悪役令嬢となって復讐をっ!

杏仁豆腐

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13 愉快な誕生祭 前編

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屋敷に到着すると直ぐにお風呂場で濡れた髪の毛や体を洗い流し新しいドレスに着替えました。
暫くぶりの我が家、そしてし自分の部屋で汐らしくしているわたくしにアリアが声を掛けてきました。


「このままでは済ませません。良いことを考えました。ミリア様の屈辱、絶対に晴らしてごらんに入れます」
「アリア……今度はどうするつもりですか?」
「それはですね―――」


アリアの話と言うのは、数週間後に主催される国王陛下の誕生祭が行われるときに復讐をするということでした。
まだ具体的な事は決まったらわたくしに報告するという事でしたが、一体何をするのか気になってしまいました。

その日は暫く屋敷で寛いでからわたくしはお城へ戻ることにしたのです。



翌日から―――。

わたくしの日々はいつも通りでした。
花嫁修業、王妃となるべく教えを受けておりました。
代わる代わる講師の先生方がお見えになりわたくしは黙ってそのスケジュールをこなしていたので御座います。
しかし、その裏ではアリアを中心とした復讐の準備も着々と進んでおりました。


そして誕生祭前日。
アリアはわたくしの所に来て作戦の内容を話したのです。
それはこういう事でした。
誕生祭の時に行われる『陛下のお言葉』の際、令嬢の方々のドレスの中に虫を入れるという事でした。
アリアを中心とした使用人たち数名がそれを実行するというのです。


「そのような事をしてバレたりはしませんか?」
「決して悟られないよう気を張ります。私たち使用人はミリア様の屈辱を晴らしたいのです。何もご心配はいりません。絶対成功させます。今、令嬢様方のドレスを動き回る虫たちの事を考えると笑みが出ます」


笑顔を見せるアリアの心強い言葉にわたくしはそれを了承しました。
もしアリアの計画が上手く行けば式典は大混乱になるでしょう。
それを思い浮かべるととても可笑しくなって笑ってしまいました。
式典が楽しみで仕方がありません。


「アリア、本当に有難う。色々して下さってわたくしは本当にここへ来てよかったと思っています」
「ミリア様。わたくしはミリア様の傍でずっとあなた様を支えようと誓った者です。必ずや、ミリア様のご無念を晴らしたいと思っております」


アリアはそう言って微笑んでいました。
何から何まで本当に有難う、アリア。
わたくしは心の中でそう呟きました。
それとわたくしを愚弄したアイーダ様、ジャスミン様、ミリアリア様の反応が楽しみで楽しみで仕方がありませんでした。
毎日の花嫁修業や王妃になるための詰まらない勉強も式典の楽しみに比べたら何も区ではありませんでした。


そして――――国王誕生祭が始まったのであります。

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