取り換えっこ

山田ジギタリス

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2.義弟と義姉

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その人は高校の先輩で兄貴の恋人だった。
美人というにはちょっとぽっちゃりででも大きな胸がその存在を誇示していた。
彼女は生徒会の役員で同じく生徒会役員の兄貴とお似合いのカップルと言われていた。

男子が集まると必ず出るのがエロばな。あの胸に一度でいいから埋もれたいという男子は多かった。


その日は顧問の先生が急用で部活が急遽中止になった。自主練をしたいところだけど、少し前に他の部で自主練中に大けがした奴がいたため顧問がいないときの自主練は禁止されていた。

一度帰って家の周りを走ってみるか。

そう思い家に帰ると見慣れる女物のスニーカーが置いてある。

こっそり二階にあがると兄貴の部屋の扉に隙間が開いていた。
覗き込むと、床に彼女が横たわりそのたわわな胸があらわになっていた。
兄貴の手が胸をつかむとその手に合わせ形を変える。
マシュマロのような胸の突端にはピンクの宝石の様な乳首がツンとそそり立ちその周りには同じくピンクの

彼女がこちらを向いたときに明らかに目が合った。
そのまま彼女は目をそらし、俺も気が付かれないように下に降りた。

俺は荷物を持って家を出てそのまま友人の家に行った。
いつも部活の時間に合わせて家に帰ったときには彼女が帰るところで、俺を見つけると下を向いてしまった。

あ、やっぱりバレているのか。

兄貴に何を言われるかとびくびくしながら家に帰ったが逆に兄貴の方がびくびくしていた。
あぁ、そうか俺のことは気が付いてなくて、そして彼女と何をしていたか、それがバレるのが怖いのか。

俺はほっとした。


嫁と知り合ったのは義姉の紹介、と言っても兄貴と義姉と一緒に話しているところに来た嫁を紹介されたのがきっかけ。義姉と同じ中学でソフトボール部の先輩後輩だったそうだ。

彼女は女子としては背が高くスレンダーで男子より女子にもてそうだ。1年からバスケ部のレギュラーで学年で有名人だった。

兄貴と話しているとよく寄ってきて話に混じる。
話が合うのでだんだん二人でも話すようになり、俺から告白して付き合うようになった。

彼女とは大学は別々になったけど付き合いは続いた。
就職してから俺からプロポーズして結婚した。



もちろん、俺は義姉への想いは隠している。それでも嫁には伝わっているようだった。
そして、嫁も兄貴が好きなようだ。俺と兄貴が話しているときに話に混じってくるのはそのためだったのだろう。

お互い本心を隠しながら、それでも結婚生活を続け、子どもを授かった。
同じ時期に兄貴たちにも子供が生まれた。
近くに住んでいるので、同じ保育園に預け、ときどき保育園の送り迎えで義姉に会う。

◆◆◆

子供たちが5歳になった夏、俺は変な夢を見るようになった。

何となく寝苦しいと思っていたらベッドわきに少女がいた。その少女にキスをされるが体が動かず声も出ない。

見ると少女は義姉に変っていた。
義姉は、相変わらずたわわな胸をしていてその胸を俺の顔に押し付けてくる。
俺は夢中でその突端にむしゃぶりつくと義姉の手で俺の下半身は裸にされる。
そしてその暖かな手で俺のちんちんがしごかれ、俺はあえなく射精してしまう。

気が付くと俺の上に義姉がまたがり腰を動かしている。たわわな胸は生き物のように動き回りおれは2度目の射精をしてしまった。

その後、四つん這いになった義姉を後ろから攻めたり体位を入れ替え何度も達した。

気が付くと朝だった。隣に嫁が安らかな寝息を立てている。

変な夢を見たな。そういえば、子どもが生まれてからあっちはご無沙汰だったな。

そう思いながらも嫁も俺も忙しくてなかなかタイミングが合わず、義姉とする夢だけが回数を重ねていった。

◆◆◆

年末年始は親父とお袋、そして兄貴たちと子供たちで2泊3日で温泉に旅行となった。
おやじも定年退職し、お袋もたまには年末年始の準備をしないでいい日が欲しいと言われたのでこの日程になった。

大晦日は家族全員で過ごし、次の日は近くの神社でお参り。
夜はまた宴会。親父もお袋も子供たちと寝たいということで早々に部屋に戻り子供たちもついて行った。

残った4人で高校時代の思い出など話しながら飲んでいるといつの間にか雑魚寝していた。
夜中に目が覚めると嫁がこっそりと部屋から出て行くようだ。タオルを取る気配があったから湯に行くのだろう。
そのあとを追うように兄貴が部屋から出て行く。

