47 / 48
最終話:陽だまりの祝宴
しおりを挟む
ギデオンが目を細めたままリネアに頬を預けていると、庭の向こうで、足音が重なった。
蜂蜜色の髪をした、同じ顔立ちの二人の男が、歩調を揃えてこちらに向かってくる。
更にその後ろには、見慣れた背格好が二つ続いた。
リネアの双子の兄、セシルとルシル。そして、その後ろにはクロードとノエル。ギデオンの兄たちである。
双子はこちらの姿を認めた瞬間、足を速めた。
「リネア! かわいそうに……」
「怪我は? まだ痛む?」
駆け寄ってきた双子は、妹を左右から抱きしめ、今にも泣き出しそうな顔で言葉を放つ。
ようやくギデオンの方へ視線が向いたのは、二人が妹の無事を目で確かめた後だった。
「……ギデオン」
セシルが低く名を呼ぶ。その声の温度で、何を言われるかはだいたい予想がつき、ギデオンは身構えた。
「お前、よくもリネアによくも怪我させたな!」
「そうだ。こんな華奢で可愛くて儚げな妹を、前線に送り出すなんて、頭がおかしいとしか思えない」
その言葉に、ギデオンは思わずリネアを見た。
兄たちの目に、彼女はいまだ儚げな妹に映っているらしい。だが、リネアの本性を知る身としては、儚げという単語は、どう考えても別の誰かに譲るべきだろうと、ひそかに思うのだった。
とは言え、リネアに怪我をさせたという事実は、心のどこかで、ずっと引っかかり続けている。
ギデオンも、さすがにここは素直に謝るしかないと腹をくくり、言葉を探しながら口を開きかけた。
だが、その前にリネアが言葉を滑り込ませた。
「兄様がた、ギデオンは悪くないわ。怪我をしたのは、私が前線に行きたいと言ったからなの」
「リネア?」
双子の眉がそろって寄る。
「あのね、たくさんの兵を相手に思い切り剣を振れたのよ。風も良かったし、敵の布陣も分かりやすかったし、思った通りに崩れてくれたもの。……楽しかったわ!」
リネアは、きらきらと目を輝かせた。戦場の記憶を語っているにしては、あまりにも無邪気な光だった。
長い間、双子にとって妹は穏やかな天使のような存在だった。礼儀正しく、聡く、どこに出しても恥ずかしくない妹。
確かに剣の腕は立つと知っていたが、それはあくまで護身のためであり、淑女の嗜みで習う刺繍くらいの意味合いで理解していたのだ。
セシルとルシルは、しばらく言葉を失って妹を見つめた。だが、やがて二人は同時に小さく息を吐く。
「……随分、勇ましくなったね」
「ああ……でも、かわいい!」
それで話は終わったらしく、双子は再度リネアを抱き締める。
その様子を眺めながら、ギデオンは心の中で肩をすくめた。
戦場で兵を薙ぎ払おうが、兄たちの中では最終的に可愛いで片づく天使枠なのだと悟り、改めて血縁というものの強さを思い知らされる。
そこへ、少し遅れて歩いてきたギデオンの兄、クロードとノエルが追い付いた。
「奥方に傷を負わせたのは感心しないが、それでも最悪の結果を防いだ。……お前はよく役目を果たしたよ、ギデオン」
「役目って言うか……。まぁ、僕は何もしてないんだけどね」
長兄クロードの言葉にギデオンは軽く肩を竦めた。
よくよく振り返れば、ギデオンが成した事と言えば、落馬しただけで、その一点だけが、彼の功績らしい功績だった。
もし次があるのならば……もちろん、そんな機会は来てほしくないが、それでも来てしまった時には、せめて落馬しない程度にはなりたいと強く思う。
クロードはギデオンの頭に手を伸ばした。
「やめろよ……! 僕は子どもじゃない」
口では抗議しながらも、兄の手を払いのけなかった。頭上で、掌が一度、ゆっくりと動く。さきほどまでリネアに撫でられていたのと同じ場所だ。
「正直に言うとね」
クロードは、手を離しながら続ける。
「私は、今回の争いが起きたと聞いた時、どこまで守れるかではなく、どこまで失わずに済めば上出来かと考えていたよ」
