能力チート無しで目指す、現代人的ダンジョン踏破 ~成長するのは斜め上~

ふぉ

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二章 じゃんじゃんグルグル第二層

26 朝食はパンと紅茶で優雅にパンティ

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 とりあえず10日目の決算から。

日数  項目          金額    個数 合計    所持金   
-------------------------------------------------------------------------
10日目 朝食セット         -1200蝸  1個   -1200蝸 5万0800蝸 
10日目 食料            -2600蝸  1個   -2600蝸 4万8200蝸 
10日目 アルコール         -2500蝸  1個   -2500蝸 4万5700蝸 
10日目 中古瓶           -500蝸  1個   -500蝸 4万5200蝸 
10日目 熱帯の草           200蝸 20個   4000蝸 4万9200蝸 
10日目 熱帯の花           300蝸 10個   3000蝸 5万2200蝸 
10日目 熱帯フルーツ        1300蝸  4個   5200蝸 5万7400蝸 
10日目 謎の樹液          1000蝸  4個   4000蝸 6万1400蝸 
10日目 原油             500蝸  1個    500蝸 6万1900蝸

 試しに原油を1リットル売ってみたものの、余り良い稼ぎにはならなかった。理由はそのまま燃料として燃やすと真っ黒い排煙が出てしまい、質の悪い油としか認識されないからだ。実質、原油は製油しないと使い物にならない。そしてこの世界では、石油よりも石炭の方が重宝されるらしい。薬屋の婆さんの話によると、第一層でそこそこ見つかるという。

 そういえば第一層を探索していたときに、黒い石がゴロゴロ落ちている場所があったような気がするん。「微妙に光る石」のように特徴が無かったので、完全にスルーしていたのだ。明日は石炭探索をしてみよう。原油は4リットルほど残してある。これを使って、ちょっと実験したいことがあるのだ。

 そして11日目を迎える。朝食後、第一層に石炭探しに出ることにした。途中スライム二匹とコボルト三匹を倒す。もはや投石不要、槍だけで倒せるようになった。第一層では苦戦らしい苦戦をしなくなったんだけど、もしかして僕はレベルアップしてるんだろうか?

 もしかしてと思ったことを実行してみた。「ステータスオープン」と叫んでみる。・・・しかし何も起こらなかった。僕はキョロキョロと周りを確認する。誰かに聞かれなかったよね?やはりステータスは見られないらしい。まあ、ゲームじゃ無いんだから当たり前だよね。

 第一層のマップを確認しながら、以前に石炭らしき物を見つけたポイントへ移動する。そして・・・あった。あったけど石炭では無い。久しぶりの宝箱だ。

 僕は宝箱を槍で突いた。何も起こらない。もう一度突いた。何も起こらない。距離を取り、投石。何も起こらない。大丈夫か?

 意を決して宝箱を開ける。ギギーっという音がする。ビビりなのでこういう効果音はやめて欲しい。今回もミミックでは無いようだ。そして中身を確認する。中は・・・三角形?

 僕は謎の三角形を確認する。ええっと、これは・・・。僕は三角形を引き延ばす。少々の弾力。これは布?シルク?力とか知恵とか勇気のアレでは無いようだ。

 色々な角度から三角形を確認し、一つしか無い結論にたどり着く。認識は出来るが理解はしたくない。これは・・・パンティ?

「何だこれぇぇぇ?」

 僕は叫んだ。そしてパンティを天に向けて翳(かざ)していることに気づき、辺りを確認する。人の目は無い。僕は即座に魔法の袋にパンティを放り込んだ。ヤバい、ヤバいぞ、何だこれは?もしこれを誰かに見られたら、今度のあだ名は「石ボッチ」じゃ済まない。「変態ボッチ」とか言われたら、さすがに僕は村に帰る。

 動揺してしまい込んでしまったけれど、これは捨てるべきか?いや待て、マジックアイテムかもしれない。とりあえず鑑定してもらおう。

「駄目だぁぁぁぁ。」

 再び僕は叫んでしまった。このパンティを魔法屋のおねえさんに見せるのか?ちょっと待て、ちょっと待てよ。・・・出来るのか、僕に?否、無理だ。冷静になれ、冷静になれよ、僕。とりあえずもう一度確認してみよう。

 僕は魔法の袋からパンティを取り出す。これは本当にそれなのか?色々な角度から確認する。やっぱりそれとしか考えられない。さて、これは使用済みなのだろうか?どうやって確認する?臭い?僕は鼻先にパンティを近づけていく。

「駄目だぁぁぁぁ。」

 完全な変態や。ダメダメダメ、ウィィィ。僕はパンティを再び魔法の袋へ放り込む。なんて危険な物を拾ってしまったんだ・・・。とにかくこの件はいったん置いておこう。僕は石炭を探しに来たんだ。

 そして目当ての石炭を見つけることが出来た。石炭を魔法の袋の限界まで放り込んでいく。疲れた。何故か疲れた。とりあえず街へ帰還しよう。

 こうして石炭の入手に成功したのだった。
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