召喚されたデブ聖女の災難

山田ジギタリス

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1.聖女召喚に巻き込まれた

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 前期のテストも終わり大学は夏休みに入った。
あとは我がサークルが参加する7月末の大会に向けて準備するだけ。
そんな忙しい時期なのに私はサークルの女子メンバー数人に呼び出されている。

「あんたが青空君のまわりをウロチョロするの、目障りなの、わかれよ、デブ」
 私、豊田みつを追い詰めてる子、西東有栖(さいとうありす)はうちの大学の学生ではなく、近くの女子大から来ている。他の子もそうだ。青空君というのは青空翔という私の幼馴染で同じ大学の同じ学科の生徒で同じサークルのメンバー。ちなみに、お互いに恋愛感情はないし、何ならサークルメンバーに内緒にしている翔の恋人も知ってる。

「黙ってないで、何とか言ったら?」
 そう言いながら有栖に肩を押さた私は後ろの池に倒れ込んだ、有栖を巻き込んで。

 濡れるのやだな、そう思ってたけどいつまでたっても濡れない。
 気が付くと、白い床、白い壁、白い天井の大きな部屋の真ん中に、有栖と一緒に座り込んでいた。

 周りを見回すと、金髪碧眼でいかにも少女漫画に出てきそうな王子っぽい男性がにこやかに近寄ってくる。そして、有栖の手を取り彼女を立ち上がらせる。

「ようこそ、聖女様、お名前を伺っても。私はこの国の王太子のです」
 え、日本語?
 そして有栖は顔を赤らめぽーとした表情で答える。
「あ、有栖、さいとうありすとい言います、えーと、殿下、でよろしかったでしょうか」
 王子は有栖の手を取りどこぞに向かう。周りの人たちもにこやかに続く。
おーい、もう一人いるのですが。というかここはどこだ、はやく戻してくれないと大会準備に間に合わない。

「あの、立てますか?」
 見上げると、悲鳴をあげたくなるような強面のおじさんがいた。その後ろには心配そうにしている、いかにも神職ぽい男性も。

 強面さんは見た目にそぐわずやさしい方みたいでこんなデブを優しく立ち上がらせてくれた。いつの間にか誰もいなくなった部屋から立派な部屋に案内される。

 かなり長いことまたされ、もう、出て行こうか、そう思った頃に、さっきのガリヒョロと白髭のおじいちゃんが来た。王子はいない。

「本来は聖女様一人を召喚するはずが、お前まで来てしまった。来てしまったものは仕方ない。聖女様の邪魔をしないように」

 それだけ言って白髭のじじいは出て行った。
 残ったガリヒョロは申し訳なさそうにおじぎをして自己紹介をしてくれる。
「私はサイモン、神官見習いです。お名前を伺っても?」
「豊田みつ、みつが名前でとよたが家名にあたります」
「ありがとうございます。神官長はああおっしゃいましたが、まだ、どちらが聖女様か分からないのです。10日後に1回目の鑑定をするのですが、」
「王子様があちらの方を気に入って私には鑑定を受けさせない、とか?」

 サイモンはびっくりした顔をしたあと申し訳なさそうな顔になる。その顔を見ただけでわかってしまう。それよりもっと大事なことがある。
「聖女じゃなければ送り返してくれるのですよ、ね?」
「それは、」
「まさか、戻れない?」
「は、はい、戻る手段は、」
「戻る手段もないのに召喚した?」

 私の勢いに押されて彼は小さい声で答える。
「申し訳ありません、今まで誰も成功しなかったと聞いています」

「なんだとぉぉぉくぁwせdrftgyふじこlp…ん…」

 私が大声を出したので暴れているのかと警備の兵士が中を覗いた。さっきの強面さんだった。
「おぃ、お前、王子でも神官長でもいいから連れて来い、こんなところ、」
「残念ですが私にはその権限は」
 強面さん、申し訳なさそうに言う。
 私は張り詰めていたものが切れてしまった。
 大人なのに、大きな声を出して泣いてしまった。悔しい、今年こそは入賞するつもりで頑張ったのに。何に役にも立たない有栖だけ連れて行けばいいのに。

 しばらく泣いて落ち着いたころにサイモンからこれからのことを教えてもらった。
とりあえず、しばらくはこちらに慣れるように、それから、こちらのことを知るように、サイモンに教えてもらえるようだ、半年だけ。
半年経ったら自分で何とかしろって、ひどすぎない?

 あれから強面さん、アンドレさん、も心配して時々様子を見に来てくれた。アンドレさんは40歳くらいかと思ってたら25歳だそうで、サイモンは16歳だそうだ。思ったより若いな。王子は18歳だそうで、5人兄弟の長男、あとは2人の弟王子と2人の妹王女がいるそうだが、どうでもいい。

 10日たち聖女の判定がおこなわれる。朝から神殿の女性にお風呂に入らされ、髪を結われ、貫頭衣を着せられる。白く薄い生地で下着を着せてもらえないのでうっすらと乳首と下の茂みが透けて見える。サイモンさんが迎えに来てくれたけど、見ないようにしながらチラチラ見ているのがまるわかりだ。護衛のために来てくれたアンドレさんも同じ。二人に連れられて礼拝堂に向かった。

 礼拝堂に入ると目に入るのは二人の女神像、一人はかろうじて腰に布をまとっているが、豊かな胸やくびれた腰を惜しげもなくさらしている。もう一人は法衣のようなものをまとっているがやはり豊かな胸をもっており、片手に天秤をもう片方の手は隣の女神の乳首を摘まんでいる。え、エロい。

 女神像の前に机のようなものがありその上にはバレーボールほどの大きさのガラス玉、いや水晶なのだろうな、が鎮座している。

 椅子に腰かけしばらく待っていると、屈強な兵士たちに守られるようにして王子様と有栖が部屋に入ってきた。有栖も私と同じような服を着ているが、大事なところには刺繡が施され見えないようになっている。そして二人の様子からすると、もう交わってるんだろうなぁ。いつもながら手が速いこと、有栖さん。

 白髪のじいさんが入ってきたのであらかじめ教えられた手順で礼をする。
まずは有栖が呼ばれ、水晶に手をあてる。
ぽぅっと薄明るいピンクの光が水晶から発せられた。

「おぉぉ、これはこれは」
「聖女様だ、間違いない」
「よかった、これで安泰だ」

 じいさんをはじめとする神官たちがどよめく。ニコニコ顔で戻ってきた有栖を王子が愛おしそうに抱きしめる。

 続いて私。同じように水晶玉に手を当てると、一瞬白い光が出たような気がしたがそのあとはうんともすんとも言わない。私はちょっとほっとした。だって聖女なんて面倒なことになりそうだし。

 神官たちが退出したあと、護衛の兵士が私の横に来て私を拘束する。そのまま女神像の前に敷いてある布の上にむりやり膝松化される。王子と有栖がゆっくりと私の前にきて王子が話し始めた。

「おまえ、聖女ありす様をいじめていたそうだな」
 王子が私を指さし糾弾する。その横には王子にしがみつく有栖。
 私を見た彼女の目は笑っていた。

「聖女をいじめた罪は重い、死刑にするところだが、慈悲深い聖女ありすがそれはだめだというので、おい、そこの兵士、この豚を可愛がってやれ」
 アンドレさんが戸惑っていると、王子のお付の者が説明する。
「お前には悪いが、この豚を抱いてやれ。ああもちろん、お前ひとりにはやらせない、そこの兵士たち、お前たちも手伝え」

 私は両手足を押さえつけられ布のの上に大の字に寝転がらされた。
服を剥がれ、恥ずかしいところは丸見えだ。

アンドレさんが躊躇していると、またお付の者から指示が飛ぶ。
「おい、何をしている。早くやらんか」
「かっ、勘弁してくださいませ」
「命令に背くのか、お前、確か姉と妹もここに居たな、代わりに、」
「わ、わかりました、命令に従います」

 お付きの者が近寄る。そして甘い匂いのするドロッとしたシロップみたいなものを飲まされた。そして口には猿ぐつわを噛まされる。
「せめてもの情けだ」
 吐き捨てるように言いながらちゃっかり私のオッパイを揉んで王子のそばに戻った。

 覚悟を決めたらしいアンドレさんが私に覆いかぶさる。
「すまない」
 私は首を振る。

 アンドレさんがおっぱいを握りそして乳首に舌を這わせ始めた。もっと優しくしてくれないと痛いだけ。むりやりされる恐怖もあるけれど、強面のオジサンに乱暴に触られるのは恐い。
アンドレさんはおっぱいに夢中にようだ。

「おいおい、ママのおっぱいに夢中な赤ん坊かい、さっさとやれよ」
 私の手足を押さえてる兵士が野次を飛ばす。その声に押されるように今度は大事なところ、股間に手を伸ばす。
 不器用に触られ決して気持ちいいはずないのに、身体は反応している。

「おい、いつまでやってるんだ、次が待ってるんだぞ、さっさとやれ」

 兵士のヤジにアンドレさんが肉棒を私の股間に当てる。そしてアンドレの肉棒が私を引き裂く。
『いたーーーい、痛いよぉ、やめて、いたいから、やめて、』
 わたしの悲鳴は猿ぐつわに邪魔され声にならない。アンドレさんは躊躇しながらも黙って腰を動かす。

「へへ、結構いい乳してるよな、たぷたぷんいってる」
「でぶでぶすだけどな。まぁ、娼館のババアよりよさそうだ」
兵士たちが下卑た評価をしている。
「さっきの痛がり方、はつものだったじゃね?」
「へー、そりゃアンドレが羨ましいや、よかったなせいじょさまの初めてもらえてよ」
 聞きたくない、そんなの。それなのに、さっき飲まされた薬が効いてきたのか、身体の奥から熱いなにかがこみ上げてくる。
 それが何か分からないまま頭が白くなり体がピンとそりかえる。
アンドレさんはそれに構わず腰を動かし続ける。やがて私に倒れこんできたので射精したのだろう。
私に初めては好きでもない、会ってから10日くらいのオジサンに奪われた。

 休む間もなく男たちが群がってくる。私をブスだとかデブだとか言いながらも男たちは私が気を失うまで犯し続けた。

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