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溺れ螺旋
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先の事を計算しながら賢明に生きる道と
己に恥じぬ生き方を通す道
俺にはその両方にしか筋が見えていないのに
そのどちらも突き進めない。
どちらも中途半端に続いている。
見えない中を彷徨い何を思うか。
周りを見渡すと人間、それぞれ前を向いて歩いている。下を見て歩いている俺とは違い、芯を持って歩いているように見える。
すると俺は呑まれる。俺だけ何やっているのかと。寂しさの巨波に自分は呑まれる中で孤独を感じた。呑み込まれた寂しさに徐々に深く遠く沈んでいっていった。周りの音が聴こえず孤独そのものだったそのとき、
ふと自分の声が聴こえた。
このままではいけない。
そう、このままでは世界の隅に追いやられる気がして俺は一心に調和を求めた。
皆の輪に飛び込んだ。皆は笑っていた。
俺も笑ってみた。全然笑えなかった。
楽しげな空気の出来上がった場に一人俺だけ異物が、調律の取れたメロディにノイズが加わり俺だけが邪魔そんな感覚。
『皆 何が面白いんだろう。』
そう思ったがすぐに首を振り
自分を周りに馴染まそうとやってみた。
できなかった。わからなかった。
皆は自然に笑ってて自然にやってるのに。
どうすればいい、解決策は?
俺と皆の違いを考えた。するとさっきの疑問がより鮮明に浮かび上がる。
『皆何がそんなに面白くて笑っているんだ。』と。
その時俺はその場の誰よりも冷静で止まっていた。
そして気付いた。周りの人達と考えが違っていた。
寒くなってきた。
考えの違う人達といるとその場に流れる風が冷たく感じた。
感度を増した皮膚が空気を感じ、その空気が身に染み渡る冷たさを。そして俺を更に孤独にした。
考え方が違った。
俺には無くて皆が持っているもの。
最初はそれが欲しくて飛び込んだ。
間近でそれに触れると大したものでなく感じた。
必要ではあるのにそれを持ちたくない。
皆が持っている人との繋がり。
それにより人は安心する。
俺も人と繋がろうとした。安心に手を触れていたかった。
しかし、間近でそれに触れると凄く嫌な面が見えた。落ち着いてしまった。
その人をもうあまり見たくなかった。
次第に人との繋がりが必要でなく感じてきた。
俺は戻った。元いた場所に戻ってそこから人を見た。俺にはそいつらが人形に見えた。
それから俺は一人で生きていきたいと思った。
最低限のラインに達するまでは努力をしようと決めた。
少しの目標ができた。
ざっくりとしたそのイメージを歩もうと
道を歩き出した。
大きな山がいくつか見えているその道を
いくつか越えれば淡い目標に達する事ができる。
俺は歩いた。初めて歩くその道は不馴れで足場も悪かったりもして、なんせ、わからない。
わからないから前に歩いた道でのやり方を試したりした。
上手くいったりいかなかったり
経験を用いても上手くいかないとき
人は悩むものらしい。こういうとき天才は瞬間を掴んで上手くいったりもするらしい。俺は勿論悩んだ。
道は続いているのにこれ以上進めない。
足を前に踏み出しているのに前に進めていない。
意味がわからない。
自分でも何が悪いのかわからないのに
現状は悪い。
そうなった時俺は考えた。
その場に座り込み深く考え出した。
すると更にわからなくなってきた。
普通に歩く事の意味がわからなくなったりした。
何でこの先歩めないのか
今までは歩けば歩けた。
今回は違う。歩いているのに直立しているような。
まるでピザを食べている気で実際はおにぎりを食べているような
全然違う事をしている。
それだけはなんとなくわかってきた。
こうするべき
こうあるべき理想の自分と、
自分のそのときそのとき思う感じる本心
その二つが中々噛み合わない。
仕方がないから自分を殺してするべき行動をする。
身体が重い。自分の死体を引きずって歩いているような。
自分の体が思い通りの動きをしてくれない。
どこかに理由はあるはずなのに、
自分でもわからない程に余裕を無くしている。
暗闇の中を必死に走って壁にぶつかってたりもがきあがいて
