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第3章
甘い虐め⚠️
しおりを挟むヴォルフの手は、エリアスの腰を愛おしげに撫で上げたかと思うと、先ほどマッサージに使った香油をたっぷりと取り、そのままエリアスの胸元へと這い上がった。
「ん……っ」
ぬるりとした感触と共に、ヴォルフの指先が後ろからエリアスの両胸の突起を捉える。
左右同時に、小さな弧を描くように優しく塗り込められると、そこから背筋へ向けて痺れるような甘い快感が走った。
「あ、ふぅ……」
敏感になっている先端を、香油の膜越しに優しく優しく転がされる。
焦れったいほどの優しい愛撫に、エリアスの吐息が熱を帯び始めた頃、耳元で低く囁かれた。
「……優しく撫でられるのと、強く摘まれるの。どっちがいい?」
その問いかけに、エリアスの身体が跳ねた。
どちらも気持ちいいことは知っている。けれど、今のこのぬるぬると表面を滑るだけの愛撫では、奥底で燻る火種を燃え上がらせるには物足りない。
もっと強い刺激が欲しい。頭がおかしくなるくらいに、弄ばれたい。
エリアスは羞恥に震えながら、本能のままに答えた。
「つ……つよく、摘んで……っ、もっと、い、いじめて……ください」
その殊勝で淫らな答えは、ヴォルフの嗜虐心を大いに刺激したようだ。
「ああ……いいよ。望み通り、いじめてあげる」
愉悦に満ちた声と共に、優しかった指先が豹変した。
「ひ、ぎぃっ!?」
両方の突起を同時に、根本から強く摘み上げられ、ぐりぐりと捻られる。
「あ、痛、いたっ、あぁぁっ!」
エリアスはのけ反り、逃げようとするが、ヴォルフの腕の中に閉じ込められて動けない。
痛みと快感のギリギリの境界線。
限界まで強く摘まれ、引っ張られる刺激に、エリアスの瞳からボロボロと生理的な涙が零れ落ちる。
(痛いのに、気持ちいい……こんなの、怖い……っ)
恐怖すら覚えるほどの強烈な快楽に脳が焼き切れそうになった、その時だった。
ふっ、と指の力が抜け、再び香油に濡れた指が優しく円を描き始めた。
「あ、ぁ……っ」
強く引っ張られて熱を持ち、ジンジンと痺れているそこを、とろとろと優しく撫で回される。
その落差が、先ほどまでの痛みを何倍もの快感へと変換させた。
「ひっ、あ、んぅ……っ!きもち、いい……っ」
撫でられているだけなのに、おかしいくらいに気持ちいい。
敏感になりすぎた先端が衣擦れのように擦れるだけで、脳髄が痺れる。
クチュ、クチュ、と香油と指が混ざり合う卑猥な音が、浴室に反響する。
「いい声だ……。このまま、どうして欲しい?」
ヴォルフがエリアスの耳朶を甘噛みしながら囁く。
エリアスはもう限界だった。
イカせて欲しい。もっと、おかしくなりたい。
そう願うエリアスは、バシャリと音を立てて浴槽の中で身を捩り、自分からヴォルフの方へと向き直った。
潤んだ瞳で見つめ、突き出された胸をヴォルフの目の前に晒す。
「こ、ここ……噛んで、ください……ッ」
「っ!」
そのねだる姿に、ヴォルフの理性のタガも外れたようだった。
興奮しきった顔でエリアスに食らいつく。
「あ゛ぁっ!」
片方の突起を鋭い犬歯で甘噛みされ、もう片方を指で容赦なく強く摘み上げられた。
「いッ、イッ、いくぅっ!!」
下半身には触れられていない。ただ胸への強烈な刺激だけで、エリアスは絶頂を迎えた。
ビクビクと身体が跳ね、目の前が真っ白になる。
だが、ヴォルフは許してはくれなかった。
「あ、や、やめ……っ、イッたのに、あぁっ!」
達している最中も、そして余韻に浸る間もなく、ヴォルフは執拗に乳首を刺激し続けた。
「ひぃッ、あ、また、きちゃ、う、あぁぁーーっ!」
逃げ場のない湯の中で、エリアスは何度も何度もイカされ続け、身体の芯まで快感で溶かされていく。
「は、ぅ……」
ついに力が完全に抜け、ぐったりと湯の中に沈みかけたところを、ヴォルフの逞しい腕が慌てて抱き留めた。
意識が飛びそうなほどの快楽の海で、エリアスはただヴォルフにしがみつき、荒い息を繰り返していた。
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