銀色の商人と贋作の妻

真大(mahiro)

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第3章

特注の鎖⚠️

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ヴォルフは、快感の波にのまれて意識が朦朧としているエリアスを軽々と抱き上げた。
濡れた身体を大きなふかふかのバスタオルで包み込むと、自分も腰にタオルを巻いただけの姿になる。
本来なら身体を拭いてから出るところだが、ヴォルフは滴る水滴など意に介さず、水浸しのまま浴室を出た。

一刻も早く、続きをしたい。そんな余裕のなさが垣間見えるが、腕の中のエリアスを気遣う足取りは、性急ではなく落ち着いたものだった。
部屋に着くまでの間、エリアスはほとんど意識を飛ばしていたが、背中にベッドの柔らかい感触を感じて、うっすらと目を開けた。

「ん……」

ヴォルフが覆い被さり、互いの身体を包んでいたタオルを取り払う。
濡れたままの裸体が重なり合う。

湯に浸かって火照った肌はまだ熱く、そしてヴォルフが丹念に磨き上げてくれたおかげで、自分でも驚くほどスベスベとしていて、擦れ合うだけで背筋が震えるほど気持ちがいい。

「……可哀想に。赤くなってしまったね」

ヴォルフは、先ほど浴室でいじめ抜いたエリアスの胸元に顔を寄せた。
赤く腫れ上がり、熱を持っている乳首を、ご褒美を与えるように優しく優しく舐め上げる。

「ぁ……っ」

ジンジンと痺れているそこを温かい舌で愛撫され、エリアスは甘い声を我慢できない。
ひとしきり舐めて痛みを快感に変えた後、ヴォルフはエリアスの耳元で囁いた。

「……エリアス。今夜は、これを使いたい」

ヴォルフはサイドテーブルの引き出しを開け、何かを取り出した。

「これ、は……」

エリアスの目が大きく見開かれる。
それは、二つのベルトが鎖で繋がれた、明らかな拘束具だった。
手首と足首を、右と左それぞれ固定できるようになっている。
エリアスが怯えるように身を縮めると、ヴォルフは安心させるように内側の革を見せた。

「見てごらん。内側はふわふわの毛皮になっている。絶対に君の肌に傷をつけないものを、職人に特注させたんだ」
「とく、ちゅう……?」
「ああ。君を縛るなら、最高の着け心地のものでないとね」

ヴォルフは躊躇うことなく、震えるエリアスの右手首と右足首、左手首と左足首にそれぞれベルトを巻き付け、それらをガッチリと繋ぎ合わせた。

「あっ、うそ、こんな……っ」

手首を足首に固定されたことで、エリアスの身体は強制的にM字開脚のような体勢になり、若干前屈みの状態でベッドに転がされた。
恥ずかしい場所が、隠すこともできずに丸見えになってしまう。

「こんな……恥ずかしいです、見ないで……っ」

エリアスは顔を真っ赤にして首を振り、必死に訴えた。
しかしヴォルフは、そんなエリアスのあられもない姿を見て、興奮で瞳孔を開き、獲物を狙う獣のような瞳で舐めるように見下ろした。

「なんて……」

ヴォルフが熱い溜息を漏らす。

「綺麗なんだ。この世の何よりも、綺麗だよエリアス……ほら」
「ひっ……!」

ヴォルフの指が、開かれて露わになった、すでに愛液でとろとろに濡れているエリアスの秘部に触れた。

「よく濡れている……」

そのまま、どれだけ濡れているか確かめるように、指がぬぷりと侵入し、中を掻き回す。
クチュ、クチュ……と、粘着質な水音が静かな寝室に響き渡る。
自分がどれだけ淫らで、準備万端になっているかを音で教えられているようで、エリアスは羞恥に身をよじった。

「んっ、ぁ、あぁっ!」

指はすぐに二本に増やされ、的確に中の弱点を抉り上げる。
同時に、もう片方の手がエリアスの自身を握り込み、激しく扱き始めた。

「あ、あ、ヴォルフ、だめ、そんな、きゅうに……っ!」

前と後ろ、同時に与えられる強烈な刺激に、エリアスの思考はパニックに陥る。
だが、ヴォルフの手は止まらない。むしろ、さらに激しく、深く、エリアスを追い詰めていく。

「イッていいよ、エリアス」
「あっ、あ、あ、あああぁぁーーっ!!」

ビクッ! と身体が大きく跳ねた。
拘束具に囚われているため身動きが取れず、逃げ場のないまま痙攣したエリアスの奥から、大量の液体が噴き出した。
ビシャッ、と音を立てて、ヴォルフの顔や鍛え上げられた胸板にまで、エリアスの出したものが降りかかる。
潮吹きだ。

「は、ぁ……あ……」

痙攣が収まっても、エリアスは呆然と震えていた。
自分の出したもので、大好きなヴォルフを汚してしまった。

「う、うぅ……ごめんなさい、漏らしちゃって、ごめんなさい……っ」

エリアスはボロボロと涙を流し、子供のように謝った。
ヴォルフは顔についた雫を拭うこともせず、優しく甘い声でエリアスの頭を撫でた。

「よしよし……謝ることはないよ」
「で、でも……」
「これはお漏らしじゃないから、安心して。……まあ、お漏らしでも私は嬉しいけどね」

ヴォルフはエリアスの涙を指で拭い、愛おしそうにキスをした。

「これは、エリアスの身体が気持ちよくなった証拠だ。最高の蜜だよ」
「……え?」

パニックでよく分かっていない様子のエリアスは、ぐすぐすと鼻を鳴らした。
だが、ヴォルフはエリアスに考える時間を与えなかった。

「さあ、次はもっと気持ちよくなろうか」

ヴォルフの指が再び動き出し、エリアスは涙も乾かぬうちに、次なる快楽の波へと翻弄されていくのだった。
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