もふ・もふ

tonari0407

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第2話 もふもふしりとり

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【注意】今回はあまりもふもふしてません。期待外れであればごめんなさい。


 電気を消した暗い部屋。
 もふもふではないが、心地よいシングルベット。
 隣には夜中になると無意識に暴れる変人彼女。

 すぅ…すぅ……

「ねぇ……さっくん、『もふもふしりとり』しない?」
「……はい?寝れないの?あと何それ?」
 今まさに寝かけたが、朔也は起こされた。

「よく寝れないときに羊を数えるじゃない?だから『もふもふ』をしりとりで想像してたら、寝れるかなと思って」

「それ、数えることに意味があるんであって、もふもふには意味はないと思うが?
まぁ……いいけど、俺興味ないから『もふもふ』あんまり知らないよ?」

「でっち上げでもいいよ。さっくんからね」

「適当だな。じゃあ、『ひつ』」

「じ…じー、じぃ『じいさんのひ』」

「何か違くないか?げかぁ……『原始人のこしみ』」

「『のらね』」
「『こい』」
「ぬ、ぬぅぬー、ぬー、『ぬいぐる』」

 しりとりで頭を使ってかえって頭が冴えそうだ。ひまりは何故か朔也の手を握ってきた。

 きゅっ

「みみず……じゃなくて『ミミズ』」
「く『クラブハリエのバームクーヘ』。さっくん、今のなし!くぅーくぅー、くぅーんんん、『くろね』」

「もはや『もふもふ』ではないな。美味しいけどあのバームクーヘンはあえていうなら『ふかふか』だろ?『コーー』」

「コーギーめっちゃ好きっ!さっくんもそう思う?ぷりぷりの丸いおしりをふりっふりっして歩くの超絶ぷりちーだよねっ!」

「そりゃ、道で見掛ける度にうんざりするくらい言われたら俺でも覚えるわ。しりとりは?」

「ぎ、ぎ、『ぎゅっとしてくるコア
 』」
「ら、『ライオンのたてが』」
「ふわっふぁーだよね。いつか触りたい。みー、みぃー、『ミーアキャッ』」
「触る前に襲われるぞ?『トト』」
「『ロシアンブー』」

「おい、流石に只の『色』を『もふもふ』って言い張るのは審議だぞ?」
「さっくん、ロシアンブルーはにゃんこの品種だよ。これこれ」
スマホの画面をひまりは朔也に見せる。

「ふーん、品の良さそうな猫さまだな。『る』ね、る?るー、『るんるんしてるパン』」

「んーそんなイメージないよ?パンダ」
「ただのんびり笹食ってるだけじゃないかもだろ?」
「『ダチョ』……」
「もはや動物しりとりに……。『ウサ』」
「ぎー?ぎぃー……ぎぃー、『ぎゅうぎゅう詰めのヒヨ』……」
「可哀想だな。動物好きなんじゃなかったけ?『こと』」
「り……『り』」

「『すやすや眠るひまりちゃ』。ひまりは寝落ちだから引き分け。おやすみ」

 なーでなで ちゅっ

 もふ・もふ?


【もふもふしりとり結果】引き分け
 ひまりコメント:
 本当はもっと『もふもふ』は色々あったんですよ?でも『しりとり』ってなるとなかなか出てこなくて。コツメカワウソとか、レッサーパンダとかモモンガとか、さっくんに教えてあげたかったなぁ。

 朔也コメント:
 いやだから俺は別に動物に興味はないんですって。最後のやつだけです、好きなのは。
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