【R18】会社追い出されたから趣味みたいな仕事始めて住込みメイド雇ってみた

スイ

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13-2.これからの二人について(Hパート)

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 如月さんの華奢な腕に押されて僕はベッドに仰向けになる。両肘を後ろにつく。如月さんはまっすぐ伸ばした僕の脚の上にまたがる。短いスカートが放射線状に広がって僕と如月さんの秘部を隠した。その下で、如月さんが秘部を僕のズボン越しに押し当てている。座る位置を調整するふりをして、一番気持ちいいところにピンと張り出したペニスを当てていた。吐息に紛れて漏れた「んっ……」という声に反応してペニスがうずく。



 如月さんは「失礼します」と言って僕のワイシャツのボタンを一つずつ外していく。窓からの灯りで如月さんの半身は白く浮かび上がっている。僕は遠慮もなく、ただメイド服からはだけた大きな胸ばかりに目を凝らしている。大きく膨らんだその乳房は重力に逆らって前に張り出し、如月さんの腕が一つ下のボタンに移動するたびに揺れている。



「綺麗」



 思わず口から出る。如月さんはボタンを外したワイシャツを脱がせながら、



「何がですか?」 



 袖を腕から抜き去ったワイシャツを丁寧に、だけどほぼ一瞬でたたみ枕元へと置いた。長く青い前髪の合間から、大きな瞳で僕を見つめている。



「如月さんの胸」

「胸……だけでしょうか?」



 なめらかな手がシャツの下に滑り込んでくる。僕のお腹を撫でるのと同時にシャツをめくりあげ、同時に体を押し僕をベッドへ沈ませる。首元までまくり上げると、如月さんが体を伏せ、上半身をぴったり僕に寄せてくる。服とナイロン製の髪が肌に触れるくすぐったさ、そして膨らんだ二つの胸の温かみ、すぐ目の前にある如月さんの美しく、すこし不満げな顔。



「もちろん、顔も、腕も、脚も、目も、声も、服の着こなしも、待っている時の姿勢も、座ったり立ったりする仕草も、仕事に集中している時の手際も、それに、」

「わ、分かりました。分かりました。ありがとう、ございます」

 

 顔を横に向け、僕の胸に耳を押し当てる。僕は右手でその髪をなで、左手を如月さんの肩に回した。潰れてしまいそうな細い体はどこも熱く、今にも火が着いてしまいそうだった。



「よく、私を見てくださっていたんですね」

「これでも一応社長だから」

「でもこれからは、恋人、と、して、見てくだいね?」

「もうそれ以外では見れないよ」



 短い沈黙の後、如月さんは堪えきれずと言った感じで「ふっ」と息を吹き出した。「え?」と僕が訊ねると、慌てたように「いえ」と口にし、



「幸せ、だなと。そう思いまして。今まで生きてきてこういう感情は初めてです。思わず笑みが漏れるような、そんな感情は。ーー幸せは喜びの延長線上にあるものだと思っていたんですけど、違うんですね。涙みたく不意に湧き出てくるものなんだなって」



 顔の向きを変え、僕の薄い胸板に顔を埋める。「ふとそんな事を思いました」と言ってだんまりを決め込む如月さんを見ていると、僕もまた彼女が感じたであろう幸せが湧いて出てくる。性欲とは違う、もっと純粋な気持ちで抱きたいと強く思った。



「ね、顔を見せて」

「イヤです」

「どうして?」

「今の私はみっともない顔をしています」



 僕は如月さんの顔を両側から挟んで無理矢理に起き上がらせる。「あ、ちょっ、だめです」と言いながら抵抗していた如月さんもやがて力尽き、拳一つ分も無い距離で僕と向き合う。



「ーー」

「ほら、みっともない顔です」



 微笑んでいた。

 いつも無表情だった如月さんとは別人みたいに、口元も目も緩ませて、如月さんは笑っていた。そして無言の僕を見ると、今度はすねたように唇を尖らせてそっぽを向く。子供のようだと僕は思った。僕の仕草、表情、何気ない小さな物事一つ一つに反応をする如月さんは十も年が若返ったみたいだった。



「もっと顔見せて」

「イヤです、みっともないので」

「いや綺麗だから。それに可愛い。本当に。会った時から綺麗だったけど今はその時よりもずっと綺麗。何ていうか大昔の美術品に命が宿ったみたいと言うか、女神様が人として目の前に現れたと言うか」

「だめです、だめです、そんな事、言わないでください……」



 如月さんは僕の乳首に唇を寄せると、一気に吸い上げた。不意打ちで、僕は「あ!」と一際大きい声を出してしまう。如月さんはいたずらっ子のような弾んだ声で、



「ご主人様がからかうからイけないんです」

「からかって、無い。全部、本当の……」

「そういう所です」



 もう片方の乳首を吸い、唾液で濡れた片方を指先で強くねじ上げる。「く、あ、うぅ……」と苦しさと快楽が交じる僕の声を聞いて、如月さんはより一層、手と口に力を込めた。



「今度は私がご奉仕する番なので、ご主人様はおとなしくしていてください」



 如月さんは僕の返事を待たず、舌先で口に含んだ乳首を舐め回す。乳輪を味わうように舌先で円を描き、垂れた唾液を飲み込むように激しく吸いたてる。空いた手が体を撫で回す。手のひらで僕の形を確かめるように胸元から脇腹、お腹を何度も往復する。優しく触れていたその手は次第に如月さん自身の体温を押し付けるように強くなり、触り方そのものにも熱を帯びて来る。やがてお腹の下、腰の当たりに手が降り、ズボン越しのペニスをさすり始める。

 如月さんは唇を乳首から離し、体を起こす。すでに隠しようの無いほどに突っ張ったズボンを撫で、ふと気づいたようにベルトを外す。フックを、そしてチャックを外した後に現れたボクサーパンツごと、ペニスをぎゅっと握りしめる。



「どうして欲しいですか?」

 

 僕を見下ろす如月さんは笑みは今まで感じたことのない嗜虐心に満ちている。根本をぎゅっと掴み、上下に動かすその動きは布を介しているために快感は薄れ、むしろ回数を重ねるたびにもどかしさばかりが積もる。僕が「直接……」と口にすると、先端付近に手を持ってきたまま動きを止め、力を強める。



「直接、どうしたらいいでしょうか」



 腰を動かし更に先を要求するけれど、如月さんの手は動きを止めたままだ。慣れていないせいだろうか、如月さんのサディズムは戸惑いも感じる。次をどうしたら良いのか、焦らしではなく本心からの問いだと思った。きっと如月さんはそういう『プレイ』というものを知らないのだろう。それぞれの役割を演じる事の意義は理解しても、自分の身に落としきれていない。僕は不慣れな女王様の矛先を支えるように、



「直接、触って。如月さんのきれいな手で、僕の、先っぽをいじめて」



 如月さんは僕のズボンとパンツを太ももまでおろし、いきり勃ったペニスを握る。片手を根本に、もう片方を先端に。包んだ手のひらを上下に、時折ねじるように左右へと動かすそのぎこちなさは、手のひら全体に我慢汁が馴染んで動かしやすくなるのに従ってなめらかに、激しくなっていく。筒にした手のひらを亀頭に行くにつれすぼめ、根本に手を移動させた後は全ての指先にカリを引っ掛けながらまた往復していく。元来の器用さからか動きはあっという間に洗練され、僕の『お願い』を忠実に叶えるために速さを増していく。



「くっ、あ、ん…………」



 如月さんの視線は僕の表情に向けられていて、抑えきれず口から漏れた快楽とともに動きを更に磨き上げていく。根本を押さえるだけだった片手も徐々に動きだし、僕の体の震えや声とともに、僕自身も知らなかった快楽の壺を刺激していく。ペニスをしごく手付きが刺激一辺倒のものから緩急がつけられるようになり、亀頭全体をいじめていた手のひらはカリと裏筋を集中的に責めるようになっていた。自分がやるときとは比べ物にならないほどの我慢汁が溢れ、いやらしい水音が静けさの中に満ちている。



「ご主人様、気持ちいいですか?」

「いい、あ、う、あぁぁ、は、ん……」



 まともに声も出せない僕を見て、如月さんは鍛え上げた動きに激しさを加える。上下左右、速さと緩やかさを繰り返しながらペニスを刺激し、水音は雨のように空間を支配する。僕は漏れる声を我慢しきれず、喉元を湧き上がる快感は吐息、喘ぎ、嗚咽となって次々に飛び出る。腰の中でわだかまっていた快楽が急速に登ってくる。お腹に力が入り、腰が小刻みに動き、背中が反ってはベッドに戻るのを繰返す。



「……いく、だめ、いく、いく」

「あ、ちょっとお待ち下さい」



 如月さんは体を後ろへとずらし、腰に顔を近づける。そしてペニスをしごきながら亀頭を口に含んだ。



「ど、どうぞ」



 舌足らずな声。酔っ払っていない、素面の如月さんは口の動きも合わせて僕の射精を促している。僕の思考は快楽に染まり、ただただ込み上がる精液を吐き出すことの気持ちよさを求めている。しごく手の平と卑猥な水音、暖かく包まれた亀頭。僕は一瞬先の快感に向け、声も腰も震わしている。



「いく、いくいく、いくっ……!」

 

 一瞬、意識が飛ぶ。そして痛みを感じるほどの大量の精液が尿道を走り、亀頭から如月さんの口へと吐き出し続ける。大きな脈動が終わった後、如月さんはペニスを根本までゆっくり咥え、口をすぼめながら亀頭をねぶりあげる。唾液で濡れたペニスを手でしごいて、その最後の一滴まで絞り取り、ようやく口を離す。



「ん」



 溢れる分を受け止めるために手の平を広げ、顎の下に置く如月さんの喉元が何度も上下に動く。口に含んだ精液を全て飲み干した後、如月さんは照れているような、だけどそのくせ誇らしげな笑みを浮かべ、



「久しぶり、です」

「別に、飲まなくても、いいのに」



 息も絶え絶えに僕が言うと、如月さんは少し不安げな顔をする。



「飲むのは、イヤでしょうか?」

「そうじゃない、全然。むしろ受け入れられているって気がして、嬉しい。でも無理にやってるんだったら」

「無理にではありません。やりたくてやっているんです」



 手のひらの我慢汁を舐めながら如月さんは言う。その仕草はケーキを上手に食べられず、手についた生クリームを舐める子供のようで、全てが大人びた如月さんがやると途端に卑猥さがましてくる。本人がそれを意図しているかはわからないが、無言で見つめてくるその視線は挑発的でもあって、出したばかりだと言うのに、ペニスにまた熱が集まってくる。



「如月さん」



 僕は起き上がり、脚から脱ぎかけのズボンを引き抜いて如月さんの肩に手をかける。キョトンとした顔の如月さんは僕の意図をすぐに読み取ったのか、大した力もかけていないのに後ろへと倒れていく。脚は背中の方に折りたたまれたまま、まだ濡れている手を上げて仰向けに。スカートはめくれ、太ももには抜き取れれずに引っかかったままのショーツがある。そして如月さんの秘部は薄い茂みの中で顕になっている。



「そろそろ……」

 

 と自分で言って、僕は今更になってゴムが無いことに気がついた。如月さんを下に組み敷いたまま、僕は頭をフルに回転させる。この部屋にあるだろうか? ラブホテルじゃあるまいしきっと無いだろう。買いに行く? 論外。ではそのまま何も言わずに? だけど如月さんに不誠実である気がして、それ以前に嫌われるかもしれない事をするのはイヤだった。もしこれがプレイの中だったら勢いに任せて入れてしまっていたと思う。だけど一区切りついたこの状況ではギリギリ理性が勝っていた。

 如月さんが受け入れてくれるならいいのか。

 いやでも男としての責任が。

 

「あの」



 一向に動きを見せない僕を心配したのか、如月さんが声を上げる。そして何かを迷うように横を見て、シーツで手を拭き、僕の首に腕を回してぎゅっと引き寄せる。僕の耳元で、如月さんの声が囁く。



「今日は、大丈夫な日です」



 吐息のような声が僕の耳に流れ込む。



「このまま、入れてください」
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