せめて 抱きしめて

璃鵺〜RIYA〜

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せめて 抱きしめて〜転〜

せめて 抱きしめて〜転〜 27

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「上手にできたら放してやる」

そう言って目の前の人が、いきなりズボンの中から勃起したものを取り出して、ボクの口元に押し付けて来た。

「やだぁ!!」

ボクは両手でお腹を押して、必死で顔を背けた。

いきなり何を・・・何でこの人達が・・・どうして?!

ぐいっと、すごい力で髪を引っ張られる。

「痛いっ・・・!・・やぁっ・・・やめてっ・・・んんっうう~~」

悲鳴を上げた口の中に、無理やり入れられる。

嫌だ、嫌だ、犯される・・・!

シャワーを浴びていないのだろう。
ものすごいオスの匂いがして、ボクは一瞬吐き気を覚えた。
とてもじゃないけど、舐めるなんて出来そうもない。

「おい、ちゃんとしゃぶれよ」

髪を掴んだまま、喉の奥まで突っ込まれる。
瞬時に嘔吐感を覚えた。
何度も抜いては入れられる。
口の中を、自分の意思とは関係なしにものが出入りする感覚は、いまだに慣れない。

「んんっ・・・やっやだぁ・・・うぐぅっ・・・」
「いい声してんな」

後ろから体をまさぐられて、お腹や背中を撫ぜられる。
胸の中央にある突起を、指が摘んでゆっくりと揉みしだく。

「んんっ・・・ふああっ・・・はあっああっ」

刺激が快感になって、腰へ下りて行く。
もう慣れてしまった感覚に、体の奥がじんじんしてくるのがわかった。

指はボクの反応の満足したのか、そのまま下へと移動して、ズボンと下着を脱がされる。

犯される・・この人達に、犯される・・・。
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