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2章 海の怪物とアクア·レインズ·ダイヤモンド
48.鉄、鉄、鉄
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僕は今、マーケナス島の街を走っていた。
夜を知らないこの街は、現在深夜だというのにガス灯の明かりに照らされている。眩しい街中を僕はただひたすら走る。
僕はコテージから逃げ出したのだ。だって、あの場にいたら本当に赤ちゃんが出来てしまうから!!ミハエルのあの目は本気だった。本気で僕と子供を作ろうとする雄の目だった。
僕を揺さぶりまくったミハエルは、余計な気疲れがあった関係かそのまま僕を抱きしめて寝に入り、一方僕も昨日から全身運動が続きすぎて疲れた体を眠りで休めた。けれど僕のほうが先に目覚めたのだ。深夜に。
痛む腰や尻を酷使して、僕はただひたすら走っては距離を取る。シャワーすら浴びず、僕は急いで着替えて抜け出した。
けれど人間の全力疾走というものは、そう長く続くものではない。僕は道の途中で息切れし、今にも倒れそうになっていた。
どうしよう、行くべきところもない。けれど距離を置いて、少しミハエルには頭を冷やしてもらった方がいい。おそらくあのバニーのフェロモンに当てられ、普段とは違う凶暴性を見せていたのだろうから。
そうして歩いていると、見覚えのある人が現れた。アルトさんだ。
「アルトさん!?」
「シアン君、こんな夜中に何をしているんですか?」
息を切らせている僕に、驚く様子もなくアルトさんは近づく。そして僕の腰をさすり、偶然持っていたのか水を飲ませてくれた。
「事情は聞きません。とりあえず、私の宿泊先にいきませんか?」
「・・・いいんですか?」
少なくともアルトさんは決して僕に強引に手を出すような暴力性を持っていない。三人の中で最も常識的な人だからだ。アルトさんが差し出した手を僕は素直に取る。ここで見栄を張って断れるほど、僕には余裕がなかった。
アルトさんは満足げに笑い、僕をエスコートする。
彼はてっきり派手な場所に拠点を構えていると思っていたので、すぐに路地裏に入っていくのには驚いた。そして奥に進み、右に曲がり、また右、左、よくわからない階段を上がってはまた下がり、そして突き当りの場所に辿り着く。
あまりに複雑で景色も大きく変わらなくて、脳内マッピングが中途半端にしか出来なかった。それほど複雑な場所に案内されたのだ。
街の深い場所にあるというのに、そこはとてもきらびやかで、洗練された建物だった。日が当たるのか心配になる場所だというのに、花が生い茂っている。なんとも、都会であることを忘れさせる美しい場所だ。
「こちらです」
アルトさんは建物の中に僕を誘導する。すると、建物の内部にはスタッフが大量にアルトさんに向かって頭を下げ、道を開けていた。目をつむっているが、顔が整っているスタッフばかりだ。
「ここは・・・」
「私の拠点です。ここにいる者たちは貴方の配下として使っていただいて構いませんよ」
よく見るとスタッフの大半がチョーカーを付けている。
「全員Ωです。この島はセレブが集まる場所。故にΩも、セレブのα狙いに引き寄せられるせいで、比率が大変高いんです」
「とすると」
ここはひょっとして高級風俗店・・・?
僕たちは階段を上がり、最上階に辿り着く。
「いえ、ここはれっきとした高級ホテルですよ。まあ、色の斡旋もしていますがね」
それを風俗店というのでは・・・?と思ったけれど声に出さないでおく。
「ごめんなさい、こんなところで。僕はΩを魅了する能力ですので、情報をかき集める場合はこういう場所を拠点とした方がやりやすいのです。決してこのホテル情事はしていませんので、嫉妬はしないでくださいね」
「いえ、仮に抱いていても全く嫉妬しませんのでお気になさらず」
「ふふ、シアン君は探偵だっていうのにぺらぺら嘘をつきますね。そういうところ嫌いじゃないですよ」
嘘ではないのだけれど、訂正するほどの精神的気力が今の僕にはない。僕は案内された部屋に入る。ホテルの入り口にしては妙に大きい扉だ。宴会の会場のように、天井まで扉がある。
「あの、シャワーを借りてもいいですか?その体液・・・汗がべったべたで」
「ええ、どうぞ。シャワーと言わずに浴槽もありますので、ゆっくり入ってください」
お言葉に甘え、僕はシャワーを借りた。やはり水を大量に使う行為には慣れないため、浴槽は使わずにシャワーを浴びる。好き放題出された後ろからは、大量の精液が流れた。僕は手っ取り早く体を洗い、浴室から出る。すると、アルトさんが気を利かせてくれたのか、寝間着のようなものを用意してくれていた。こちらも気負わなくていいから、こういう細やかな心遣いが本当にありがたい。
僕は部屋に戻ると、アルトさんは地図を見ながら指を組んでなにやら長考していた。しかし僕の姿に気が付くと、立ち上がる。
「シアン君、お疲れでしょう。この部屋はベッドが二つありますので、片方使ってください。もちろん私は隣の物を使いますので」
「ありがとうございます、本当に何から何まで」
僕はベッドに進みつつも、アルトさんの机が気になって仕方がない。じっと見ている僕に気が付いたのか、アルトさんは苦笑いをしつつ説明してくれる。
「ああ、スキュラの件をまとめているのですよ。あらかたの情報は集まりましたので、あとはどうしようかと」
「え!?」
驚いた。彼は隠れながら着々と駒を進めていたのだ。
けれど冷静に考えると、この戦いはアルトさんに圧倒的に分がある。何故なら彼の能力は魅了。そしてこの島にはΩが多い。するとどうなるか。
この島にはアルトさんの目が至る所に張られているということになる。
つまり。
「僕が贄というのもご存じですか?」
「ええ、もちろんです。あのウサギの格好をした女性たちが教えてくれました。私が知ったすぐ後にΩ全員に緘口令を敷いたのですが、一足遅かったようで」
アルトさんは僕の手を持ち上げ、甲を優しく撫でる。
「誘致反対派の頭領の名はレペンツェ。この名前、聞き覚えがありませんか?」
「・・・豪華客船の殺人事件の、容疑者の船員さん?」
「ええ、彼が先導しているとのことです。なんともまあ奇妙な巡りあわせですね。あの時のあの老夫婦は、本当だったら共和国の代表だった。頭領のレペンツェはもともとあの船に忍び込み、我々各国代表を殺していく予定だったのでしょう。けれど夫人が迫ってきたこと、また殺人事件の勃発によって僕たちに手を出すことが出来なくなった」
・・・すると、僕たちはあの船旅で本当に危うい場面に遭遇していたことになる。アルトさんは考え込む僕の顔に微笑み、頭を撫でた。
「疲れているときに考えても真相にはたどり着けません。今夜はお休みください」
そして僕はアルトさんに促され、ベッドに入った。今日は自業自得とはいえ、大変な目に遭った。スキュラに殺されかけ、誘致反対派に殺されかけ、ミハエルに犯された。体は悲鳴を上げていて、夢も見ないほどぐっすり眠れそうだ。意識を手放し、僕は眠りにつく。
長い髪を持った金髪の美しい詐欺師は、探偵の眠りを見届けると、彼の呼吸を確認する。
これは、深い眠りだ。ちょっとやそっとでは起きることは無い。ここに至るまで全力で走っていた彼のことだ。体も限界なのだろう。探偵の前髪を少し弄ってみるが、くすぐったがる気配もない。
アルトは静かにベッドから立ち上がり、部屋の外に出る。そして寝ている人物を起こさぬように二度、音を抑えて手を叩いた。
やがてどこからか複数人のΩが現れ、全員がアルトの前で片膝をつき頭を下げた。
「予定通りに。けれど決して起こすな。起こせばお前たちには永遠の眠りについてもらうことになる」
Ωのスタッフたちは緊張の汗を垂らし、こくんと頷いた。そして訓練された暗殺者のように、全員が連携して部屋に偽装している周囲の倉庫を開く。各々が材具を持ち、颯爽と部屋の中に入った。
別動隊は探偵の寝ている寝具を持ち上げ、決して起こさぬように部屋の配置をスピーディーに変えていった。またある者は探偵のチョーカーに何やら部品を付ける。
互いが頷きあい、連携しては、やがて目指していた部屋の配置が出来上がる。Ω達は仕事の無事の達成を無言で喜び合った。
アルトたちは部屋の外に出て、再び主人の命令を待つ。
「よくやった。報酬は後々遣わす。各々、休息に入るといい」
「うーん、よく寝た・・・・」
僕は基本的に朝日の差し込みで起床をするが、しかし今日は随分と頭が痛い。どうにも寝すぎたようなけだるさを感じる。きっと今日は雨か曇りで、太陽が十分窓から差し込まなかったから余分に寝たのかもしれない。
僕は顔をこすりながら、目を開けた。
「・・・・・・・・・・・へ?」
おかしい、昨晩寝に入ったときのホテルの内装はこんなだったろうか?
鉄、鉄、鉄。
僕のベッドを囲むように、鉄格子が覆っていた。上も鉄、唯一床だけがカーペットだった。
「おはようございます、シアン君。よく眠れましたか?」
アルトさんは鉄格子の向こうで、新聞を持ちながら僕に微笑む。
僕は、檻の中にいた。
夜を知らないこの街は、現在深夜だというのにガス灯の明かりに照らされている。眩しい街中を僕はただひたすら走る。
僕はコテージから逃げ出したのだ。だって、あの場にいたら本当に赤ちゃんが出来てしまうから!!ミハエルのあの目は本気だった。本気で僕と子供を作ろうとする雄の目だった。
僕を揺さぶりまくったミハエルは、余計な気疲れがあった関係かそのまま僕を抱きしめて寝に入り、一方僕も昨日から全身運動が続きすぎて疲れた体を眠りで休めた。けれど僕のほうが先に目覚めたのだ。深夜に。
痛む腰や尻を酷使して、僕はただひたすら走っては距離を取る。シャワーすら浴びず、僕は急いで着替えて抜け出した。
けれど人間の全力疾走というものは、そう長く続くものではない。僕は道の途中で息切れし、今にも倒れそうになっていた。
どうしよう、行くべきところもない。けれど距離を置いて、少しミハエルには頭を冷やしてもらった方がいい。おそらくあのバニーのフェロモンに当てられ、普段とは違う凶暴性を見せていたのだろうから。
そうして歩いていると、見覚えのある人が現れた。アルトさんだ。
「アルトさん!?」
「シアン君、こんな夜中に何をしているんですか?」
息を切らせている僕に、驚く様子もなくアルトさんは近づく。そして僕の腰をさすり、偶然持っていたのか水を飲ませてくれた。
「事情は聞きません。とりあえず、私の宿泊先にいきませんか?」
「・・・いいんですか?」
少なくともアルトさんは決して僕に強引に手を出すような暴力性を持っていない。三人の中で最も常識的な人だからだ。アルトさんが差し出した手を僕は素直に取る。ここで見栄を張って断れるほど、僕には余裕がなかった。
アルトさんは満足げに笑い、僕をエスコートする。
彼はてっきり派手な場所に拠点を構えていると思っていたので、すぐに路地裏に入っていくのには驚いた。そして奥に進み、右に曲がり、また右、左、よくわからない階段を上がってはまた下がり、そして突き当りの場所に辿り着く。
あまりに複雑で景色も大きく変わらなくて、脳内マッピングが中途半端にしか出来なかった。それほど複雑な場所に案内されたのだ。
街の深い場所にあるというのに、そこはとてもきらびやかで、洗練された建物だった。日が当たるのか心配になる場所だというのに、花が生い茂っている。なんとも、都会であることを忘れさせる美しい場所だ。
「こちらです」
アルトさんは建物の中に僕を誘導する。すると、建物の内部にはスタッフが大量にアルトさんに向かって頭を下げ、道を開けていた。目をつむっているが、顔が整っているスタッフばかりだ。
「ここは・・・」
「私の拠点です。ここにいる者たちは貴方の配下として使っていただいて構いませんよ」
よく見るとスタッフの大半がチョーカーを付けている。
「全員Ωです。この島はセレブが集まる場所。故にΩも、セレブのα狙いに引き寄せられるせいで、比率が大変高いんです」
「とすると」
ここはひょっとして高級風俗店・・・?
僕たちは階段を上がり、最上階に辿り着く。
「いえ、ここはれっきとした高級ホテルですよ。まあ、色の斡旋もしていますがね」
それを風俗店というのでは・・・?と思ったけれど声に出さないでおく。
「ごめんなさい、こんなところで。僕はΩを魅了する能力ですので、情報をかき集める場合はこういう場所を拠点とした方がやりやすいのです。決してこのホテル情事はしていませんので、嫉妬はしないでくださいね」
「いえ、仮に抱いていても全く嫉妬しませんのでお気になさらず」
「ふふ、シアン君は探偵だっていうのにぺらぺら嘘をつきますね。そういうところ嫌いじゃないですよ」
嘘ではないのだけれど、訂正するほどの精神的気力が今の僕にはない。僕は案内された部屋に入る。ホテルの入り口にしては妙に大きい扉だ。宴会の会場のように、天井まで扉がある。
「あの、シャワーを借りてもいいですか?その体液・・・汗がべったべたで」
「ええ、どうぞ。シャワーと言わずに浴槽もありますので、ゆっくり入ってください」
お言葉に甘え、僕はシャワーを借りた。やはり水を大量に使う行為には慣れないため、浴槽は使わずにシャワーを浴びる。好き放題出された後ろからは、大量の精液が流れた。僕は手っ取り早く体を洗い、浴室から出る。すると、アルトさんが気を利かせてくれたのか、寝間着のようなものを用意してくれていた。こちらも気負わなくていいから、こういう細やかな心遣いが本当にありがたい。
僕は部屋に戻ると、アルトさんは地図を見ながら指を組んでなにやら長考していた。しかし僕の姿に気が付くと、立ち上がる。
「シアン君、お疲れでしょう。この部屋はベッドが二つありますので、片方使ってください。もちろん私は隣の物を使いますので」
「ありがとうございます、本当に何から何まで」
僕はベッドに進みつつも、アルトさんの机が気になって仕方がない。じっと見ている僕に気が付いたのか、アルトさんは苦笑いをしつつ説明してくれる。
「ああ、スキュラの件をまとめているのですよ。あらかたの情報は集まりましたので、あとはどうしようかと」
「え!?」
驚いた。彼は隠れながら着々と駒を進めていたのだ。
けれど冷静に考えると、この戦いはアルトさんに圧倒的に分がある。何故なら彼の能力は魅了。そしてこの島にはΩが多い。するとどうなるか。
この島にはアルトさんの目が至る所に張られているということになる。
つまり。
「僕が贄というのもご存じですか?」
「ええ、もちろんです。あのウサギの格好をした女性たちが教えてくれました。私が知ったすぐ後にΩ全員に緘口令を敷いたのですが、一足遅かったようで」
アルトさんは僕の手を持ち上げ、甲を優しく撫でる。
「誘致反対派の頭領の名はレペンツェ。この名前、聞き覚えがありませんか?」
「・・・豪華客船の殺人事件の、容疑者の船員さん?」
「ええ、彼が先導しているとのことです。なんともまあ奇妙な巡りあわせですね。あの時のあの老夫婦は、本当だったら共和国の代表だった。頭領のレペンツェはもともとあの船に忍び込み、我々各国代表を殺していく予定だったのでしょう。けれど夫人が迫ってきたこと、また殺人事件の勃発によって僕たちに手を出すことが出来なくなった」
・・・すると、僕たちはあの船旅で本当に危うい場面に遭遇していたことになる。アルトさんは考え込む僕の顔に微笑み、頭を撫でた。
「疲れているときに考えても真相にはたどり着けません。今夜はお休みください」
そして僕はアルトさんに促され、ベッドに入った。今日は自業自得とはいえ、大変な目に遭った。スキュラに殺されかけ、誘致反対派に殺されかけ、ミハエルに犯された。体は悲鳴を上げていて、夢も見ないほどぐっすり眠れそうだ。意識を手放し、僕は眠りにつく。
長い髪を持った金髪の美しい詐欺師は、探偵の眠りを見届けると、彼の呼吸を確認する。
これは、深い眠りだ。ちょっとやそっとでは起きることは無い。ここに至るまで全力で走っていた彼のことだ。体も限界なのだろう。探偵の前髪を少し弄ってみるが、くすぐったがる気配もない。
アルトは静かにベッドから立ち上がり、部屋の外に出る。そして寝ている人物を起こさぬように二度、音を抑えて手を叩いた。
やがてどこからか複数人のΩが現れ、全員がアルトの前で片膝をつき頭を下げた。
「予定通りに。けれど決して起こすな。起こせばお前たちには永遠の眠りについてもらうことになる」
Ωのスタッフたちは緊張の汗を垂らし、こくんと頷いた。そして訓練された暗殺者のように、全員が連携して部屋に偽装している周囲の倉庫を開く。各々が材具を持ち、颯爽と部屋の中に入った。
別動隊は探偵の寝ている寝具を持ち上げ、決して起こさぬように部屋の配置をスピーディーに変えていった。またある者は探偵のチョーカーに何やら部品を付ける。
互いが頷きあい、連携しては、やがて目指していた部屋の配置が出来上がる。Ω達は仕事の無事の達成を無言で喜び合った。
アルトたちは部屋の外に出て、再び主人の命令を待つ。
「よくやった。報酬は後々遣わす。各々、休息に入るといい」
「うーん、よく寝た・・・・」
僕は基本的に朝日の差し込みで起床をするが、しかし今日は随分と頭が痛い。どうにも寝すぎたようなけだるさを感じる。きっと今日は雨か曇りで、太陽が十分窓から差し込まなかったから余分に寝たのかもしれない。
僕は顔をこすりながら、目を開けた。
「・・・・・・・・・・・へ?」
おかしい、昨晩寝に入ったときのホテルの内装はこんなだったろうか?
鉄、鉄、鉄。
僕のベッドを囲むように、鉄格子が覆っていた。上も鉄、唯一床だけがカーペットだった。
「おはようございます、シアン君。よく眠れましたか?」
アルトさんは鉄格子の向こうで、新聞を持ちながら僕に微笑む。
僕は、檻の中にいた。
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