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第2章
魂が溶け合うとき⚠️
しおりを挟む首筋に永遠の証を刻み、番となったことで、ヒート5日目の熱は治まるどころか、爆発的に燃え上がった。
魂レベルで結びついた二人の身体は、磁石が引き合うように離れることを許さず、獣のように激しく交わり続けた。
「あ、ぁ……っ、ヴォルフ……っ」
もう指一本動かせないというくらいイカされたはずなのに、エリアスの本能はまだ満たされない。
もっとヴォルフを感じたい。もっと愛してほしい。
枯れた声で名前を呼び、震える身体で求めてしまう。
「……愛しているよ、エリアス」
ヴォルフはぐったりとしたエリアスの身体を背面から抱きしめ、逃げ場のない体勢のまま、揺さぶるようにして腰を打ち付けた。
そして、先ほど自らが付けたばかりの首筋の噛み痕を、愛おしそうに、そして独占欲を滲ませて舐め尽くした。
「んぅッ!そこ、舐められると、痺れ、るぅッ……!」
傷口に舌が触れるたび、そこからヴォルフの愛が直接流れ込んでくるようで、エリアスは背中を反らせて喘いだ。
もう何時間が経過したのか、時計を見る余裕などない。
ただ、カーテンの隙間から漏れる光が弱まり、日が暮れてきていることだけは分かった。
時間の感覚さえ曖昧な世界で、二人はただひたすらに愛を紡ぐ。
「……もっと……」
エリアスは朦朧としながらも、ヴォルフの腕に爪を立てて懇願した。
「もっと、愛して……おねがい……」
「ああ、離さない……骨の髄まで、私のものだ」
ヴォルフはその切実な願いに応えるように、最後の力を振り絞って激しく求め続けた。
互いの鼓動が重なり、呼吸が一つになる。
「いく、イッ……!!」
「出すぞッ……!」
二人の身体が同時に硬直した。
痙攣し、絶頂を迎える。
しかし、あまりにも回数を重ねすぎたせいで、二人の身体からはもう、ほとんど出るものがなかった。
カハッ、と渇いた息を吐き、空っぽになるまで絞り出し合うような、限界の射精。
「はぁ、ぁ……」
ついに肉体的な限界を迎えた。
糸が切れた操り人形のように、エリアスはヴォルフの腕の中でぐったりと前倒しになり、ガクリと意識を手放した。
「エリアス……」
ヴォルフもまた、極限まで疲弊していた。
荒い息を整えることもできず、倒れ込んだエリアスの身体を引き起こすと、自身の広い胸板に背中を預けさせた。
そしてそのまま、ヴォルフ自身も背中をベッドのヘッドボードと枕に預け、深く重い息を吐き出した。
(……愛してる)
声に出す力も残っていなかったが、心は満ち足りていた。
下半身はまだエリアスの中に埋まったままだ。
もはやエリアスと結合している状態が当たり前になってしまい、ヴォルフはそれを抜くことすらしなかった。
むしろ、この繋がりこそが安息だった。
二人は一つの塊となり、互いの体温と匂いに包まれたまま、泥のような深い眠りへと落ちていった。
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◆表紙絵を花々緒さんが描いてくださりました。カッコいい雪夜君と、おどおど鳴水くんです。可愛すぎますね!
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