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最終章 救国の騎士
最後の挨拶
時はすぎ、今日は魔王討伐準備の最終日である。
武器も用意し、防具も整えることが出来た。一人分用意すればいいだけなので存外早く終わったのである。ソラスは偶にどこかに抜け出し、帰ってきたかと思うと大量の鉱石を俺にくれた。ミスリルとかも混じってた。しかし装備だけにこんないいものを消費しきることは出来なかったので、せめて俺がいなくなった後にスラリスの農作業が少しでも楽になるように、農具の強化もしていった。
食料の準備も同時並行でやっていく。とはいっても向こうでガッツリ食べることはないと思うので、プリマヴェーラからパンを買ってサンドウィッチにしたり、スープとか作れるように材料だけは準備していく。
カバンは今まで少しずつ拡張していった甲斐もあり、思ったより余裕をもって物を詰めることが出来た。寝具などは王都に行ったときに買い取った分があるのでそれを持っていく。まるで修学旅行の前の旅支度のようでわくわくする反面、裏を返せばこの世界から去るという「終活」という見方もできるので、そう思うと段々悲しくなってくる。自分の私物も片づけていたら、トゥルニテから不思議そうな顔をされた。何とか誤魔化したが。
そして物資を整え、残すはあいさつ回りのみだ。
「・・・・・・え?二人で討伐?お前ら馬鹿?」
最初の挨拶はシュトルムにすることにした。王都以来会えずじまいだった俺たちのことを確認しに家に寄ってきてくれたのである。事情を説明すると突然罵倒された。
「え、ルナリオが魔王を討伐するの?ルナリオ農家なのに?なんで?」
すると近くにいたアウトーメルも聞いていた。グレーのショートヘアーを風にたなびかせ、ひょこひょこと近づいてくる。こういう時だけ耳がいいな。
「俺じゃなきゃ討伐できないんだよ。だから別れの挨拶をしに行こうと思ったんだけど今日は二人ともここまで来てくれてよかったよ」
「別れ!?!?!?待て待て待て」
しまった、ニュアンスを間違えて、まるで死地に赴くような話し方をしてしまった。
「あ、ああ違うよ。別に死にに行くわけじゃないから。ただその・・・・・・・ここには戻ってこれないかなあ・・・・・・と」
「お前どこかに移住する予定でもあんのか!?」
「いや違うから!!」
「やだよルナリオ、せっかく仲良くなれたのに行かないでよ!!」
2人から詰め寄られる。駄目だ、何を言っても誤解しか招かないぞこれは。見かねたソラスが畑仕事を中断し、こちらに寄ってきた。
「大丈夫です。必ず僕がルナリオを生きて返しますから」
「いや確かにお前は強ぇけどよ・・・」
「約束を反故にしたら僕を殺してください」
俺はぎょっとした。ここに帰るつもりはないからだ。俺が行くとソラスが殺されるってそんな約束しないでほしい。これは念のために、死ぬわけではないけど遺書をこっそり残しておく必要がある。
「そんな約束はしないから!!はい、二人とも帰った帰った!!!」
「おい待て話は終わってねえぞ!!」
「ルナリオ、辛いことがあったら私に話してよー!!」
2人の背中をぐいぐいと押して敷地外に出す。こちらに戻ってきそうな予感がしたので、開発した風魔法に乗って俺は空を飛んだ。経験値が上がって前よりも自由に魔法が打てるようになったので、こんな芸当も出来るのだ。地上から二人の罵声が聞こえるが、俺は次に挨拶しに行く人のもとへ行った。
「そうです、か。しばしの別れですね」
「何か僕に協力できることはありませんか?何でも言ってくださいね」
次に会ったのはプリマヴェーラ・レイン・ヨルデの三人だった。兄妹が話している中、雑貨屋にヨルデがやってきたらしい。ヨルデはこの地で勤められる教会を見つけた。引っ越し先の準備や家具のためにしばらく雑貨屋に入り浸る必要があるとのことだ。
さっきの失言を反省し、しばし家を空けるという方向で話を進めた。すると穏やかな三人は自分のことのように悩み、手助けしようとしてくれている。
