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終章 世界の終わりと創世の伝説
229 懐疑的な会議
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ジェイエルの無事を確認した僕は、中央棟の会議室を目指す。
先にエリッタが幹部達に報告を入れているはずだ。
僕も顔を出さなければならない。
僕が会議室に入ると、幹部達が全員揃っていた。
そして揃いも揃って神妙な顔で僕を見つめる。
違和感を感じつつも、僕は自分の席に着く。
「遅れました。
報告の方はどこまで?」
僕はエリッタがどこまで話を進めたのか確認する。
「エリッタ様から一通りの報告はいただきましたので、ブリデイン王国の件はひとまず問題ありません。」
とりまとめを務めるエンドールが状況を説明する。
しかし問題ないと言いつつ、その表情は深刻な色を見せている。
「何かあったんですか?」
僕は聞いた。
「魔領の神の遺跡の封印が解かれたと、帝国から連絡がありました。
経緯についての詳細は不明ですが、間違いないようです。」
エンドールが答える。
「マズイ・・ですね。」
この場にいる面々の顔色に納得がいった。
事態は深刻だ。
「そこで我々は一つの決断を行いたいと思います。
オキス様に代わる、新たな代表を決めなければなりません。」
事態は切羽詰まっている。
確かに何時までも代表が空席では困るだろう。
「我々は遺跡の件の情報が入った後、その議論をしていました。
そして代表をアグレト君・・・いやアグレト様にお願いしたいと結論に至りました。」
なかなかぶっ飛んだ結論になったようだ。
「僕は新参者ですが?」
僕はそう言った。
ぶっちゃけとりまとめ役のエンドールがやってもいいような気がするんだけど。
「そもそもレイネスは作られたばかりの場所。
そこでの経歴に長いも短いもありません。
アグレト様はオキス様の再来とも思える知識を示しました。
そして事もあろうに先代勇者ジェイエルを味方に付け、知らぬ人はいない俊影のエリザすらあなたの元に参じました。
さらに有名な冒険者達も味方に付けたと聞いております。
知識、人脈、行動力、どれをとってもこの中に並び立つ者はおりません。」
鬼気迫る迫力で力説するエンドール。
「いや、そんな大したことは・・・。」
そもそもオキス時代の人脈だしなあ。
「これが我々の結論です。
エリッタ様、ご賛同いただけますか?」
エンドールが恐る恐るエリッタに聞く。
なるほど、この前の件もあって、エリッタだけは反対するかも知れないと思っているようだ。
「え?
アグレトが代表。
うん?
ちょっと心配だけど、まあ・・・いいんじゃ無いかな。
もちろん信用しているわけじゃ無いから、アタイがしっかり監視するし。」
エリッタ、嘘が下手だと思っていたけど破滅的に酷い。
どれだけだよ?
僕は事情を知っているリプリアをチラッと見た。
一瞬ではあるけど頬(ほお)が引きつったように見えた。
「ご賛同いただけましたか?
それは良かった。」
ほっとした表情を浮かべるエンドール。
エリッタの挙動不審に誰も疑いの目を向けない。
もしかしてみんなこう思っているんだろうか?
エリッタは本心では反対だけどレイネスのため無理矢理それを飲み込んだ。
だから挙動不審になっている・・・と。
「アグレト様、どうかお願いできませんか?」
エンドールが僕に確認をとる。
「分かりました。
非才な身ですが、微力を全力に変えて務めさせていただきます。」
こうして僕はアグレトとして、遺跡街レイネスの代表になった。
挙動不審無双がいるよ。
先にエリッタが幹部達に報告を入れているはずだ。
僕も顔を出さなければならない。
僕が会議室に入ると、幹部達が全員揃っていた。
そして揃いも揃って神妙な顔で僕を見つめる。
違和感を感じつつも、僕は自分の席に着く。
「遅れました。
報告の方はどこまで?」
僕はエリッタがどこまで話を進めたのか確認する。
「エリッタ様から一通りの報告はいただきましたので、ブリデイン王国の件はひとまず問題ありません。」
とりまとめを務めるエンドールが状況を説明する。
しかし問題ないと言いつつ、その表情は深刻な色を見せている。
「何かあったんですか?」
僕は聞いた。
「魔領の神の遺跡の封印が解かれたと、帝国から連絡がありました。
経緯についての詳細は不明ですが、間違いないようです。」
エンドールが答える。
「マズイ・・ですね。」
この場にいる面々の顔色に納得がいった。
事態は深刻だ。
「そこで我々は一つの決断を行いたいと思います。
オキス様に代わる、新たな代表を決めなければなりません。」
事態は切羽詰まっている。
確かに何時までも代表が空席では困るだろう。
「我々は遺跡の件の情報が入った後、その議論をしていました。
そして代表をアグレト君・・・いやアグレト様にお願いしたいと結論に至りました。」
なかなかぶっ飛んだ結論になったようだ。
「僕は新参者ですが?」
僕はそう言った。
ぶっちゃけとりまとめ役のエンドールがやってもいいような気がするんだけど。
「そもそもレイネスは作られたばかりの場所。
そこでの経歴に長いも短いもありません。
アグレト様はオキス様の再来とも思える知識を示しました。
そして事もあろうに先代勇者ジェイエルを味方に付け、知らぬ人はいない俊影のエリザすらあなたの元に参じました。
さらに有名な冒険者達も味方に付けたと聞いております。
知識、人脈、行動力、どれをとってもこの中に並び立つ者はおりません。」
鬼気迫る迫力で力説するエンドール。
「いや、そんな大したことは・・・。」
そもそもオキス時代の人脈だしなあ。
「これが我々の結論です。
エリッタ様、ご賛同いただけますか?」
エンドールが恐る恐るエリッタに聞く。
なるほど、この前の件もあって、エリッタだけは反対するかも知れないと思っているようだ。
「え?
アグレトが代表。
うん?
ちょっと心配だけど、まあ・・・いいんじゃ無いかな。
もちろん信用しているわけじゃ無いから、アタイがしっかり監視するし。」
エリッタ、嘘が下手だと思っていたけど破滅的に酷い。
どれだけだよ?
僕は事情を知っているリプリアをチラッと見た。
一瞬ではあるけど頬(ほお)が引きつったように見えた。
「ご賛同いただけましたか?
それは良かった。」
ほっとした表情を浮かべるエンドール。
エリッタの挙動不審に誰も疑いの目を向けない。
もしかしてみんなこう思っているんだろうか?
エリッタは本心では反対だけどレイネスのため無理矢理それを飲み込んだ。
だから挙動不審になっている・・・と。
「アグレト様、どうかお願いできませんか?」
エンドールが僕に確認をとる。
「分かりました。
非才な身ですが、微力を全力に変えて務めさせていただきます。」
こうして僕はアグレトとして、遺跡街レイネスの代表になった。
挙動不審無双がいるよ。
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