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6章 魔王の息子と最後の無双
166 夢想のような無双
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こちらの戦力を確認しよう。
バッテリー警告発動中魔術師の僕。
際限なく強くなる勇者ジキル。
生きる伝説俊影の後継者パメラ。
先代勇者の弟子カシム。
なんと、僕が一番弱そうだ。
相手はヤバそうな黒いオーラを身に纏う漆黒の騎士クリセリオン。
見た感じ、かなりの精鋭その他の九名。
案内役のタレンティは怪我をされると困るので戦力には加えない。
そして魔力切れの僕も戦力に加えたくないなあ。
「大人しく付いてくれば危害は加えぬ。
取り調べた後、何らかの罪(ざい)が明らかになれば、それは法で裁かれよう。」
クリセリオンが言う。
さすがに騎士の格好をしているだけ合って、騎士道精神ぽい物が垣間見える。
やっぱり魔領にも法はあるんだなあ。
というか魔領では山籠もりしかしていないから、一般的な魔族の生活を知らないのは致命的かもしれない。
「残念ながら先を急いでいるので、通らせてもらいます。」
僕はそう答えた。
「・・・子供であろうとも、逆らえば鉄の熱さを知ることになるぞ。
これが最後、二度は言わん。
大人しく付いてくるのだ。」
「ならば押し通ります。
ジキル、パメラ、カシム頼む。」
助さん格さん的な感じか。
するとカシムが我一番と暗黒騎士クリセリオンに突っ込んでいく。
いきなり行ったなぁ。
ジキルとパメラは両サイドへ展開する。
僕は見学する、タレンティから離れて彼女に危害が及んだら困るからね。
カシムの突撃に素早く剣を抜くクリセリオン。
強力な黒いオーラを纏った剣だ。
馬上から凄まじい一撃をカシムに振り下ろす。
これは手加減無しだ。
それに対しカシムは体をひねりながら足をバネにして飛び上がり、渾身の一撃を入れる。
結果・・・吹き飛ぶ暗黒騎士クリセリオン。
後ろの騎士達を巻き込みながら、最後には大木にぶち当たった。
大木に足が生えた。
時間差で倒壊する大木。
うん、カシムと打ち合ってはいけない。
あれは躱さないとダメだよ。
訓練の時も全員基本的に避けてるから。
ジキルだけ防御の修練とか言って正面から行くときがあるけど、まともに受け止められたことは無いんだよね。
完全に初見殺しだよなあ。
暗黒騎士クリセリオンが瞬殺され、さらに陣形を崩された後ろの騎士達はジキルとパメラにあっさりと刈り取られていく。
僕の仕事はそれを見守ることだ。
けっこう強そうな相手だったんだけど、見かけ倒しだったようだ。
・・・たぶん。
そしてあっさりと戦闘が終わった。
ふと気がつくとタレンティが固まっている。
「タレンティ、大丈夫?」
僕が聞くとハッとするよう体を震わせた。
「オキス様、騎士クリセリオンは魔領の中でも精鋭中の精鋭。
それが、まるで大人と子供が戦うような。
いえ、実際に大人と子供が戦っているのですが結果はまるで逆。」
あれは精鋭だったのか・・・。
僕が魔法無しで戦っても勝てそうだったけど。
ジェイエルに力の差を見せつけられてるし、そんなに強くなっているとは思ってなかったんだけどなあ。
もしかして本当に無双?
バッテリー警告発動中魔術師の僕。
際限なく強くなる勇者ジキル。
生きる伝説俊影の後継者パメラ。
先代勇者の弟子カシム。
なんと、僕が一番弱そうだ。
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見た感じ、かなりの精鋭その他の九名。
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「大人しく付いてくれば危害は加えぬ。
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僕はそう答えた。
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これが最後、二度は言わん。
大人しく付いてくるのだ。」
「ならば押し通ります。
ジキル、パメラ、カシム頼む。」
助さん格さん的な感じか。
するとカシムが我一番と暗黒騎士クリセリオンに突っ込んでいく。
いきなり行ったなぁ。
ジキルとパメラは両サイドへ展開する。
僕は見学する、タレンティから離れて彼女に危害が及んだら困るからね。
カシムの突撃に素早く剣を抜くクリセリオン。
強力な黒いオーラを纏った剣だ。
馬上から凄まじい一撃をカシムに振り下ろす。
これは手加減無しだ。
それに対しカシムは体をひねりながら足をバネにして飛び上がり、渾身の一撃を入れる。
結果・・・吹き飛ぶ暗黒騎士クリセリオン。
後ろの騎士達を巻き込みながら、最後には大木にぶち当たった。
大木に足が生えた。
時間差で倒壊する大木。
うん、カシムと打ち合ってはいけない。
あれは躱さないとダメだよ。
訓練の時も全員基本的に避けてるから。
ジキルだけ防御の修練とか言って正面から行くときがあるけど、まともに受け止められたことは無いんだよね。
完全に初見殺しだよなあ。
暗黒騎士クリセリオンが瞬殺され、さらに陣形を崩された後ろの騎士達はジキルとパメラにあっさりと刈り取られていく。
僕の仕事はそれを見守ることだ。
けっこう強そうな相手だったんだけど、見かけ倒しだったようだ。
・・・たぶん。
そしてあっさりと戦闘が終わった。
ふと気がつくとタレンティが固まっている。
「タレンティ、大丈夫?」
僕が聞くとハッとするよう体を震わせた。
「オキス様、騎士クリセリオンは魔領の中でも精鋭中の精鋭。
それが、まるで大人と子供が戦うような。
いえ、実際に大人と子供が戦っているのですが結果はまるで逆。」
あれは精鋭だったのか・・・。
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