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これからの四人
妹と父と母と
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身長も伸びて身体も大きくなると、ちょっとしたお茶会とかで声をかけられるようになった。それはこの国の王族だから、という部分もあるだろう。こういうところを軽くいなすことも必要なことだと学んだ。けれど、大切な部分はしっかりと繋がりを持つことも。
けれどただ単純に、声をかけてくる人もいる。名を告げられて、どこの家の者かを確認し視線を向ける。美しく着飾っている令嬢には作り笑顔で対応するのが楽だということも知った。
こちらもまだ十二歳だというのに、正式な場でもないのに苦労なことだ。こちらも経験を積むという理由で出席しているだけであって、婚約に関してはまだ考えていないというのに。
「お祖母上、少し席を外します」
「ええ、ゆっくりしてきなさい」
「はい」
この国の王と王妃は、僕たちからしたら祖父と祖母だ。二人とも初孫ができたときはそれはもうデレデレで大変だったと父上が頭を抱えていた。確かにまだ小さい頃は二人とも時間を見つけてはやってきてくれて、美味しいものなどをよくくれていた。
でもそれも小さいときだけだよな、と思っていた。思っていたけど、成長してもお祖父上もお祖母上も公務ではないときはデレッデレだった。必要なものはないか、困ったことがあったらいつでも言いなさいとよく言ってくれる。
でも前に少しだけ母上が苦言をこぼしていた。
「王族だからかもしれませんけど、与えすぎはあの子たちのためになりませんよ」
その言葉にお祖父上とお祖母上……だけじゃなくメイドや執事、使用人もしょんぼりと肩を落としていた。実はこっそりマリンにおやつをあげていたのがバレていたんだろう。母上は庶民出身らしくて、そういうところは実はしっかりしていた。
お祖母上のお茶会の席を少しだけ外して、新鮮な空気を吸いに行く。母上もこうしてコツコツと経験を積んでいたと言っていたっけ。母上は小さい頃からマナーを学んでいるわけじゃなかったから、僕よりもずっと大変だったそうだ。
別に嫌というわけでもないし必要なことだということもわかっている。けれど、ああも令嬢に言い寄られると流石に疲れてくる。それにも慣れていかなきゃいけないんだろうけれど。
はぁ、と息を吐き出して遠くを眺めていると、パタパタと可愛らしい足音が聞こえてきた。
「おにいさま~」
「マリン、来てたのか」
ふわふわの髪とスカートをなびかせて、のんびりとした口調で妹のマリンはやってきた。
「うん、おいしいものを食べれると聞いて」
「食べるのはいいけど、食べ過ぎると母上からまた怒られるぞ」
「食べたぶん動けばいいって言われた~」
マリンもまだ小さいけれど、少しだけ手足が伸びてきた。よく動くようになったし。たまに転けるけれど。それでもただ食べてそして抱っこされるだけ、ではなくなったし、そういえば動くようになった分「たくさんお食べ!」と母上が言っていたことを思い出した。
「う~ん……」
「どうしたの? おにいさま」
「いや……マリンは可愛いから、変な虫が付くんじゃないかって心配してるんだ」
「虫? わたし虫掴んで投げることできるよ!」
「お、おお……」
そういう意味じゃなかったんだけど。でもまだ小さいマリンには意味が伝わらなくてもしょうがないかと苦笑する。にしても、虫を掴んで投げるなんてなかなかワイルドなことをする。
「このまえ厨房にゴキ……」
「それは掴んで投げたら駄目だ。ちゃんとメイドか使用人に報告するんだわかった?」
「掴んで窓の外に投げたんだけどぉ……」
ちょっと母上の血が濃すぎる。あとで父上に相談しよう。
しかしマリンが来たとなると、令嬢の相手をするわけにもいかなくなった。こんな可愛らしいマリンを放っておくことなんてできやしない。今この場でマリンの騎士は僕になったのだから。
マリンと共に会場に戻ると、まずお祖母上が大喜びした。
「また一段と可愛らしくなって~! おおよしよし、お菓子食べようねぇ」
早速マリンにお菓子を食べさせようとしているけれど、実はお祖母上。母上と会ったときもこんな感じだ。自分よりも身体の大きい男性に対して「よしよし」と頭を撫でてお菓子を食べさせようとしているのを、この間見てしまった。母上は「わんこじゃないんですから~!」って言いながら食べてたけど。
「まぁまぁレオンったら。マリンの傍を離れないのね?」
「マリンに変な虫が付いたら大変ですので」
「あらあら……そういうところもあの子にそっくりになってしまって」
これは大変なことになりそうだわぁ、という言葉は聞かないふりをした。チラチラと令嬢の視線を感じたけれど、笑顔を向けるとすぐに顔を赤くして背けられる。そうしてその場を過ごすことにした。
一方で、一応マナーの範囲内で美味しそうにもぐもぐとお菓子を食べているマリンは、やっぱり可愛かった。
「たぁッ!」
剣を振り下ろすと難なく弾かれる。手がビリビリと痺れたけれど、まだ大丈夫だと次の一手を繰り出したけれどそれもかわされた。
何度か剣を振るったけれど、結局一太刀とも与えることはできなかった。肩でぜぇぜぇと息をして、「ありがとうございました」と頭を下げる。
「随分と上達したな、レオン」
「まだまだです、父上」
忙しい身であるはずなのに、俺の身体が成長してくるにつれて父上は剣の稽古を直々につけてくれるようになった。俺の目の前で一つも息を乱していない父上は流石だと思いつつも、やっぱりどこか悔しい気持ちもある。
「俺がレオンぐらいのときはまだ少し腕が細かった。しっかりと日々鍛錬を積んでいるんだな」
「ありがとう、ございます……父上、細かったんですか?」
「ああ、一応鍛錬はしていたけどな」
タオルで汗を拭いつつ、父上の小さい頃の話はあまり聞いたことがなかったからつい興味がわいた。
父上曰く、立場上身を狙われることが何度もありはしたものの、セリオを始めとする護衛騎士たちが常に傍にいたため自分の身を守れる程度の技量だったそうだ。
ただそうは言ってられないと、より一層鍛錬し始めたのは学園に通っているときだったのだと教えてくれた。
「もしかして、母上ですか?」
「支えきれないとか情けないだろう?」
そう言って苦笑した父上と母上の出会いが学園であったことは知っている。でも細かいことまでは聞いてはいない。母上に一度聞いたけど「俺が勝手に言っていいもんかなぁ」と言っていたから、一先ずは父上に聞こうと思ったんだけど。
これはいい機会だと父上と一緒に丁度いい太い木の幹に腰を下ろして、隣を見上げた。
「父上と母上の出会いが学園だということは聞きました。でも学園って、王族貴族と庶民とでは学びが違うんでしょう? どうやって出会ったんですか?」
「……」
「父上?」
父上が口元に手を当てて動かなくなった。こんな父上は初めて見た。どうしたんだろう? と下から覗き見てみたけれど、なんか口元がモゴモゴ動いてるだけだった。
「……それは」
「それは?」
「……レオンが、もう少し大きくなったら……だな」
「えぇ?」
そんなに言いづらい出会いなんて、一体どんな出会いをしたっていうんだろうか。だってきっと父上は学園でも完璧であっただろうから。そういえば、母上と出会う前に親同士が決めた婚約者がいたとかどうとか、聞いたことがあったような。
その人は今は東の国のほうに嫁いでいってるとかで、父上と母上がこの国で見たことのない花が彩ってる便箋を持っているところを見たことがあった。もしかしてその人からの手紙だったのかもしれない。
でもそしたらその人と父上、母上とは今では一体どういう関係なのだろうかと謎は更に深まるばかりだ。
「父上が口説いたんですか?」
「……それに、近いものはある。が、それは出会ったあとで……」
出会ったときに口説いたんじゃなくて出会ったあとで口説いた? タイミングがよくわからないし本当にどうやって出会ったのかますますわからない。もっと聞いてみようかと思ったら持っていたタオルで髪をくしゃくしゃにされた。
「コホン。ともかく、レオンがもう少し大きくなってからだ」
「……わかりました」
少し不満があったけど、きっとこうなったら父上は意地でも教えてくれない。大きくなったらか、と立ち上がった父上に続いて俺も立ち上がる。そうなったら頑張ってご飯食べて鍛錬積んで身体大きくならなきゃな、と気合いを入れ直した。
「教えてくれなかったか~」
「うん……なんか、すごく気まずそうだった」
丁度母上と二人きりになったときにそう切り出してみたら、母上は口を大きく開けて笑っていた。
「あっははは! まっ、我が子には言いにくいかぁ。しょうがないよなぁ」
父上とは違って母上はどこまでも楽しそうにしているものだから、尚更気になってその日の夜はちょっと寝付きが悪かった。
けれどただ単純に、声をかけてくる人もいる。名を告げられて、どこの家の者かを確認し視線を向ける。美しく着飾っている令嬢には作り笑顔で対応するのが楽だということも知った。
こちらもまだ十二歳だというのに、正式な場でもないのに苦労なことだ。こちらも経験を積むという理由で出席しているだけであって、婚約に関してはまだ考えていないというのに。
「お祖母上、少し席を外します」
「ええ、ゆっくりしてきなさい」
「はい」
この国の王と王妃は、僕たちからしたら祖父と祖母だ。二人とも初孫ができたときはそれはもうデレデレで大変だったと父上が頭を抱えていた。確かにまだ小さい頃は二人とも時間を見つけてはやってきてくれて、美味しいものなどをよくくれていた。
でもそれも小さいときだけだよな、と思っていた。思っていたけど、成長してもお祖父上もお祖母上も公務ではないときはデレッデレだった。必要なものはないか、困ったことがあったらいつでも言いなさいとよく言ってくれる。
でも前に少しだけ母上が苦言をこぼしていた。
「王族だからかもしれませんけど、与えすぎはあの子たちのためになりませんよ」
その言葉にお祖父上とお祖母上……だけじゃなくメイドや執事、使用人もしょんぼりと肩を落としていた。実はこっそりマリンにおやつをあげていたのがバレていたんだろう。母上は庶民出身らしくて、そういうところは実はしっかりしていた。
お祖母上のお茶会の席を少しだけ外して、新鮮な空気を吸いに行く。母上もこうしてコツコツと経験を積んでいたと言っていたっけ。母上は小さい頃からマナーを学んでいるわけじゃなかったから、僕よりもずっと大変だったそうだ。
別に嫌というわけでもないし必要なことだということもわかっている。けれど、ああも令嬢に言い寄られると流石に疲れてくる。それにも慣れていかなきゃいけないんだろうけれど。
はぁ、と息を吐き出して遠くを眺めていると、パタパタと可愛らしい足音が聞こえてきた。
「おにいさま~」
「マリン、来てたのか」
ふわふわの髪とスカートをなびかせて、のんびりとした口調で妹のマリンはやってきた。
「うん、おいしいものを食べれると聞いて」
「食べるのはいいけど、食べ過ぎると母上からまた怒られるぞ」
「食べたぶん動けばいいって言われた~」
マリンもまだ小さいけれど、少しだけ手足が伸びてきた。よく動くようになったし。たまに転けるけれど。それでもただ食べてそして抱っこされるだけ、ではなくなったし、そういえば動くようになった分「たくさんお食べ!」と母上が言っていたことを思い出した。
「う~ん……」
「どうしたの? おにいさま」
「いや……マリンは可愛いから、変な虫が付くんじゃないかって心配してるんだ」
「虫? わたし虫掴んで投げることできるよ!」
「お、おお……」
そういう意味じゃなかったんだけど。でもまだ小さいマリンには意味が伝わらなくてもしょうがないかと苦笑する。にしても、虫を掴んで投げるなんてなかなかワイルドなことをする。
「このまえ厨房にゴキ……」
「それは掴んで投げたら駄目だ。ちゃんとメイドか使用人に報告するんだわかった?」
「掴んで窓の外に投げたんだけどぉ……」
ちょっと母上の血が濃すぎる。あとで父上に相談しよう。
しかしマリンが来たとなると、令嬢の相手をするわけにもいかなくなった。こんな可愛らしいマリンを放っておくことなんてできやしない。今この場でマリンの騎士は僕になったのだから。
マリンと共に会場に戻ると、まずお祖母上が大喜びした。
「また一段と可愛らしくなって~! おおよしよし、お菓子食べようねぇ」
早速マリンにお菓子を食べさせようとしているけれど、実はお祖母上。母上と会ったときもこんな感じだ。自分よりも身体の大きい男性に対して「よしよし」と頭を撫でてお菓子を食べさせようとしているのを、この間見てしまった。母上は「わんこじゃないんですから~!」って言いながら食べてたけど。
「まぁまぁレオンったら。マリンの傍を離れないのね?」
「マリンに変な虫が付いたら大変ですので」
「あらあら……そういうところもあの子にそっくりになってしまって」
これは大変なことになりそうだわぁ、という言葉は聞かないふりをした。チラチラと令嬢の視線を感じたけれど、笑顔を向けるとすぐに顔を赤くして背けられる。そうしてその場を過ごすことにした。
一方で、一応マナーの範囲内で美味しそうにもぐもぐとお菓子を食べているマリンは、やっぱり可愛かった。
「たぁッ!」
剣を振り下ろすと難なく弾かれる。手がビリビリと痺れたけれど、まだ大丈夫だと次の一手を繰り出したけれどそれもかわされた。
何度か剣を振るったけれど、結局一太刀とも与えることはできなかった。肩でぜぇぜぇと息をして、「ありがとうございました」と頭を下げる。
「随分と上達したな、レオン」
「まだまだです、父上」
忙しい身であるはずなのに、俺の身体が成長してくるにつれて父上は剣の稽古を直々につけてくれるようになった。俺の目の前で一つも息を乱していない父上は流石だと思いつつも、やっぱりどこか悔しい気持ちもある。
「俺がレオンぐらいのときはまだ少し腕が細かった。しっかりと日々鍛錬を積んでいるんだな」
「ありがとう、ございます……父上、細かったんですか?」
「ああ、一応鍛錬はしていたけどな」
タオルで汗を拭いつつ、父上の小さい頃の話はあまり聞いたことがなかったからつい興味がわいた。
父上曰く、立場上身を狙われることが何度もありはしたものの、セリオを始めとする護衛騎士たちが常に傍にいたため自分の身を守れる程度の技量だったそうだ。
ただそうは言ってられないと、より一層鍛錬し始めたのは学園に通っているときだったのだと教えてくれた。
「もしかして、母上ですか?」
「支えきれないとか情けないだろう?」
そう言って苦笑した父上と母上の出会いが学園であったことは知っている。でも細かいことまでは聞いてはいない。母上に一度聞いたけど「俺が勝手に言っていいもんかなぁ」と言っていたから、一先ずは父上に聞こうと思ったんだけど。
これはいい機会だと父上と一緒に丁度いい太い木の幹に腰を下ろして、隣を見上げた。
「父上と母上の出会いが学園だということは聞きました。でも学園って、王族貴族と庶民とでは学びが違うんでしょう? どうやって出会ったんですか?」
「……」
「父上?」
父上が口元に手を当てて動かなくなった。こんな父上は初めて見た。どうしたんだろう? と下から覗き見てみたけれど、なんか口元がモゴモゴ動いてるだけだった。
「……それは」
「それは?」
「……レオンが、もう少し大きくなったら……だな」
「えぇ?」
そんなに言いづらい出会いなんて、一体どんな出会いをしたっていうんだろうか。だってきっと父上は学園でも完璧であっただろうから。そういえば、母上と出会う前に親同士が決めた婚約者がいたとかどうとか、聞いたことがあったような。
その人は今は東の国のほうに嫁いでいってるとかで、父上と母上がこの国で見たことのない花が彩ってる便箋を持っているところを見たことがあった。もしかしてその人からの手紙だったのかもしれない。
でもそしたらその人と父上、母上とは今では一体どういう関係なのだろうかと謎は更に深まるばかりだ。
「父上が口説いたんですか?」
「……それに、近いものはある。が、それは出会ったあとで……」
出会ったときに口説いたんじゃなくて出会ったあとで口説いた? タイミングがよくわからないし本当にどうやって出会ったのかますますわからない。もっと聞いてみようかと思ったら持っていたタオルで髪をくしゃくしゃにされた。
「コホン。ともかく、レオンがもう少し大きくなってからだ」
「……わかりました」
少し不満があったけど、きっとこうなったら父上は意地でも教えてくれない。大きくなったらか、と立ち上がった父上に続いて俺も立ち上がる。そうなったら頑張ってご飯食べて鍛錬積んで身体大きくならなきゃな、と気合いを入れ直した。
「教えてくれなかったか~」
「うん……なんか、すごく気まずそうだった」
丁度母上と二人きりになったときにそう切り出してみたら、母上は口を大きく開けて笑っていた。
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