「引き続きスラリスのことを託すと思います。ぜひ、気軽に家に来てあの子と遊んでいただけたら」
そう、気がかりなのがスラリスだ。あの子はさみしがりで、孤独を嫌う子だ。王都の時も俺たちが出発する際に裏で泣いていた。そして今朝も事情を説明したらめちゃくちゃ怒られた。「やっと帰ってきたと思ったらもういなくなる!!!ルナリオの馬鹿!!!」と叫んでどこかへ行ってしまった。つまり俺とスラリスは喧嘩中なのだ。
「ルナリオさん。私は治癒魔法も出来ます。どうか私を連れて行ってください」
ヨルデから申し出があった。しかし、ソラスが「二人がいい」と言っていたことを説明し、一応は納得してもらう。一方兄妹はなにやらひそひそと喋りこむ。
「ねえ兄さん。あの騎士様、相当独占欲が強いですね。私は最初は気が付けなかったのだけど、行動の端々から重い感情が見られますから」
「そうだね…僕の時も初対面で兜越しに睨まれたよ。態度には出ないよう、かなり気を使ってるっぽいけど」
2人が何を喋っているか全然聞こえないが、二人とも仲良さそうでよかった。僕は三人に手を振り、その場を後にした。
「にゃー…。女神のまどろみぃ…。最近のアタシ、商運悪すぎるにゃぁ…」
エシュタスがいた。彼女は王都にいた気がするのだが、また辺境に戻ってきたのか。そういえば「女神のまどろみ」は教会から回収されたので、エシュタスはがっかりしているようだ。
「ルナリオきゅん…なにかいい儲け話ないかにゃあ?そうだ、勝手に騎士様グッズ作っちゃおうかにぇ」
「ソラスから訴えられるからやめた方がいいよ」
簡単な挨拶から始まり、彼女にも事情を大まかに説明していく。
「そっか!!魔王を討伐出来たらまた平和記念特需がはじまるにぇ!?ありがとうルナリオきゅん!!」
行ってしまった。今のが最後の会話になるのは寂しいが、まあ俺達らしくていいか。
さて、インヴェルノさん達とは距離があるし、マルグリット妃は魔物の大群の処理で相当忙しいらしい。挨拶はこれくらいして、俺は家の隣の森へと向かった。俺が初めて畑を耕していた時、スラリスが現れた森だ。ふてくされて家を出ていき、きっとスラリスはそこに行ったと想像する。
俺は徒歩で家の方向へと戻る。シュトルムたちは帰ったようだ…というか俺を探しに街に行っているようだ。森にはやはりスラリスがいた。ふてくされたように森の中でじっとしている。
「スラリス」
「キー!!バカ!!嫌いだお前なんて!!」
「そんなことを言っても、俺はスラリスが大好きだよ」
スラリスは赤面で照れる。しかし、騙されてると瞬時に判断し、また怒り出す。
「適当なこと言ってんじゃねえ!!じゃあ王都にいる時、おいらのこと何回思い出したよ!!」
「スラリス。思い出は回数じゃないんだ。密度だと俺は思う」
「誤魔化してんじゃねー!!!!」
スラリスはぽろぽろ涙をこぼし、思いの限り叫ぶ。少しふざけたけど、スラリスにはきちんと説明しておくべきだろう。
「スラリス、本当にごめん。折角友達になれたのに、俺はもうここには戻ってこれない」
「・・・・・・・」
「どうしても行かなくちゃならないところがあるんだ。けれどね、スラリス」
スラリスにそっと近づき、抱き上げる。ひんやりして、とてもぷにぷにして気持ちがいい。このゲームは主人公に厳しい世界だ。けれどこのスラリスの存在が一体どれだけ癒しになったのか、きっと君は知らないんだろう。
「スラリスと一緒にこの畑を耕したことは本当に楽しかった。きっと、俺がここを去ってからもずっと色褪せない思い出として残る。君に会えて本当に良かった。ただそれだけは伝えたかったんだよ」
スラリスは黙って聞いているが、けれどぽろぽろと涙を流し、俺に体を寄せる。けれど、やはり受け入れられないのか、体を震わせてぴょんと俺の腕から飛び出る。
「ばーか!!絶交だ!!ばーか!!!」
そして結局スラリスと仲直りが出来なかった。そうやって寂しがってくれるのは辛いものの、嬉しくもある。
翌日俺のベッドの端には一輪の花が置いてあった。きっとスラリスだろう。森で一生懸命探してくれたのだ。俺はそれを大切に拾い、大切にカバンにしまった。
武器も用意し、防具も整えることが出来た。一人分用意すればいいだけなので存外早く終わったのである。ソラスは偶にどこかに抜け出し、帰ってきたかと思うと大量の鉱石を俺にくれた。ミスリルとかも混じってた。しかし装備だけにこんないいものを消費しきることは出来なかったので、せめて俺がいなくなった後にスラリスの農作業が少しでも楽になるように、農具の強化もしていった。
食料の準備も同時並行でやっていく。とはいっても向こうでガッツリ食べることはないと思うので、プリマヴェーラからパンを買ってサンドウィッチにしたり、スープとか作れるように材料だけは準備していく。
カバンは今まで少しずつ拡張していった甲斐もあり、思ったより余裕をもって物を詰めることが出来た。寝具などは王都に行ったときに買い取った分があるのでそれを持っていく。まるで修学旅行の前の旅支度のようでわくわくする反面、裏を返せばこの世界から去るという「終活」という見方もできるので、そう思うと段々悲しくなってくる。自分の私物も片づけていたら、トゥルニテから不思議そうな顔をされた。何とか誤魔化したが。
そして物資を整え、残すはあいさつ回りのみだ。
「・・・・・・え?二人で討伐?お前ら馬鹿?」
最初の挨拶はシュトルムにすることにした。王都以来会えずじまいだった俺たちのことを確認しに家に寄ってきてくれたのである。事情を説明すると突然罵倒された。
「え、ルナリオが魔王を討伐するの?ルナリオ農家なのに?なんで?」
すると近くにいたアウトーメルも聞いていた。グレーのショートヘアーを風にたなびかせ、ひょこひょこと近づいてくる。こういう時だけ耳がいいな。
「俺じゃなきゃ討伐できないんだよ。だから別れの挨拶をしに行こうと思ったんだけど今日は二人ともここまで来てくれてよかったよ」
「別れ!?!?!?待て待て待て」
しまった、ニュアンスを間違えて、まるで死地に赴くような話し方をしてしまった。
「あ、ああ違うよ。別に死にに行くわけじゃないから。ただその・・・・・・・ここには戻ってこれないかなあ・・・・・・と」
「お前どこかに移住する予定でもあんのか!?」
「いや違うから!!」
「やだよルナリオ、せっかく仲良くなれたのに行かないでよ!!」
2人から詰め寄られる。駄目だ、何を言っても誤解しか招かないぞこれは。見かねたソラスが畑仕事を中断し、こちらに寄ってきた。
「大丈夫です。必ず僕がルナリオを生きて返しますから」
「いや確かにお前は強ぇけどよ・・・」
「約束を反故にしたら僕を殺してください」
俺はぎょっとした。ここに帰るつもりはないからだ。俺が行くとソラスが殺されるってそんな約束しないでほしい。これは念のために、死ぬわけではないけど遺書をこっそり残しておく必要がある。
「そんな約束はしないから!!はい、二人とも帰った帰った!!!」
「おい待て話は終わってねえぞ!!」
「ルナリオ、辛いことがあったら私に話してよー!!」
2人の背中をぐいぐいと押して敷地外に出す。こちらに戻ってきそうな予感がしたので、開発した風魔法に乗って俺は空を飛んだ。経験値が上がって前よりも自由に魔法が打てるようになったので、こんな芸当も出来るのだ。地上から二人の罵声が聞こえるが、俺は次に挨拶しに行く人のもとへ行った。
「そうです、か。しばしの別れですね」
「何か僕に協力できることはありませんか?何でも言ってくださいね」
次に会ったのはプリマヴェーラ・レイン・ヨルデの三人だった。兄妹が話している中、雑貨屋にヨルデがやってきたらしい。ヨルデはこの地で勤められる教会を見つけた。引っ越し先の準備や家具のためにしばらく雑貨屋に入り浸る必要があるとのことだ。
さっきの失言を反省し、しばし家を空けるという方向で話を進めた。すると穏やかな三人は自分のことのように悩み、手助けしようとしてくれている。
「引き続きスラリスのことを託すと思います。ぜひ、気軽に家に来てあの子と遊んでいただけたら」