一緒に心に負担をかけてわからない恐怖の中を突き進む。
己に恥じぬ生き方を通す道
俺にはその両方にしか筋が見えていないのに
そのどちらも突き進めない。
どちらも中途半端に続いている。
見えない中を彷徨い何を思うか。
周りを見渡すと人間、それぞれ前を向いて歩いている。下を見て歩いている俺とは違い、芯を持って歩いているように見える。
すると俺は呑まれる。俺だけ何やっているのかと。寂しさの巨波に自分は呑まれる中で孤独を感じた。呑み込まれた寂しさに徐々に深く遠く沈んでいっていった。周りの音が聴こえず孤独そのものだったそのとき、
ふと自分の声が聴こえた。
このままではいけない。
そう、このままでは世界の隅に追いやられる気がして俺は一心に調和を求めた。
皆の輪に飛び込んだ。皆は笑っていた。
俺も笑ってみた。全然笑えなかった。
楽しげな空気の出来上がった場に一人俺だけ異物が、調律の取れたメロディにノイズが加わり俺だけが邪魔そんな感覚。
『皆 何が面白いんだろう。』
そう思ったがすぐに首を振り
自分を周りに馴染まそうとやってみた。
できなかった。わからなかった。
皆は自然に笑ってて自然にやってるのに。
どうすればいい、解決策は?
俺と皆の違いを考えた。するとさっきの疑問がより鮮明に浮かび上がる。
『皆何がそんなに面白くて笑っているんだ。』と。
その時俺はその場の誰よりも冷静で止まっていた。
そして気付いた。周りの人達と考えが違っていた。
寒くなってきた。
考えの違う人達といるとその場に流れる風が冷たく感じた。
感度を増した皮膚が空気を感じ、その空気が身に染み渡る冷たさを。そして俺を更に孤独にした。
考え方が違った。
俺には無くて皆が持っているもの。
最初はそれが欲しくて飛び込んだ。
間近でそれに触れると大したものでなく感じた。
必要ではあるのにそれを持ちたくない。
皆が持っている人との繋がり。
それにより人は安心する。
俺も人と繋がろうとした。安心に手を触れていたかった。
しかし、間近でそれに触れると凄く嫌な面が見えた。落ち着いてしまった。
その人をもうあまり見たくなかった。
次第に人との繋がりが必要でなく感じてきた。
俺は戻った。元いた場所に戻ってそこから人を見た。俺にはそいつらが人形に見えた。
それから俺は一人で生きていきたいと思った。
最低限のラインに達するまでは努力をしようと決めた。
少しの目標ができた。
ざっくりとしたそのイメージを歩もうと
道を歩き出した。
大きな山がいくつか見えているその道を
いくつか越えれば淡い目標に達する事ができる。
俺は歩いた。初めて歩くその道は不馴れで足場も悪かったりもして、なんせ、わからない。
わからないから前に歩いた道でのやり方を試したりした。
上手くいったりいかなかったり
経験を用いても上手くいかないとき
人は悩むものらしい。こういうとき天才は瞬間を掴んで上手くいったりもするらしい。俺は勿論悩んだ。
道は続いているのにこれ以上進めない。
足を前に踏み出しているのに前に進めていない。
意味がわからない。
自分でも何が悪いのかわからないのに
現状は悪い。
そうなった時俺は考えた。
その場に座り込み深く考え出した。
すると更にわからなくなってきた。
普通に歩く事の意味がわからなくなったりした。
何でこの先歩めないのか
今までは歩けば歩けた。
今回は違う。歩いているのに直立しているような。
まるでピザを食べている気で実際はおにぎりを食べているような
全然違う事をしている。
それだけはなんとなくわかってきた。
こうするべき
こうあるべき理想の自分と、
自分のそのときそのとき思う感じる本心
その二つが中々噛み合わない。
仕方がないから自分を殺してするべき行動をする。
身体が重い。自分の死体を引きずって歩いているような。
自分の体が思い通りの動きをしてくれない。
どこかに理由はあるはずなのに、
自分でもわからない程に余裕を無くしている。
暗闇の中を必死に走って壁にぶつかってたりもがきあがいて
一緒に心に負担をかけてわからない恐怖の中を突き進む。
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