14 / 22
13 愉快な誕生祭 前編
しおりを挟む
屋敷に到着すると直ぐにお風呂場で濡れた髪の毛や体を洗い流し新しいドレスに着替えました。
暫くぶりの我が家、そしてし自分の部屋で汐らしくしているわたくしにアリアが声を掛けてきました。
「このままでは済ませません。良いことを考えました。ミリア様の屈辱、絶対に晴らしてごらんに入れます」
「アリア……今度はどうするつもりですか?」
「それはですね―――」
アリアの話と言うのは、数週間後に主催される国王陛下の誕生祭が行われるときに復讐をするということでした。
まだ具体的な事は決まったらわたくしに報告するという事でしたが、一体何をするのか気になってしまいました。
その日は暫く屋敷で寛いでからわたくしはお城へ戻ることにしたのです。
翌日から―――。
わたくしの日々はいつも通りでした。
花嫁修業、王妃となるべく教えを受けておりました。
代わる代わる講師の先生方がお見えになりわたくしは黙ってそのスケジュールをこなしていたので御座います。
しかし、その裏ではアリアを中心とした復讐の準備も着々と進んでおりました。
そして誕生祭前日。
アリアはわたくしの所に来て作戦の内容を話したのです。
それはこういう事でした。
誕生祭の時に行われる『陛下のお言葉』の際、令嬢の方々のドレスの中に虫を入れるという事でした。
アリアを中心とした使用人たち数名がそれを実行するというのです。
「そのような事をしてバレたりはしませんか?」
「決して悟られないよう気を張ります。私たち使用人はミリア様の屈辱を晴らしたいのです。何もご心配はいりません。絶対成功させます。今、令嬢様方のドレスを動き回る虫たちの事を考えると笑みが出ます」
笑顔を見せるアリアの心強い言葉にわたくしはそれを了承しました。
もしアリアの計画が上手く行けば式典は大混乱になるでしょう。
それを思い浮かべるととても可笑しくなって笑ってしまいました。
式典が楽しみで仕方がありません。
「アリア、本当に有難う。色々して下さってわたくしは本当にここへ来てよかったと思っています」
「ミリア様。わたくしはミリア様の傍でずっとあなた様を支えようと誓った者です。必ずや、ミリア様のご無念を晴らしたいと思っております」
アリアはそう言って微笑んでいました。
何から何まで本当に有難う、アリア。
わたくしは心の中でそう呟きました。
それとわたくしを愚弄したアイーダ様、ジャスミン様、ミリアリア様の反応が楽しみで楽しみで仕方がありませんでした。
毎日の花嫁修業や王妃になるための詰まらない勉強も式典の楽しみに比べたら何も区ではありませんでした。
そして――――国王誕生祭が始まったのであります。
暫くぶりの我が家、そしてし自分の部屋で汐らしくしているわたくしにアリアが声を掛けてきました。
「このままでは済ませません。良いことを考えました。ミリア様の屈辱、絶対に晴らしてごらんに入れます」
「アリア……今度はどうするつもりですか?」
「それはですね―――」
アリアの話と言うのは、数週間後に主催される国王陛下の誕生祭が行われるときに復讐をするということでした。
まだ具体的な事は決まったらわたくしに報告するという事でしたが、一体何をするのか気になってしまいました。
その日は暫く屋敷で寛いでからわたくしはお城へ戻ることにしたのです。
翌日から―――。
わたくしの日々はいつも通りでした。
花嫁修業、王妃となるべく教えを受けておりました。
代わる代わる講師の先生方がお見えになりわたくしは黙ってそのスケジュールをこなしていたので御座います。
しかし、その裏ではアリアを中心とした復讐の準備も着々と進んでおりました。
そして誕生祭前日。
アリアはわたくしの所に来て作戦の内容を話したのです。
それはこういう事でした。
誕生祭の時に行われる『陛下のお言葉』の際、令嬢の方々のドレスの中に虫を入れるという事でした。
アリアを中心とした使用人たち数名がそれを実行するというのです。
「そのような事をしてバレたりはしませんか?」
「決して悟られないよう気を張ります。私たち使用人はミリア様の屈辱を晴らしたいのです。何もご心配はいりません。絶対成功させます。今、令嬢様方のドレスを動き回る虫たちの事を考えると笑みが出ます」
笑顔を見せるアリアの心強い言葉にわたくしはそれを了承しました。
もしアリアの計画が上手く行けば式典は大混乱になるでしょう。
それを思い浮かべるととても可笑しくなって笑ってしまいました。
式典が楽しみで仕方がありません。
「アリア、本当に有難う。色々して下さってわたくしは本当にここへ来てよかったと思っています」
「ミリア様。わたくしはミリア様の傍でずっとあなた様を支えようと誓った者です。必ずや、ミリア様のご無念を晴らしたいと思っております」
アリアはそう言って微笑んでいました。
何から何まで本当に有難う、アリア。
わたくしは心の中でそう呟きました。
それとわたくしを愚弄したアイーダ様、ジャスミン様、ミリアリア様の反応が楽しみで楽しみで仕方がありませんでした。
毎日の花嫁修業や王妃になるための詰まらない勉強も式典の楽しみに比べたら何も区ではありませんでした。
そして――――国王誕生祭が始まったのであります。
0
あなたにおすすめの小説
第一王子に裏切られた私は意外と身近に転生しました。さぁ復讐を始めましょう……
水城ゆき
恋愛
公爵令嬢のメリアンナは知ってしまった。婚約者である第一王子アストレアが自分の屋敷のメイドであるミレーナにラブレターを送った事を。
憤怒したメリアンナは二人の恋を実らせまいと行動するが、その作戦が上手くいきかけた時。
突然現れたミレーナを見て、思わずアストレアは抱きしめていたメリアンナを突き飛ばした。
メリアンナは階段を転落する事になり、そのまま命を落としてしまう。
しかし次に目覚めた時、メリアンナは第二王子の長女として以前の記憶を保ったまま生まれ変わっていたのだ。
ここからメリアンナの復讐が始まる。
虐げられた人生に疲れたので本物の悪女に私はなります 番外編<悪女の娘>
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
私の母は実母を陥れた悪女でした
<モンタナ事件から18年後の世界の物語>
私の名前はアンジェリカ・レスタ― 18歳。判事の父と秘書を務める母ライザは何故か悪女と呼ばれている。その謎を探るために、時折どこかへ出かける母の秘密を探る為に、たどり着いた私は衝撃の事実を目の当たりにする事に―!