そう、気がかりなのがスラリスだ。あの子はさみしがりで、孤独を嫌う子だ。王都の時も俺たちが出発する際に裏で泣いていた。そして今朝も事情を説明したらめちゃくちゃ怒られた。「やっと帰ってきたと思ったらもういなくなる!!!ルナリオの馬鹿!!!」と叫んでどこかへ行ってしまった。つまり俺とスラリスは喧嘩中なのだ。
「ルナリオさん。私は治癒魔法も出来ます。どうか私を連れて行ってください」
ヨルデから申し出があった。しかし、ソラスが「二人がいい」と言っていたことを説明し、一応は納得してもらう。一方兄妹はなにやらひそひそと喋りこむ。
「ねえ兄さん。あの騎士様、相当独占欲が強いですね。私は最初は気が付けなかったのだけど、行動の端々から重い感情が見られますから」
「そうだね…僕の時も初対面で兜越しに睨まれたよ。態度には出ないよう、かなり気を使ってるっぽいけど」
2人が何を喋っているか全然聞こえないが、二人とも仲良さそうでよかった。僕は三人に手を振り、その場を後にした。
「にゃー…。女神のまどろみぃ…。最近のアタシ、商運悪すぎるにゃぁ…」
エシュタスがいた。彼女は王都にいた気がするのだが、また辺境に戻ってきたのか。そういえば「女神のまどろみ」は教会から回収されたので、エシュタスはがっかりしているようだ。
「ルナリオきゅん…なにかいい儲け話ないかにゃあ?そうだ、勝手に騎士様グッズ作っちゃおうかにぇ」
「ソラスから訴えられるからやめた方がいいよ」
簡単な挨拶から始まり、彼女にも事情を大まかに説明していく。
「そっか!!魔王を討伐出来たらまた平和記念特需がはじまるにぇ!?ありがとうルナリオきゅん!!」
行ってしまった。今のが最後の会話になるのは寂しいが、まあ俺達らしくていいか。
さて、インヴェルノさん達とは距離があるし、マルグリット妃は魔物の大群の処理で相当忙しいらしい。挨拶はこれくらいして、俺は家の隣の森へと向かった。俺が初めて畑を耕していた時、スラリスが現れた森だ。ふてくされて家を出ていき、きっとスラリスはそこに行ったと想像する。
俺は徒歩で家の方向へと戻る。シュトルムたちは帰ったようだ…というか俺を探しに街に行っているようだ。森にはやはりスラリスがいた。ふてくされたように森の中でじっとしている。
「スラリス」
「キー!!バカ!!嫌いだお前なんて!!」
「そんなことを言っても、俺はスラリスが大好きだよ」
スラリスは赤面で照れる。しかし、騙されてると瞬時に判断し、また怒り出す。
「適当なこと言ってんじゃねえ!!じゃあ王都にいる時、おいらのこと何回思い出したよ!!」
「スラリス。思い出は回数じゃないんだ。密度だと俺は思う」
「誤魔化してんじゃねー!!!!」
スラリスはぽろぽろ涙をこぼし、思いの限り叫ぶ。少しふざけたけど、スラリスにはきちんと説明しておくべきだろう。
「スラリス、本当にごめん。折角友達になれたのに、俺はもうここには戻ってこれない」
「・・・・・・・」
「どうしても行かなくちゃならないところがあるんだ。けれどね、スラリス」
スラリスにそっと近づき、抱き上げる。ひんやりして、とてもぷにぷにして気持ちがいい。このゲームは主人公に厳しい世界だ。けれどこのスラリスの存在が一体どれだけ癒しになったのか、きっと君は知らないんだろう。
「スラリスと一緒にこの畑を耕したことは本当に楽しかった。きっと、俺がここを去ってからもずっと色褪せない思い出として残る。君に会えて本当に良かった。ただそれだけは伝えたかったんだよ」
スラリスは黙って聞いているが、けれどぽろぽろと涙を流し、俺に体を寄せる。けれど、やはり受け入れられないのか、体を震わせてぴょんと俺の腕から飛び出る。
「ばーか!!絶交だ!!ばーか!!!」
そして結局スラリスと仲直りが出来なかった。そうやって寂しがってくれるのは辛いものの、嬉しくもある。
翌日俺のベッドの端には一輪の花が置いてあった。きっとスラリスだろう。森で一生懸命探してくれたのだ。俺はそれを大切に拾い、大切にカバンにしまった。
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