ここで後を追うべきだったのだろうけど俺はしばらく待って帰ってくる気配がないのを確認して義姉に覆いかぶさった。

義姉はびっくりした様子で、
「だめよ……」
と言いながらも拒絶する様子はなかった。

俺は浴衣をはだけさせその下のシャツをめくるとたわわな果実にむしゃぶりついた。
義姉は俺の背中に手をまわし抱きしめる。

俺が顔をあげ彼女の顔を見ると首を横に振る。
そのまま胸の突起に舌を這わせると溜め息をもらし頭を抱きしめる。
もう一度顔をあげると彼女はくびを縦に振り、俺は彼女のくちびるを奪った。

長いキスのあと、義姉は自らはだかになり、俺のを舐め始めた。
俺も義姉を横たわらせ義姉の股間に舌を這わせ始めた。
義姉の割れ目は既に濡れていて少し酸っぱい匂いのするひだひだを味わった。
俺が芯芽に舌を這わせると義姉は体をビクンとさせる。
何度か這わせると義姉は俺のを口から外して小声で、
「ねぇ、もう、入れて、、」
と強請った。

俺もそろそろ余裕がなくなって来た。
身体を入れ替えて義姉の中に入り込んだ。

「はぁ、、、、、、、、」
義姉は声を噛み殺している。

さすがに隣に子供たちがいるからな。

俺の動きに合わせ揺れるおっぱい。その先端はピンと立ち硬くなっている。
声を噛み殺すためにギュッと閉めた口。我慢しているからか額に皺が寄っている。
義姉の中は暖かく柔らかい。
そして掌で乳首を転がすたびに我慢するかのように顔を顰める。
その顔もかわいい。

俺は一心に抽送を繰り返しているうちに、ちんちんではなく、背中にぞくぞくっという感覚が走り、そして彼女の中に精を吐き出した。

この感覚、嫁でも感じたことはない。
もちろん嫁としているときも気持ちいいのだけど、こんな感覚は初めてだ。

ごめん。そう心の中で詫びながらも、きっと今頃嫁は兄貴としているんだろうなっとも考えてた。

俺はすべて吐き出した後、義姉の横に倒れこむように寝転がり彼女に囁いた。
「ごめん、中にだした」
彼女は慌てる様子もなく、
「まぁ、しょうがないよ、、気持ち良かった?」
と応えた。

「今までにないくらい、よかった」

「そうかぁ、、、」

彼女は目を伏せて、そしてこっちを向いて話す。
「あのとき、ドアの外に居たのユウマ君だよね」

あのときとは俺が兄貴と彼女のセックスを見た時の事か。

「あのときが、初めてだったんだ。でも、君の顔をドアの向こうに見て、後悔した」

それを聞いて俺はびっくりする。
「え、だってあの頃兄貴とらぶらぶだったじゃないか」

「そうね、、、でも、君が、 それに、タクマはあの頃からアキが好きで、タクマもユウマにも好きになられたアキが憎たらしかったな」

「俺も、、あの頃から義姉さんが好きだった」
「そう、、、私はなんか勘違いしていて、、、一度エッチしたらちゃんと理由ないと別れられないって、、」

俺は黙って聞いている。

「そのあとも、別れるチャンスあったんだけどね、ユウマとアキの仲を壊すの、怖かった」

それ以上話させない。俺はキスをして口を塞いだ。
そのまままた胸を揉み、彼女に圧し掛かる。

口を離し、宣言する。
「もう一度する。いいね」

今度は彼女を四つん這いにさせ後ろから攻めたてる。
今度も彼女は声を噛み殺し、それでも感じているのかかすかに声を漏らしていた。

四つん這いになった彼女の胸は小動物のようにはねそれはエロかった。
俺は手を伸ばし彼女の胸を揉みその柔らかさを堪能しながら、また、彼女の中に精を吐き出した。

さすがにもう一度すると嫁と兄貴が帰ってきそうだ。
二人は手を洗い浴衣を整え布団に入った。
心地よい疲れからか俺はうとうととしてしまう。

やがて嫁が帰ってきて、遅れて兄貴も帰って来た。


◆◆◆

旅行から帰ってからは嫁とは一度もしていない。
そして義姉さんとは月に一・二度会い体を重ねている。
そんなことをしているから義姉さんは妊娠した。そして嫁も。
義姉さんのお腹の子は俺の子。嫁のお腹の子は兄貴の子。
それはわかっているけど何も言わない。

義姉さんが言うようにもっと前にちゃんと別れていればよかったのだろう。
でも今更だ。
それでも、不幸かと言われるとそうでもない。
嫁とは家族をしているし義姉さんと兄貴も家族をしている。
俺たちは歪な関係を続けるしかない。
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