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終章 世界の終わりと創世の伝説
240 モーゼに頼もうぜ
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僕、ジェイエル、エリッタは、情報収集のためエンプティモの街に向かった。
さすがに情報収集のためだけに飛行船を利用するわけにはいかないので、レイネスの専用馬車を利用する。
途中、馬と馭者が交代しつつ走り続けるので、通常なら上手い乗り合わせでも五日はかかる行程が二日に短縮される。
情勢不安のためエンプティモ周辺の治安は悪化しており、普通に考えれば馬車単独で走り抜けるなど自殺行為もいいところだ。
しかしこの馬車に襲撃を仕掛ける者がいるとすれば、逆にそれこそ自殺行為だろう。
ジェイエルによって瞬殺されるからだ。
その気配を感じ取ってか否か分からないけれど、何のイベントも発生せず無事エンプティモに辿り着いた。
まあ治安が悪化している分だけ警戒も強くなるので、逆にこんなところで獲物を待つ盗賊もいないのかもしれない。
それにもし僕が盗賊だったら、単独で走ってくる馬車は警戒して手出ししない。
罠の可能性を考えると、馬車一台に無駄なリスクを背負い込みたくないからだ。
エンプティモに辿り着いた僕達は、帝国がレイネスに対して発行した通行所を見せる。
レイネスは帝国軍の拠点となっているエンプティモに武器弾薬を供給している。
現在エンプティモは厳重な警戒がしかれているのだけど、僕達はあっさりと通行が許可された。
僕達がエンプティモに入場しようとした時、一人の兵士が声を上げる。
「エリッタ・・・エリッタさん?!」
その声に兵士達がざわつく。
「もしかしてあなたは、街を救った勇者の仲間のエリッタさんですか?」
兵士がエリッタに声をかける。
以前にエンプティモが魔族の攻撃を受けていた時に、僕達も戦ったのだ。
オキスだった僕、エリッタ、リプリア、そして今はレイネスで捕虜となっているメリクル神父。
戦いの後、勇者となったジキルと合流したので、事実上勇者の仲間と認定されたのだろう。
まあ、エリッタはその後に賢者の杖を持ち逃げするんだけど。
「へえ、アタイの顔を覚えている奴がいるんだ。」
エリッタはまんざらでは無い顔をしている。
ちなみに僕も街を救うのに協力したんだけど、別人と化しているので誰も気が付かない。
気が付く人外がいたら逆に怖いけど。
「先を急ぐ、道を空けてくれないか?」
エリッタに殺到する兵士達をジェイエルが威圧する。
いや、ジェイエルに威圧する気は無いのだろうけど、その存在感を無視できる者などいない。
「ま、ま、まさかジェイエル・・・。
俺、昔見たことがある。
間違いない、先代勇者のジェイエル様だ!」
いつの間にかエンプティモの入り口は、兵士達で取り囲まれている。
拠点になっているだけあって、帝国軍が沢山駐留しているのだ。
昔、ジェイエルは帝国を拠点に活動していただけあって有名人らしい。
しかも皮膚の炎症も引いて、もうミイラ男では無い。
しまった、こんな騒ぎになるなら変装させれば良かった。
少し考えれば分かりそうな所に、僕は全く気が回ってなかった。
「道を急ぐと言っている!」
ジェイエルが一喝する。
すると殺到した兵士達が二つに割れる。
兵士の道が出来た。
モーゼ・ジェイエル。
そしてジェイエルが歩き出す。
僕はその後ろに付いていく。
さらに後ろにエリッタ。
兵士が僕を見て、アイツは誰だろうという顔をしている。
街を救ったエリッタと先代勇者ジェイエル、二人と行動を共にしていることが興味の対象になるようだ。
ただ者では無いだろうと思っているようだけど、ただ者どころか最弱の存在なんだけどね。
僕達はいったんエンプティモに設置している、レイネスの支店へ向かう。
そこでエリッセン大聖堂の大主教であるエストファーンにアポをとってもらうのだ。
有名無双の人と知名度とレベルがゼロの人。
さすがに情報収集のためだけに飛行船を利用するわけにはいかないので、レイネスの専用馬車を利用する。
途中、馬と馭者が交代しつつ走り続けるので、通常なら上手い乗り合わせでも五日はかかる行程が二日に短縮される。
情勢不安のためエンプティモ周辺の治安は悪化しており、普通に考えれば馬車単独で走り抜けるなど自殺行為もいいところだ。
しかしこの馬車に襲撃を仕掛ける者がいるとすれば、逆にそれこそ自殺行為だろう。
ジェイエルによって瞬殺されるからだ。
その気配を感じ取ってか否か分からないけれど、何のイベントも発生せず無事エンプティモに辿り着いた。
まあ治安が悪化している分だけ警戒も強くなるので、逆にこんなところで獲物を待つ盗賊もいないのかもしれない。
それにもし僕が盗賊だったら、単独で走ってくる馬車は警戒して手出ししない。
罠の可能性を考えると、馬車一台に無駄なリスクを背負い込みたくないからだ。
エンプティモに辿り着いた僕達は、帝国がレイネスに対して発行した通行所を見せる。
レイネスは帝国軍の拠点となっているエンプティモに武器弾薬を供給している。
現在エンプティモは厳重な警戒がしかれているのだけど、僕達はあっさりと通行が許可された。
僕達がエンプティモに入場しようとした時、一人の兵士が声を上げる。
「エリッタ・・・エリッタさん?!」
その声に兵士達がざわつく。
「もしかしてあなたは、街を救った勇者の仲間のエリッタさんですか?」
兵士がエリッタに声をかける。
以前にエンプティモが魔族の攻撃を受けていた時に、僕達も戦ったのだ。
オキスだった僕、エリッタ、リプリア、そして今はレイネスで捕虜となっているメリクル神父。
戦いの後、勇者となったジキルと合流したので、事実上勇者の仲間と認定されたのだろう。
まあ、エリッタはその後に賢者の杖を持ち逃げするんだけど。
「へえ、アタイの顔を覚えている奴がいるんだ。」
エリッタはまんざらでは無い顔をしている。
ちなみに僕も街を救うのに協力したんだけど、別人と化しているので誰も気が付かない。
気が付く人外がいたら逆に怖いけど。
「先を急ぐ、道を空けてくれないか?」
エリッタに殺到する兵士達をジェイエルが威圧する。
いや、ジェイエルに威圧する気は無いのだろうけど、その存在感を無視できる者などいない。
「ま、ま、まさかジェイエル・・・。
俺、昔見たことがある。
間違いない、先代勇者のジェイエル様だ!」
いつの間にかエンプティモの入り口は、兵士達で取り囲まれている。
拠点になっているだけあって、帝国軍が沢山駐留しているのだ。
昔、ジェイエルは帝国を拠点に活動していただけあって有名人らしい。
しかも皮膚の炎症も引いて、もうミイラ男では無い。
しまった、こんな騒ぎになるなら変装させれば良かった。
少し考えれば分かりそうな所に、僕は全く気が回ってなかった。
「道を急ぐと言っている!」
ジェイエルが一喝する。
すると殺到した兵士達が二つに割れる。
兵士の道が出来た。
モーゼ・ジェイエル。
そしてジェイエルが歩き出す。
僕はその後ろに付いていく。
さらに後ろにエリッタ。
兵士が僕を見て、アイツは誰だろうという顔をしている。
街を救ったエリッタと先代勇者ジェイエル、二人と行動を共にしていることが興味の対象になるようだ。
ただ者では無いだろうと思っているようだけど、ただ者どころか最弱の存在なんだけどね。
僕達はいったんエンプティモに設置している、レイネスの支店へ向かう。
そこでエリッセン大聖堂の大主教であるエストファーンにアポをとってもらうのだ。
有名無双の人と知名度とレベルがゼロの人。
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