「ああ。俺もそう思っていた。領地奪われて終わりだとばかり……いや、終わらないまでも、半分削られるくらいは覚悟してた」
ずっと黙っていたノエルが、ぽつりと口を開いた。
「そう思っていたなら、なんで手伝ってくれなかったんだよっ!?」
「習うより慣れよ、だよ。無理そうでも、一度は自分でやってみないと、良い当主には育たない」
思わず眦を吊り上げるギデオンに、二人の兄はニヤリと笑う。
「領地もお前も生きてここに残った。どうしようもない弟だと思っていたけど、ここまでやったんだ。立派なものだよ」
兄の言葉は、真正面から来た。
胸のどこかが、温かくなるのを感じて、ギデオンは視線を逸らした。そんな彼の袖を、リネアはくいっと引っ張る。
「何?」
「お兄様に褒めて頂いて、良かったわね、ギデオン」
「ふん……。当然の事だ。もっと続けてくれていいよ」
冗談で返しながらも、頬が赤くなるのを自覚していた。
兄たちの期待の薄さに傷つきながらも、それを覆したという事実が、誇りとしてじわじわと胸に広がっていく。
そこへ、門の方から新たな一行が現れた。
ギデオンとリネアの両親だった。
その後ろから、ベルとキャンディを先頭に使用人たちが、ぞろぞろとやって来る。
合図一つでそれぞれ持ち場へ散り、料理を運ぶ者、椅子やテーブルを並べる者、食器を置いて回る者と、皆で準備に追われながらも、どこか浮き立った様子を隠しきれていない。
庭の中央には、すでに長いテーブルがいくつも並べられていた。
白い布がかけられ、焼きたての肉や色とりどりの野菜、焼き菓子、葡萄酒の瓶が次々と運び込まれていく。
陽光に照らされた皿の縁がきらりと光り、噴水の水飛沫が遠くで虹を作った。
「今日は、領地を守り切れた祝いだ。皆で食べて飲んで、騒ぐといい。こんな時くらいは、仕事のことは忘れてな」
ギデオンの父の宣言に、使用人たちから小さな歓声が漏れた。
普段は厳しい父の顔に、微かに笑みが浮かんでいるのを見て、ギデオンは少しだけ目を丸くした。
人々はそれぞれに席を見つけ、談笑しながらテーブルへ向かっていく。
気がつけば、リネアとギデオンの周りからは人の気配がすっかり引いていた。
「……リネア、立てる?」
ギデオンはリネアに向かって手を差し出した。リネアは頷き、掌を重ねる。そのまま立ち上がると思った次の瞬間、ぐい、と引き寄せられた。
「……っ!?」
体勢を崩したギデオンの顔が、リネアの肩のあたりまで近づく。
彼女は、迷いなくその頬へ唇を寄せた。戦場でついた頬の傷に、柔らかな感触が伝わる。
「な、ちょっと……!」
ギデオンの耳は、一気に赤くなる。
きちんと妻をエスコートして食卓まで連れていく筈だったのに、こんな真っ赤になった顔では台無しだ。誰かに見られていないかと周囲を確認し、全員がすでにテーブルのほうを向いていることを確かめて、ようやく胸を撫で下ろす。
「……不意打ちは卑怯だ」
「そうかしら? 日常でも戦場でも、不意打ちって、大事よ」
平然とした顔で返されて言葉に詰まる。
このままでは、自分だけが一方的に翻弄されて終わる気がして、ギデオンは小さく息を吸った。
「だったら仕返ししても文句ないよね」
手を繋いだまま、ぐいとリネアを引き寄せる。
今度はギデオンのほうが、彼女の額に唇を触れさせた。かすめる程度の口づけだが、やっている本人の鼓動は先ほどよりも忙しい。
リネアは、わずかに瞬きをして、にっこりと笑う。特に取り乱した様子もなく、耳の先まで真っ赤になっている夫とは対照的だった。
「……なぁ、リネア。もう少し照れるとか、驚くとか、そういう反応はないの?」
「ギデオンが真っ赤になってくれるから、私まで赤くなる必要がないかなって」
「僕としては少しくらい照れて欲しいんだけどな」
ギデオンは、拗ねたように唇をとがらせた。恋を知らない妻の頬を染めさせる日は、どうやらそう簡単にはやって来そうにない。
溜息をつきながら、リネアの手をとり立ち上がる。
「行こうか、リネア」
「ええ」
二人は並んで歩き出した。
新しく芽吹いた緑の間を抜け、噴水のそばを通り、笑い声と食器の触れ合う音が満ちるテーブルへ向かう。
この日、メルローズ家の庭では、日が傾いても笑い声が途切れることはなかった。
神と交わした約束は、どう考えても完璧に守られているとは言いがたかった。
それでも尚、この庭に満ちる笑い声と温かな光は、ギデオンが想像していたよりもずっと優しい形で、彼に与えられた祝福のように思えた。
そして、主の足もとで尻尾を振ることを覚えた「最高の駄犬」は、これからも撫でられたり叱られたりしながら、この領地と妻のそばに立ち続けていくことになる。
そんな未来が静かに用意されていることを、ギデオンはまだ知らなかった。
【完】
蜂蜜色の髪をした、同じ顔立ちの二人の男が、歩調を揃えてこちらに向かってくる。
更にその後ろには、見慣れた背格好が二つ続いた。
リネアの双子の兄、セシルとルシル。そして、その後ろにはクロードとノエル。ギデオンの兄たちである。
双子はこちらの姿を認めた瞬間、足を速めた。
「リネア! かわいそうに……」
「怪我は? まだ痛む?」
駆け寄ってきた双子は、妹を左右から抱きしめ、今にも泣き出しそうな顔で言葉を放つ。
ようやくギデオンの方へ視線が向いたのは、二人が妹の無事を目で確かめた後だった。
「……ギデオン」
セシルが低く名を呼ぶ。その声の温度で、何を言われるかはだいたい予想がつき、ギデオンは身構えた。
「お前、よくもリネアによくも怪我させたな!」
「そうだ。こんな華奢で可愛くて儚げな妹を、前線に送り出すなんて、頭がおかしいとしか思えない」
その言葉に、ギデオンは思わずリネアを見た。
兄たちの目に、彼女はいまだ儚げな妹に映っているらしい。だが、リネアの本性を知る身としては、儚げという単語は、どう考えても別の誰かに譲るべきだろうと、ひそかに思うのだった。
とは言え、リネアに怪我をさせたという事実は、心のどこかで、ずっと引っかかり続けている。
ギデオンも、さすがにここは素直に謝るしかないと腹をくくり、言葉を探しながら口を開きかけた。
だが、その前にリネアが言葉を滑り込ませた。
「兄様がた、ギデオンは悪くないわ。怪我をしたのは、私が前線に行きたいと言ったからなの」
「リネア?」
双子の眉がそろって寄る。
「あのね、たくさんの兵を相手に思い切り剣を振れたのよ。風も良かったし、敵の布陣も分かりやすかったし、思った通りに崩れてくれたもの。……楽しかったわ!」
リネアは、きらきらと目を輝かせた。戦場の記憶を語っているにしては、あまりにも無邪気な光だった。
長い間、双子にとって妹は穏やかな天使のような存在だった。礼儀正しく、聡く、どこに出しても恥ずかしくない妹。
確かに剣の腕は立つと知っていたが、それはあくまで護身のためであり、淑女の嗜みで習う刺繍くらいの意味合いで理解していたのだ。
セシルとルシルは、しばらく言葉を失って妹を見つめた。だが、やがて二人は同時に小さく息を吐く。
「……随分、勇ましくなったね」
「ああ……でも、かわいい!」
それで話は終わったらしく、双子は再度リネアを抱き締める。
その様子を眺めながら、ギデオンは心の中で肩をすくめた。
戦場で兵を薙ぎ払おうが、兄たちの中では最終的に可愛いで片づく天使枠なのだと悟り、改めて血縁というものの強さを思い知らされる。
そこへ、少し遅れて歩いてきたギデオンの兄、クロードとノエルが追い付いた。
「奥方に傷を負わせたのは感心しないが、それでも最悪の結果を防いだ。……お前はよく役目を果たしたよ、ギデオン」
「役目って言うか……。まぁ、僕は何もしてないんだけどね」
長兄クロードの言葉にギデオンは軽く肩を竦めた。
よくよく振り返れば、ギデオンが成した事と言えば、落馬しただけで、その一点だけが、彼の功績らしい功績だった。
もし次があるのならば……もちろん、そんな機会は来てほしくないが、それでも来てしまった時には、せめて落馬しない程度にはなりたいと強く思う。
クロードはギデオンの頭に手を伸ばした。
「やめろよ……! 僕は子どもじゃない」
口では抗議しながらも、兄の手を払いのけなかった。頭上で、掌が一度、ゆっくりと動く。さきほどまでリネアに撫でられていたのと同じ場所だ。
「正直に言うとね」
クロードは、手を離しながら続ける。
「私は、今回の争いが起きたと聞いた時、どこまで守れるかではなく、どこまで失わずに済めば上出来かと考えていたよ」
「ああ。俺もそう思っていた。領地奪われて終わりだとばかり……いや、終わらないまでも、半分削られるくらいは覚悟してた」
ずっと黙っていたノエルが、ぽつりと口を開いた。
「そう思っていたなら、なんで手伝ってくれなかったんだよっ!?」
「習うより慣れよ、だよ。無理そうでも、一度は自分でやってみないと、良い当主には育たない」
思わず眦を吊り上げるギデオンに、二人の兄はニヤリと笑う。
「領地もお前も生きてここに残った。どうしようもない弟だと思っていたけど、ここまでやったんだ。立派なものだよ」
兄の言葉は、真正面から来た。
胸のどこかが、温かくなるのを感じて、ギデオンは視線を逸らした。そんな彼の袖を、リネアはくいっと引っ張る。
「何?」
「お兄様に褒めて頂いて、良かったわね、ギデオン」
「ふん……。当然の事だ。もっと続けてくれていいよ」
冗談で返しながらも、頬が赤くなるのを自覚していた。
兄たちの期待の薄さに傷つきながらも、それを覆したという事実が、誇りとしてじわじわと胸に広がっていく。
そこへ、門の方から新たな一行が現れた。
ギデオンとリネアの両親だった。
その後ろから、ベルとキャンディを先頭に使用人たちが、ぞろぞろとやって来る。
合図一つでそれぞれ持ち場へ散り、料理を運ぶ者、椅子やテーブルを並べる者、食器を置いて回る者と、皆で準備に追われながらも、どこか浮き立った様子を隠しきれていない。
庭の中央には、すでに長いテーブルがいくつも並べられていた。
白い布がかけられ、焼きたての肉や色とりどりの野菜、焼き菓子、葡萄酒の瓶が次々と運び込まれていく。
陽光に照らされた皿の縁がきらりと光り、噴水の水飛沫が遠くで虹を作った。
「今日は、領地を守り切れた祝いだ。皆で食べて飲んで、騒ぐといい。こんな時くらいは、仕事のことは忘れてな」
ギデオンの父の宣言に、使用人たちから小さな歓声が漏れた。
普段は厳しい父の顔に、微かに笑みが浮かんでいるのを見て、ギデオンは少しだけ目を丸くした。
人々はそれぞれに席を見つけ、談笑しながらテーブルへ向かっていく。
気がつけば、リネアとギデオンの周りからは人の気配がすっかり引いていた。
「……リネア、立てる?」
ギデオンはリネアに向かって手を差し出した。リネアは頷き、掌を重ねる。そのまま立ち上がると思った次の瞬間、ぐい、と引き寄せられた。
「……っ!?」
体勢を崩したギデオンの顔が、リネアの肩のあたりまで近づく。
彼女は、迷いなくその頬へ唇を寄せた。戦場でついた頬の傷に、柔らかな感触が伝わる。
「な、ちょっと……!」
ギデオンの耳は、一気に赤くなる。
きちんと妻をエスコートして食卓まで連れていく筈だったのに、こんな真っ赤になった顔では台無しだ。誰かに見られていないかと周囲を確認し、全員がすでにテーブルのほうを向いていることを確かめて、ようやく胸を撫で下ろす。
「……不意打ちは卑怯だ」
「そうかしら? 日常でも戦場でも、不意打ちって、大事よ」
平然とした顔で返されて言葉に詰まる。
このままでは、自分だけが一方的に翻弄されて終わる気がして、ギデオンは小さく息を吸った。
「だったら仕返ししても文句ないよね」
手を繋いだまま、ぐいとリネアを引き寄せる。
今度はギデオンのほうが、彼女の額に唇を触れさせた。かすめる程度の口づけだが、やっている本人の鼓動は先ほどよりも忙しい。
リネアは、わずかに瞬きをして、にっこりと笑う。特に取り乱した様子もなく、耳の先まで真っ赤になっている夫とは対照的だった。
「……なぁ、リネア。もう少し照れるとか、驚くとか、そういう反応はないの?」
「ギデオンが真っ赤になってくれるから、私まで赤くなる必要がないかなって」
「僕としては少しくらい照れて欲しいんだけどな」
ギデオンは、拗ねたように唇をとがらせた。恋を知らない妻の頬を染めさせる日は、どうやらそう簡単にはやって来そうにない。
溜息をつきながら、リネアの手をとり立ち上がる。
「行こうか、リネア」
「ええ」
二人は並んで歩き出した。
新しく芽吹いた緑の間を抜け、噴水のそばを通り、笑い声と食器の触れ合う音が満ちるテーブルへ向かう。
この日、メルローズ家の庭では、日が傾いても笑い声が途切れることはなかった。
神と交わした約束は、どう考えても完璧に守られているとは言いがたかった。
それでも尚、この庭に満ちる笑い声と温かな光は、ギデオンが想像していたよりもずっと優しい形で、彼に与えられた祝福のように思えた。
そして、主の足もとで尻尾を振ることを覚えた「最高の駄犬」は、これからも撫でられたり叱られたりしながら、この領地と妻のそばに立ち続けていくことになる。
そんな未来が静かに用意されていることを、ギデオンはまだ知らなかった。
【完】
0
あなたにおすすめの小説
あなたの愛が正しいわ
来須みかん
恋愛
旧題:あなたの愛が正しいわ~夫が私の悪口を言っていたので理想の妻になってあげたのに、どうしてそんな顔をするの?~
夫と一緒に訪れた夜会で、夫が男友達に私の悪口を言っているのを聞いてしまった。そのことをきっかけに、私は夫の理想の妻になることを決める。それまで夫を心の底から愛して尽くしていたけど、それがうっとうしかったそうだ。夫に付きまとうのをやめた私は、生まれ変わったように清々しい気分になっていた。
一方、夫は妻の変化に戸惑い、誤解があったことに気がつき、自分の今までの酷い態度を謝ったが、妻は美しい笑みを浮かべてこういった。
「いいえ、間違っていたのは私のほう。あなたの愛が正しいわ」
虚弱姫はコワモテ将軍の筋肉に触りたい
隙間ちほ
恋愛
◼︎無骨な英雄×病弱な筋肉フェチ姫
◼︎辺境伯の末娘エルナは、領軍の英雄マテウスとの結婚が決まった。政略結婚――のはずが、実は姫は将軍の熱烈なファン。姫がノリノリで嫁ぐ一方、当のマテウスは「か弱い姫君に嫌われている」と思い込み、距離を取ってしまう……。
◼︎筋肉と鼻血とすれ違いラブコメ。
◼︎超高速展開、サクッと読めます。
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
地獄の業火に焚べるのは……
緑谷めい
恋愛
伯爵家令嬢アネットは、17歳の時に2つ年上のボルテール侯爵家の長男ジェルマンに嫁いだ。親の決めた政略結婚ではあったが、小さい頃から婚約者だった二人は仲の良い幼馴染だった。表面上は何の問題もなく穏やかな結婚生活が始まる――けれど、ジェルマンには秘密の愛人がいた。学生時代からの平民の恋人サラとの関係が続いていたのである。
やがてアネットは男女の双子を出産した。「ディオン」と名付けられた男児はジェルマンそっくりで、「マドレーヌ」と名付けられた女児はアネットによく似ていた。
※ 全5話完結予定
今さらやり直しは出来ません
mock
恋愛
3年付き合った斉藤翔平からプロポーズを受けれるかもと心弾ませた小泉彩だったが、当日仕事でどうしても行けないと断りのメールが入り意気消沈してしまう。
落胆しつつ帰る道中、送り主である彼が見知らぬ女性と歩く姿を目撃し、いてもたってもいられず後を追うと二人はさっきまで自身が待っていたホテルへと入っていく。
そんなある日、夢に出てきた高木健人との再会を果たした彩の運命は少しずつ変わっていき……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる