静かに身を預けてきた。
ルネは確かに年上だ。
しかし痛みを隠し、声もあげずに涙を流すその姿は、いとけない子どものようで、胸が締めつけられる気がした。
陽は少し傾きかけていて、頭上の葉が風に揺れるたび、こまかい光と影がふたりの上をかすめていく。ルネはもう震えてはいなかったが、それでも額を預けたまま動かなかった。
朝の喧騒こそ落ち着いたものの、人の往来は絶えることなく続き、傾きかけた陽射しの下で、屋台の布が風をはらんでふわりと揺れていた。
辺りには、焼きたてのパンの香ばしさに、乾いた香草のすがすがしい匂い、果物の甘酸っぱさや蜜菓子の濃厚な甘みが重なって漂っている。
けれどその隙間からは、陽に焼けた布や革の匂い、土埃の混じる空気、人いきれの熱までもがじわりと滲んでいた。
それはどこか生々しくも、たしかに人の暮らしを感じさせる匂いだった。
どこからか演奏の音も聞こえてくる。子どもの笑い声に混じって、老女の値切る声や、男たちの陽気なかけ声が遠くに滲んでいる。
アリセルは、そのざわめきの中で立ち止まり、隣にいるルネを見上げた。
塔を出てから、ここに辿り着くまでには、それなりの距離があった。
それでもルネは一度も足を止めることなく、歩き通してきたのだ。
長く幽閉されていた彼にとって、それは決して容易なことではないはずだった。
実際、ここに来るだけでも、身体には相応の負担がかかっているに違いない。
大丈夫だろうかと、隣に立つルネの横顔をそっと窺った。
だがルネは軽く目を細め、通りを行き交う人々や、店先に積まれた果物をひとつひとつ眺めている。そこに恐れや戸惑いの色はなく、どこか不思議そうに、そして、ほんのわずかに興味を抱いているようにも見えた。
「何か食べませんか? 少し疲れたので、休んでいきたいなって……。ルネ様は何がお好きですか?」
ルネは一拍の沈黙ののち、再び市場の奥へと目を向けた。しばらく思案していたようだったが、やがて口を開いた。
「……野イチゴ」
それは予想していた言葉ではなかったが、どこか彼らしい選択だとも思えた。
慎ましくて、小さな赤い果実。塔の中では味わえなかったであろう、自然の贈り物。
「はい、探してきますね! そちらに座って待っててください」
通りの端の長椅子を指差して、アリセルは人の流れに踏み出した。
そう遠くない場所に、果物専門の屋台があった。
木の箱に盛られた果物の間、布にくるまれて並べられていたのは、山盛りにされた赤い実だった。粒は不揃いで艶もないが、酸味を含んだ香りには、森で育った果実らしい素朴さと懐かしさがあった。
「その野イチゴをください」
銅貨を渡すと、店の老女は「今朝摘んだのよ」と笑いながら、傍らに置かれていた籠に手際よく詰め直し、差し出した。アリセルは礼を述べ、それを抱えてルネのもとへ戻った。
「お待たせしました。一緒に食べましょう」
ルネの隣に腰を下ろしながらそう言うと、彼は黙って頷いた。
アリセルは籠の中を覗き込み、小さな赤い実をひとつ摘み上げる。そのとき、ユーグがメレンゲを自分の口もとに差し出してきたあの出来事が、胸によみがえった。
アリセルは小さな悪戯心に駆られて、ルネの方へ身を寄せた。
そして摘んだ実を、まっすぐ彼の唇へと差し向ける。
「ルネ様。あーん、してください」
少し弾んだ声とともにそう言うと、ルネは一瞬目を瞬かせた。
何が起こっているのか測るように、アリセルの顔を見る。だがやがて、ほんのわずかに目を伏せて、戸惑いを隠すように小さく口を開いた。野イチゴが唇に触れ、するりと彼の口の中に消えていく。
その様子を見届けてから、アリセルも籠に手を伸ばし、野イチゴをひとつ口に運んだ。ぷちりと小さな実が弾け、甘酸っぱい味が広がっていく。
「美味しいっ。ルネ様も、もう一個。はい、あーん……」
「あ、あの、アリセル……」
もう一粒を摘んで差し出すと、ルネが小さく声を上げた。
「はい?」
「……恥ずかしいから、自分で食べる」
アリセルは野イチゴを持った手を止めた。あれ? と首を傾げかけて、ふと気づく。
――そういえば、ルネ様って、年上なんだった。
塔で初めて会ったとき、その姿があまりに幼くて、壊れもののようで、今まで年下の子に接するみたいにしてしまったけれど、彼は本当は自分より年上の、れっきとした青年だ。
「……あ、ですよね。すみません」
くすりと笑いながら手を引くと、ルネは微かに頬を赤らめながら、もう一粒を自分で摘み取った。
アリセルはその様子にそっと目を細めたが、ふと、視界の端に小さな影が動いたのに気づいた。
そちらへ目を向けると、いつの間にかすぐそばに小さな少女が立っていた。
年の頃は五、六歳だろうか。淡い水色のワンピースが陽を受けてきらきらと光り、その髪には小さな花飾りが結ばれている。少女は背伸びするようにして、じっとルネの顔を覗き込んでいた。
「おにいちゃん」
声をかけられ、ルネが顔を上げる。
「おにいちゃんの目、宝石みたい」
少女は、にっこりと笑った。その笑顔は無邪気そのもので、ただまっすぐに好意を向けている。
「ねえ、ずっと見てたんだよ。おにいちゃん、とっても綺麗ね。すき!」
屈託のないその一言に、アリセルは思わず顔を綻ばせた。
ルネは固まったまま動かず、返す言葉も出てこないようだった。
少女は、そんな彼の様子などまるで気にする様子もなく、母親の呼ぶ声に手を振って答えると、くるりと踵を返して駆けていった。
最後にもう一度振り返って、小さな手をぱたぱたと振ってみせる。少女の背を見送ってから、アリセルは口を開いた。
「とっても可愛らしい子でしたね、ルネ様」
応える気配はなかった。アリセルが顔を向けると、ルネはうつむいたまま、肩を小さく震わせていた。前髪に顔は隠れていたが、頬を一筋の涙が伝っていた。
アリセルは、ふっと小さく微笑んだ。
手を伸ばし、隣にいる彼の頭をそっと自分の方へ引き寄せる。額が肩に触れた瞬間、ルネの身体はわずかに強張ったが、それでも拒むことなく静かに身を預けてきた。
ルネは確かに年上だ。
しかし痛みを隠し、声もあげずに涙を流すその姿は、いとけない子どものようで、胸が締めつけられる気がした。
陽は少し傾きかけていて、頭上の葉が風に揺れるたび、こまかい光と影がふたりの上をかすめていく。ルネはもう震えてはいなかったが、それでも額を預けたまま動かなかった。
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