159 / 262
6章 魔王の息子と最後の無双
160 山が無くなったって?おやまあ
しおりを挟む
巨大化した闇を放つ。
これに失敗したら、見事な自爆となる。
最後の魔力を振り絞り、光の塊に向けて打ち出した。
次の瞬間・・・闇が消えた。
「あれ?」
魔力が底を突き、立っていられずに膝を突く。
目の前にあったはずの闇の塊が無い。
「?」
みんなキツネにつままれたような顔をしている。
「おい、光の塊も無くなってるぞ。」
へたり込みながらカシムが言う。
「いったいどうなってるの?」
パメラもフラフラしながら周りを見回す。
何が起こったのか把握できない。
ジキルだけが青ざめた表情をしていた。
そしてその時は訪れた。
目の前が突然真っ暗になる。
直後、凄まじい衝撃が体を突き抜けた。
体は・・・動かない。
音も聞こえない。
思考は出来るものの全ての感覚が無くなった。
ほんの少しだけ時間が経過し・・・声が聞こえる。
「・・・・・ぶか?
・・・ょうぶか?
おい、大丈夫か?」
体の感覚が戻ってくる。
誰かに抱きかかえられているようだ。
騎士?
「目を覚ましたか?
いったい何をやらかしたんだ?」
目が見えた。
そしてお昼頃だったはずなのに、空には星があった。
ここは・・・展望施設だ。
みんなも他の騎士や兵士達に救護されていた。
「何があったんでしょう?」
僕は騎士に聞いた。
「こっちが聞きたい。
何を言っているのか分からないかも知れないが、外が真っ暗になって・・・。
そして外に出ようとしても気がつくと中にいるんだ。
それが六時間以上続いた。
ようやく闇が晴れてここへ来たら、お前達が倒れていたんだ。
魔領の方は偉いことになっているぞ。
凄まじい大爆発の跡だ。」
大爆発?
ええと、たしか敵の攻撃魔法と思われる光の塊を闇魔法で迎撃したんだよなあ。
そうしたら闇魔法が消えて、光の塊も無くなって・・・。
それから大爆発?
僕は必死に頭の中で闇魔法の動きをトレースする。
・・・もしかして。
闇魔法は消えたんじゃ無くて、目で追えないほどの凄まじい速度で光の塊を消滅させ、さらに魔領方面に落ちたんじゃ・・・
僕は騎士に支えられ、魔領方面を見る。
・・・あるべきはずの物が無い。
十キロ程度先にあったはずの岩山が消えていた。
そして遙か先に新しく出来たらものがある。
巨大な穴、あれは谷だ。
完全に地形が変わっていた。
「やり過ぎたぁぁぁ!」
僕は叫んだ。
やり過ぎ無双だった。
これに失敗したら、見事な自爆となる。
最後の魔力を振り絞り、光の塊に向けて打ち出した。
次の瞬間・・・闇が消えた。
「あれ?」
魔力が底を突き、立っていられずに膝を突く。
目の前にあったはずの闇の塊が無い。
「?」
みんなキツネにつままれたような顔をしている。
「おい、光の塊も無くなってるぞ。」
へたり込みながらカシムが言う。
「いったいどうなってるの?」
パメラもフラフラしながら周りを見回す。
何が起こったのか把握できない。
ジキルだけが青ざめた表情をしていた。
そしてその時は訪れた。
目の前が突然真っ暗になる。
直後、凄まじい衝撃が体を突き抜けた。
体は・・・動かない。
音も聞こえない。
思考は出来るものの全ての感覚が無くなった。
ほんの少しだけ時間が経過し・・・声が聞こえる。
「・・・・・ぶか?
・・・ょうぶか?
おい、大丈夫か?」
体の感覚が戻ってくる。
誰かに抱きかかえられているようだ。
騎士?
「目を覚ましたか?
いったい何をやらかしたんだ?」
目が見えた。
そしてお昼頃だったはずなのに、空には星があった。
ここは・・・展望施設だ。
みんなも他の騎士や兵士達に救護されていた。
「何があったんでしょう?」
僕は騎士に聞いた。
「こっちが聞きたい。
何を言っているのか分からないかも知れないが、外が真っ暗になって・・・。
そして外に出ようとしても気がつくと中にいるんだ。
それが六時間以上続いた。
ようやく闇が晴れてここへ来たら、お前達が倒れていたんだ。
魔領の方は偉いことになっているぞ。
凄まじい大爆発の跡だ。」
大爆発?
ええと、たしか敵の攻撃魔法と思われる光の塊を闇魔法で迎撃したんだよなあ。
そうしたら闇魔法が消えて、光の塊も無くなって・・・。
それから大爆発?
僕は必死に頭の中で闇魔法の動きをトレースする。
・・・もしかして。
闇魔法は消えたんじゃ無くて、目で追えないほどの凄まじい速度で光の塊を消滅させ、さらに魔領方面に落ちたんじゃ・・・
僕は騎士に支えられ、魔領方面を見る。
・・・あるべきはずの物が無い。
十キロ程度先にあったはずの岩山が消えていた。
そして遙か先に新しく出来たらものがある。
巨大な穴、あれは谷だ。
完全に地形が変わっていた。
「やり過ぎたぁぁぁ!」
僕は叫んだ。
やり過ぎ無双だった。
0
あなたにおすすめの小説
剣ぺろ伝説〜悪役貴族に転生してしまったが別にどうでもいい〜
みっちゃん
ファンタジー
俺こと「天城剣介」は22歳の日に交通事故で死んでしまった。
…しかし目を覚ますと、俺は知らない女性に抱っこされていた!
「元気に育ってねぇクロウ」
(…クロウ…ってまさか!?)
そうここは自分がやっていた恋愛RPGゲーム
「ラグナロク•オリジン」と言う学園と世界を舞台にした超大型シナリオゲームだ
そんな世界に転生して真っ先に気がついたのは"クロウ"と言う名前、そう彼こそ主人公の攻略対象の女性を付け狙う、ゲーム史上最も嫌われている悪役貴族、それが
「クロウ•チューリア」だ
ありとあらゆる人々のヘイトを貯める行動をして最後には全てに裏切られてザマァをされ、辺境に捨てられて惨めな日々を送る羽目になる、そう言う運命なのだが、彼は思う
運命を変えて仕舞えば物語は大きく変わる
"バタフライ効果"と言う事を思い出し彼は誓う
「ザマァされた後にのんびりスローライフを送ろう!」と!
その為に彼がまず行うのはこのゲーム唯一の「バグ技」…"剣ぺろ"だ
剣ぺろと言う「バグ技」は
"剣を舐めるとステータスのどれかが1上がるバグ"だ
この物語は
剣ぺろバグを使い優雅なスローライフを目指そうと奮闘する悪役貴族の物語
(自分は学園編のみ登場してそこからは全く登場しない、ならそれ以降はのんびりと暮らせば良いんだ!)
しかしこれがフラグになる事を彼はまだ知らない
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
ブラック企業でポイントを極めた俺、異世界で最強の農民になります
はぶさん
ファンタジー
ブラック企業で心をすり減らし過労死した俺が、異世界で手にしたのは『ポイント』を貯めてあらゆるものと交換できるスキルだった。
「今度こそ、誰にも搾取されないスローライフを送る!」
そう誓い、辺境の村で農業を始めたはずが、飢饉に苦しむ人々を見過ごせない。前世の知識とポイントで交換した現代の調味料で「奇跡のプリン」を生み出し、村を救った功績は、やがて王都の知るところとなる。
これは、ポイント稼ぎに執着する元社畜が、温かい食卓を夢見るうちに、うっかり世界の謎と巨大な悪意に立ち向かってしまう物語。最強農民の異世界改革、ここに開幕!
毎日二話更新できるよう頑張ります!
異世界に降り立った刀匠の孫─真打─
リゥル
ファンタジー
異世界に降り立った刀匠の孫─影打─が読みやすく修正され戻ってきました。ストーリーの続きも連載されます、是非お楽しみに!
主人公、帯刀奏。彼は刀鍛冶の人間国宝である、帯刀響の孫である。
亡くなった祖父の刀を握り泣いていると、突然異世界へと召喚されてしまう。
召喚されたものの、周囲の人々の期待とは裏腹に、彼の能力が期待していたものと違い、かけ離れて脆弱だったことを知る。
そして失敗と罵られ、彼の祖父が打った形見の刀まで侮辱された。
それに怒りを覚えたカナデは、形見の刀を抜刀。
過去に、勇者が使っていたと言われる聖剣に切りかかる。
――この物語は、冒険や物作り、によって成長していく少年たちを描く物語。
カナデは、人々と触れ合い、世界を知り、祖父を超える一振りを打つことが出来るのだろうか……。
現代知識と木魔法で辺境貴族が成り上がる! ~もふもふ相棒と最強開拓スローライフ~
はぶさん
ファンタジー
木造建築の設計士だった主人公は、不慮の事故で異世界のド貧乏男爵家の次男アークに転生する。「自然と共生する持続可能な生活圏を自らの手で築きたい」という前世の夢を胸に、彼は規格外の「木魔法」と現代知識を駆使して、貧しい村の開拓を始める。
病に倒れた最愛の母を救うため、彼は建築・農業の知識で生活環境を改善し、やがて森で出会ったもふもふの相棒ウルと共に、村を、そして辺境を豊かにしていく。
これは、温かい家族と仲間に支えられ、無自覚なチート能力で無理解な世界を見返していく、一人の青年の最強開拓物語である。
別作品も掲載してます!よかったら応援してください。
おっさん転生、相棒はもふもふ白熊。100均キャンプでスローライフはじめました。
幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない
しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。
捨てられた王妃は情熱王子に攫われて
きぬがやあきら
恋愛
厳しい外交、敵対勢力の鎮圧――あなたと共に歩む未来の為に手を取り頑張って来て、やっと王位継承をしたと思ったら、祝賀の夜に他の女の元へ通うフィリップを目撃するエミリア。
貴方と共に国の繁栄を願って来たのに。即位が叶ったらポイなのですか?
猛烈な抗議と共に実家へ帰ると啖呵を切った直後、エミリアは隣国ヴァルデリアの王子に攫われてしまう。ヴァルデリア王子の、エドワードは影のある容姿に似合わず、強い情熱を秘めていた。私を愛しているって、本当ですか? でも、もうわたくしは誰の愛も信じたくないのです。
疑心暗鬼のエミリアに、エドワードは誠心誠意向に向き合い、愛を得ようと少しずつ寄り添う。一方でエミリアの失踪により国政が立ち行かなくなるヴォルティア王国。フィリップは自分の功績がエミリアの内助であると思い知り――
ざまあ系の物語です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる