魔王の息子に転生したら、いきなり魔王が討伐された

ふぉ

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終章 世界の終わりと創世の伝説

220 朝が来る前にあっさりバレる

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 謁見を終えた僕達は客間に通された。
 その後、僕だけが師匠に呼び出された。
 護衛が必要だと、呼ばれていないエリッタも付いてくる。

 そして僕は久々に師匠と話をする。

「レイネスから遙々(はるばる)ご苦労であった。
 エリッタも久しぶりだの。」

 師匠に声をかけられたエリッタはしおらしく頭を下げる。

「この度はお目にかかれて光栄です。
 ところで僕にどんなご用でしょうか?」

 僕は師匠に用件を聞いた。

「色々と聞きたいことがあっての。
 その前にこれを受け取ってくれぬか?」

 師匠が青い石を見せる。
 弟子に配っているペンダントだ。

「そのペンダントは?」

 一応、僕は初見ということになるので、青い石のペンダントについて聞いておく。

「弟子達の幸運を願って配っているものでな。
 オキスにも渡しておる。」

 師匠がペンダントの説明をする。

「そのような大切な物を何故私に?」

 説明の通り弟子に配っている物だ。
 僕が受け取る通りは無い。

「もしかしたら無くしてしまったのかと思ってな。
 どうなのだ、オキスよ?」

 一瞬聞き間違いかと思った。
 師匠は僕をオキスと言った。

「クルデウス殿、私はアグレトです。
 それとも僕の後ろに何か憑いているんですか?」

 背後霊でも見ているんだろうか?
 でも僕が僕である以上、オキスの背後霊は存在しない。

「ところでこの石が何故ペンダントだと分かった?
 鎖の部分は見えぬように持っておったのだぞ。」

 師匠は満面の笑みを向けて言う。

「・・・。」

 僕は次の言葉が出なかった。
 嵌められた。
 見事に嵌められた。

「師匠・・・。
 僕のこの姿は見た目が全然違うと思うんですが。
 師匠で二人目ですよ、気が付いたのは。」

 僕は観念した。

「気が付かぬはずが無かろう。
 ヌシはもう少し自分の挙動に気を使った方が良い。」

 師匠が呆れたように言う。

「え?
 オキスって?
 え?」

 その話を聞いていたエリッタが挙動不審になる。
 あー、エリッタにバレた。
 どうしよう。

「なんだ?
 エリッタはもしかして・・・。」

 師匠が驚いた顔をする。
 そして僕は師匠に渋い顔を向ける。

「これは悪いことをしたのかの?
 まあこの際、事情を洗いざらい話してしまうが良い。」

 こうして僕は師匠とエリッタに事情を話すことになった。







 バレバレの気配無双?
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