※ 「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
異母妹に婚約者を奪われ、義母に帝国方伯家に売られましたが、若き方伯閣下に溺愛されました。しかも帝国守護神の聖女にまで選ばれました。
克全
恋愛
『私を溺愛する方伯閣下は猛き英雄でした』
ネルソン子爵家の令嬢ソフィアは婚約者トラヴィスと踊るために王家主催の舞踏会にきていた。だがこの舞踏会は、ソフィアに大恥をかかせるために異母妹ロージーがしかけた罠だった。ネルソン子爵家に後妻に入ったロージーの母親ナタリアは国王の姪で王族なのだ。ネルソン子爵家に王族に血を入れたい国王は卑怯にも一旦認めたソフィアとトラヴィスの婚約を王侯貴族が集まる舞踏会の場で破棄させた。それだけではなく義母ナタリアはアストリア帝国のテンプル方伯家の侍女として働きに出させたのだった。国王、ナタリア、ロージーは同じ家格の家に侍女働きに出してソフィアを貶めて嘲笑う気だった。だがそれは方伯や辺境伯という爵位の存在しない小国の王と貴族の無知からきた誤解だった。確かに国によっては城伯や副伯と言った子爵と同格の爵位はある。だが方伯は辺境伯同様独立裁量権が強い公爵に匹敵する権限を持つ爵位だった。しかもソフィアの母系は遠い昔にアストリア帝室から別れた一族で、帝国守護神の聖女に選ばれたのだった。
「アルファポリス」「カクヨム」「小説家になろう」「ノベルバ」に同時投稿しています。
地獄の業火に焚べるのは……
緑谷めい
恋愛
伯爵家令嬢アネットは、17歳の時に2つ年上のボルテール侯爵家の長男ジェルマンに嫁いだ。親の決めた政略結婚ではあったが、小さい頃から婚約者だった二人は仲の良い幼馴染だった。表面上は何の問題もなく穏やかな結婚生活が始まる――けれど、ジェルマンには秘密の愛人がいた。学生時代からの平民の恋人サラとの関係が続いていたのである。
やがてアネットは男女の双子を出産した。「ディオン」と名付けられた男児はジェルマンそっくりで、「マドレーヌ」と名付けられた女児はアネットによく似ていた。
※ 全5話完結予定
悪役令嬢に仕立て上げたいなら、ご注意を。
潮海璃月
ファンタジー
幼くして辺境伯の地位を継いだレナータは、女性であるがゆえに舐められがちであった。そんな折、社交場で伯爵令嬢にいわれのない罪を着せられてしまう。そんな彼女に隣国皇子カールハインツが手を差し伸べた──かと思いきや、ほとんど初対面で婚姻を申し込み、暇さえあれば口説き、しかもやたらレナータのことを知っている。怪しいほど親切なカールハインツと共に、レナータは事態の収拾方法を模索し、やがて伯爵一家への復讐を決意する。
私は《悪役令嬢》の役を降りさせて頂きます
・めぐめぐ・
恋愛
公爵令嬢であるアンティローゼは、婚約者エリオットの想い人であるルシア伯爵令嬢に嫌がらせをしていたことが原因で婚約破棄され、彼に突き飛ばされた拍子に頭をぶつけて死んでしまった。
気が付くと闇の世界にいた。
そこで彼女は、不思議な男の声によってこの世界の真実を知る。
この世界が恋愛小説であり《読者》という存在の影響下にあることを。
そしてアンティローゼが《悪役令嬢》であり、彼女が《悪役令嬢》である限り、断罪され死ぬ運命から逃れることができないことを――
全てを知った彼女は決意した。
「……もう、あなたたちの思惑には乗らない。私は、《悪役令嬢》の役を降りさせて頂くわ」
※全12話 約15,000字。完結してるのでエタりません♪
※よくある悪役令嬢設定です。
※頭空っぽにして読んでね!
※ご都合主義です。
※息抜きと勢いで書いた作品なので、生暖かく見守って頂けると嬉しいです(笑)
【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる