せめて 抱きしめて

璃鵺〜RIYA〜

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せめて 抱きしめて〜承〜

せめて 抱きしめて〜承〜 6

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「っ・・・ほら、もっと締めろ」
「・・・んんっぐぅ・・・もうやぁ・・・!」
「おい、しっかりしゃぶれよ」

ベットの上で男の上に乗せられて、足を大きく開かされて、下から突き上げられる。
肉壁を熱いもので執拗に擦られる。
じわじわと熱が広がって、体全部が熱くなって来る。

痛みと熱で、お腹の中が狂いそうになっている。

目の前で立て膝になっている男に、髪を引っ張られて、無理やり勃起したものを、しゃぶらされる。
唾液と先走りの液が混じり合って、端から顎を伝って胸に滴り落ちていく。
むわっとするオスの匂いに、思わず眉を寄せた。

ずっと逃げ回っていたセフレに捕まり、ボクは保健室のベットで犯されていた。
今、ボクの中に太くて長いのを突っ込んでいるのは、保険医だ。
ボクを輪姦(まわ)す場所を提供する代わりに、一番最初に犯らせろと言った下衆だ。

今日はローションを持っていなかったので、いきなり突っ込まれてしまい、痛みが激しい。
体を真っ二つに引き裂かれるような感覚。
本能がこれ以上の痛みは危険だと訴えている。

裂けてるかもしれない・・・痛い痛い・・・もう嫌だ・・・。

血が出てるのかもしれない。
保険医の体液と混じって、くちゅくちゅと嫌な音を立てている。
でも、痛いのに、すごく痛いのに、少しだけ気持ち良い。
穴の奥にある前立線のところを擦られると、反射的に腰が揺れて、きつく締め付けてしまう。

電気が走ったような感覚の後に、ぞくぞくする感覚が襲う。

「・・・ううっん・・・ああ、ああっん、やああぁ・・・」

漏れ出す声に、甘えるようなねだるような響きが交じるのを、止められなかった。

その声を聞いて興奮したのか、ずっとボクの髪を引っ張ったまま口に突っ込んで来る、セフレの一人が腰を叩き付けるようにして、喉の奥までしゃぶらせてくる。

ボクは無意識に口の中の太いものを、夢中になって舐めていた。
もう、口の周りも胸も、滴(したた)り落ちる唾液でびちょびちょだった。

この二人以外に、もう二人保健室のドアのところで、誰も入って来ないように見張っている。
後で交代して犯されることは、わかっていた。

放課後になったので、すぐに学校を出ようとボクは走って下駄箱に行った。
そこにこいつらが待ち構えていた。
ボクはセフレ3人に取り囲まれて、逃げようとしても逃げられず、引きずれられるように保健室へ連れて来られた。

待っていた保険医が、下着ごとボクのズボンを脱がされて、嫌がるボクを軽々と持ち上げて、一気に奥まで突っ込んできた。
引き裂かれる痛みの衝撃で、喉が潰れそうな悲鳴を上げたボクの口を塞ぐために、無理に咥(くわ)えさせられた。

もう、こんなことしたくない・・・嫌だ・・・こいつらとなんかしたくない・・・!

下から突き上げるスピードが上がる。
ぐちゅぐちゅという音も速度を増した。
突き上げる快楽と、激しくなる痛みに気が狂いそうだった。
穴の中で体液が交じり合って、いやらしい音を立てている。

痛い、痛い、痛い、苦しい、苦しい、苦しい、気持ち悪い、気持ち悪い。
もう・・・狂ったほうがマシだ・・・。

「いいぜ、最高だ。このまま中で出すぞ」

30歳をすぎた、少し小太りの不細工な保険医が、ボクの耳元で囁いた。

気持ち悪い・・・!!

ボクは背筋がぞくっとした。
あまりの嫌悪感に吐き気がする。
思わず口の中のものを噛みちぎりそうになって、我慢した。

こんなやつのを中で出されたくない・・・!

そう思った瞬間、そいつが動きを止める。
お腹の中が熱くなる。
粘着質の体液が、ボクの肉壁にこびりつく。
同時に口の中にも射精された。
鼻から抜ける空気に、精液特有の生臭さを感じる。
舌はどろっとした感触に犯されて、少しの苦味を感じた。

ボクは目の前にあるお腹を力いっぱい押し返して、口からものを出した。
そして、ベットの上で口の中の精液を全部吐き出してやった。
一滴だろうと、飲みたくなかった。
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